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対角

私に剣を刺したのは誰だ


複数の剣が刺が光り


複数の剣が錆びている


夜が明けて


朝となる寸前


花は色をつけて


一生涯忘れることの出来ないようなたたずまいを見せる時間


淡々と散歩コースをいつものように歩く


冷えた風吹くこの時間を流れ落ちる汗をそのままにして歩く


薄い色の薔薇が民家の壁一面に咲いている


花びらが落ちて


いつもは硬質で殺風景な道路に優しさの形を残している


民家に住む人々からの


無言の朝の挨拶


おおらかな気持ちを普段から共有できない人々が住む町



「おはようございます」



と声をかければ


全身で喜びを表し



「おはようございます」



と少年のようにはにかむ


そんな人見知りの住む町にある隠された知恵かと思う



冬になると


校区の対角に位置する通りに


寒椿の赤い花びらが敷きつめられる


互いに花を褒め合うこともなく


いつものように花を香りを楽しみ


この趣向を凝らせた人間に思いを馳せ


感謝と友情の思いを秘めて


今日一日をぶっきらぼうな顔をして暮らす


もうすぐ朝


眠りの余韻がまだのこる町に


朝がやってきた

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