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平々凡々なモブキャラの日常に紋章は刻まれる  作者: 怪儀 船尾
一章 モブ男は奔走す
3/30

#2 ダンジョン崩壊

2021 3/25 少し変えました。

<繰り返します、大木目ダンジョンで崩壊が起きました。近くの方は直ちに避難してください>


ダンジョン崩壊とは何なのか。

ダンジョン崩壊はダンジョンと地上を隔てている何かが消滅することで、ダンジョン内のモンスターが地上に放たれてしまう事だ。

モンスターは倒してもリポップするため唯一起こったB級ダンジョンの名古屋ダンジョンの崩壊では、昇華者が居なかったこともあって沢山の人が亡くなり、駅が半壊し、被害額は3()()()にものぼるくらいの被害がでた。


次に、ダンジョンにはランクがある。

世界共通で等級はA級~E級と定められていて、

E級は弱めの職業でも難なく進んでいけるチュートリアル的なダンジョンだが

A級とまでいくと全部で30個あるうちの1つしか制覇されていない。

それも、制覇された一つは現在『世界最強』の呼び声高い【剣聖】のウィリアム=ターナー率いる最強クラン『Top Of Top』が為したものである。


そして、大木目ダンジョンの等級はA級である。


『世界最強』たちがやっとで制覇できるダンジョンが崩壊を起こしたらどれ程の被害がでるのか。


(職業を持たない俺たちはどうなるんだ?)

(どうすればいいんだ?)


「おい!陽!早く逃げるぞ!」

「あ、ああ。」

平雲がそう言って俺の腕を引っ張る。


「GUGYAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!」

「GRAAAGAGAAA!」

「だっ誰か!誰か助けてくれ!」

「キャーーーーーー」

あちこちで叫びと悲鳴がこだまする。

血生臭いニオイがする。

(早く逃げないと!速くもっと速く!)


「平雲!雨宮!生きてたのか!」

歩道を走り続ける俺たちに声をかけたのは乾だった。


「あっ!乾!?」

「乾!何処か逃げれるところはないか?」

乾は首を横に振った。

「無い。シェルターは満員。ほかの施設はすでに全滅だ」

「そんな。ど、どうすれば。ひ、平雲。乾。どうすんだよ!」

「落ち着けよ陽。まだ隣町まで行けば助かるかもしれない。」

「ああ、確かにそうだな」

冷静さを欠いていたな。


「よし。それじゃ早k

乾が隣町の方へ走っていった数秒後だった。

ぐしゃり。

乾の腰から上が無くなっている。


「あ…あ…」

向こう側に現れていたのはドロドロで黒い体に数え切れないほどの触手をもったモンスターだった。

乾君出て来て一話で退場となりました。

ナンマンダブナンマンダブ。

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