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異世界最強クリエーター  作者: チャッピーミイタン
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第8章 諸国漫遊編 第101話 新婚旅行

ベルフェゴールを返した後、嫁たちに呼ばれた。なんだろう。


「ちょっとナオトさん。ベルフェゴールをどうするつもりですの」


「どうするって、戦争するよりは仲良くしといた方がいいかなと思っただけだけど」


「こちらに引き込むつもりっすか」


「まあ機会があればだけど」


「ナオトー順番が違うのー。まずはネフィちゃんなのー。あとバイモンさん」


「ネフィちゃんはわかるけどバイモンさんもなの」


「やっぱりわかっていませんですわ」


「当然すよ。あの顔を見たら普通わかるっす」


「そうかなー」


「とにかくけじめをつけるのー」


「嫁さんの5人になっちゃうんだよ。体力が持たないよ」


「全然平気なのー」


という嫁たちの意見もあったが確かにはっきりさせなければならない。ということでとりあえず聞いてみることにした。


「ネフィちゃん!結婚しよう」


「はい。うれしいです」


俺はネフィちゃんに婚約指環を渡す。 これからはお互い名前で呼び合うことに決めた。


「バイモンさん。結婚しよう」


「はい。おおせのままに」


代わり映えのない言葉で申し込んだが あっさりOKしてもらえた。信じられん。


するとどこからかこの事を聞きつけたフレイムちゃんが文句を言いに来た。


「なんであたいのとこには来ないんだよ」


「だってお前は強くなりたいんだろう。俺とつがいになりたいのか?」


「うん」


「わかった。それならば結婚しよう」


5人でも6人でも同じようなもんだ。それから先は早かった。各魔王達に結婚式を執り行う連絡を取る。


魔国にも結婚式はあるのだ。新郎新婦のそれぞれ最も信頼のおける人物から 一言祝福の言葉をもらえればいいのだ。


俺の場合はリリスになる。ネフィは魔王アザゼル。バイモンはドリアード。フレイムはフレイムのお母さん。


バイモンには母親はいなかったので森の主のドリアードがやってくれることになった。



そして結婚の日当日


「ネフィ幸せになりな」


「ナオト、ネフィを幸せにするんじゃぞ」


「はい。誓います」


「ありがとうございます〜」


「バイモンさん幸せになってください。森の者みんなが祝福します」


「フレイムやいい男を射止めたな。幸せにおなり」


「必ず幸せにします」


俺はその後3人に誓いのキスをする。そして指輪の交換をした。


その後は例によって宴会となった。どんどん食べ物を運んでもらってみんなで楽しく過ごすことができた。


「いやははは、めでてーなナオトよ」


「本当にめでたいのう。早く孫の顔が見たいのう」


「俺はまだこの世界に来て1年少しだぞ。ということはリリンだってそれぐらいしか経ってないんだぞ。大丈夫なのか」


「うん、さすがにもう少しかかるかのう」


丸1日ぐらい宴会をしていたが、お開きになってみんなそれぞれ帰っていった。本当にこっちの連中は飲むのが好きだな。


宴会の後嫁たちに呼ばれた。今度は何だ。


「困った事が起きたのー」


「いったい何だい?こんなおめでたい時に」


「エレンミアとシャーロットの領地が戦争に参加することになったのー」


「戦争?また帝国が攻めてきたのかい」


「いや違うんす。帝国と小国家群が争っていたんですけれども、小国家群が一致団結したっす」


「それでスナック王国も参加してほしいっていう要請があったのです」


「それを王様が受けたのかい」


「そういうことっす」


「帝国はルシファーと繋がってるからなあ。また何か厄介なことを仕掛けてこなけりゃいいけど」


「こっちはこっちでアスタロトやルシファーと睨み合ってるのー。だからみんなで行くわけにはいかないのー」


「すると今回はエレンミアとシャーロットだけで行くということか」


「そうか魔国の戦争ではないからな。ヴァルキリーを出すわけにもいかないし、しかし家族が離れ離れで戦うというのはあまり感心せんな」


「でも3人には大切な時期なの。これぐらい私たち3人でできるのー」


あーなるほど妻としての格を見せたいわけね。


「ここはリリンもいるしヴァルキリーもいるので大丈夫だろう。エレンミアとシャーロットの方が心配だな。ゴーレム100体で何とかなるのかい」


「「はい、大丈夫です」」


「それでその間、俺は何をしてればいいんだい」


「もちろん新婚旅行なのー」


「しかし片方では戦争が起きてるってのに旅行ってのもねー」


「もちろん期間は2週間っていうことで、その間で行って行ってきてほしいのー」


「分かったよ。そこまで言うなら行きますよ」


ただしエレンミアとシャーロットのゴーレム100体だけでは心配なのでルイーネとアイをつけることにした。


「それでネフィ、バイモン、フレイムどこに行きたい?」


「「「はい、ナオトさんの故郷に行きたいです」」」


最初から相談してあったようで俺の故郷に行きたいということだった。


確か前行った時はネフィは小さかったし、バイモンとフレイムはいなかったような気がしたな。


「分かったよ。ただし2週間は長いので1週間にしてよ残り1週間は魔国の自分の領地を回ってみないか」


「「「分かりました」」」


みんな出払ってしまったので従者はアベイル1人だけになった。ということは今回の旅行は5人ということだな。

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