表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

6/10

二次元ヒロインのターン(消滅)

ひるね「……そっか。ボクもああやって、消えてしまうんだね」


ましろ「いやだ! こんなのはもういやだ!」


ひるね「ぼくだっていやだよ! やっとましろクンとお話しできたのに! こんな日を、ずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっと前から夢見ていたのに!!」


ましろ「……」


ひるね「……暗くてわけのわからない箱の中で、話しかけてくれたり、笑いかけてくれるのは、ましろクンだけだった」


ひるね「ゲームが終わったあと、次は遊んでくれるだろうか? また会えるだろうか? 何度も不安になったけれども、ましろクンは必ず戻ってきてくれた」


ひるね「それがね。ボクには、とっても嬉しかったんだよ」


ひるね「ああ……ゲームが用意した言葉じゃなくて、ボクが思ったことを、ボクの言葉で伝えられる! 今日はなんて幸せな日なんだろう!」


ましろ「……」


ひるね「でもね。もっとたくさんお話したかったよ。ボク、まだ話したいことたくさんあるよ? でもね、一番大切なことだけは伝えないとだね」


ひるね「カモメちゃん、まだ勝負ついてないのに、抜けがけしてごめんね」


カモメ「……………」


ひるね「……………」


ひるね「あのね……ボク、ましろくんのこと……」


 しかし、ひるねちゃんはそう言いかけて、首を横に大きくふる。そして声を荒げ、涙を滲ませる。


ひるね「いや……ちがう! ほんとうに言わなくちゃいけないことは、そんなことじゃないんだ、きっと。 ボクのこと! 好きになってくれて! ほんとうにありが

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