リレー小説!④…時雨瞳編。だけど…
『を調べることにした。だがここで落とし穴があったんだ。BとDには残念ながら恨みを持つような経歴がないのだ。接点自体はあるのだが、如何せんAさんが間に入っていたため、これと言って絡まないのだった。…ここからが私の頭の使い所ですね。ここで皆様、考えてください。どちらか一人は嘘をついてるのです。なら科学の力を用いればこれを看破することが出来るはず。ここで秘密兵器の嘘発見器を用いましょうか。…なんですか、その「ズルすんな」的な目は。これが一番楽なんですよ。…では、まずBさん、この縄は貴方の物ですね?…違う、と。ふむ…針も動きませんね。どうやら本当みたいですね。ではDさん、この縄は貴女のですね?…え、違う?…針も動かないですね。…詰みましたね。…え?諦めるのが早いですって?でも科学の力を用いたのですよ?科学の力を用いてこれなら正直私にはどうすることも…いや、分かってますよ。この問題は私が解決をしなきゃ』
「…河内、ごめん。君の気持ち、分かった気がするわ」
「…分かってくれて、何よりっす」
時雨先輩がまるで灰のようになった状態で俺に語りかけてくる。…また新たな犠牲者が現れたか…
「…あの、桜先輩、まだ続けるんすか??正直もう精神が持たないっすよ…」
「ん?これくらいゴタゴタしてた方がおもしろいんじゃなぁい?」
桜先輩は既に終わった俺らと違い、まだまだピンピンしている。…この幸せ脳め!
「ん~…」
だがここで桜先輩が手を口に当てながら何かを考え出した。…まさか、まさかね?
「飽きたね??」
「「うぇぇええぃっ!?」」
まさかだよ!?この期に及んで発案者が超笑顔で飽きたって暴挙だろ!?テロだろ!?今までの体力返せよ!?
「ん?皆どうして大声出すの?放課後だけど、他に人いるかも知れないんだからあんまり騒いじゃ…」
「「(お前・カオル)のせいだっ!!」」
俺、時雨先輩がシンクロする。阿見津先輩も
『横暴だ(´・ω・`)』
って言う画面を店ながら顔を青くしてる。風はポカンとしながらまったりと煎餅をかじっている…お前もお前でよく平然として居られるな!?
「まぁまぁ。じゃぁねぇ、皆でこれからクレープでも食べに行こうよぉ♪今日は楽しかったから、部長が奢っちゃうからさぁ?♪」
「クレープ!?食べますーっ♪」
桜先輩がさっきと同じ満面の笑みで提案してくる。俺たちは顔を見合わせ、ため息をつき…笑いながら
「「…そうしますか」」
と答え、皆でクレープ屋に行くために帰る支度を始めたのだった
…俺たちの所属する部活、ショー部。今日もハチャメチャだったけど…でも、和やかっす
注…決して話を続けるのが難しくなったから、打ち切った訳じゃないんだからねっ!!話はまだまだ続くんだからねっ!!(天からの叫び)