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第73話 野外活動1日目を終えて・・

いつもご覧頂きありがとうございます。

 お城に続く道を歩きながら僕達は明日の予定を打ち合わせる。

 

「明日も日帰り訓練でいいかい?

 泊まりで出かけるならそれなりに準備が必要だからね。

 明日も日帰りで出かけてみて野外行動に慣熟したほうがよいと思うんだ。」


「そうですね。

 今日1日野外で活動してみて、野営するにはまだ自分の練度が足りないと思いました。

 特に野外料理とか。」


 と、亜季ちゃんが答える。


「まあ、キャンプは慣れが必要だしね。

 それにその辺の草原で野営するのも危ないかもしれないから、場所の選定も含めて泊まりの行動は計画的に実施しよう。」


「じゃあ、明日も8時に別館のロビーでいいかな?」


「「「「はい!」」」」と女子が答える。


「それにしても今日はたくさん歩いたのでお腹が空きました(汗)

 帰ったら直ぐに夕食を食べたいですね。」


 とチャロンが言う。


「僕もお腹がペコペコだけどね。でも今日は別館2階の食堂は無理かな?

 スノーのご飯を準備してあげないといけないからね。

 さすがにあのキレイな食堂に動物を連れて行くわけにはいかないしね。

 今日は屋外勤務者用の食堂で夕食をいただくとするかな。

 ついでに明日の朝の分のスノーの食事をもらっておくよ。

 どのみち肉だろうしね。」


 と言うと、スノーも肉を食べたいとばかりに「バウ!」と答える。


「私も今日は屋外勤務者用の食堂で肉を食べます!」


 と楓ちゃんが言うと、他のメンバーも「「「肉!」」」と叫ぶ結果に・・。


 結局、夕食は皆で一緒に屋外勤務者用の食堂でいただくことになった。


 相変わらずの肉肉肉のBBQでボリューム満点だったが、女子チームはモリモリと食べていた。

 君たち昼間もあんなに食べたのにすごい食欲だね。

 今日一日狩猟を経験してから肉食度合いがさらに上がってないかい?? 


 スノーもチャロンに肉をレアで焼いてもらってバクバクと美味しそうに食べている。


 その様子を食堂や屋外系ジョブのスタッフのみなさんが笑顔で眺めている。

 うん、やはりモフモフは癒やしの効果があるよね。


 僕は食堂の料理長に断ってから、明日のスノーの朝食用の肉を分けてもらう。

 焼いて部屋に持って帰る体で、あとでアイテムボックスにそっとしまっておこう。


◆◇


 ひとしきりBBQを食べたら皆で別館に向かって帰る。


 その道中に亜季ちゃんが

「タク先輩からもらったバッジの魔道具のおかげで服も靴も一日中快適でした。

 とても助かりましたよ。」


 と話しかけてくる。


「それは良かった。異世界物の小説だとあまりわからないけど、実際に野外活動するとなると衣服の汚れ対策は切実だからね。

 夏場なら1日で汗臭くなって大変なことになると思うよ。

 自分の匂いで危険な動物を引き寄せてしまいそうだよ。」


「本当にそうですよね。想像しただけで身震いがします。」


「実は今日は使わなかったけど、野営に備えてトイレの魔道具もすでに完成済みなのさ。

 あとはチャロンと僕の土魔法を使ってお風呂も準備したいんだよね。

 水は放水の魔道具を使えば何とかなるからね。」


「それはいいですね!

 では明日のお昼は皆で野営道具の研究をしましょう!」


「お、それはいいね!

 皆のニーズを聞きながら準備すればいいものができるかもね。」


 たしかに、皆の話しを聞きながら作ったほうが早くいいものができるかも。


 そうこうしているうちに別館に到着した。


「じゃあ、みんな今日はお疲れ様。また明日の朝8時にロビーに集合しよう。

 今日はゆっくり休んでね。」


「はい、わかりました。タク先輩こそゆっくり休んでくださいね。

 チャロンさんを疲れさせることのないように気をつけてくださいよ(ジト)。」


 と、亜季ちゃんに釘をさされる。


「だ、大丈夫だよ(汗)。

 野外行動は命がけだからね。体調と準備は万端にしておくさ(汗)」


「よろしくお願いしますね。皆タク先輩をたよりにしてますから。

 ではおやすみなさい。」


 と言って、亜季ちゃんは皆と一緒に部屋に帰っていく。


「さあ、チャロン、スノー、僕達も部屋に帰って休もうか?」


「はい!」「バウ!」


 と元気な返事を確認して自分たちの部屋に戻る。


 うん、今日は疲れたけど充実した1日でした・・。


◇◆


 部屋に戻った僕達は、お風呂の支度をしながら戦闘服と下着の洗濯をしつつ明日の準備をする。

 

