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異世界最強クリエーター  作者: チャッピーミイタン
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第130話 治療

「ようこそ北神国へ、大魔王様お待ちしていましたよ」


「遅くなってしまいましたね」


「早速ですが何かお困りのことはありますか」


「まあ困ってると言うか自然現象なのですが、この北神国は北に行けば行くほど寒くなるので作物なのはなかなか出来ません。それが困ると言えば困ることですね」


「そうですか。さすがにそれはどうにもなりませんね」


「あなたは蘇生の魔法が使えるんですよね」


「はい、使えますよ」


「それでは蘇らしてほしい方がいるんですが」


「でも蘇生魔法ならあなたも使えるのでしょう」


「使えますがあまり大きいと私にはちょっと無理なのです」


「そんな大きい人なんですか」


「見てもらえればわかりますよ」


連れて行かれたのは山の洞窟だった。中には50メートルはある地竜が横たわっていた。


「この方は土地神様ですか?」


「はいそうです。北神国の土地神様です。怪我で去年亡くなられました」


「火山の噴火からみんなを守って亡くなったのです。自分が治せるかと思って冷凍保存しておいたのですが···無理でした」


「分かりました。やってみましょう」


冷凍してあるので、まず温度を上げて解凍した。体のあちこちに傷があったので治癒魔法で治した。


「エクストラヒール」


そして蘇生魔法をかける。


「リバイブ!」


うむ。手応えはあった。必ず蘇るはずだ。


「う···ううーむ···私は確か死んだはずでは?」


「土地神様!よかったです。こちらの大魔王ナオト様が蘇えらせてくれました」


「おお、そうか。礼を言うぞ。大魔王ナオト」


「いや蘇ってよかった」


土地神様とガブリエルはしばらく話をしていたがやがて土地神様が自分の住みかへと戻っていった。


「さすがですね。魔王ナオト。あの大きさの土地神様を蘇らせることができるなんて魔力が私とは段違いです」


「魔力は前から多かったんだよ」


「あとは何かあるかい?」


「いえ、もう十分ですよ。疲れたでしょう。今日はゆっくりなさってください」


「そうか?それじゃあ休ませてもらうよ」


案内された宿はノースホーリーランドの中にあるガブリエルの家だった。


中々立派な家で大きなホテルのような屋敷だった。


従者たちは別室に通されたようだ。


「私は当家の執事をしておりますザナキエルと申します。まずお風呂にご案内いたします。こちらへどうぞ」


「ああ、はい。ありがとうございます」


案内された風呂がまた大きくどっかのホテルのお風呂のような感じだった。


「いやーこの前のおもてなしは良かったけど、こうやって一人で入るのも 落ち着いていいなあ」


などと言っていたら、どやどやと侍女たちが大勢で入ってきた。


「大魔王ナオト様お手伝いいたします」


「いや、そんなに気を使わなくてもいいですよ」


「そうは参りません」


侍女たちは10名で全員裸で年齢は14、5歳ぐらいかな。本当にみんな若い。何か情報でも伝わってるのだろうか。俺はロリコンじゃないんだが。


「大魔王様こちらにどうぞ」


みんなで至れり尽くせりで俺の体を洗ってくれた。お返しにみんなの体はちょっと洗ってあげたら気持ちよくなって倒れてしまった。しまった。魔力を込めすぎてしまったらしい。


風呂から上がると食堂の方へ通された。そこにはガブリエルがドレス姿で待っていた。


「ようこそ当家にいらっしゃいました。どうぞ今夜はゆっくりしていってください」


「ありがとうございます」


「大魔王様の魔力の多さはすごいですね。私などとは比べ物になりません」


「確かに魔力は多いのかもしれません。ですが技術的には同じだと思いますけど」


「あなたのような素晴らしい方は見たことがありません。よろしければ後日で結構ですのでそのお力を貸していただけますか」


「はい大丈夫ですよ。作業はそんなにかからないと思いますから」


「我が国にも親衛隊や突撃隊はいます。ぜひ稽古をつけてほしいのです」


「ラファエルのところの者が大魔王様に稽古をつけてもらい随分力をつけたという話を聞きましたので」


「それならいくらでもお手伝いできますよ」


「助かります。あと、私のところには 私の跡継ぎとして蘇生魔法を習得しようとする者たちが何名かおるのですが その者たちを今夜から鍛えてほしいのです」


「今夜からですか」


「はい、大魔王様の魔力を受けると技術的にも向上しますし魔力も増えると聞きましたので」


「ひょっとして魔法の使い手というのはみんな女性ですか」


「はい。蘇生魔法は代々女性が受け継いてきましたので」


「分かりました」


まあそういうことなら頑張って魔力を分けてあげよう。


寝室には蘇生魔法の習得を目指している女の子達が7人ほどネグリジェ姿で待っていた。


「「「よ、よろしくお願いします」」」


「はい。それじゃあ皆さん行きますよ。頑張ってくださいね」


「「「はい!」」」


「はあ〜ん.何これ〜」


「き、気持ちいい〜」


「ああ〜ん。だめ〜」


みんな3分位で倒れてしまったので修行はそこで終了となった。


「あれ?なんでガブリエルさんがここに?」


「いえ、私も魔力がほしいので」


「そうですか。それじゃあガブリエルさんには直接魔力を流し込んであげますよ」


「はい」


「では行きます」


「はあ〜ん。こ、これほどとは。ああ〜ん」


さすがガブリエルさん。もう5分は頑張っている。


しかしさすがに気絶してしまった。少し休んで意識が回復するとまたお願いされた。


3回ほど繰り返して就寝してもらった。

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