やさしく揺れ落ちる枯れ葉
終わりかけの
薄汚れた一日
うつむいて
歩いてた
幸せがどこかに
落ちてないかと
枯れ葉散る
アスファルトは
単調で無感情の
つまらない運命
時間はたくさんあっても
寄り道が恐かった
なにも起こらない幸せ
等間隔の桜並木
寒さで震える枝に
振り落とされ
飛び降りた
最後の一片
冷たい風に煽られ
定まらない運命
定まらない着地点
幸せになってね
死んじゃいけないよ
死んじゃいけないよ
言って聞かせて
足下に舞い落ちた
憧れの一片
屈んでひろって
手のひら見つめ
そっとポケットに
しまい込んだ
宵の空を
みあげて
歩いた
幸せが
降ってこないかと
街灯は
ぽつりぽつりと
灯りだす
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