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どうやら俺(精霊)、死ぬっぽい…………あれ、でも何か意識あるわ

意識が遠のいていく。


どうやら俺──ルルークがもうすぐ死ぬっぽい。


まぁそれが同人誌の展開だったから仕方ない。


だって俺はあくまで、セリスちゃんを救う救済措置のキャラクターだったわけだし。


エクスカリバーンが喋る剣だっていうのも、俺が死んだ後でも彼女を支えられるよう設定したしね。


なら俺が死んだとしても、この後の展開もこいつが彼女を助けてくれるはずだ。


……多少のアドリブがあったけど、概ね予想通りだった。


あぁ視界がぼやけてきた。


ポロポロと、俺の顔にセリスちゃんの涙が流れてくる。


優しいな。


こんなよく分からん存在のために、ここまで泣いてくれるなんて。


さすがに、怖いなぁ。


これが死ぬってことなのかな。


でも、悔いはない。


これで彼女は、クズ王の奴隷にならずに済むんだから……。






















あれ。


何か意識、ある。


不思議と痛みが和らいできたように思える。


これあれかな。


天国にきたんかな。


それとも地獄?


いや俺、あんだけ頑張ったのに地獄はあんまりだわ。


いやじゃあ天国だな。


うん……。


あれ。


あれれ。


知らない天井だ……。


天国って思ったより、質素なんだなぁ……。


木造やん。


素敵やん。


じゃなくて。


ここ、俺がこの世界に来てからセリスちゃんと泊まった宿屋にそっくりなんだけど。


気のせいかな。


あ。


気のせいじゃないわ。


俺寝てるわ。


しかも俺の近くで、椅子にセリスちゃんがもたれかかって寝てるわ。


なにこれ。


何で生きてるん俺。


目覚ましたわ。


セリスちゃんが。


泣きながら抱きついてきたわ。


なにこれ。


ご褒美?


鼻血出そう。


じゃなくて。


何で生きてるんだよって話。


おっとセリスちゃんが語ってくれるみたいだ。


ふむ。


ふむふむ……。


なるほど。


どうやらセリスちゃんの持つ魔力が、回復魔法で覚醒したみたいです。


んでその魔力の殆どが俺に全部使われて、セリスちゃんの持つ魔力無くなったみたいです。


大量の魔力が俺に注ぎ込まれて、生き残ったんだ俺。


バケモンかよ。


バケモンだったわ。


精霊だし。


え、でもどうしよ。


シナリオ通りじゃなくなるんすけど。


そんなこと言ったら、何かセリスちゃんに説教されちゃった。


と思ったら、突然セリスちゃんが「なら側にいてください」とか言ってきたわ。


告白やん。


もろ告白やんそれは。


……でもこれ、いずれにせよ責任とらなきゃなぁ。


これだけ恩返しされたら尚更ね。


エクスケベーンもそう言ってるし。


仕方があるまい。


もうちょっと頑張ってみます。


不安がないわけではないけど、マイエンジェルのためなら頑張るぞい!

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