「さてと、スノーの寝床を準備してあげないといけないけど、適当なのがないね。

 今日は悪いけど僕のブランケットを敷いてあげよう。

 また服飾工房にお願いして動物用ベッドでも作ってもらおうね。」


「そうですね。チーフデザイナーならあっと言う間に何か作ってくれそうです。」


「それにしても今日の野外行動は楽しかったけど、いろいろ課題もあったね。」


「課題ですか?」

「うん、やはり要改善点は楓ちゃんの攻撃力と防御力かな。

 テイマーだけに使役できるパートナーがいないと丸腰だからね。

 それにパートナーがいたとしても自分の身を守れる程度に何か武器を持っておかないと不安だよね。」


「それは確かにそうですね。

 少なくとも今の状態ではソロでの行動は命取りでしょう。」


「あとはアカネちゃんの遠距離攻撃能力かな?

 短弓は持っているけど飛距離と精度の点で攻撃力に劣るから中型以上の獲物には対処できないかも。」


「確かにそうですね。索敵能力は素晴らしいですが、アキさんのような強力なアタッカーとパーティーでなければ狩りで成果をあげるのは難しいかもしれませんね。」


「そうなんだよね。アカネちゃんの短弓も僕達の弓と同じように命中率を向上させるための強化が必要だね。

 あと、亜季ちゃんは弓術はバッチリだけど、近接戦闘になると不安があるしね。

 結局のところそれぞれの欠点を補えるパーティーメンバーが必要ってことかな。

 あの3人に2人加えるなら近接アタッカーと回復役がそれぞれ1名ずつが理想なんだけど、回復役は聖ちゃんか萌ちゃんのどちらかでよいとして、近接アタッカーが問題だね。

 あの騎士ボーイと格闘戦士ボーイではどちらもあまり期待できないしね・・。」


「ですね・・。下手にメンバーに入れてもトラブルの元になりそうな気もしますから。

 いっそのこと街で気の合う冒険者をパーティーに入れたほうがうまく行きそうな気がしますね。」


「それもそうだね。まあ、野外訓練で課題を見つけながら検討していこう。

 とりあえず今日はもうお風呂に入って休もうかな?

 スノーもお風呂に入れてあげたいしね。

 草原で助けてあげた時はかなり汚れていたからね。」


「そうですね!じゃあみんなでお風呂に入りましょう!」


「よし!スノーおいで!お風呂に入るよ!」


「バウ!」


 と、皆で一緒にお風呂に入る。


 スノーは今までお風呂に入ったことがなかったのか、僕とチャロンの「空気研磨」で全身を洗ってあげると気絶しそうな程に気持ち良さそうな顔をしてなすがままに洗われていた。


 その後は多少は躊躇したが、チャロンの豊満な体を目の前にしては我慢できるはずもなく・・、僕はいつもどおりイロイロとお世話されてしまった・・。


 その様子をずっとスノーに見られるという羞恥プレイではあったが、まあ狼には何をしているか理解はできないだろう、きっと・・。


 その割にはジトっとした眼でガン見していたが・・。


 結局いつもどおり僕の僕からほとばしるペイトスをチャロンがお口で受け止める過程を全て見られてしまった・・。


 うん、狼に見られながらというのも異世界ならではの経験だね。

 よくある異世界物の小説では読んだことのないシチュエーションだけど(汗)・・。


 お風呂から出るとチャロンと一緒に「吹き付け」と「乾燥」の魔法でスノーを乾かしてあげる。


 子供とはいえ、大型犬の成犬並の大きさなので乾かすのも大変だ!

 これはドライヤーのような魔導具を作ったほうがいいね。


 キャンプ先で女子チームが使うだろうし、早く作ったほうがいいかな?


 スノーを乾かして、僕たちも部屋着を着たらあとは寝るだけだ。


「タクさん・・、今夜のお務めはどうされますか?

