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嫁への懺悔日記  作者: カレー大好き
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コンプレックス

新婚1ヶ月。よく嫁を泣かせてしまいます。


夫婦喧嘩にすらなっていません。


今日は、23時頃二人で外食から帰宅している最中のことでした。


嫁は睡魔に襲われ、ウトウトしてなんとか歩いている状態。

意識もハッキリせず、しばしば立ち止まる。


早く帰りたい私は、嫁のカバン3つを肩にかけ、足が進まない嫁の背中を

押して借家までの坂道を登っていました。


嫁が気遣いの一言

「ごめんね、荷物重いでしょ」


これに対して私は

「一番重い荷物は四捨五入すると60キロあるかもしれないから、

 カバンくらいヘッチャラだよ」


最低の返事だと気付いたのは、嫁の目に涙が浮かんでからでした。


可愛い嫁に少し意地悪を言いたかった幼い私。また、ウトウトして前に進

まない嫁が、目が覚めて早く歩くかもしれないなんて考えもありました。

人の痛みが分からない、なんとダメな夫。


嫁から「ハゲ」や「デブ」とイジられるので、仕返しの気持ちもありました。


しかし、彼女は自分の体重をコンプレックスに思っている。一方の私は開

きなおって髪も体型もあまり気にしていない。この差は大きい。


家に帰っても泣き続ける嫁。

「どうせ私デブだもん」


私はただ平謝り。許して貰えるよう、この週末努力します。


こうした積み重ねが熟年離婚に繋がるのだと考えると恐ろしくて仕方あり

ません。小学生のような意地悪を言う未熟な私ですが、嫁が好きですから。


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