よくあるけど普通はありえない異世界転生
蚊になった異世界転生なんてある?多分ないだろ!面白そうだから作ってみた。
俺、羽鳥慎吾は灼熱の太陽が照らす交差点で信号を待っていた。
信号が変わり、俺は踏み出したが周りから叫び声が聞こえる。右を見てみると高速でトラックが突っ込んできた。
全力で俺は回避すると今度はトラックが転んで俺を下敷きにしようと襲い掛かる。周りには1人だけいた。とてつもなく綺麗な女性が恐怖のあまり、足が動いてなかったようだ。俺は意を決し、ゆっくりとなった世界で彼女の元へ走り出す。
「間に……合ええええええ!!!」
彼女を突き飛ばし、俺はそのまま下敷きとなった。その時に見た今までの記憶がゆっくりとした世界で流れていく。これが走馬灯か……と思いながら目を閉じ、俺は潰された。
目を覚ますなど有り得ないことだが、目を覚ますとなぜか森の中だった。
「ここは?」
俺は混乱した。俺は死んだんじゃないのか?俺はなぜ意識がある?ここは天国か?地獄か?それとも別の場所か?無限に頭の中に疑問が沸き上がる。しかし、頭の中に一つの言葉だけが答えのように浮かび上がる。そんな訳が無い。俺はそう切り捨てながらその言葉を呟いた。
「ステータスオープン」
種族 蚊『始祖』
名前
性別 男
固有スキル
【吸血】
【吸血模写】
こうして俺は蚊になって異世界を生きる事になった。
何も考えずに作ったので気合で頑張る