 今日はお疲れだったでしょうから無理をされなくても・・。」


「いや、今から皆に治癒魔法と回復魔法をかけるから大丈夫さ。」


 とチャロンとスノーと一緒に「治癒」「治療」「解毒」「回復」の魔法をかける。


 うん、今日の疲れが全て吹き飛ぶようだよ。


「さあ、明日に備えてゆっくり休もうか?」


「はい・・」


 と明かりを消してベッドに入る。


 あとはまあいつもの流れです。


 暗い部屋のベッドの中でチャロンをタップリと可愛がって、時折「スノーが見ている・・」と耳元でささやいてチャロンの羞恥心をあおりながら優しく攻める。


 チャロンは「ああ・・」、「スノー見ちゃだめ・・」と切ない声をあげながらも満更でもない様子である。


 まさかこんなねちっこいプレイを異世界でする事になるなんて予想もしてなかったけど(汗)


 結局いつもより興奮してしまった僕達は激しく営むこととなり・・。


 やっぱり賢者モードに変わるのは真夜中近くになるのであった・・。


 おやすみなさい。異世界・・。


◇◆


 おはようございます。

 異世界11日目の朝です。


 昨日までとの大きな違いはなんと言ってもスノーの存在でしょう。


 昨夜スノーは僕とチャロンの営みの後にベッドに乱入してきて、チャロンの体の上に放出された僕のペイトスをペロペロと舐め取っていた。


 狼の習性の1つなのだろうか?

 恥ずかしいからやめて欲しい(汗)


 チャロンはスノーの舌使いに何やら悶えていたが、くすぐったかったということにしておこう。


 今はチャロンとスノーが仲良く並んで寝ている。


 うん、まるでケモミミ姉妹のようだ。


 ぐっすり眠るチャロンとスノーを起こさないように僕は「ステータス」と呟く。


 毎日恒例のステータスチェックだ。


 昨日はいろんなイベントがあったから、きっとステータスにも変化があるだろう。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

・名前(年齢):七条 拓(21歳)

・種族:人属

・レベル:3

・スキル(メイン):お手伝い

・スキル(メイン)の効果:

 他人の仕事を見よう見まねで手伝うことができる。

 スキルの無い人よりちょっと早く仕事のコツを掴める。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

(補足説明) 

 (変化無し。省略)


(サブスキル)

・【鑑定系】:「目利き(上級)」

・【生活魔法系】:「点火」「点灯」「洗浄」「放水」「乾燥」

         「汚れ除去」「吹き付け」「吸引」「氷結」

         「氷粒」「土いじり」「石粒」「空気研磨」

         「防音」

・【弓術系】:「弓術(上級)」「魔力誘導(上級)」「測距(上級)」

       「照準補正(上級)」

・【テイマー系】:「テイマー(上級)」(←W-UP)

         「生き物係(農業高校級)」(←W-UP)

・【料理系】:「解体(小型)」「焼き加減」「揚げ物」

・【剣士系】:「片手剣士(初級)」、「侍(初級)」

・【生産系】:「デザイナー(特級)」「型取士(中級)」

       「お針子(中級)」「革細工(初級)」

       「武器作成(各種)(初級)」

       「魔道具作成(上級)」)

・【錬金術系】:「物体作成(上級)」「物質生成(見習い)」

        「薬品作成(見習い)」「付与魔法(上級)」

・【魔法使い系】:魔法使い(各種)(見習い)

・【便利系】  :アイテムボックス(上級)

・【格闘戦士系】:総合格闘技(初級)

・【治癒魔法系】:「治療(中級)」(←UP)「治癒(中級)」(←UP)

         「解毒(中級)」(←UP)

         「回復(中級)」(←UP)「避妊(初級)」

・【光魔法系】:「浄化(初級)」

・【斥候系】:「投擲(初級)」「罠設置・解除(初級)」「気配察知(初級)」

       「気配遮断(初級)」「認識阻害(初級)」

       「地図作成(初級)」

・【交渉人系】:「丁稚頭」(←UP)


(称号)

・ハンバーガー勇者

・物忘れ勇者

・賄い勇者

・夜の勇者

・コスプレデザイナー

・✕✕使い(←New)


(主要な魔道具)

・皮のポーチ(空間魔法1,000L)(←UP)

・洋弓「タクカスタム」(上級)


(従魔)

・スノー(種族✕✕✕)(←New)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 うん、まずは魔導具の革のポーチが1,000Lにアップグレードしているね。

 これはまあ予定通り。


 従魔にスノーが追加されている。これもまあ事実だしね。

 スノーは相変わらず種族が不明だけど。

 狼の魔物ではないのだろうか?


