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婚約者・後編




「悪役令嬢を演じているの。」

「………え?」

突然の告白に脳が追いつかない。

「あのね。私には前世の記憶があるの。」

「前、世……………?」

意味が分からない単語も出てきた。

「あ、そうだった…まあ、私は別の世界で死……亡くなって、それからこの世界で生まれたの。」

「は、はい………?」

アカミノの省略して分かりやすくした(?)説明でようやく理解が出来た気がした。

「それで、この世界は、とある小説の世界なの。」

「小説の、世界………?」

この世に生まれて十数年、自分のすんでいる世界が小説の世界とは思わなかった。


「それは、どのような、物語なのですか?」

「うーんっとね…異世界の恋愛モノで、まず、あなた、カノ・グールガが主人公。後にシェントと結婚するわよ。」

「ぅえ…?!」

さらっと告げられたことに驚いた。

「カノは実家でずっとこき使わされていた。そして、冷酷と有名なシェントへ嫁がされたの。」

同じ、だ…………

本の内容と全く同じ人生だった。まるで、凄腕のエスパーのように、当たっていた。


「会ったとき、最初は怖かったでしょ?」

「…………うぅ…………」

「いいのいいの。ここでは素直に喋って。誰にも聞かれないから。」

なぜか、アカミノの声は信用できた。

「えっと………………本当は、怖かったです。母と、同じ目をしていたので──」

「え?!ほんと?!マジでぇ!!?うっしゃ、修行のかいがあったわぁ!」

なぜ、目の前の人は喜んでいるのだろうか…

「やった……ねぇ、他にアドバイスとかない?!」

「えっ……アド、バイス…?」

なんのアドバイス…?

「…あ、なんでもないなんでもない今のは忘れてくれない…?」

「え、あ、はい……?」

なんだかだんだん見た目と性格が合わなくなってきた………


「さて、そろそろ時間が近づいてきたわね。」

「はい…」

「楽しかったわ。あ、そうだ。フォンカって使える?」

「……フォンカ…」

確か魔力が手の甲いっぱい(100とか)くらい無いと使えない連絡ツールだったっけ……

エイナが使っていた……

「あ、まだか……まあ、とりあえず一ヶ月後くらいにまた来るからそれまでに使い方聞いときな!」

「うぇ?あ、はい」


『よ…し、すこ……まえ…きになっ…かな…』

「え?」

何?この…声?

「ん?どうしたの?」

「い、いえ…」

なんだったんだろう…アカミノ様の声だったような……

  キィィ……

「おい、アカミノ。なんか変なことはしてないだろうな。」

「いえいえ、そんなことはしませんよ。とっても楽しいお時間でしたわ。」

アカミノがこちらに視線を向けてきた。先ほどの楽しそうな目ではなく、また、母のような目をしていた。

長い輝く黒髪をなびかせ、扉の向こうへ行った。













「カノ、さん…?」




お久しぶりぶりぶりですねェ!!!!!!(キモいからやめろ)おっと失礼

気を取り直して、お久しぶりです。抹茶畑ですよ!あたし、生きてるよ!

まあもう1年近く放置していましたねぇ…

愛する読者様の方々には大っ変ご迷惑をおかけしました。(ほとんどの読者様はもう離れてると思うけど)

少しだけペースをあげて二ヶ月に1話くらいは投稿します。します!無理な確率99%!

でも今回みたいに長らく待たせるのは普通に良くないので良い作品を、できるだけ多く投稿したいと思います。

こんなものですが、これからもどうぞ、抹茶畑、この作品をよろしくお願いします。

感想ブクマよろしくお願いします!!!

長文失礼しました。

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