第2章 世界で起きた実際の解読の意味を悟る①
世界で起きている実勢の出来事は、確実にその解読文章に記されていた。
第2章 世界で起きた実際の解読の意味を悟る①
イザヤ書第17章、シリアの崩壊は起きた
イザヤ書第17章
17:1ダマスコについての託宣。
(シリアについての託宣(預言))
※ダマスカスは、今のシリアの首都のことである。
見よ、ダマスコは町の姿を失って、荒塚となる。
(無益な内部抗争で、シリアの町は破壊され廃墟となる。)
17:2その町々はとこしえに捨てられ、
(そのシリアの町々は永久に捨てられたようになり)
家畜の群れの住む所となって、伏しやすむが、
(もはや、人の住む場所ではなくなり、一度は落ち着くが)
これを脅かす者はない。
(これを脅かす者はいない)
17:3エフライムのとりではすたり、
(ヨーロッパに向かう門は、閉ざされ)
ダマスコの主権はやみ、
(シリアの主権はなくなる)
スリヤの残れる者は、イスラエルの子らの
(シリアの残れる者は、かつてのイスラエルの人々のようになる)
栄光のように消えうせると
(その栄光は、消えうせてなくなる)
万軍の主は言われる。
(主はこう言われる)
※エフライムは、ヨーロッパをさす。
シリアを崩壊に導くのは、主の言葉が始まりである。
イザヤ書第13章、欧州の意味を示す予言
イザヤ書第13章
13:1アモツの子イザヤに示されたバビロンについての託宣。
(このまま)
※神の救いをもたらす子に示されたその組織の国家形態についての託宣(予言)
イザヤ=Isaiah|「神の救い」|ヘブライ語
※バビロン、「神の律法に背いて、囚われ、みずから崩壊したとされる古代バビロニア王国の古都」にちなむ。
【バビロンシステム】
「バビロンシステム」という言葉は、
1930年頃のジャマイカの反体制思想でレジエ音楽を媒介として広がりました。
旧約聖書時代にユダヤ人が捕囚されたバビロン捕囚と奴隷貿易時代に、アフリカから連れて来られた先祖たちの経験が組み合わさった考え方からきています。
バビロンは地獄という意味で、現在の社会の仕組みは、黒人が一部の支配者によって抑圧され、搾取され続けられているという地獄のシステムになっているということを言っています。
【意外な意味】
この考え方が意外な意味として、影の支配者が得をするシステムとか、アメリカのユダヤ人が裏の社会を作っていて、それが金融、石油を握る悪のシステムという意味に使われています。
※この事を考えると、答えは一つしかありません。今の世の中を裏で支配しようとする組織です。
13:2あなたがたは木のない山に旗を立て、
声をあげて彼らを招き、
手を振って彼らを貴族の門に、はいらせよ。
(その意味ある人々は木のない山に旗を立て、)
※その意味がわかるように記して伝えること。
(声をあげて彼らを招き(その人々に解るように、))
(手を振って彼らをその集団の門にはいらせよ。)
※その組織の国々に、その戦火を逃れた人民があつまりやってくるので、それを招き、その門の中に入らせよという神のご指示。
13:3わたしはわが怒りのさばきを行うために
聖別した者どもに命じ、
わが勇士、わが勝ち誇る者どもを招いた。
(わが神である唯一神は、それを見てさばきを行う為に、聖別した義の集団を作り上げた、それの中心をなす人物は、一度不義を犯したが、神にあがなってもらったしもべである)
(その集めた者らは、正しき人々である)
※その組織の罪は甚だしいので、その罪を打つ時がくる。
※しかし、その者らの中には神の聖別した者らが混ざり、裁きを起こすためのしもべである。
13:4聞け、多くの民のような騒ぎ声が山々に聞える。
聞け、もろもろの国々、寄りつどえる
もろもろの国民のざわめく声が聞える。
これは万軍の主が
戦いのために軍勢を集められるのだ。
(聞け、多くの民のような騒ぎ声が山々にひびく)
(聞け、もろもろの国々は、その者たちに加えられた災害に驚き、会議を開く)
(もろもろの国民はざわめく声(暴動の噂)が聞こえる)
(これは、万軍の主が、災いを与えるために、見えない技を繰り広げるからだ)
※世界では、情勢が乱れて内乱等の騒ぎ声が聞こえてくる。
そのほかにテロ等が起きて、人々は騒ぎ立つ。
そしてそれを逃れようとする人々が欧州にやってくる。
13:5彼らは遠い国から、天の果から来る。
これは、主とその憤りの器で、
全地を滅ぼすために来るのだ。
(彼らは、遠い国からそれを送る、天の果てからそれを仕掛ける)
