生まれ変わった私?
生まれ変わったら、どうなるのかなぁ〜
商社に勤めるOL高橋順子の仕事はお茶くみ、コピー取り、書類整理、毎日同じ事の繰り返し、
朝9時から6時迄、1時間休憩がある。スマホを観るのが楽しみ、アプリでゲームしたり、SNSをみたり、動画を観たり、休憩中はとっても楽しい。
休みは土日で週5日制。休みは映画、芝居を観たり、スポーツは得意では無いからしない。散歩が好きで、色々見て回る。
桜の季節、紅葉の季節とか公園に行って写真を撮る。一応これでも上手に撮れるのよね。なので投稿したり。でも1度も掲載されなかったけどね。
1人でも十分楽しい。1人カフェ、1人飲みなんかも楽しんでる。
バーで1人で飲んでたらの男の人に声を掛けられて、一緒に飲んだ。翔平とか言ったかな、気が合って気がついたら終電の時間になってた。
今の仕事気に入ってる訳では無いけど、クビになったら困るなと思っていたら、(明日から来なくて良いから) (えっ!どうしてですか?私、何かミスしましたか?) (違うよ、会社側の都合だよ。ごめんね。)そう言われると言い返せない。
明日からどうしょう。一応面接に行ってみたが、58件も断られた。明日の面接で駄目だったら、アルバイトでもしようかな。
次の日、面接で何か言ってしまったのだろうか、面接官の雰囲気が悪くなった。あ〜あ終わったな。
メールで面接した会社から連絡が来た。[採用、明日朝9時に来て下さい。]との事だった。
えっ!受かったんだ、やった〜良かった〜。仕事内容は前と一緒だから大丈夫。
次の日会社に行ってみると前に、1人飲みしてる時に会った、翔平と言う男の人が会社の説明をしてくれた。びっくり、こんな所で会うなんて、私の事覚えて無いみたいだな。
仕事内容が少し違ってた。パソコンを使うみたい、何するんだろう?(先輩が教えてくれるからね)っと女の人を紹介された。とても優しくて教え方も分かりやすい。
パソコンなんて使った事無かったから大丈夫かなって思ったけど何とかやれそう。仕事は楽しいし、先輩は良い人だし、翔平さんは気になるし、良い所に就職出来て本当に良かった。
ある日、隣の先輩が、(高橋さんが採用されたのは1人飲み出来るからなんだって)と言われた。
(高橋さんを採用した人、お酒が好きで、毎日誰かを誘って飲みに行ってるみたいなのよね) (それで良く誘われるんですね) (私なんか全然誘われ無いのよね) (飲まれないんですか?) (う〜ん飲むけど、ちょっとしか飲めないかな)
(年末の飲み会とか、直ぐに眠くなるのよね) (お酒弱いんですね)
(高橋さん、今度私と飲みに行かない?バーに行ってみたいんだけど、誘われないし、誘えないし。) (良いですよ、私のおすすめのお店でも良いですか?) (勿論、何時にしょうか?) (仕事帰りだったら何時でも良いですよ) (じゃー明日仕事終わったら行こうか) (はい、楽しみです)
次の日、先輩と、翔平さんに声を掛けられた事のあるバーへ行った。店に入ってカウンターに座ると、マスターが(何時もの物で良いですか?)
先輩が(ここのお店に良く来るの?) (はい、何度も1人で来て飲んでます。私、お酒大好きなんですよね。ここのカクテルは特別美味しいから良く来るんですよ) (へーそうなんだ。ここのおすすめカクテルは?) (そうですね。私が考えた物で良ければ作って貰いましょうか?) (そんな事出来るの?) (はい、そこがこのお店の良い所なんですよね) (じゃーお願いしてもらうかな)
マスターに(お酒の度数が少なくて、ジュースの様なカクテル作って欲しいです) (承知しまった)
カクテルが来て、飲んだ先輩が(これ、凄く飲みやすいわ、美味しい) (良かったです)
私は何時もの、お酒の度数が高いやつで、爽やかな味。その後、色々考えた物を作って貰う。多分、私は酒豪だと思う。
それから何故だか、翔平さんが何かと食事に誘ってくれった。ドライブにも誘われて行った。やっぱり気が合うのかな、何処に行っても楽しい。
ある日、食事の後、夜景を見に行って、月も出て、星もしっかり見えて、景色も最高。
翔平さんは私に(結婚してくれませんか?)え〜っ!プロポーズ、凄く嬉しいけど返事が出来ない。(返事は何時でも良いよ、考えといて欲しい)
天にも昇る気分。後日、翔平さんに(私で良ければ、結婚して下さい)と言った。
翔平さんは(ごめんね、突然でびっくりしたよね。付き合って欲しいとかも言って無かったよね) (そうですね。でも、嬉しかったです)
嬉しくって毎日浮かれて、寝不足ぎみ。日中ボーッとしている。仕事にならない、駄目だな〜ど思ってるけど。
ある日帰っていると遠くの方から救急車のサイレンが聞こえて来たので振り返ると、女の人が血を流して倒れてる。その周りを沢山の人が囲っている。私は、恐る恐る見に行った。
(えっ!私と同じ顔) (知っている人ですか?)(いえ、知っている人かと思いましたが、違いました)
