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たこ焼きタコヤキたっこたこ~♪(?)

「どっこいしょっと!」


「うわあっ!?…時雨先輩!?」


とある日の放課後、部室には時雨先輩以外全員揃っていたが、すぐ時雨先輩もやって来て、でかい荷物を机上に置いた。…大きい風呂敷に包まれたこの細長い荷物は…


「ひとみん~、これなぁに?」


「おいおい…忘れたのか、少し前にやっただろ?」


「…あ、時雨先輩、たこ焼き機…ですか?」


風が荷物の中身に気付いて声をかけてきた。…たこ焼き…あれか?


「学祭のロシアンたこ焼きの…ですか?」


「あぁ、その通りさ。河内、風、よく覚えてたな」


そういい時雨先輩は風呂敷をほどく。すると中からは家庭用のたこ焼き機が出てきた。…でもよ、たこ焼き機って風呂敷で持ってこれる物か??…時雨先輩の腕力、恐るべし…


「まぁ、今日はとりあえずトラップなしのたこ焼き作りをマスターしてもらう。とはいえ前回のわさびトラップはただわさびをたこに塗っただけなんだがな?」


「…!(#ΩДΩ)」


阿見津先輩がまた涙目になっている。あぁ…多分思い出してるなぁ…、ご愁傷さまです


「とりあえず、私が作ってみるから見ててくれるかい?」


そうして時雨先輩は鞄から材料を取りだし、たこ焼きを作り出した


「…時雨先輩の喫茶って、たこ焼きなんておいてましたっけ?」


「いや、取り扱ってないけど…それがどうかしたか?」


「いや、にしては…」


「手際が良すぎますわね」


憐香が話に入ってくる。確かにその通りだった。型を流し込み、焼きながらタコを入れ、ひっくり返す…すべての動作に無駄がないのだ


「素人であるならば、普通ならどっかでもたつくと思いますが…?」


「ふん、私が素人に見えるか、大道寺?」


「いや、むしろ見えませんが…」


「ふん。まぁこのときの為に練習をしたと言うことにしようかな♪」


時雨先輩は笑ってごまかした。…謎だな


「さぁ…出来た!」


そして時雨先輩が皿にたこ焼きを乗せる。知らぬ間に青のり、ソースが塗られていた


「まぁ食ってみな、弓佳?」


『!?(#;Д;)』


時雨先輩はまず阿見津先輩に勧めた。前回唯一わさびを塗ったたこ焼きを食してるから、まぁ無理はないが…阿見津先輩、怯えてるなぁ


「しゃあないなぁ…ほらっ!」


「んぐっ!?」


そんな阿見津先輩に、時雨先輩は容赦なくたこ焼きを口に放り込んだ。阿見津先輩はとりあえず一回噛むと、笑顔に変わった


『おいしい…』


「だろ?まぁ、こんな感じにやれば、きっとうまく行くさ。…とりあえず焼いた分、くっちまうか」


「「いただきまーすっ!」」


そしてとりあえず焼いたたこ焼きを皆、おやつとして食べた。…とっても、おいしかったぞ?


とりあえず分かったことは、時雨先輩は実は家庭的な人間だって事かな…



え、まだこのたこ焼きの回続くの!?


「次、いってみよーっ!!」


風が進めんじゃねーっ!?俺の役目だーっ!

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