(これは、主自身の怒りの技で、全地の悪を仕留めるために来る)
イザヤ書第15章~16章は、イスラム圏に起こるイラク北部に台頭する勢力
イザヤ書第15章
15:1モアブについての託宣。
(現在のイスラム教を封じる民族が対象となる託宣)
※もうひとつは、ヨルダンの一部族を意味する言葉。
※ヘブライ語で「父によって」の意)に由来し、その子孫がモアブ人となってエミム人を打ち払ってその地域に定住したとされている。
(父によっての託宣)
(要するに、この予言書を解読する者は、しもべであるので、主を父と呼ぶ)
※モアブ、同地域がイスラム教の影響下に置かれる前には「モアブ」と呼ばれていたことも突き止められているという意味合いから…。
アルは一夜のうちに荒されて、モアブは滅びうせ、
(クルアーンを信仰する者は、一夜のうちに荒らされ、イスラム教は滅び失せ、)
※一夜のうちに荒らされとあるので、そのクルアーンを信仰する者に一大事件が起きる。これの影響により、イスラム教は崩壊を迎える。
※アル、アル=クルアーン
・イスラム教の教典(聖典)としてすべてのムスリムが認め、従うのは、アラビア語で「朗唱されるもの」という意味をもつクルアーン(コーラン)唯ひとつであるということ。
※今のイスラム教は聖書を読むことを禁じているので、その意味に気がつくことはなく。その創始者の言葉にある重要性を理解していない。
キルは一夜のうちに荒されて、モアブは滅びうせた。
(イスラム教を封じる、カラクの人々は一夜のうちに荒らされ、イスラム教は滅び失せた。)
※キル、カラクには少なくとも鉄器時代から人が住んでおり、イスラエル人とは隣人ながら対立もしていたモアブ人の重要都市(モアブの首都でもあったとされる)・キル(Qir)があった。
※キルはシリア地方に攻め込んだアッシリア帝国の侵略にさらされた。アモス書1章5節・9章7節では、キルはシリア人(アラム人)がパレスチナの北に住む前に住まわされていた地であるとされ、列王記下の16章9節ではティグラト・ピレセル王がダマスコ(ダマスカス)を征服した後、その住民をキルに強制移住させたことが記されている。
※この事を考えると、キルはシリアのことを意味する。
15:2デボンの娘は高き所にのぼって泣き、
モアブはネボとメデバの上で嘆き叫ぶ。
おのおのその頭をかぶろにし、
そのひげをことごとくそった。
(その教義の女たちは、高い所に昇って泣きじゃくる)
(滅びが来るからである)
(イスラム教徒は、かつてモーゼが上った山と、昔栄えたメデバの町を彷彿して嘆き叫ぶであろう)
(おのおのの頭にかぶり物をし、その意味がないことを知った)
(男たちはその髭を落とした。)
※ネボ山、申命記の最後にいたる章によると、ネボ山は、神がイスラエルの民に与えられた約束の地を、ヘブライ人の預言者モーセに眺望させた場所とされる(申命記32章49節)。
※メデバ、マダバ周辺には新石器時代以来人が住み続けた。マダバの街は青銅器時代中期に遡り、かつてはモアブの境にある町で、旧約聖書の民数記21章30節およびヨシュア記13章9節では「メデバ」の名で登場する。
15:3彼らはそのちまたで荒布をまとい、
その屋根または広場で、みな泣き叫び、涙に浸る。
(彼らはそのちまたで、ボロボロの衣類をまとい)
(その屋根の上、または広場で集まり、皆泣き叫び、涙を流す)
(滅びのときが来たのを知るからだ)
※イスラム教の伝統が踏みにじられる出来事が起きる。
15:4ヘシボンとエレアレとは叫び、
その声はヤハズまで聞える。
それゆえ、モアブの兵士は声をあげ、
その魂はおののく。
(ヨルダンとエレアレは泣き叫び)
(その声は、ヤハズまで聞こえる)
(それゆえ、イスラム教の民たちは声をあげ)
(その魂は恐怖のためにおののく)
※その集団の恐るべき悪行の為に人々はその恐怖に満ちる。
イザヤ書第18章、スーダンを含めるアフリカ諸国の飢餓状況。
イザヤ書第18章
18:1ああ、エチオピヤの川々のかなたなる
ぶんぶんと羽音のする国、
(ああ、エチオピアの川がわのかなたなる)
(ハエの大量発生しているスーダンの国)
※旧約時代、エチオピヤは、エジプト南端スエネからナイル川流域、北部アビシニヤ、スーダンに及ぶ東アフリカ一帯を言い、ヘブル語でクシと呼ばれていた。
「エチオピヤの川々」とは青ナイル、白ナイルとそれらの支流を指している。
※『クシ(Kushi)』。ヘブライ語で、『黒人』を意味する。
