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平々凡々なモブキャラの日常に紋章は刻まれる  作者: 怪儀 船尾
一章 モブ男は奔走す
9/30

#8 vsブラックワーム ラウンド2 ①

書いてる途中でなんか違うなってなって一回全部消しましたが、なんとかまとまったのです。

マジツカレタヨ。

「POOOOO!…POOPPPPOOPOPOO?」

ブラックワームは突然消えた俺に驚いているようだ。

「『発動』」

ブラックワームの近くから火柱が立つ。

「POO!?OOPOOOOOOPOPO!」


ブラックワームが困惑しているその隙を狙う。

「《慈悲なき正義の執行者(ネメシス)》!」

<対象:ブラックワームの罪の重さは118、レベルは1011です>

<1129を自身の全ステータスに上乗せします>

<使用時間は893秒です>


「使用できんのは約15分か。よしっ、いくぞ!」

地面を蹴る。

「うおお!?」

予想以上に速く動けてしまった。

触手の速さが遅れて見える。

もしかしたら重力10倍のおかげもあるのかもしれないが。

とりあえず、ブラックワームの後方に到達した。

「まず一発!」

ブラックワームの体に拳を叩き込む。

「POOOOOOBPOOGOPOPP!?」

触手がだいぶ削れ、ブラックワームへのダメージも大きいようだ。


そのとき触手の追撃がきた。

「!」

俺はまた飛ばされる。


「っぐ。思ったよりも体のダメージはないが腕がヤバいな」

スキルの効果によって力は強くなったが、おれは特に腕を鍛えているわけではないのでパンチの反動で

ボロボロになっていた。

「これじゃ使えてあと2回くらいか。どうにかほかの方法でも攻撃しないとジリ貧だ」


「はあ、はあ」

無理矢理体を立たせる。

そして地面を蹴る。

このボロボロな状態で走るとだいぶ体に来る。

同じように動き、パンチをしようとしたとき。

「!」

万にも達する触手が体を捉えていた。

また、飛ばされる。


「うぐっ。…おかしい。さっきのパンチの余波でだいぶ触手は破壊したはずなのに、なんでこんなに触手があるんだ?」

そこら辺の小石を拾う。

「《刻印》『炎』」

MPは20くらい。

ブラックワームに小石を投げつけ、

「『発動』」

「POOBOPOOPPPOPOOOP!」

触手が少し破壊された。

…が、数秒もかからず回復していた。


「なんだこれ…!要するに一回で回復できないほどのダメージを与えないといけないっていう事か?」

パンチ1発でもあれなのに1回で倒せだなんてとんでもなく無理ゲーだ。

あの調子だとパンチ2発でも無理そうだ。それに首もないし。

慈悲なき正義の執行者(ネメシス)》の残り時間はあと341秒。

「どうすればいいんだよ!」

考えろ、考えろ俺!


…ちょっと待て。今何時だ?

時計台で確認すると23時55分だった。

いけるかもしれない。

あの方法は絶対に死ぬからやれなさそうだったが、これでいけるぞ!


「ブラックワーム。これで終わりにしよう」

俺はそう宣言した。

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