相談(アイノ視点)※アイノです。
だいぶアイノの印象が変わる回だと思います。
飛ばしたい方は飛ばしてもそこまで影響はないと思います。
「失礼します」
「いいぞ」
そこにはシェントが一人でくつろいでいた。
(二人きり、か…よしっ素はだしていいよな)
「おいおい、そんなにくつろいで、仕事のほうは大丈夫なのかよ」
「お前の『それ』、久しぶりに見たな」
さらっと当たり前のように受け流すシェント。
「んま、にぃさんがいたしね」
「まぁ、そうだな。アワヤにはよく手伝ってもらっている」
「おい、私は抜きかいな」
「すまんすまん」
(いやぁ、ほんと、コンビできるんじゃあないか?この二人で、いや、にぃさんも入れとくか?)
「旦那、だぁれに育てられたかわかるかぁ?
旦那が生まれたとき、私11だったからな?」
「それに関しては…感謝しています」
「いやぁ、8歳位からノーワルド家に侍女としてはいって、2、3年したら母様から
『今日からあなたはシェントの世話係です』
って急に言われたからな…あんときはほんま、びっくりしたわ~」
「……いろいろと世話になった」
「んで?」
「ありがとうございました。ってこのくだり何回続くの?」
「おっ!心よむ魔法使えるようになったか?」
「ああ、おかげさまでな」
(そうかぁ…もう使えるようになったのか…ほんと、この人天才だな)
「っと、もうそろそろ仕事に戻らないと」
「あ、旦那様、ちょっといいですか?」
急に真面目な口調になった。
「なんだ?カノのことが?」
「ええ、そうです。こんなことでは、と思うかもしれませんが、彼女は好きな事がなかったそうです」
「……そうか。報告、ありがとう」
「報告とも取れるし、相談とも取れるぞ」
「一応侍女モードだったから報告ととったぞ」
「おいっ!一応素モードだぞ!」
「素モードってなんだよ」
「旦那様~よろしいでしょうか~」
「アワヤ!?」
「にぃさん!?」
「おい、アイノ。いるのかよ」
「おう、いるぞ」
アワヤがアイノを引っぱり出した。
「ってまさか…お前、旦那様の前で素のモードでしゃべったのか?」
「違うぞ?しゃべってないからな?信じてくれよ~」
上目遣いで見上げる。
「おい、ちゃんと侍女モードに戻れよ?」
「へいへ~い、わーかりましたよ~っと」
「わかってないだろ」
アワヤが圧強めで言った。
「旦那様に粗相をしたらアイノはもちろん、俺や家族も首チョッキンされるからな?覚えておけよ?」
「それ言ったの何回目……?」
「それほど大事っていうことだ」
「は~い、旦那様、失礼しました」
「失礼しました」
「それでは、私はこれで」
アワヤが心の中で
『早く帰れ』
と、言っていたので、その通りに帰った。
(さて、カノ様の様子をみてくるかな。もう遅いし)
最近あまりアクセス数などが伸びていないので、どうしたらいいんだろう?と考えた結果、これはいいんじゃないのか!と思ったのが
このような面白回です。
なんか面白要素がないことに気がつきました
(いまさらかい!ってツッコんでいいですよ~画面の向こうで受け取りますから)
丁度実家が関西なので、関西弁いれました。
今は関西には住んでいま………せん!(嘘かほんとかは、あなた次第)
後書き長くなってすみません。ここまで読んでくださり、ありがとうございます!