第1話 突然の召喚
初めての投稿小説です。
のんびりと続けていければと思っています。
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◆◇
僕はいま流れ行く光に包まれて何処かに向かって浮遊しているようだ。
この様子はさながらSF映画でよく見る星間ワープのようである。
後方に流れていく光線がとても綺麗で思わず見惚れつつも、何故こんな状況下にいるのか考えてみるがわからない。
さっきまで家の近くを歩いていたはずなのに?
いったいここはどこなのか?
もしかして夢の中?
そんなことを考えながらしばらく光を眺めていると、意識が朦朧とする頭の中に唐突に声が響いてきた。
「どうやら今回の〈おまけ〉はかなり当たりのようだ。君には「なりたい自分になれる」力が与えられるはずだ。どうかその力であちらの世界に平和と秩序と新たな発展をもたらして欲しい。期待しているよ♪」
おまけって何?、力ってなんだ?と聞こうとするが何故か声が出ない。どうやら今はしゃべれないようだ。
頭の中に響いた天の声?は一方的に最後まで話し終えると聞こえなくなってしまった。
立て続けに生起するよくわからない事象に困惑していたら、目の前に大きな光の輪が見えてきた。
その光の輪はかなりのスピードでこちらに接近してきており、僕の体はそれをあっと言う間に通過した。
まるで電車でトンネルを通過したみたいな感じである。
光の輪を通過後、光の流れが徐々にゆっくりとなり、やがて停止した。
どうやら何処かに到着したようであるが、眩い光に包まれており、どんな場所なのかわからない。
何処かの鉄道の駅か??と心の中でつぶやいてみるが、天の声?からは反応はない。
やがて朦朧としていた意識が元に戻ってきた。
それに合わせて僕を包んでいた光も徐々に暗くなり、ちょっと暗めの室内くらいの明るさになる。
意識も視界も回復した直後、目前には予想外の光景が広がっていた・・。
「こ、こ、此処は何処だ? 外国??」
どうやら僕は知らないどこかに飛ばされてきたようである・・・。
何故???
最後まで読んで頂きありがとうございました。