 スキルのほうは、交渉人が丁稚頭にUPか。バイトリーダーみたいでちょっと笑える。

 自称1流冒険者をやり込めたのが効果あったかな。


 テイマー系がテイマー(上級)と生き物係(農業高校級)にダブルUPしているぞ!

 これはスノーを従魔にした効果だな。


 「治療」「治癒」「解毒」「回復」がそれぞれ中級になったね。

 まあ、毎日結構使ってるしね。


 最後に称号が増えてるぞ。

 うん?「✕✕使い」?


 きっとスノー絡みだと思うけど、スノーの種族が分からないから✕✕の部分が不明なんだろう。きっと。


 今はあまり気にしても仕方ないね。

 そのうちわかるだろうしね。


 ステータスの確認が終わる頃にチャロンが起きてくる。


「ムニャムニャ・・、タクさんおはようございます。

 あ!、寝すぎちゃいました。すみません。

 隣に誰か寝てるのでタクさんかと思ったらスノーでした(汗)。

 朝のお風呂の支度しますね!」


 と、チャロンがお風呂の支度に行くとスノーも起き出してきて、僕に甘えてくる。


 うん?

 心なしか昨日より毛並みがツヤツヤしているね?


 お風呂で洗ってあげたのがよかったかな?


 スノーをワシワシと撫でながら、朝のうちに実施すべきことを考える。


 いつもの日課以外には・・、スノーに朝ご飯をあげなきゃね。


 それにスノーの首輪を作らないと。

 ギルドのお姉さんから首輪をつけて名前を書いておけと言われたんだった。


 うん、まずは首輪かな?


 僕は革紐と真鍮を取り出すと、物体作成と革細工スキルを活用して首輪を作る。


 構造は腕時計のバンドを参考にした。

 まあ、基本は一緒だから問題ないでしょう。


 首輪には名札代わりの何かをぶら下げたいけど何にしようかな?


 そう言えば元の世界では犬とか猫とかの手形のキーホルダーとかが流行ってたね。

肉球模様のついたやつ。


 とりあえずあんな感じでいいか。


 折角だからバッジの魔導具と同じ作りにして何かの魔法を付与しておこうかな。


 うーん、「汚れ除去」だけでいいか?

 服を着てるわけじゃないしね。


 自動的に毛をキレイにしてくれたら、それだけでお風呂の手間が省けるし、お世話が楽になるよね。


 ということで、ササッと真鍮と黒樫の炭で犬の手形のキーホルダーを作る。

 ついでに「汚れ除去」を付与していつもどおり12時間で自動発動するように設定する。


  キーホルダーの裏面に僕の名前とスノーの名前を物体作成で刻印する。


 最後にキーホルダー部分に輪っかをつけて首輪に接続すればあっと言う間にスノー用の首輪の出来上がりだ。


 まさに朝飯前の一仕事である。


「スノーこっちにおいで。新しい首輪をつけてあげよう。」


 と言ってスノーを傍に呼び寄せると首輪を付け替えてあげる。


 うん、いい感じでかわいいぞ。


「似合うじゃないか、スノー。

 この首輪は12時間に1回、魔法で毛をキレイにしてくれるからね。」


 と言ってスノーを撫でてあげる。

 スノーも尻尾を振ってるからきっと喜んでくれているんだろう。


「タクさん、お風呂の準備ができましたよ!

 あ、スノーの首輪を新しくしてくれたんですね。

 よかったね、スノー。かわいいわよ。」


 と言いながらチャロンが戻ってきたので、朝のお風呂タイムだ。


 チャロンの服をスルリと脱がせると、2人で朝風呂に入る。

 もちろん朝からいろいろスッキリしてもらう。

 うん、もう、これがないと一日が始まらないよね!


