1/8
1
中身はありません。一話あたりが少ないです
気持ちのよい昼下がり。ここはヴァリウス王国の王都の城下。二人の人影。
「こんにちは。仕事は?」
「…お前だけには言われたくないな。息抜きだ息抜き」
二人とも外套のフードを目深に被っているため一見不審者だ。
「失礼な。私だって仕事してますよ。ほら、これからだって仕事ですし」
「胸に手を当ててお前の住所と本職を思い出せ」
「……後宮の妾妃、ですね。はっ!まさか夜這いをかけろと!?」
「……消し炭にされたいのか」
男の方が白い指先に炎をともす。女の方は平坦な声色を器用に使い分けて笑う。
「冗談ですよ。そんなことをする前に、あなたが夜這いに来るでしょう?」
「お前のとこには旨い酒があるからな」
「伊達に稼いでいませんからね」
女はそろそろ…と暇を告げる。
「それでは、また」
「ああ。旨い酒でも用意しておけ」
「国王陛下の命とあれば」
冒険ギルドでずば抜けた強さを持つ“ナナシ”と“ユイ”。彼らがこの国の妾妃と国王であることを知る人は少ない。
コメディーの練習です
こんな感じで続きます
有難うございました