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魔王候補と勇者候補  作者: 飯田栄静@市村鉄之助
2・War and brave man.
16/43

EPISODE15 「同じ目に遭いたくなければ降参しろ!」




 ティリウスの考えた作戦。それは、彼が洗礼によって手に入れた力で可能となるものだった。


 ――雷化。


 それがティリウスの案だった。だが、同時にリスクもある。

まず、雷化が不安定なこと。魔力を大量に消費してしまうので、ある程度距離を詰めないといけないこと。訓練をしたおかげで自分だけではなくもう一人だけ雷化させることは可能だが、失敗すれば大きなダメージを与えてしまうこと。

 成功すれば問題ないことだが、プラス思考だけでは戦場を潜り抜けることはできない。

 だが、結果として、ティリウスの案は採用された。

 雷化したティリウスとナツキが雷の速さで“勇者候補”へと近づく。そして、ナツキが“勇者候補”を倒すのだ。

 失敗した場合は後方に控え、時間差で兵を引き連れてくるサイザリスやアイザックに任せることとした。

 味方である兵士は一度下がらせることになる。雷化したティリウスが巻き込まないようにするために。


「そろそろ行くぞ。敵は待ってくれない」


 緊張した声で、ティリウスはナツキに言う。


「ああ、行こうぜ」


 対するナツキはあまり緊張していないようだった。ティリウスを信頼しているからか、それとも別の何かか。

 そんな二人にアイザックたちが声を掛ける。


「ナツキ様、ティリウス様、どうかお気をつけください。本来なら、なにも貴方たちが特攻などしなくてもいいのですから。危険だと思ったら、すぐに逃げてください」

「大丈夫だって。まだ目的のもの字もやってねーんだ。こんな所で死ねるか」

「そう、ですね……」

「アイザック、不安はあるだろうが、リリョウの命は僕が必ず守ろう。父上たちと後は頼む」

「お願いします、と言いたいですが。貴方に何かあってもいけません。二人とも、無茶だけはしないでください」


 アイザックの言葉に、十分現状でも無茶なことしようとしてるよとナツキは笑う。

 ティリウスも苦い顔をしながらも、無茶しようとしていることに自覚があるのか文句は言わない。


「リリョウ、ティリウス。途中までは私が魔獣と一緒に行くから。例え私たちに何かあっても、前だけ向いて行きなさいよ!」

「いいのかよ?」

「危険ですよ、姉上!」

「危険も何も、ここでこんな危険度の高い人間たちが国境を完全に越えちゃうほうが危険でしょう! それにあの炎は私と魔獣では無理だから、せめて足場の確保ぐらいはね」


 ある程度の距離を詰めるのは、ヴィヴァーチェと魔獣が請け負ってくれるという。

 心強くはあるが、不安や心配もある。

 だが、彼女は笑ってみせた。


「私は今まで何度も戦場に出ているのよ? 人間の国にだって何度も行っているの。君たちみたいに、戦場が初めてなわけじゃないの!」


 女だからってナメるな!

 ヴィヴァーチェは最後にそう付け加えた。


「リリョウ、ティリウス、時間だ。あまり重荷を掛けたくはないが、この戦況をひっくり返せるのは君たちだけだ。いや、もっと時間を掛ければ、我々だけでなんとかできるかもしれないが、それでは被害が大きくなり過ぎてしまう。だからこそ、よろしく頼む」


 サイザリスはそう言って頭を下げた。

 同時に、後ろにいる兵士たちが敬礼する。


「や、やめてください、父上! スウェルズ領は僕の故郷です。故郷のために力を惜しみません」


 まさか父親に頭を下げられるとは思っていなかったのだろう。ティリウスは慌てる。

 そんな息子を優しく見つめたサイザリスは、くしゃりとティリウスの髪を撫でた。


「少し離れていた間に変わったな。無論、良い方向にだ。お前は私の若い頃にそっくりだった。だから心配だったが……」


 そこまで言ってから、彼はナツキに目を向けて微笑んだ。


「良い出会いをしたみたいだな」


 ティリウスは大きく頷いた。


「リリョウ、君にも負担をかけてすまない」

「いいえ、気にしないでください。俺だって人事じゃないですから」


 そのくらいしか返事ができなかった。

 だけど、思いは違う。少なくとも、ナツキは人間たちから魔国を守る為に戦う。

 この馬鹿みたいにくだらない、戦争を終わらせる為に戦うのだ。

 “魔王候補”だから?

