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独白

干支というものが、すべてを決めていた。


生まれた意味も、死ぬ理由も。

誰が守られ、誰が捨てられるのかも。


私たちは、そこに数えられていなかった。


だからーー

斬られても、燃やされても、泣く資格すらなかった。


あの日、血まみれで倒れていた私を拾ったのは、

十二支でもなく、神でもなく、


ただのイタチだった。


けれどその獣は、笑いながら言った。


「大丈夫だ。殴り合えば、だいたい解決する」


それが、

干支に選ばれなかった獣が、世界を壊し始めた日の話。


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