気付けよ、普通食わねぇよ
「…じゃ、ここまで復習しておいて下さいね?」
アリスが俺のクラスにはいったその日、アリスは空いていた俺の隣(俺はクラスの最後列に居る)に机を構えた。そしてとりあえず授業を受けていたのだが…
「…」
「…」
見られてる。監視されてる
…朝、おれが教室に連れ戻してからアリスはずっとこの調子なんだ。ずーっと俺に視線を固定してる。…なんなんだ…?
「…と、昼か」
今は12時。…昼飯時だ。いつものように購買に…
「…」
「…?♪」
…アリスが、俺の後ろについて来てる。それを見てる風と憐香の視線がなんか痛い。…不可抗力だからな!?
「な、なぁ…アリス?」
「なんだ?アツシ♪」
とりあえず沈黙はなんかつらい。とりあえず俺はアリスに話しかける事にした。…こいつ、日本語しっかり理解してるから意思疏通は難しくないんだ
「昼飯はどうするんだ?」
「ご飯か?アリス、食堂、行く!」
どうやらアリスは購買派ではないらしい。でもま、今日一日くらいいいか…
「そっか。じゃあ行くか?」
「行く!アツシ、アリスに場所、教えて!」
アリスは喜んでついてきていた。…教室で風と憐香が二人凄くにらみながら俺たちを見送っていた。…だから俺何もしてねぇって…
「…あまり混んでないな」
「ん!頼む、すぐ来る、良いこと♪」
食堂は生徒はあまりあまり居ない。…昼なのにな
「じゃあ、何食うか…」
とりあえず券売機に対する。うちの食堂はあんまり変なメニューは無い。カレーだったり、ラーメンだったり…。とりあえず、アリスが何買うかを見てみるか…
「私、これ!」
アリスがお金を入れ、券が出てくる。…ほう、カレーラーメンに、唐揚げか…
「…重てぇ…」
やばい、食ってないのに胃もたれする…
「アツシ?どした?」
アリスが俺の顔を覗き込んでくる
「い、いや。何でもない。…俺はカレーにするかな」
とりあえず俺も券を買い、席で待つ。そしてとりあえずアリスと面向かい、話をする
「…アリスは、結構食うんだな?」
「うん!アリス、いっぱい食べる、沢山育つ、いいこと!♪」
「…いいことだな」
「だからアツシも食べる、元気になれる♪」
「…そうか?」
アリスはにぱっと笑う。…なんか、桜先輩となんとなく似てる気が…
「あ、できた!アツシ、一緒に、取りに行く!」
「あ、あぁ」
とりあえず俺たちは出来た料理を取りに行き、とりあえず食べ始める事にする。…アリスは箸を使って、カレーラーメンをすする。時々唐揚げをつまみながら。…やっぱり重てぇ…
「アツシ!」
「ん!?な、なんだ?」
「ここのご飯、おいしい!おいしいご飯、嬉しい!♪楽しい♪」
「…そうか?」
アリスにはおきに召したらしい。アリスはカレーラーメンにぱくついている。…あ、口にカレーが…
「アリス、口にカレーついてるぞ?」
「…ん?」
アリスの口回りにはカレーがついてる。彼氏彼女の様な関係なら吹いてやるのが筋なんだが…やるわけには行かないよな
「ん…取れた?」
「あぁ」
「うん!よかった♪」
またアリスが笑い、唐揚げを頬張る。今日気付いたのはアリスは食べることが大好きで、でも何か抜けてて、ちょっと可愛い留学生だって事だ
まぁ、このアリスが、まさかね…
「すいませんっ!唐揚げもう1つお願いです!」
「あぃよーっ!」
「…まだ食うのか!?」