~どうしたらいいんだ~
4月27日 ~どうしたらいいんだ~
あれから1週間後、俺は毎日速水に声をかけている。朝あった時、休み時間、帰る時しかし、すべて空振り、無視され続けている。こうもなってくると俺って天才じゃないな。そう思ってしまう。だが俺はあきらめない。そう思い、速水に勝負を挑もうと考えた。学生でいえばやはり「テストの点数」で競うだろう。俺は、2年間で1、2位をキープしてきた。2位になったときには、もちろん、1位には「速水曜」がいる。しかしテストは1ヶ月後だ。どういう風に誘うか頭を抱えていると
「たいちゃん」
目の前を見れば俺が1年のときからずっと仲良くしている友達荒川勇気がいた。
「どうした?」
「どうしたって聞きたいのはこっちのほうだよ。そんなに頭を抱えて、僕にできることがあれば相談にのるよ」
そう言って、荒川に相談にのってもらうことにした。
//10分後//
これまでのあらすじを話して、荒川は考えた。そして
「速水さんってさ女友達多いけど、男友達が0人なんだよね?」
そう、荒川が言うとおり男が本当に嫌いなようだ。小学校、中学校のときも男友達などいなかったみたいだ。そして今もいない。
「そうなんだよ、だからテストで俺が勝ったら人生で最初の男友達になってもらおうと思ってるんだけど・・」
「でもさ、速水さん女友達の中でも1番仲のいい人って鶴丸千尋さんがいるでしょ」
「マジで!それならいい考えがある」
「どういうこと?」
「俺は{天才}なんだ荒川お前にも手伝ってもらうぞ」
荒川にピースサインをみせ、笑った。
To be continued
皆さんこんにちはShallです。2回目の投稿です。1時間おきの投稿になってますが、今は私自身が暇なため、暇な時は投稿しようと思っています。
これからもよろしくお願いします!!