マジでとガチでの違い…?
「でさ、マジですごくね?」
「だよな!?ファングスの野村のあのサヨナラホームラン!ガチでやべー!」
「…」
「…桜先輩」
「ふにゅ?どーしたぃ、あっちゅん?何か悩みごとかぃ?」
とある日の放課後、俺はいつも通り部室に居た。だが、俺はずっとあることを考えていて、今桜先輩に聞く決心がついて声をかけた
「悩みじゃないっす。でも少し気になることがあって…」
「なんだぃなんだぃ?気になるなぁ♪」
桜先輩はこーいう事はしっかり聞いてくれる人だ。…よし
「マジで、とガチで、の違い、分かりますか?」
「ふにゅ!?…むむむ…」
そう、俺が気になっていたのはマジで、とガチで、の言葉の違いだ。実際意味は同じな気がするが…皆はどう考えてるんだろうか?
桜先輩は唸りながら考えたあと…携帯を取り出した。…何してるんだ?
「桜先輩?」
「いやぁねぇ、こーいう話は若い子の方が分かるからぁ、ちょっとコハに聞いてみるねぇ♪」
どうやらコハルにメールを打っているらしい。…いや、あんたも若いだろ
そして少ししたらコハルのメールが返ってきた内容は…
『お姉さまも若いんだから、お姉さまが分からないんなら私も分からない筈ですが?』
「ふにゅ~…、コハが冷たいよぅ…」
「…は、はは…」
コハル、ナイス突っ込み!
とりあえず、桜先輩は分からず、この後アリス、時雨先輩、風、憐香と聞くが…
「辞書に載ってないヨ、その言葉!!」
「悪い、そーいう言葉遊びは苦手だ。聞くなら他の奴に聞け」
「う~ん…前回のテスト、現代文赤点ギリギリだったからな~。…分からない!!」
「私、その様な下等な言葉は使いませんの。当然知る筈もありませんわ」
この四人も全く分からなかった。まぁ、正直俺もこの二つは同じようにしか見えない。…こうなったら、ショー部一の頭脳に賭けるか
「阿見津先輩、話の経緯は分かりますね?」
「…うん、大体は聞いたよ?」
そう、阿見津先輩だ。…俺はショー部の人間に雑学的なものを聞くときは阿見津先輩を最後にする。頼みの綱みたいなものだからな。阿見津先輩はにっこり笑い、答えてくれる
「…少し説明が難しいから…例文を二つだすね?」
「よろしくっす」
「…まず、1つ目は…『これはマジですごい石だ』」
「はい」
「二つ目は『これはガチですごい石だ』」
「はい」
「…どっちが凄い石だと思う?」
「え?…えーっと…どっちも変わらない気が…」
「…だよね?そうなの、実際どちらもすごい石なんだよ?」
「は、はぁ…」
「…だから、マジで、とガチで、にはあまり違いが無いの。強いていうなら、ガチで、は最近言うようになった言葉なのかな?」
「…へぇ~」
「…これが、答えです。これでいいですか?」
阿見津先輩が笑いかけてくる。…実際は、違いが無いのか。解決だな
「はい、阿見津先輩。ガチで謎が解けました」
「…?う、うん…」
「阿見津先輩、マジでありがとうっす」
「…??」
「…文法、合ってますか?」
「…多分間違ってるよ。…意味が近いからって、乱用したらだめ…」
ですよねー