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暑苦しく見参だぁっ!!/ショー部のぉ…♪

「…お待たせ、しました…」


あれから少しして、阿見津先輩が戻ってきた。…まだ無理に声を出してるのか…


「阿見津先輩、とりあえず今は声を無理に出すのはやめません?皆驚きますし、阿見津先輩も無理してるように見えますよ?」


「…」


阿見津先輩は少し考えた後、携帯を取りだし、いつも通り画面に文字を打ち込んで見せてきた


『そうだね♪とりあえずはこれで行くよ!』


そしてとりあえず俺は全員を部のテントに呼び戻す。…始まる…


「皆~?準備はいいかなぁ?」


桜先輩が確認をとってくる


『OK♪』


とりあえずたこ焼きの用意は阿見津先輩に一任された。阿見津先輩は笑顔で答える


「アタシも大丈夫だ!よし、辛いの食わせてやる…!」


「私も辛いのは食べたくないから、頑張ります!」


「…私もですわ。阿見津先輩のあの苦悶の表情を見たらとても…」


「俺も同じだな。…さすがにあれ食ったらしばらくたこ焼き食えなくなりそうだ」


俺を含め時雨先輩、風、憐香がうなずく。この四人はたこ焼き購入者とのロシアンたこ焼きの勝負をする係。…この係が多分一番酷だ。だってひたすらたこ焼き食わなきゃならないからな。…トラウマになりそうだな


「皆、準備オーケーみたいだねぇ♪」


桜先輩は経理運営。部長だからな


「じゃ~遅くなっちゃったけどぉ…ショー部式縁日、開店だよぉ~♪」


「「おぉーっ!!」」


こうして随分遠回りにはなったが、ショー部もとうとう開店した…



「はいは~い、たこ焼き一パックお買い上げで~すぅ♪」


「…了解っす…で、ロシアンっすか?」


「うん♪お願いねぇ♪」


「…うぃっす…」


それから一時間、ショー部のたこ焼きは売れまくった。それに比例してロシアンたこ焼きの試合数も自然と増えていく。…これで、何が言いたいか分かるな?


「…うぅ…辛いよぉ…たこ焼きの味が分かんないよぉ…」


一番辛いたこ焼きを食べてたのは風だ。目はもう涙目だった。…口の中がヒリヒリしてるに違いない。お陰さんで結構たこ焼きを半額にしてしまっている


「…正直食べ飽きてきましたわね…」


逆にほとんど辛いのを食してないのは憐香だ。ただあまりにも普通のを食べすぎてるせいで腹一杯になってしまってるんだろう


「なんだいなんだい二人して気合いが足りないぞ!」


そう二人を鼓舞するのは時雨先輩。…やっぱり今までショー部に居た人間は違うな


「よっしゃ!やったるぜ!!」


そこに一人の髪の毛をツンツンにし、いかにもチャラい男子が来る。その学生を見るや否や


「…くっ、また暑苦しいのが…」


と、憐香が嫌悪感を露にしていた。…こいつ、誰?


「やい!!河内!!主人公っぽくないくせにこんなハーレムに居るなんて羨ましいぞ!今すぐ変われ!!」


その男子は俺を指差し、意味の分からない事を抜かしている


「誰だよお前…。知らん奴にいきなりそんなことを言われる筋合いは無いんだが?」


俺はとりあえず適当に言葉を返す。こういう奴の扱いは正直この部で慣れっこだ


「知らないとは言わせないぞ河内!!俺は同じクラスのスーパースターだぞ!!」


…また、意味の分からないことをおっしゃってますね、はい


「あのポンコツは児島熱斗ですわ。…本当に、暑苦しいですわね」


「何を言うかハニー!!俺の様なスーパースターこそ憐香の隣にふさわしいのだ!」


「だからそれが暑苦しいと言ってるのですわ!!」


憐香が本気で嫌がっているが、児島は全く気にしてない。むしろ自分に酔ってる感じがする


「くぅぅ…なんでこんなのが…!!」


「まぁ落ち着け、憐香。…おい、児島とやら?」


「何だ、凡人!!このスーパースターに何のようだ!」



「「うぜー…」」


俺と憐香が声を揃えて嘆息する。…よし…


「…こいよ、お前。…ショー部代表として俺がお前を潰してやる」


俺は何故か勢いのままにそういうことを言った。…こんなバカには現実を見てもらうさ


「…いいだろう!どんな勝負でも受けてたつ!それがスーパースターの定めだ!」


それに暑苦しく叫ぶ児島


「その話ぃ…しかと聞いたよぉ♪」


そこに桜先輩がやってくる。知らぬ間にギャラリーに囲まれている


「じゃぁ…あっちゅん?皆ぁ?アレ行くよぉ」


「…アレすか」


「アレか、おもしろいな!」


『アレ…頑張れ、河内君♪』


「頑張れっ、あっつん♪」


「…なんでこんな大事になったのかしら…」


「ショー部のぉ…勝負ぅっ♪」

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