ミスコン!?聞いてねぇよ!?
「うはーっ♪皆お疲れ~♪」
「…まだ胃もたれする…」
「大丈夫?あっつん…?」
学校祭1日目が終了し、テントの中の荷物を部室に運び出していた。希望高校は明日、後夜祭を控えているのだが、その日はPTAのバザーが昼食等を用意してあるので縁日をやる必要はないらしい
「…いやぁ、今日の戦いは実におもしろかったぜ、河内♪」
時雨先輩がたこ焼き機の掃除をしながら笑いかけてくる。…俺はあまりおもしろくないわ…
「…お腹にもたれてる…うぷ…」
「いやぁ~、あっちゅんの食べっぷりは格好よかったよぅ♪」
…桜先輩が誉めてくる。…さっきの桜先輩の一言が頭から離れなくて、顔があつくなる
「‐あっちゅんなら、付き合ってもいいかなぁ♪‐」
…忘れろ、俺!!こんな美人が俺を好きになんかならない!先輩後輩の関係なんだ…!
「…あっちゅん?」
「は!?はい!!」
「…んぅ??」
…煩悩が取れないっ…
「…むぅ…」
そこに風の冷たい視線が注がれてるのは、今の俺には気付くよしもなかった…
「…皆ぁ、大体片付けはいい感じかなぁ?」
「「お~」」
大体片付けが終わり、桜先輩に全員が呼び集められた。…なんだ…?
「明日は後夜祭だけどぉ…やることを発表するよぉ♪」
「…全員を呼び集めるってことは、アタシ達にも関係があるのか?」
「そうだねぇ♪…明日はぁ…ミスコンだよぉ♪」
…
「「はい!?」」
ミスコンだと!?…聞いてないぞ!
「部の代表二名を出してぇ…部対抗でコンテストだってぇ♪で、うちも出るから二名代表を決めるんだけどぉ…絶対男女ペアじゃないとダメらしいのぉ♪」
「…じゃ、俺は確定っすか!?」
さすがにビックリしてしまった。…俺、確定かよっ!?
「淳は確定として…もう一人はどうするんですの?」
憐香はその問題を口にする。確かに…どうするんだ?
「それはねぇ…これ~♪」
そこで桜先輩は部室のロッカーを片っ端から開ける。すると中には沢山の衣装が入っていた。…?
「これから私たちは着替えるねぇ?♪そしてぇ…着替えたあとの姿が一番可愛いと思った人をあっちゅんが選ぶのぉ♪」
「…俺、めちゃくちゃ責任重大じゃないっすか…」
顔から血の気が引く。…なんでこんなに責任背負わされるの!?やっぱりあの言葉は…!?
俺がこんな事を考えてる傍ら、他のメンバーは…
「んふふ~♪あっちゅんを悩殺してやるぅ~♪」
「…アタシはあまりこういうのは好かんが…部活だから仕方ないか…」
『私も…あまり人前に出るのは得意じゃないけど…頑張る!』
「あっつんにしばらく振りに私の可愛さを見せてあげなきゃ!!」
「…普段は草影に支度を任せてたから、何が似合うか分かりませんわ…」
何故か皆乗り気だ…
「じゃ~…」
「「着替えるから出てけっ!」」
そして部屋を追い出され、着替えが終わるまでまたされることになった。…なんでミスコン…実行委員め…!