○○っ娘
「ちぃーす」
「こんちゃーっ♪」
とある日の部活、今日は全員が適当な事をやってる
「…俺も、ラノベ読むか」
俺はとりあえず、鞄の中から本を取りだし、読み出す。……
「……」
そういや、うちの部の女性陣ってかわいいよなぁ…
「…ふにゅ…」
ただいま昼寝中の桜先輩。この人はとにかくマイペース、ほんわかお姉さん、天使っ娘だ
「はっ!!はっ!」
時雨先輩は只今ダンベルでトレーニング中…。この人は運動神経抜群な人。運動っ娘とでも言おうか?
「…」
壁際に椅子を持っていき、そこで本を読んでいるのは阿見津先輩。阿見津先輩は才を持った人だ。そして眼鏡っ娘だ
「…今日の紅茶もいい香りね…」
ポットに入れた紅茶を飲んでいるのは憐香だ。多分用意したのは草影さんだろう。憐香は生粋のお嬢様だ。そして結構いじられっ娘である
「…暇だなぁ~」
そして机に突っ伏して暇を持て余してるのが俺の幼馴染みの風だ。風は桜さんほどではないが、ぽやんとしてる所がある。天然っ娘だろうか
「…あっちゅん?」
「え?あ、はい?」
そんな事を考えていると桜先輩に不意に声をかけられた。…俺は全くの不意打ちに挙動不審になっちまってるんだろうな
「…何をそんなに皆を凝視してるのぉ…?」
「は、はぁ…少し考え事を…」
「…うにゅう…?」
そしてそのまま桜先輩は目を細めながら近づいてくる。え、は…?
「…」
「あ、あの…桜先輩?もしかしてなんか気に障るような感じでしたか…?」
桜先輩は寝ぼけてるのだろうか?俺の前で立ち止まり、俺を見下ろして…
「ちゃいっ!」
俺の足を思いっきり踏んづけてきたぁ!??
「いっ……てぇぇぇっ!!?」
なんで!?なんでなの!?なんで踏まれるの!?
「…えへぇー…♪」
桜先輩は一転、いつもの笑顔になり自分の席に戻ってまた寝始めてしまった。…えぇ~…
「自業自得だな、河内」
そこに声をかけてきたのは時雨先輩だ
「…自業自得ってどういう事っすか?」
「そのままの意味だ。…どうせ何も分かっちゃいなんだろうけどな…」
「…はい?」
時雨先輩は頭を抱え嘆息している。…う~ん…?
「分からないならまぁいい…で?いったい何を考えている?」
「いったい何って…なんとなく一人一人を見て、こんな娘だってのを読者に…」
「淳は時々よく分からないことをいいますわね…」
「全くだな。…まぁいい」
そしてとりあえず解放され、再び平和が訪れた…
…今回何の回なのかって?…知るかよっ!!