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第6話 ガチャの成果は?

初めての投稿小説です。

応援していただければ幸いです。

よろしくお願いいたします。

 次に水晶の前に立ったのは爽やかな体育会系男子である。

 「僕は剣道部だから剣術系のスキルが欲しいな。」

 

 と言いながら水晶に手をかざした。


 水晶からは委員長女子と同じような光の筋が伸びたが、若干数は少ないようだ。


 魔術士が、

「スキルは騎士(見習い)です。

 訓練および自己の好み次第では騎士だけではなく、重騎士や聖騎士に進化することも可能ですよ。

 がんばればさらに上位の剣聖に進化することも可能です。」

 

 と解説すると、剣道部男子は期待どおりのスキルだったのかニンマリとしていた。


「騎士団長を目指すか、はたまた剣士として上級冒険者になるか・・。」

 との呟きが聞こえたような気がするが・・。


 以後、同じように高校生達が水晶に手を当ててスキルを確認していった。


 なお、本人の特徴、希望(自称)とスキルの結果は次のとおりであった。

 概ね、本人達の希望が反映されているらしい。


・オタク系男子:

 魔法使い各種(見習い)(訓練をがんばれば賢者への進化も可能)

 将来は30歳になったら魔法使い(俗語)になる予定だったらしい・・。


・ショートカット女子(登山・キャンプ好き):

 斥候(見習い)(忍びへの進化も可能)

 山登りしたりキャンプしたりが趣味らしい。

 忍者にも興味があり、人気アニメの忍忍○太郎の大ファン。 


・オラオラ系男子(最近総合格闘技ジムの会員になった。):

 格闘戦士(初級)(訓練をがんばれば拳聖への進化も可能)

 まあ、なんというか、このまま成長すれば格闘技イベントの「外側の人々」や「ぶっこわせ」に出場しそうな雰囲気だ・・。

 見かけとちがって話やすい好青年のようではあるが。


・弓道部女子:

 弓術士(初級)(進化の方向性によっては狩人も可能)

 部活がそのままスキルになっただけのようだ。

 弓道女子らしく、凛とした長い黒髪の似合う女の子である。

 ちなみに僕の部活の後輩でもある。

 会ったことはないけど。 


・理系男子(科学部員。夢は科学者):

 錬金術士(見習い)

 将来はいかにも科学者になります、といった雰囲気だ。

 見た目はアカデミック系オタクである。髪型はすでに七三分けであり、制服のジャケットの下はニットのベストを着用という学者の先生スタイルである。

 既に学者の風格が漂っているぞ。


・癒し系女子(夢は看護士):

 治癒士(見習い)。

 眼鏡をかけたかわいらしい女子である。

 次の春から看護学校への入学が決まっているとのこと。

 きっと癒しの天使系看護士さんになるにちがいない。


・文系男子(夢は弁護士):

 交渉人(見習い)

 高校では弁論部員で口が立つらしい。

 一方で運動神経はからっきしなのでトークを活かせるスキルが付与されたようだ。

 若干、うさんくさい雰囲気なのも交渉人らしくていいね。


・元気系女子(夢は鷹匠):

 テイマー(見習い)。

 動物好きで次の春からは動物の飼育員になる専門学校に入学するとのこと。

 将来はお金を貯めて大好きな猛禽類を個人的に飼育するのが夢。

 好きな猛禽類はオオタカで、一緒に鷹狩りをしたいとのこと。


 スキルの結果を見たクレア王女は満足そうな顔である。


 どうやらスキルは彼女にとってなかなか良いものだったらしい。


「勇者達よ、皆なかなか良いスキルを得ることができたようじゃな。

 スキルに重複もないし、世界を旅するのに必要なスキルがバランスよく揃っておる。

 これで最後の1人も期待できそうじゃ。

 そこのちょっと年上のお主、さあ水晶に手をかざすがよいぞよ。」


 と、僕にスキルの鑑定を促した。


 さあ、いよいよ僕の順番が来たようだ。


最後まで読んで頂きありがとうございました。

感想などいただけると励みになります。

よろしくお願いいたします。

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