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STONE LIFE  作者: 緋絽
16/65

2人目 9

───── 後日 ─────

宿に戻るとさすがに俺はぶっ倒れ2日ほど眠り込んだ。

そしてフローが見舞いに来てくれた。

「ラピスラズリは…この宿のオーナーの主人を連れていったんだ…」

「…あぁ」

「私は2人にとても…何と言うのかな…親、のようなものを感じていて…特にオーナーには言ったら言い切れないほど感謝してるんだ」

「そうか…」

「…主人がいなくなってからのオーナーを見るのはつらかったよ…」

「............」

「だから私はラピスラズリが許せなかった。2人の幸せを奪ったあいつが───。だから...ありがとう」

「いや...全然。俺達のはついでだったから...」

「もう、体いいのか?」

「あぁ大分。もう動けるよ」

トパーズが俺の背を叩いた。

「俺お前に蹴られたせいで怪我したんだからな」

「だから悪かったって」

フローがそれを見て笑った。

「ジルコン...ありがとう...」

「...あ、そうだ」

フローの手に指輪をはめる。

「なっ何だ!?」

「お前が次のDマスターになれよ。この街を守ってくれ」

「私に...できるか...?」

「お前だから、できるさ」

「そうか...」

フローが指輪を見つめ、それにキスをした。

「がんばるよ」

「あぁ!!」


『Dear ルビー

サファイヤを倒して次にファイヤーストーンウォールズへ向かったんだ。そこのDマスターは酷い女で、男を殺したりしてたんだ。街に男はいなくなって...』


ルビーへの手紙を書いている。

フローのことを話したらどういう反応をするだろう。

クスリと笑ってペンをインクにつける。


『もうすぐ一度セントラルへ戻ります。皆に伝えといてください。

                            

    From ジルコン』


封をして手紙を出した。

「行くか」

「あぁ」

馬車に乗ってフローを見る。

「それ、秘密だからな

「わかってるよ。何度も言うな」

「ハハ」

「次いつ会えるかな」

「さぁなぁ」

「...ジルコン」

「ん?」

「私はお前のためにこの指輪をはめるよ。本当に感謝してる」

「いやぁ」

頭を掻くとフローが俺の襟首を掴んで引き寄せた。

「え」

頬にキスされる。

「なっなっ…」

「じゃあな」

顔を赤くして言った。

ドアが閉まる。

トパーズが汗を浮かべて言った。

「…セントラルストーンウォールズまで」

馬車が動き出した。


よろしくお願いします!

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