#8 vsブラックワーム ラウンド2 ①
書いてる途中でなんか違うなってなって一回全部消しましたが、なんとかまとまったのです。
マジツカレタヨ。
「POOOOO!…POOPPPPOOPOPOO?」
ブラックワームは突然消えた俺に驚いているようだ。
「『発動』」
ブラックワームの近くから火柱が立つ。
「POO!?OOPOOOOOOPOPO!」
ブラックワームが困惑しているその隙を狙う。
「《慈悲なき正義の執行者》!」
<対象:ブラックワームの罪の重さは118、レベルは1011です>
<1129を自身の全ステータスに上乗せします>
<使用時間は893秒です>
「使用できんのは約15分か。よしっ、いくぞ!」
地面を蹴る。
「うおお!?」
予想以上に速く動けてしまった。
触手の速さが遅れて見える。
もしかしたら重力10倍のおかげもあるのかもしれないが。
とりあえず、ブラックワームの後方に到達した。
「まず一発!」
ブラックワームの体に拳を叩き込む。
「POOOOOOBPOOGOPOPP!?」
触手がだいぶ削れ、ブラックワームへのダメージも大きいようだ。
そのとき触手の追撃がきた。
「!」
俺はまた飛ばされる。
「っぐ。思ったよりも体のダメージはないが腕がヤバいな」
スキルの効果によって力は強くなったが、おれは特に腕を鍛えているわけではないのでパンチの反動で
ボロボロになっていた。
「これじゃ使えてあと2回くらいか。どうにかほかの方法でも攻撃しないとジリ貧だ」
「はあ、はあ」
無理矢理体を立たせる。
そして地面を蹴る。
このボロボロな状態で走るとだいぶ体に来る。
同じように動き、パンチをしようとしたとき。
「!」
万にも達する触手が体を捉えていた。
また、飛ばされる。
「うぐっ。…おかしい。さっきのパンチの余波でだいぶ触手は破壊したはずなのに、なんでこんなに触手があるんだ?」
そこら辺の小石を拾う。
「《刻印》『炎』」
MPは20くらい。
ブラックワームに小石を投げつけ、
「『発動』」
「POOBOPOOPPPOPOOOP!」
触手が少し破壊された。
…が、数秒もかからず回復していた。
「なんだこれ…!要するに一回で回復できないほどのダメージを与えないといけないっていう事か?」
パンチ1発でもあれなのに1回で倒せだなんてとんでもなく無理ゲーだ。
あの調子だとパンチ2発でも無理そうだ。それに首もないし。
《慈悲なき正義の執行者》の残り時間はあと341秒。
「どうすればいいんだよ!」
考えろ、考えろ俺!
…ちょっと待て。今何時だ?
時計台で確認すると23時55分だった。
いけるかもしれない。
あの方法は絶対に死ぬからやれなさそうだったが、これでいけるぞ!
「ブラックワーム。これで終わりにしよう」
俺はそう宣言した。