 否。

 誰もが傷つくのは嫌いだ。家族が泣く、友人が泣く、本人はもしかしたら泣けないかもしれない。

 それが酷く嫌だった。

 初めて人を殺した。初めて人が死ぬところを見た。死に近い場所で、ナツキは思った。

 ――世界に地獄はいくつもあるのだと。

 そして、そんなくだらない地獄などはさっさと終わらせてやると。

 その気持ちに“魔王候補”だとか、そうでないだとかなどの小さいことはどうでもよかった。


「ナツキ様、ティリウス様、そろそろ……」

「分かった」

「リリョウ、行こう!」


 残された時間はそう長くない。チャンスは一度きり、敵の“勇者候補”が強大な炎の魔法を放つその少し前だ。

 放射線状に味方はいられない。だから、敵の兵が退いた瞬間を狙うのだ。


「作戦開始だ!」



 *



「おいで――白虎」


 ヴィヴァーチェが優しく呼ぶと、虚空から巨大な白い虎が現れる。


「おいで――朱雀」


 続いて、炎を纏った巨大な鳥が現れた。

 大きさは白虎よりも小さいが、その身に纏う紅の炎が圧迫感を与える。

 ヴィヴァーチェは白虎の背に乗ると、青いドレスを翻して声を張り上げた!


「私はヴィヴァーチェ・スウェルズ。一緒においで、白虎、朱雀! 行くわよ!」


 彼女に答えるように、二体の魔獣が咆哮する。

 それだけでも十分な威力だった。


「リリョウ、僕たちも続くぞ!」

「あ、ああ……」


 新しい魔獣――朱雀の出現に呆然としていたナツキだったが、我に帰ってティリウスと共にヴィヴァーチェを追う。

 身体強化した体で、焼土となった大地を駆けるのだった。

 ヴィヴァーチェと魔獣は嫌な言い方をすれば囮に近かった。だが、ただの囮ではない。

 まだ完全に退いていない兵や、もしくは引く気がない兵をティリウスの邪魔にならないように排除するのだ。

 白虎は咆哮と共に、まるで嵐のような息を吐き出すと、敵兵は吹き飛び、地面に叩きつけられる。

 朱雀が舞い上がり、焼け付くような炎の吐息を吐けば、敵兵は焼かれた。

 魔獣というものがどれだけの力を持つのか、改めて見たナツキだった。

 特に、朱雀の炎は先ほどの“勇者候補”の炎に匹敵するくらいだった。だが、それでもまだ“勇者候補”の方が火力があると思える。

 だからこそ、一刻も早くとナツキは駆ける。次の一撃を放たせないために。


「姉上!」


 どのくらい走っただろう。ティリウスが叫んだ。

 つまり、雷化して届く距離まで来たということだ。

 弟の声に、すぐに反応してヴィヴァーチェは白虎、朱雀を連れて後方の空へ飛んだ。


「リリョウ!」

「いつでもいいぜ!」


 ティリウスの声に、すぐさま反応するナツキ。


「行くぞ、現状でもっとも強く速い、僕の全力!」


 それはまるで落雷のようだった。

 轟音と共に、雷が鳴り響き、閃光が走った。

 ティリウスたちのいる場所から、直線状に敵兵はほとんどいない。遠見魔術を使えば、“勇者候補”の顔も十分に拝むことができるだろう。


「ナツキ様! ティリウス様!」


 後方からアイザックが叫ぶが、既に二人の姿はそこにはなかった。

 そして――


「よう、アンタが“勇者候補”か?」


 閃光の中から現れたナツキが敵陣の中で、不敵にも笑った声が聞こえた。



 *



 あっという間の出来事だった。

 いや、きっとそれ以上、もっともっと速い刹那の出来事だったのかもしれない。

 轟音が鳴り響き、閃光に包まれたと思った瞬間だった――ナツキの目の前には、敵兵に守られながら、今にも魔法を放とうとしている自分とそう歳の変わらないであろう人間がいた。


「よう、アンタが“勇者候補”か?」


 彼等も閃光に目がくらんでいたのだろうか、それとも敵陣においてあまりにも不敵な問いに呆然としたせいだろうか、動きが止まっていた。

 そして、ナツキはそれを見逃さなかった。

 緋業火を抜き、一閃。

 “勇者候補”と思われる人物の、胸部を切り裂いた。


「とりあえず、さっきの馬鹿みたいな魔法を撃たれるわけにはいかないんだよ!」


 血飛沫を上げる人間と、悲鳴。

 同時に、強大な魔力が霧散したのが分かった。


「上手くいったぞ!」


 ティリウスが声を上げるが、その顔のは疲労が見て取れた。息も切らしているようで、すぐにもう一度雷化を使うことはできないだろう。


「この魔族めッ! よくも!」


 敵兵が剣を槍を構え、突進してくる。

 ナツキはティリウスを背に庇うようにして、緋業火を正眼に構えた。


「ティリウス、合図をしろ!」

「わ、分かっている!」


 襲い掛かってくる、剣を弾きながらナツキはティリウスの合図の魔法が放たれるのを待つ。

 剣が、槍が、ナツキを襲うが、先ほどの相手とはその実力が違うのが十二分に分かった。そして、巫女を思わせる少女たちが、ナツキが切った人間――“勇者候補”に回復の魔法を掛けている。

