表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
39/128

勝負!④…B.F編 前編っ!

「じゃーんっ!♪」


「…桜先輩?」


皆で海水浴やら砂城作りや日光浴を楽しんでる中、何やら桜先輩が思い付き別荘に帰っていった。なにを思い付いたんだろうか…と思いながら、俺は阿見津先輩と砂城作りを頑張っていた。すると桜先輩は何やら棒状の…というより、しっかりした旗を持ってやってきた。…まさか…


「皆~♪集まってぇ~♪勝負を始めるよぉ~♪」


「…桜先輩…?」


「にゅふ~♪ショー部の…勝負~♪」


桜先輩の号令で皆が集まってくる。…部活が始まったようだね


「カオル、今回はなにを?」


文句も言わず聞く時雨先輩は桜先輩に聞く。…慣れは怖いなぁ…


「今日はぁ、ビーチフラッグだよぅ♪」


桜先輩は旗をふりながら意気揚々に話す。…ビーチフラッグか


「ルールは簡単、100m先に埋められた旗をうつ伏せの状態からスタートの合図でダッシュして奪い合うゲームだよ♪」


「…それは勿論俺も参加っすか?…」


正直、乗り気には慣れない。パターン化されてはいるが、今回ばかりは体育会系な事だ。さすがに体力勝負なら男子の方が有利なのは明白だ。そんな所で俺が勝っても、あまりにも…


「なんだ河内。負けるのが怖いか?そりゃぁ私が居たら負けるって気にもなるよなぁ…♪」


…時雨先輩のこの発言は聞き捨てならないなぁ、えぇ!?


「…いいでしょう、男の意地、見せますよ!!」


「じゃ~、全員参加でけてーいっ♪」


安い挑発に乗った俺はそのまま部活に参加することになった…


とりあえず勝ち抜きトーナメントと言う形で争われることになったショー部式ビーチフラック。だが、俺は少し確認を間違えたようだ。とりあえずトーナメントはこんな感じ


一回戦

河内 淳対大道寺 憐香

朝野 風対阿見津 弓佳

桜 カオル対時雨 瞳


こんな感じだ。話によれば二本先取らしいんだが…


「…」


実は今、俺と憐香はうつ伏せの状態で目隠しをされている。そして後ろからはなんか…スコップで地面を掘るようなおとが聞こえてくる。…旗、そんなにデカイの?


「よし!準備おーけー!じゃあふーちゃん!二人の目隠し外してあげてぇ♪」


そして二人の目隠しが外される。あぁ…太陽が眩しい…


「じゃあ、よーいドンで埋まってる旗を見つけて…」


「「ちょっと待て」」


憐香と同時に突っ込んでしまった。桜先輩は頭の上に?が浮かんでる。…この人、ビーチフラッグのルール、知らないんじゃね!?普通は旗は立ててあるんだぜ!?


「…まぁ、突っ込むだけ無駄かしらね。…やるわよ、淳」


憐香は諦めたようでまたうつ伏せになる。…諦めんなよ!?


「はいはい河内、早く寝そべりな」


「あっつ~ん!早く~!」


なんか時雨先輩に風、二人とも何食わぬ顔で俺に早くしろって言ってる!?…こうなったら、阿見津先輩に…


『(:´‐ω‐`)』


…ビーチパラソルの下でのびちゃってる…暑いとこ苦手なんだ…


「…」


仕方ない、俺も寝そべるか…


そして二人の準備が整い…


「…よーい…!」


ライフルっぽい銃声が空にこだました!…銃声?


「…桜先輩!?」


なんで桜先輩はライフルをもってるのかなー?


「ん?別荘にあったから、つかっていいかなぁってぇ♪」


「ダメだからね!?そーいうのは間違いなく免許いるよ!?」


「あっちゅん?突っ込む暇があるなら行かないと、負けちゃうよ?」


桜先輩に言われて進行方向に向けると、憐香が砂に足を取られながらもはしりだしていた


「…っ!待てっ!」


俺も慌てて駆け出す。大丈夫だ、憐香はうまく走れてない!


俺の予想は正しく、すぐに追い付き砂に埋まってる旗に二人揃って飛び込む!…あった!


「よっし!」


「…わ、私が負けた…」


砂の中から立ち上がり旗を掲げる。憐香は寝そべりながら悔しがっていた。…かっちゃった


「しょーしゃぁー!あっちゅん!」


ということで、俺がまず準決勝に駒を進めたのだった…


次話へ続いちゃうらしいぜ…(笑)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