クシとは、旧約聖書においては、箱舟のノアの孫にあたる「クシュ」が由来で、その「クシュ」という名を取って、紀元前にエジプト南部からヌビア一帯に繁栄した文明は、「クシュ文明」と呼ばれています。
※スーダンを意味する。
スーダン紅海に関して、エジプト紅海の船内と違っていた点としては、ハエが大量発生していることが特筆される。
※その意味を、「ぶんぶんと羽音のする国」と表現している。
18:2この国は葦の船を水にうかべ、
ナイル川によって使者をつかわす。
とく走る使者よ、行け。
川々の分れる国の、たけ高く、膚のなめらかな民、
遠近に恐れられる民、
力強く、戦いに勝つ民へ行け。
(葦の船に乗せられたモーゼのように、水の上を流れ)
(ナイルの隠語の白と青の龍を持つ使者を遣わす)
(その使者よ行け)
(豊かな水の恵みのある国、意味のある民)
(やがては、恐れられる民)
(力強く、その役目を尽くす民に行け)
※葦の船、モーゼの入れられた船である。
そのエチオピヤに、「契約の箱」(モーセがシナイ山上で授かった「十戒」の石版を入れたとされる)が運ばれた、という説を『神の刻印』でグラハム・ハンコックが唱えている説がある。
※ナイル川、古代エジプト語で「ナ」は「The」にあたる冠詞、「イル」は「川」の意味。「ザ・リバー」というところ。相当奥地へ行かなければ支流がないので「川」とだけ呼んでなんの不便もなかったらしい。
つまり「ナイル川」をそのまま捉えると「唯一の川」・・・
白と青が合体する川。
※スーダンから分かれるその他の国にも出来事は起きる。
イザヤ書第19章、エジプトに起こる政変の意味とは。
イザヤ書第19章
19:1エジプトについての託宣。
見よ、主は速い雲に乗って、エジプトに来られる。
エジプトのもろもろの偶像は、み前に震えおののき、
エジプトびとの心は彼らのうちに溶け去る。
(エジプトのついての託宣)
(見よ、唯一神は早い雲に乗り、エジプトに来られる。)
(その時、エジプトのもろもろの偶像を拝す者は、その意味を知り、震えおののく)
(エジプト人の心は、それを感じた彼らのうちに溶け去る)
19:2わたしはエジプトびとを奮いたたせて、
エジプトびとに逆らわせる。
(わたしはエジプトの人々を奮い立たせて、)
(政治的なクーデタをおこす)
※政治的な対立であろう。
彼らはおのおのその兄弟に敵して戦い、
おのおのその隣に敵し、
町は町を攻め、国は国を攻める。
(彼らは、同胞同士で争い)
(その隣国に敵対し)
(内乱で町は、動乱と化し、国中は乱れる)
※内乱が吹き荒れる。
19:3エジプトびとの魂は、
彼らのうちにうせて、むなしくなる。
わたしはその計りごとを破る。
彼らは偶像および魔術師、
巫子および魔法使に尋ね求める。
(エジプト人の魂は、)
(その起きた出来事を考え、むなしくなる)
(唯一神は、その謀はかりごとを打ち砕く)
(彼らは偶像及びまじないをする者に尋ね求める)
※要するに、真の神を見ないで、偶像に頼りその解決を図ろうとする。
19:4わたしはエジプトびとをきびしい主人の手に渡す、
荒々しい王が彼らを治めると、
主、万軍の主は言われる。
(主である唯一神は、エジプト人を独裁を企てる者に手渡す)
(そのエジプトを荒々しい政治家が治めると)
(唯一神は云われる)
※エジプトにあらわれる独裁政治家の存在を意味する。
19:5ナイルの水はつき、川はかれてかわく。
(その時、ナイルの川は尽きる)
(川は枯れるであろう)
※それだけの守護は得られず、崩壊してしまう。
19:6またその運河は臭いにおいを放ち、
エジプトのナイルの支流はややに減ってかわき、
葦とよしとは枯れはてる。
※要するに、近年聞こえてくるエジプトの情勢の悪化の意味である。
(クーデターのつもりが、エジプトを崩壊に向かわせる原因となる。それを示すことば。)
19:7ナイルのほとり、ナイルの岸には裸の所があり、
ナイルのほとりにまいた物はことごとく枯れ、
散らされて、うせ去る。
(天候の異常が発生し、干ばつはやがてくる)
※干ばつを意味し、エジプトの食料事情を物語る。
19:8漁夫は嘆き、
すべてナイルにつりをたれる者は悲しみ、
網を水のおもてにうつ者は衰える。
(その川の付近で、生計を立てる民は)
(その状況を見て悲しみ、彼らは衰える)
※生きる糧を失うことになる
19:9練った麻で物を造る者と、
白布を織る者は恥じる。
※現在、エジプトの織物は見受けられるが、それらを打ちのめすことになろう。
(練った麻で物を作る民と)
(その麻で織り上げる白布を作る者は恥じる)
19:10国の柱たる者は砕かれ、
