セミ
「…あっつ…」
「…あーつーいぃ~…」
「…さすがに…暑いな…」
『(;×Д×)…暑い…』
「これはさすがに暑すぎるわね…」
「…暑いよぉ…」
全員が口を揃えて暑いという言葉を口にする。今日は猛暑日。セミが世話しなく鳴いていた
「そ~いえばさぁ~…」
桜先輩が机にだらんともたれながら話を始める。…見てみるとYシャツの第2ボタンまで外してる。…別に誘惑されてないのは分かるんだけどさぁ…意識しちゃうよね、だって男の子だもの
「セミの鳴き声ってどんなんなんだろうねぇ~?」
「…そりゃぁミーンミーンでしょ?」
何で急に当たり前の事を…
「…いや、待て河内。セミはジーッ、だろ?」
そこに時雨先輩が反論してくる。…えー?
「ですよね?私もそっち派ですよ♪」
「そうですわねぇ…みーんとは聞こえませんねぇ?♪」
「…まじっすか?」
その意見に風と憐香も擁護する
『私はみーん派だよ?』
阿見津先輩はミーン派らしい。…阿見津先輩、顔面を机にくっつけて手だけで画面を見せる姿はまずいでしょう…
「…桜先輩は?」
俺は再び桜先輩に目を向ける。話を始めた人間の割りには全然話に参加してなかった。…何を考えていたんだ?
「私はぁ…ウィーンッかなぁ…」
「「へ??」」
いやいや、まさかの第3意見っすか!?
「…」
「なんだよぉ~っ!うぃ~んっ!!だよぉ~!」
桜先輩は立ち上がり、手をバタバタさせて訴えてくる。とってもほほえましい光景なんだが…あっつい
「へにゃ~…」
桜先輩もすぐに訴えをやめ、椅子に座り机に突っ伏す。他のメンバーも完全にぐだぐだになっていた
「…どうでもいいかぁ~…」
「「待てぇいっ!!?」」
全員の声が揃う。…なんか前にもこんなことあったようなぁ…
「ふにゅ?」
当人は心当たりがない様子。…ど天然かよ!?
「先輩、話を自分からはじめておいてそれはさすがにないっす。横暴っす」
俺は冷静に桜先輩に突っ込んでみる。すると、桜先輩は
「でもこれってぇ、自分であげておいてなんだけど、おもしろくなかったからぁ…」
桜先輩はペロッと舌を出し、笑う。…よし、皆のアイコンタクトが取れた!せーの…!
「「そうですかっ!!」」
…今日の部活、ただぐだった。とにかくぐだった。…中身なんてありませんが、何か!?