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異世界最強クリエーター  作者: チャッピーミイタン
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第128話 肥沃な大地とおもてなし

次の国に旅立つ前に土地神様に挨拶をしていこう。土地を肥やすための魔法も教えてくれることになっていたからな。


「こんにちは。土地神様」


「ははっ大魔王様。わたくしお約束通り真面目にやっております」


「あーそれで他の地に行く前に土地を肥やす方法を教えてくれないか」


「魔王様ならば簡単です。魔力を土に流せばいいのですよ」


「え?そんなことでいいの」


「はい、どうぞ行ってみてください。見ておりますので」


「こんなもんかな」


「あーそろそろやめたほうがいいと思います。もう十分です」


なるほど木々が育って草花も大きくなっている。土が肥えているのが一目でわかる。


「なるほど。ありがとう。またね」


「はっ」


俺たちはガブリエルとウリエルに連絡を取り転移で前に話し合った場所に飛んだ。


「こんにちは。3週間ぶりです」


「本当に長かったわ」


「そうですね」


「それで次はどちらの国に行けばいいのですか」


「南神国です」


「ウリエルさんの国ですね」


「はいそうです」


「ちなみにどうやって順番を決めたのですか?」


「くじ引きです。3回やって3回とも私が勝ちました」 


「この子がこんなにくじ運が強いなんて知りませんでした。私の国が最後になりますね」


「それじゃあ行きましょう」


円盤の中で聞いてみた。


「それでウリエルさん。何か困ってることはありますか?もしあるならばそちらを先に何とかしますが」


「はい。この南神国は南に行けば行くほど温度が高くなります。そして土地が痩せています。一番南の方は砂漠化しています。雨が降らないのが原因ですが大きな川がないのも理由のひとつです。これをできれば何とかしてほしいのです」


「なるほど。自分で見てみましょう」


なるほど南神国の南半分は土地が痩せているのが分かる。そして一番南の方は砂漠化している。


「あの東西に流れる太い川を南に向ければなんとかなるんじゃないですか」


「そうですね。そんなことができれば可能性はあると思います」


「ではやってみましょう」


「え?どうやってですか?」


「まあ任せてください」


円盤の操縦をアイに代わってもらい 俺はフライで外に出る。


上空からレーザービームを撃ち地面に切れ込みを入れる。


飛びながらレーザービームを放ち地面に切れ込みを入れながら南へ飛び続ける。


集落はかわしてレーザービームをぶちこみ続ける。南ヘ飛びながらひたすら続ける。2時間かけて約3000キロメートルの溝を掘った。


円盤で元の川まで戻り、川の支流を作る。水が流れだし新しい川ができた。


地面に魔力を流し込む。段々と土地が肥沃になっていく。夕方までこれを繰り返した。


「ふう、今日はこんなもんかな」


「す、すごいですね。土地が生き返リました」


まだ南には砂漠がある。だが2日もあれば全ての土地を肥沃にできるだろう。


「お疲れでしょう。今日はもう帰ってお休みください。今日の宿に案内しますわ」


「よろしくお願いします」


着いた所はサウスホーリーランドの中の町だった。


「ここは誰かの家ですか?」


「はい。私の家です。ゆっくりしていってくださいね。今お風呂を用意します。食事はできてると思いますので」


「すみませんね」


「広くていいお風呂だな。いい湯だ」


「お湯加減はいかがですか?」


「ウリエルさん?なぜここに?」


「領主としておもてなしをするのは当然です。お背中くらい流しますよ」


「なぜ裸なんですか」


「おもてなしですよ。おもてなし。ミカエルから聞きましたよ」


「そんなに気を使う必要はないですよ」


「そうは参りませんよ。さあみなさんもお手伝いなさい」


「「「「「はーい」」」」」


出てきたのは全裸の美女たちだった。うわーすごい!この娘たちはウリエルの侍女かな。


12歳から16歳くらいの女の子が10人も。いくらなんでもちょっと若すぎないか。


「ちょっと若すぎやしませんか」


「ミカエルから聞きましたよ。姪のレミエルちゃんと婚約したそうじゃないですか」


「あれは断ったつもりなのですが」


「ミカエルは喜んでいましたよ。それに比べればこれくらい」


「でもこの娘たち私の魔力に当てられたらいっちゃいますよ」


「いいのですよ」


「はあ」


俺の体を洗ったりマッサージをしてくれるのだが体から漏れ出た魔力にみんな当てられて気持ちよくなってしまった。


「ウリエル様気持ちいいです」


「はあ〜ん」


「もうだめ〜」


「ほら、だから言ったのに」


みんなぐちょぐちょになって倒れてしまった。


「あらあら、すごいですね。でも大丈夫です。侍女はたくさんいますから」


「そういう問題ではないのですが」


侍女たちは他の侍女たちが運んで行った。俺は風呂からあがりベッドに行く。


ここでも侍女たちが色っぽい格好で待っていた。まだおもてなしをするつもりだろうか。まあ断る理由はないんだが。


あまりにも若い娘はなでて気持ちよくなってもらった。


「はあ〜ん。大魔王様すごい!」


「ウリエル様もうだめです」


「ああ〜ん」


すごいな。まさに酒池肉林だなこれは。みんな気絶してしまったのでベッドの上に寝ていてもらう。


仕方がないので自分のルームに入って寝ることにした。


次の日


大陸の南の方を飛んで回り魔力を流して土地を肥沃にしていった。もうどこにも砂漠はなくなっている。


「土地の方はこれで片付けましたね」


「本当にすごい方ですね。ありがとうございます」


この後転移門を作り、農地作りに移っていった。


その間にも毎晩おもてなしは続いた。 俺はとても嬉しかったが本当にいいのかな。こういうおもてなしもありかな。

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