すべて雇われて働く者は嘆き悲しむ。
(独裁者は、住民により取り除かれ)
(それに従ってきた者らは嘆き悲しむ)
※独裁者は政変により、犯罪者になる。
※これを記して後、エジプトではその政変のために大量の人々が「死刑判決」を受けている。
19:11ゾアンの君たちは全く愚かであり、
パロの賢い議官らは愚かな計りごとをなす。
あなたがたはどうしてパロにむかって
「わたしは賢い者の子、いにしえの王の子です」と
言うことができようか。
※政治家が麻痺しているので、まともな政治は出来ないであろう。
(政治は乱れに乱れ、崩壊を迎える)
(ここにいる政治家は、賢き者はない)
※ゾアン=ツォアン。
ツォアンの名前が「ヒクソス」のもとでアヴァリスに変わり,次いでラメセス王朝のもとでラメセスに変わり,最後に(ギリシャ語のタニスという形で)ツォアンに戻ったと述べている。
※ヒクソス、第15王朝を「大ヒクソス」、第16王朝を「小ヒクソス」というように呼ぶ場合もある。この王朝に対する後世のエジプト人の記録は敵意に満ちており、圧制を敷いてエジプト人を苦しめたとされている。
要するに、圧政によるエジプトの現状をたとえた意味。
その者たちは愚かだと神は言われる。
19:12あなたの賢い者はどこにおるか。
彼らをして、
万軍の主がエジプトについて定められたことを
あなたに告げ知らしめよ。
(このエジプトに、賢き者は何処にいるか)
(もしもいるならば、その現実を示せ)
(これは、唯一神である神が定めたことである)
(それを知らしめろ)
※その意味を予言の解読で知らせる意味。
この意味は万軍の主が、エジプトの運命を定めた。
イザヤ書第20章、イラク北部に台頭する王国(勢力)の暗示
イザヤ書第20章
20:1アッスリヤの王サルゴンからつかわされた最高司令官がアシドドに来て、これを攻め、これを取った年、――
(イラク北部に起きる王国なる国が起きて、その地方を攻め、アシドドの隠語を意味する「神との契約の箱」を回復する年)
※要するに、イスラエルの別名のエシュルンがその契約を回復させるときに、イラク北部では王国を名乗る集団が台頭する。
※アッシリアの最初の首都となったチグリス川西岸の都市、及びそれを中心とする地域、あるいはその主神。現在のイラク北部の意味である。
この地域に起きた王国を意味する。
20:2その時に主はアモツの子イザヤによって語って言われた、「さあ、あなたの腰から荒布を解き、足からくつを脱ぎなさい」。そこでイザヤはそのようにし、裸、はだしで歩いた。――
(その時に主は、自分が救い主であるということを語り出す)
(さあ、あなたの心にある悪い思いや考えを捨てなさい)
(そして、それを完全に脱ぎ捨てなさい)
(人々は、救いが訪れたことを知り得たので、云う通りにそれを捨て去った)
※イザヤ、名はヘブライ語で「ヤハウェは救いなり」を意味する。
20:3主は言われた、「わがしもべイザヤは三年の間、裸、はだしで歩き、エジプトとエチオピヤに対するしるしとなり、前ぶれとなったが、
(主は言われた、「わが僕で、その救い主である。」
(彼は、その意味を知り始めて三年の後、エジプトやエチオピアのしるしとなり、それの前触れを作り上げた)
(要するに、見えないところからそれを仕組んだ)
20:4このようにエジプトびとのとりことエチオピヤびとの捕われ人とは、アッスリヤの王に引き行かれて、その若い者も老いた者もみな裸、はだしで、しりをあらわし、エジプトの恥を示す。
(このように悔い改めたエジプト人と、ナイルの源流に住む民であるエチオピアの捕われた人々は)
(その即位した王に引かれて、それらは皆悔い改めて、エジプトの恥を示す)
(政変の愚かさを後悔する)
20:5彼らはその頼みとしたエチオピヤのゆえに、その誇としたエジプトのゆえに恐れ、かつ恥じる。
(要するに、偶像を神として崇めていたことが間違いであると気がつき、その行為を恥じる)
20:6その日には、この海べに住む民は言う、『見よ、われわれが頼みとした国、すなわちわれわれがのがれて行って助けを求め、アッスリヤ王から救い出されようとした国はすでにこのとおりである。われわれはどうしてのがれることができようか』と。」
(その日に、海辺に住む民は云う)
(「我々が、頼った国はこのとおりになってしまった」)
(それは、イラク北部に起きた集団なる王国の暴挙を知るからだ)
(荒れ果てたイラクの人は、この言葉を言う。)
(「われわれはどうしてのがれることができようか」)




