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「それでは…失礼します」

 ガバッ

「きゃぁっ」

服を脱がされた!?うそっ!

(は、恥ずかしい…)

なんで風呂掃除や薪割りで裸にならないといけないの?

「アイノ様…なにをするんですか?」

「アイノ様、ではなくアイノ、とお呼びください」

(話が通じてない!)

「あ、あの…アイノさ…ん、なんで裸になったんですか…?」

「?お風呂に入るからじゃないですか」

「へ?お風呂に…入る?」

「?はい」

「え?」

「本当です。なにを想像していたんですか?」

「…え?」

「とりあえず入りますよっと」

「えっ?え?」

何がなんだかわからないまま入らされた…。


中には侍女さんが2人いた。

「あの…あの方達は…?」

右の侍女さんが答えた。

「私はタア・モノルチです。お風呂関連を任されています」

肌はつるつるでほんのり白めのだ。

「ナア・モノルチです。タアの同僚です」

肌はタアさんに比べて少し黒い。

(って、え?モノルチ?)

私の疑問を察したのか、アイノさんが

「2人は双子ですよ」

と教えてくれた。

「「はい」」

返事もシンクロしている。

「と、いうことで、カノ様、きれいになってきてください」

「え?ええぇぇ?」


「それでは、こちらに座ってください」

「あっ、はい」

「髪から洗いますね」

タアさんが洗う。

(ん~いい香り…)

「痛くはありませんか?」

「はい。むしろ気持ちいです」

「よかったです」

絡まっているところも優しくほどいてくれるし、時々かかるお湯が気持ちい。

「次は体、洗いますね」

交代してナアさんが洗う。

「おぉちょっと大きめですね」

(み、みないで~)

でも、実力はタアさんくらい一流だ。


「それでは、湯船に浸かってください」

「はい」

(おお~やっぱりグールガ家とは格が違う)

広くて熱すぎず、冷たすぎず、気持ちい温度だ。

「マッサージしますね」

「あ、はい。ありがとうございます」

(ふぅぅやっぱり気持ちい…)

やばい、眠たい…でも…ここで寝たら……


「あっちゃー寝てしまいましたか」

「まぁいいじゃない。そっちのほうがやりやすいわ。続けましょ」



「起きましたか」

「あわわわわ、す、すみません」

(ね、寝ちゃってた…)

「それでは、準備も整いましたので、旦那様に会いに行きましょう」

「はい」

とうとう、縁談相手と会う。

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