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こんにちはルルークです。同人誌描いてたら転生しました☆

こんにちわ。

ルルークです。


精霊です。

オタクです。


結論から言うと多分転生者です。

情報量多いとか突っ込まないで。


俺も自分で言ってて思ってるから。

前世のことをかるーく説明すると、いわゆる同人作家やってました。


いや結構売れてたのよ。

マジで。


それはともかく、俺はとあるゲームの同人誌を描いてた。


ゲームのタイトル名は『バルレアンと呪われた令嬢』。


いわゆる鬱ゲーっていうのかな。

世界観は古き良きハイファンタジーって感じだ。


ゲームの序盤は本当にネット小説とかであるような令嬢もので、幸せ空間がしばらく続くの。


キャラクター達が可愛いのなんのって。


特に主人公のセリス・ランディスちゃん。

めっちゃいい子。

青髪ロングで可愛い。


そりゃ周りもいい子で固まるよなとか、謎の保護者目線で見てたわ。


でも先に言ったように鬱ゲーで、ゲームの後半は一緒に楽しく会話していた従者とかお父さんとかお母さんとかみーんな無惨に殺されていくのよ。


しかも主人公の目の前で。

何かセリスちゃんの魔力によって、魔物達が集まっちゃったみたい。


だから魔物達が余計に活性化したんだとよ。

だからタイトルが呪われた令嬢だとよ。




いやきっついわ……。

さっきまでの幸せ空間どこいったのよ……。

やめようとも思ったけど、もしかしたらハッピーエンドがあるかもしれないと微かな希望を頼りに続けたよ。


でも全部救いがなかったよ。








ふざけんなぁ!!

救いあってくれよぉ!!

マルチエンドならせめて少しでもくれよぉ!!


かわいそうでしょうセリスちゃんがぁ!!


でも最後までやっちゃったよぉ!!


だってイラストが好みだったんだものぉ!!


可愛いんだものぉ!!


セリスちゃん可愛い!!


みんないい子!!


でもセリスちゃん以外死んじゃった!!


セリスちゃんが魔物達の奴隷になっちゃったぁ!!


グランスとかいう魔物のクズ王のせいでさぁ!!


ふっざけんなよぉ!!


ぬわぁああああ!!!


……そうやって叫んだ後、賢い俺は考えました。


だったら俺がハッピーエンド作ればいいんじゃね?


同人誌描けばいいんじゃね?


まぁまぁ売れてた同人誌作家だったし、いけるんじゃね?


できらぁ!!


という流れで自分なりのバルレアン……長いから呪わ令嬢って略すね。


呪わ令嬢の二次創作を描いてました。


クズ王のグランスを倒せる唯一の武器とか二次創作で設定してたり。

それを得るためには何か近くにある大森林に入っていかなくちゃいけないとか。

そのためには精霊の力が必要だとかエトセトラ……。



そんなこんなで集中して描いてたら、なーんかいつの間にか森にいたんだよ。

話が突飛すぎる?

細かいことは気にしない気にしない。

ほらよくある転生とかじゃないの。

だとしたら俺死んだのかな。

知らんけど。

とにかく、そこら辺なんとなく散歩してたのよ。

そしたら川辺見つけて、そこで顔洗おうとしたらあら不思議。

金髪碧眼のイケメンがそこにいるではありませんか。





えっ誰?

俺?

あっ。

頬引っ張ったら感覚あった。

すげぇ俺だわこれ。

いやうっそだろオイ……。






とか一人コントした後に、なんとなくこの顔に親近感覚えたんよね。


もしかしてこれ、俺が描いた精霊のルルークっていうイケメンキャラじゃね?


だとしたら今いるここって、呪わ令嬢の世界なんじゃね?


ならセリスちゃん、助けることができんじゃね?


できらぁ!!


という流れで今度は彼女がいるバルレアンを探したよ。


二次創作で好き勝手に描いたもんだから、まーじでなんでもできるのよねこのチート精霊。


飛べるし魔法使えるしイケメンだしイケメンだし。

というわけで着きましたバルレアン。


ってもう魔物達に侵略された後ですやん……。

嘘やん……。


じゃあ家族助けられねぇじゃん……。


いやでも俺諦めねぇから。


セリスちゃんだけでも幸せにしてみせっから!


例えこの世界が夢であっても絶対に。


助けた後は、あのクズ王をぶっ飛ばせる武器をセリスちゃんと探しに行かなくては。


……夢なら二次創作設定、そこも都合よく存在しててくれよ?

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