ノーワルド家
とことこと、グールガ家から少し離れた場所まで歩いた。そして立ち止まった。
「ふぅぅ。とうとう地獄の家から脱出できました~どうしましょうか。あ、そうだ」
(ノーワルド家はどこでしょうか!)
合格結果を見るみたいにぱかっと地図を見た。
(ええぇぇ!!!ノーワルド家遠っ)
ここから3㎞ほど離れていた。
普段から家事か鞭打ちか寝るかしかしていなく、外へも行けなかったから運動などなにもしていない人が3㎞も歩けるのか!
馬車もなく、この身しか持っていない。
荷物はなかったのは幸いだ。
どおりで噂以上に喜んでいたのか。だが、今は行ったほうがいい気がする。勘だけど。
「よし、行くか」
ノーワルド家への道のりは、とにかく凄かった。なぜなら、右を見ても木、左を見ても木。前後を見ても木。森だった。
そのせいで方向を間違える事も何度かあった。
そんなこんなで2時間ほどで一応着いた。
意外と普通の豪華な屋敷だ。王族が住んでいるとは思えない。
「失礼いたします。縁談がきたカノ・グールガと申します」
「はい。カノ・グールガ様ですね。中へどうぞ」
(ひゃぁっ)
すぐ隣に侍女みたいな人が…しかもむちゃくちゃ無表情だし…こわぁい。
「まず案内するのは、風呂場です」
「はい。分かりました。なにをしたらよいでしょうか。薪割り?湯船のお湯をいれること?それとも、風呂掃除ですが?」
「……?」
えっ?私なにか変なこと言いましたか?私には侍女さんが困っていることがわからない…
「…まぁいいです。そういえば、自己紹介をしていませんね。
私はアイノ・コロトロスです。この屋敷の侍女頭をしています。カノ様をもてなせ、と旦那様に言われました。多分、今後はカノ様の侍女にもなると思います。これからよろしくお願いします」
「はい。よろしくお願いします」
そんな感じで話していたらいつの間にか風呂場につい…た。すっごい驚いた。
(むちゃくちゃ広すぎじゃんっっ!!)
そう。すごく、すごく広かった。
脱衣所が私の狭い部屋の10、20倍ほどある。
そして、風呂場は…脱衣所の30倍ほどあったのだ!!
「わぁ、すごい…」
(さすが王族が住んでいるだけあるな)
と感心していた。
「それでは…」
すみません。嘘つきました。
1週間に4回投稿できれば上出来と思っておいてください。




