(`・ω・´)○○っ!!
「…ふにゅー…」
「…むう…」
「…何してるんすか?」
とある日の部室。俺が足を運んでみると、桜先輩と時雨先輩が向かい合って見つめあっていた。…なんで?
「…あの~…」
「あ、あっちゅん?来てたんだぁ♪」
「お疲れ、河内」
「…うっす」
とりあえず俺は荷物を置き、椅子に座る。…すると二人は揃って…
「「(`・ω・´)どやっ!!」」
と、一言呟きどや顔をしている。…
「何がしたいんすか」
「そんな突っ込みだとおもったわ…」
時雨先輩はため息を吐く。…その突っ込みしかないでしょうに
「簡潔に言えば、今日はどや顔の日だ」
「…どや顔、っすか…」
読者の皆は知ってるだろうか?どや顔とはしてやったり~的な時にする顔だ。主に敵キャラとかがやるな。「待ちわびたぞ…」的なセリフをはいたら特にやる気がする
「…なんでそんな日になったんすか。ついに頭が悪くなったんですか、桜先輩」
「ふにゅ!?…知らぬ間に、あっちゅんの突っ込みがぐさって刺さるようになってるよぅ…」
俺の暴言(吐くつもりは無かったんだが、突っ込んだ流れで言っちゃった)を受け、桜先輩が涙ぐむ。瞬間時雨先輩の拳が握られたので速攻土下座して謝る。…不可抗力だぜ
「…まぁ、簡単に言っちゃうとなんとなぁくなんだけどぉ…ほら、ショー部の皆はあんまりどや!ってするようなタイプの子、いないじゃなぁい?」
「…はぁ」
確かに言われてみると分からんでもない。基本的に高圧的な態度を取るメンバーがいないためだろうか。ただ、桜先輩、1つ忘れてる
「…いや、似合いそうな奴、一人はいますよ」
「ふぇ??…誰??」
桜先輩は首をかしげている。…本気で分かってないようだ
「憐香っす。あいつの家は生粋のお嬢様家庭っすから、憐香ならどや顔もにあうんじゃないかと思うんすけど」
「あぁ♪納得だよぅ♪」
「…そこで納得するのは、大道寺に失礼だろ、カオル」
桜先輩は理解し、にぱっと笑う。それに時雨先輩が突っ込むが、もう桜先輩は聞く耳を持たなかった
「じゃあさぁ、憐ちゃんが来たら実験してみよぅ♪」
そんなこんなで、今日の部活動は「憐香はどや顔が似合うか!?」と言う趣旨で固まった。都合がいいように阿見津先輩、風が先に来たので二人にも説明し、協力してもらう。具体的な流れはこうだ。憐香が部室に入ってきた瞬間に俺が憐香の傍に行き、誉めまくる。畳み掛けるように皆が誉め、その時の憐香の表情で判断するという作戦だ。…俺、なんか貧乏くじだな
そして30分くらい経ち、とうとう憐香がやって来た。…作戦開始だ!!
「ごきげんよう、みなさ…」
「おう憐香!今日も綺麗だな!」
…いきなり俺が憐香に世辞を言う。…あまりにも変すぎる。当然のように憐香は疑いの眼差しを向けてきた
「なんですの?何かたくらんでますの?」
「いや?素直に綺麗だなーって思っただけだ、なぁ?」
そして俺は皆に振る
「うん、滅茶滅茶可愛いよぉ、憐ちゃん♪」
「そうだな、ばっちり決まってる」
「憐香ちゃんは凛々しいし、ピシッとしてて羨ましいなぁ…」
『GOOD!』
…最後の阿見津先輩のが意味分からんが、皆が憐香を誉める。すると憐香は…
「そ、そうです…わね!そうよ、私は美しいの!皆様、私を見習うが良いですわ!おーっほっほっほ!!」
憐香が高笑いをした。その時の表情を見た全員は、ここで息を揃えて…!!
「「(`・ω・´)どやっ!!」」
「…は??」
結論…憐香は、どや顔が似合う(笑)