名ばかりのチュートリアル
3・・・・2・・・・1・・・0
「時間だぞヒロキ!」
「もう用意はできてるよ・・・そしてこれでログインだ!」
俺たちはGW初めに開始されるCOのサービスをいち早く遊ぶ為万全の準備で待っていた
「じゃあアキ取り決め通りβではお互いのやりたいことをやってこのCOの世界を楽しむってことでいいな!?」
「ああもちろんだ、たった2週間しかないんだ
自分のことで精一杯だろう。じゃああっちであったらよろしく!」
さーてじゃあいざCOへ!
そうして俺は装着型のVRヘッドセットをつけてベッドに横になり目をとじた。
「ようこそCOの世界へ!まずはプレイヤーネームを決めて下さい。発音していただくだけで結構です」
目を開けるとそこには何色ともたとえられないような壁に覆われた部屋に一人
メイド服の様な制服を着た女性が立っていた。
(流石は世界初のVRMMORPG・・・
NPCのアバターの作りこみもさすがだな・・・色んな意味で)
「では名前はアキでお願いします。」
「かしこまりました。それではアキ様改めてようこそCOの世界へ
まずこのゲームにチュートリアルはございません。
この部屋で種族、ステータス及びスキルポイントの割り振りをしていただき
準備がととのいましたら、すぐにCOの世界へご案内させていただきます。
何か以上の点で質問はござますか?」
「えーっと、初期の装備などは支給されるんですか?」
「はいこちらで用意させていただいた中でアキ様に選んでいただく形ですが、
ご用意させていただきます。他に質問などはございますか?」
まぁ流石にそんな鬼畜使用ではないか、むしろ選べるのだから優しいか
「それとスキルはどうやって覚えるのですか?」
「スキルはまず覚えるための条件・・これは様々なことがありますが代表的なのは
武技ですがそれに関係する武器を習熟されるさといった条件をクリアすることでで覚えます。なので関連することをなされたら覚えることができるということですね。他に質問はございますか?」
簡単な答えが返ってくるあたり自分でみつけろということだと理解し
アキは首を横に振った。
「ではまず種族をこの中からお選びください。」
人族・・・・・万能型、何にでもなれる可能性をもつ一番多い種族
耳長族・・・・魔法寄り万能型、特徴的な耳をもち魔法が得意
獣人族・・・・物理特化、獣の特徴をもった人族、身体能力は高いが魔法が苦手
魔人族・・・・魔法特化、白い肌をもった人族、身体能力は低いが魔法が得意
小人族・・・・物理特化、獣人族より防御にすぐれ手先が器用
(完全にファンタジーな種族だな・・・まぁ魔法使いたいしエルフっぽいのか
魔人なんだけどどうせなら特化にしたいよなぁどうせならPVでみたアレ使いたいし)
「では魔人族でお願いします。」
「かしこまりました、お次は初期スキルを10個お選びください。またスキルポイントの他にステータスポイントの振り分けもお願いします。」
(さーて実は公式からの情報でもうすでに選ぶのは決まってるんだよね。βなんだから
合わなかったら正式版で変えればいいかな)
「終わりました。」
「本当にそれにしてしまうのですか・・・・」
小声でつぶやき若干の困惑とあきれた表情にみえた。
「どうかしましたか?」
「いえなんでもございません、お次は初期装備を選んでいただきます。この中から
お選びください。」
THE・初心者みたいな見た目の装備と剣や盾といったオーソドックスな武器から一見すると使い方の分からないような武器が一斉に目の前に現れた。
「防具は一式でいいとして、問題は武器だよなぁ多分俺の戦闘スタイルだと
杖とかかさ張るし、ここはちょっと威力は落ちるけどこの魔法のグローブかな」
「お疲れ様でした、これよりCOの世界にご案内いたします。COではRPGと銘うっておりますが基本は何をなさるのも個人の自由です。存分に楽しんでください。
それではいってらしゃいませ。」
そういってメイド服の案内人は現れた扉を指し綺麗なお辞儀をした。
俺は扉へとCOの世界へと気持ちを抑えきれず走った・・・・
とんでもないステータスとともに。
ステ
称号 なし
Lv 1
HP 20/10+10 【シリーズボーナスにより+10】
MP 220/200+20
ATK 【1】
DEF 【1】
INT 【10+1】
SPD 【1】
VIT 【1】
DEX 【1】
sp 0
装備
頭 【初心者のバンダナ】
胴体 【初心者のローブ】
右腕 【魔法のグローブ】
左腕 【】
足 【初心者のズボン】
靴 【初心者の靴】
指輪 【】
【】
装飾品【】
ビギナーズセットボーナス【HP+10】
スキル
【炎魔法、水魔法、風魔法、土魔法、光魔法、
闇魔法、付与魔法、召喚魔法,MP上昇(小)、INT上昇(小)】