 回復をされてしまうと、まずい。

 そう思いながらも、とりあえずは合図が先だった。

 ナツキが一番先頭にいる、敵兵を切り倒した瞬間、ティリウスが上空に向けて紫電を放った。それは作戦の成功を意味する合図。


「後は援軍を待つだけだ!」


 ティリウスもサーベルを抜き、構える。


「お前は守ることだけを、考えろ。俺は攻める。このくだらない戦争を終わりにしてやる!」


 そう叫んでナツキは飛び出した。

 緋業火に炎が纏い、炎剣となった緋業火を敵兵に振るう。その強大な破壊力で数人が一気に吹き飛び、叩きつけられる。

 目の前には、再び手に届きそうな距離に“勇者候補”がいた。


(コイツを殺せば……)


 殺すのは嫌だ。

 それは変わらない。だが、譲れないこともある。

 迷いを断ち切るように、ナツキは叫びながら緋業火を“勇者候補”に振り下ろした。


「なッ……」


 が、できなかった。

 なぜなら、巫女と思われる少女が“勇者候補”を庇うように手を広げて立ちふさがったからだ。


「どけッ!」


 まだ幼い少女だった。

 戦場が怖いのか、現在の現状が怖いのか、それとも両方だろうか、瞳には涙を溜めて懇願するようにナツキを見つめていた。

 どんなに割り切ろうと思っても、ナツキそのまま刀を振り下ろすことができなかった。


「何をしている、馬鹿者が! 退け!」


 ティリウスの怒声が後ろから、聞こえたその瞬間だった。


「え?」


 その声を上げたのは、ナツキではなく、目の前に立ちふさがる少女だった。

 同時に、ナツキの腹部に痛みが走る。


「甘いな、魔族!」


 少女の巫女を思わせる白装束にがみるみると紅く染まっていく。

 彼女は信じられないような顔をして、自分の胸を見て、ナツキを見てから後ろを振り向いた。


「ど、うし、て……?」


 ボタボタとナツキの腹部から血が流れていく。

 痛みが酷いが、腹部が熱くてしかたがない。焼き鏝を当てられているかのようだった。

 ナツキの腹部から、少女の胸から剣が抜かれた。

 前に向かって倒れる少女を胸で受け止めると、大きな疑問と怒りを込めて声を絞り出す。


「……どうして、どうしてこの子まで刺した?」

「はぁ? お前、何を怒ってんだよ。まさかこの巫女を一緒に刺したことを怒ってるのか? 戦場で女の心配するとはずいぶんと甘い魔族だな……」

「答えろ!」

「面倒な奴。俺は“勇者候補”だ。巫女はそれに服従する存在。つまり奴隷みたいな物だ。もっとも、手はだせないけどな、この意味分かる? 神聖な巫女に手出しはできないんだよ、それがつまらない。まぁ、だけど巫女の命は自由にできる。戯れに殺すことはできないが、こういう場面で犠牲は必要だろ?」


 そう“勇者候補”は笑った。


「それにしても、驚いたよ。まさか雷になって攻めてくるとは思わなかった。あの一瞬で殺せなかったのは失敗だったな。こういった場面をまったく想定していなかったわけじゃない、もしもに備えて優秀な巫女を数人傍に置いているのもそいうことだ」

「この野郎……」


 膝を突いてしまうナツキ。

 ティリウスが敵兵を相手にしながら、叫んでいるがナツキには良く聞こえなかった。


「顔を隠しているけど、何者だ? ……まぁいい、気にはなるが二度と遅れを取らないように死んでもらう。その巫女と一緒にな」

「……お前、この子は仲間だろう!」

「そうだけど、もうすでに役目は果たしている。それに、“勇者候補”が巫女を刺したなんて聞こえが悪いんだよ。幸い、周囲にいるのは俺の腹心ばかり……言いはしない」


 “勇者候補”はそう笑った。

 ふつふつと怒りが沸いてくる。いや、既に沸点に達していたが、さらに怒りが沸いてきた。

 抱きかかえる少女は意識を失っている。だが、その頬には一筋の涙が。

 それを見た瞬間、ナツキの中で何かが音を立てて切れた。


「しかし、まさかたった二人でここまでやってくれるとは……地面に描いた魔方陣は雷で壊され、俺自身も切られたから魔術は放てない。選び抜いた兵もまさか簡単に蹴散らされるとは以外だった。だが、それまでだ。お前たち二人くらいを殺す力はある。魔族風情が人間にさからったことを後悔させてやる」

