①⑥
神草早苗の住所をチッチに控えさせた泡沢は、何故か異様な胸騒ぎを覚えながら、車に乗車した。
チッチに運転をさせるつもりだったがチッチは頑なにそれを拒んだ。
その態度に少しばかりイラつきはしたが、泡沢は怒る事を我慢した。
チンポは何故かギンギンに勃っている。やっぱり、これは明らかに自分がチッチとやりたい、シコられたい、もしくは惚れた、のどれかに決まっているなと泡沢は思った。
普通、パートナーが勃起刑事だとしても、自ら率先して、チンポに触り、舐め、シコるような女は、ましてや刑事などいる筈がない。
何故、チッチはそんな事が平気で出来るのか、泡沢には理解出来なかった。
ただの欲求不満か、チンポが大好きなのか、それとも本気で早期解決を願っているからこその行為なのか、泡沢にはわかりかねた。
運転しながら時より股間をさわりチンポこの位置を変える。そうしないとがまん汁が、スーツまで滲み出てくるかもしれないからだ。
刑事のくせに運転する、しないで、文句を言うようなパートナーは自分でもうんざりだが、チッチがパートナーで良かったと思った。
何故なら事件が起きる度に、チッチがしてくれるかもしれないからだ。当然とまでは言わないが、自分でシコるよりは遥かに気持ちいいのは間違いないし、気分も昂揚する。
代わりにその弊害もあるにはあった。今のように直ぐに勃起する事だった。
だが結果は同じだし方向性も見失っていない。
ただ、自分でシコるか、女性にシコってもらうかの違いだけだ。
そう思った泡沢は無言で神草宅までの道のりを車を走らせた。道中、車内に沈黙が満ち足りた頃、沈黙に嫌気がさしたのか、チッチが口を開いた。
「先輩」
「何だ」
「シコらなくて良いのですか?」
「もう、シコっただろ?」
「先輩が直ぐイッてから、半日過ぎてますよ?だから、少し溜まって来たのじゃないですか?」
「そんな短時間では溜まらないな」
「でも先輩はまだ若いのだから、抜ける時は抜いておいた方が良いと思いますよ?」
「若いって、中高生ならまだしも俺は20歳を過ぎている。だから半日くらいで出したら精子工場もてんやわんやになる」
「工場がてんやわんやになってるか、それとも労働を放棄し、精子を製造してないか、私が取り締まって差し上げます!」
チッチはそう言ってからが素早かった。
さっきはズボンの上から触り、チャックを下ろして来たのが、今はポケットに手を入れて来てそのまま泡沢の勃起したチンポに触れて来た。
揉み解し、玉を指で転がしながら、もう片方の手をズボンの上に置いた。
上下に動かしながら、先輩は運転に集中して下さい!なんて出来る筈もない事を注文してくる。
泡沢は我慢出来なくなり、大通りから路地へ車を入れ、人気のない方へと向かう為、アクセルを踏み込んだ。
大きな公園裏の並木路の下に車を止めると同時に、チッチはベルトを外し始めた。
泡沢は軽く腰を浮かせ、脱がしやすい体勢を取った。
膝までズボンを下げた、チッチは勃起した泡沢のチンポに一瞥をくれた後、
「しっかり働いてたのかなー?それともー」
などと独り言を言った後、いきなり跨って来た。
自らパンティを横にずらしながら泡沢の汁垂れ流しのチンポを、自らが導き、チッチの中に招き入れた。
瞬間、チッチは、激しく腰を動かし始めた。上下左右と大胆な動きをしたかと思うと、ゆっくりと円を描くよう腰を振る。泡沢は溜まらずイキそうになった。
それを伝えてもチッチは腰を振るのを止めなかった。
泡沢の脳裏に、チッチが妊娠したよ?と告げてくる姿が、目の前で連続でフラッシュを焚かれた時のように消えては現れ続けた。
それ自体が嫌なわけじゃない。世の中には、出来ちゃった結婚なんて人はごまんといる。ほんの一瞬の快楽のために残りの人生をある方向へと決定的に決めてしまう出来事それ自体が、今、もう数秒で自分の身に迫ろうとしていた。
それもありだなぁと思った瞬間、チッチは素早く身体から離れた。その直後、泡沢は果てた。
「私が思ってたより出なかったなぁ」チッチはニコニコしながらそう言うと、チッチは自分の子供になったかもしれない精液を綺麗に拭き取った。
それをビニール袋に捨てるとチッチは服装を整え、助手席へと戻った。
露になったまま、ゆっくりと萎びていく泡沢のチンポに、チッチは手を添え、行きましょうと言った。
泡沢は慌ててズボンをあげ直ぐ様、エンジンをかけて、神草早苗の自宅マンションへと向かって行った。