◆◇


 朝のルーティンを終えて食堂に行くと高校生達は既に食事を開始していた。


 ちなみにスノーには昨日もらってきた肉の串焼きを朝食に食べさせてからやってきている。

 ご飯も与えずに部屋に放置するのは可哀想だからね。

 

 楓ちゃんとアカネちゃんがワイワイと喋っている。

 きっと昨日の出来事を聖ちゃん達に説明しているのだろう。


 男子チームはと言うと、マモル君とアイル君は相変わらずラブラブである。

 もうバカップルの様相だね。

 それにしてもアイルくんは女子にしか見えなくなってきた。

 心なしかメイクの腕前も上がっているようだぞ?


 他の男子はその様子を見て見ぬふりといった感じである。


 僕達もそんな様子は全く気にせずに、いつもの朝食セットを美味しくいただくことにする。


 今日も一日中野外活動の予定だからたくさん食べておかないとね!


 ご飯を食べてる途中で亜季ちゃんと目があったので、8の数字をハンドサインで送ると、わかったとばかりに親指を立ててくる。


 うん、今朝は機嫌が良さそうだぞ。

 きっと昨日は存分に弓術スキルを使ったからだね。


 今日も楽しい野外活動になるといいね(汗)


◇◆


 部屋に戻って戦闘服を着て装備を整えたら、チャロンとスノーと一緒にロビーに下りる。


 既に女子メンバーは皆集合していた。


「おはよう、みんな。疲れてないかい?」


「おはようございます。タク先輩、チャロンさん、スノーちゃん。

 昨日はグッスリ寝たので疲労回復はバッチリですよ。

 タク先輩こそ疲れてないですか?

 というか、疲れることをしてないですか?」


 と亜季ちゃんにジト目でツッコまれる。


「そ、そんなことないよ(汗)。元気いっぱいさ!

 さあ、皆の準備がよければ早速出発しよう!」


 と、亜季ちゃんの追求をかわすが如く出発の合図を出す(汗)


 さあ今日も頑張ろう!


◆◇


皆でワイワイと話しながら街に向かう道を歩く。


 隣りを歩く亜季ちゃんが、


「そう言えばタク先輩は我孫子の奴のその後を聞きましたか?」


「うん? マモル君のこと?」


「はい。我孫子の奴はアイル君をお世話係に指名してから急に魔法のスキルが成長したようなんです。

 なんでも既に魔法士団でもトップクラスらしいですよ。

 このままいけば魔法士団で一番の使い手になる日も近いと言われているようです。」


「へー。すごいね!

 やはり大人の階段を登って魔力のリミットを解放させた効果が出ているのかな?」


「そうみたいですよ(ジト)。

 まったく、我孫子の奴に先を越されるなんて一生の不覚ですよ・・。」


 おっと、亜季ちゃんがまたダークサイドに落ちていきそうだ。止めなければ!


「まあ、もともと魔法使い(各種)見習いだったから、遅かれ早かれそうなったんじゃないかな?

 僕もせっかくだから攻撃魔法を練習しようかな?」


「攻撃魔法ですか?」


「そうそう。攻撃魔法のレベルを上げれば、それを付与魔法で魔道具化できるからね。

 みんなの攻撃力と防御力アップに繋がればいいなと思ってね。」


「なるほど。確かに今後のことを考えるとそうしていただけると助かります。」


「まあ、いろいろ皆でアイデアを出し合って研究していこう。」


 と亜季ちゃんの興味と精神状態を元の位置に引き戻す。

 ふう、自然な会話の流れの中で引き戻せてなによりだ(汗)


「ところでチャロン。常設依頼を受ける場合でも冒険者ギルドに顔を出すひつようがあるのかい?」


「いいえ。顔を出さなくても大丈夫ですよ。

 常設依頼は成果物だけを買い取って貰えば依頼達成ですからね。

 直接王都の外に出たほうが時間が節約できますよ。」


「じゃあ、そうしよう。ギルドに寄ってまたあの自称1流冒険者にからまれても困るしね。

 それに中央広場の市場でお昼ごはんの材料を買って行きたいしね。」


「そうですね!いろいろ買って行きましょう!」


 と、ノリノリのチャロンに先導された僕達は、中央広場でパンに野菜にソーセージ、干し肉、調味料、等々をそれぞれたくさん購入すると、昨日と同じ城壁の門をくぐって北の森へと向かう。


 さあ、野外活動2日目の始まりだ!


◆◇


最後までご覧頂きありがとうございました。


感想など頂けると励みになります。


引き続きよろしくお願いいたします。

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