「うるせえよ」

「なんだと?」


 音を立てて“勇者候補”の両腕に炎が現れる。強大で濃縮された炎だった。

 ナツキはそんなことは無視して、少女を左手で抱えるよ、右手に刀を持って構えた。


「この子はもらっていく。味方を殺すクズには返せない」

「好きにしろ。なんだ、そっちの趣味があるのか? まだガキだぜ? もっとも……二人、いや後ろのガキもそろえて三人とも灰にしてやるよ」

「黙れ」

「まったく、やってられない。ノルンにはわざわざ召喚した“勇者候補”がいるっていうのに、そいつを捨て駒に使わずに俺が前線に立たなきゃいけない。まったく、王女様にも困ったもんだ。知ってるか? 異世界から召喚された“勇者候補”の気を引きたくて、王女様は大忙しだ」


 笑う“勇者候補”が話しているの内容が大和のことだと分かった。

 王女に気に入られている――なんとも大和らしい現状だと笑いたかったが、この場で笑うことはできない。

 とりあえずは、目の前にいる不愉快な存在を消してからだ。


「とりあえず、黙れ……いい加減に不愉快だ、クソ勇者」

「まったくその通り、俺もだよ」


 両腕からナツキに向かって炎が放たれた。

 だが――


「なるほど、アンタは魔力を込めなきゃ大したことはないみたいだな」


 緋業火で炎を切り裂いて、ナツキは不敵な笑みを浮かべた。


「来いよ、また真っ二つにしてやる」

「……ふ、ふざけるなよ、この魔族が! 消し炭にしてやる!」

「来いよ、オラ!」


 “勇者候補”は怒りに任せ再び強烈な炎を生み出す。

 ナツキは抱いていた少女をゆっくりと地面に降ろし、刀を構えた。


「殺してやる!」


 “勇者候補”のその言葉に、巫女たちやまだ残っている兵が詠唱を始め、武器を持ってナツキに襲い掛かってくる。

 一対一をするつもりはないようだ。


「リリョウ様! ティリウス様!」


 最初の兵がナツキに襲い掛かる瞬間、アイザックが割って入った。槍を受け流し、炎剣を叩き込む。


「アイザック! てことは、追いついてくれたみたいだな」

「ええ、お見事でしたお二人とも。それにしても……」


 アイザックは地面に描かれている魔法陣を見る。


「“勇者候補”の魔力を魔法陣によって増幅させてあの火力を出していたのですか……それに、この少女は」


 腹部から血を流すナツキと、白装束を紅く染めて倒れている少女を見比べて、声に怒りがこもる。


「どうやら“勇者候補”殿はずいぶんと良い性格をしているようですね」

「ああ、まったくだぜ」


 アイザックとナツキの言葉に、これでもかと顔を引きつらせる“勇者候補”。


「殺せ! 殺せ、殺せ、殺せ!」


 巫女、魔術師から放たれる魔術の雨。


「アイザック、この子を守ってやってくれ。後、できたら俺の援護も頼む」

「仰せのままに」


 仰々しく返事をするアイザックに頷くと、ナツキは飛び出した。

 振ってくる炎や岩を緋業火で斬り裂き、放たれた紫電を肩に食らってもその足を止めようとはしない。地面が隆起し槍のように襲い掛かってくるが、それも一閃し斬り倒す。

 巫女や魔術師は正直邪魔だ。だが、それよりも先に、“勇者候補”だ。


「死ねぇえええええええええええええッ!」


 “勇者候補”から放たれる強大な炎。

 先ほどとは威力が違うのはナツキにも分かった。だが、それでも足を止めなかった。


「テメーみたいな奴に、負けられないんだよ!」


 轟、と音を立てて炎を切り裂く。しかし、無傷ではいられなかった。

 顔を覆っていたバンダナはもちろん、服の袖は焼けてなくなり、顔と腕に重度の火傷を負ってしまう。だが、それだけだ。

 驚愕の表情をする“勇者候補”。それでも防衛本能ゆえに無意識にもう片方の炎も放たれた。

 だが、その炎をナツキに当たることはなかった。


「ナイスアシスト!」


 アイザックから放たれた炎の矢が、“勇者候補”の手首を貫き、炎はナツキとは関係ない方向へ放たれた。

 そして、ナツキは渾身の力を込めて“勇者候補”の首を跳ね飛ばした。

 頭部は地面を転がり、噴出す鮮血は噴水のようだった。

 鮮血はナツキの真っ赤に染めてく。

 血を噴出しながらもまだ立っている“勇者候補”の体を無慈悲に蹴り飛ばすと、巫女たちから悲鳴が上がった。


「テメーらの頭は殺した。同じ目に遭いたくなければ降参しろ!」


 その言葉に逆らう者は、誰一人としていなかった。




少し間が空いてしまいましたが、最新話投稿しました。

これで最初の戦いはお終いです。次回は戦いの後の話がメインとなっていきます。

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