私は気になって、救急車に運ばれて行く女の人の後を付いて行った。
病院に着くと、集中治療室の様な所に居た。寝ている女の人が私の顔とそっくり。世の中には似ている人が3人は居ると聞くけど本当だな。
翔平がやって来て(順子〜〜)と叫んでる。いやいや順子はここに居るよ。その人は違う人だよ。どんなに叫んでも翔平は聞いてくれない。
とんとん、と肩を叩かれて振り返ると、女の人が(私達は、この人達の輪の中には入れないよ) (どう言う事?)女の人は何も言わず行ってしまう。追いかけたら、老若男女、少人数が集まって何か話をしている。そこにさっきの女の人が居るので声を掛けた。
(この子がさっきこっち側に入った人よ) (よく来たわね、皆で話してた所なんだよ) (よろしくね)皆に歓迎された。色々な所から来てるのか、なまりがあったり、カタコトだったり、楽しい話をしてくれた。良かった来てみて。
家に帰ってみると、仏壇に私の写真、そして皆が泣きながら拝んで居る。(私はここに居るよ、皆、違うよ)でも誰も聞いてくれない。
今度は翔平の家に行った。誰も居ない。探しに行くと、女の人と翔平が話をしている。えっ!私?また私と同じ顔の人。その人は私じゃないよ。一緒懸命叫んだが、翔平には届いて居ないようだった。どうして?悲しくなって来た。
また、皆の所に戻った。そして今日会った事を話した。
(私達はその人達と話をする事は出来ないんだよ)(どうしてですか?)(分からないよ、でも死んだ人は生きてる人と話しが出来ないんだよ) (死んだ?私が?) (あの空にある光が降りて来て連れて行ってくれるんだよ) (そしたらどうなるの?)(行ったことも無いし、帰って来た人も居ないから分からないよ) (どうしたら連れて行ってくれるの?) (光が勝手に降りて来るんだよ。その中に入れば良いんだよ。ほら、降りてきたよ)
その光の中に入った人は、私に声を掛けてくれた女の人だった。どうなるんだろう。行ってみたい気もするけどちょっと怖いかな。
それから何日かたったある日、私は光の中に、気が付いたら真っ白なまるで雲の上に居るような、何も無い所に居た。
ここは何処だろ、どこからか、(こちらに来なさい)と声がする。行くって何処に、分からないから真っ直ぐ行くと、綺麗な女の人がテーブルの向こうにいて、(貴方は、こちらの扉に入ってね、良い人生を!)
良い人生を?何だろと思いながら、扉を開けると、周りが騒がしい。(おめでとうございます、可愛い男の子ですよ) 赤ちゃんが産まれたのかな?えっ!誰か私に触ってる?変な事しないでよ。
それから何日経ったのか分からないけど、周りが見えるようになった。
(翔平は元気だね)えつ!翔平?翔平さん何処に居るの?見えないよ〜暫くすると足、手を動かせる様になった。自分の手を見てびっくり、赤ちゃんの手?、足?私、赤ちゃんに産まれ変わったの?色々見回しても、記憶に無い場所だな、どんな所に生まれ変わったのだろうか?考ええても何も分かない。
暫くすると、どうやら歩ける様になったみたい。ああ、この人がお父さんとお母さんか優しそうだな、良い所に生まれ変わったのかな?
また暫くすると、幼稚園の様な所で子供がいっぱい居る、何をすれば良いのかな?先生みたいな女の人が、私を呼んで、おままごとか、積み木で遊ばないかと言っている。
あっ!プロックがある。誰も使っていないから1人で遊んで居ると、先生が(こっちに来て皆で一緒に遊びましょう)
えっ〜嫌だな〜でも引っ張っられたので仕方なく付いて行った。鉄棒?え〜〜鉄棒なんて出来ないよ。皆だって出来てないのに。
1人上手い子が居るな、女の子なのにすごいお転婆だな。
(翔平君もやらない?) 翔平君って今、居ないよ、仕事してるよね。無理やり鉄棒をやらされたけどぶら下がる事しか出来ない、だから出来ないって言ったのに。
帰る時間になったのか、皆、片付けてカバンを提げてる。迎えに来てくれるのかな〜バスに乗せらた。あ〜バス通園か。なんだか眠くなって来た。うとうとしていると起こされてバスから降ろされた。
家に着いたのか、まだ眠いよ。お風呂の時間の様で、シャワーを掛けられた。うわ〜目に水が入るよ〜いきなり水掛けないでよね。何とかお風呂が終わったのでやっと寝れると思ったのに、お母さんが絵本を読んでくた。
この絵本、面白過ぎて眠れないよ〜。何冊か読んで貰って眠りに着いた。
朝起きると、もう誰も居ない。キッチンに行くと(おはよう、ご飯を食べて幼稚園に行こうね)
え〜もう嫌だよ、でも声にならなかったようで幼稚園に着いた。こんな感じで1日があっという間に過ぎる。
僕の名前は翔平。まさかと思うけど翔平に生まれ変わった訳じゃないよね。でも誰も答えてくれないから分からない。
何年か経ったのか私は大きくなって、制服を着てる。中学生かな?高校生かな?今は朝?夜?キッチンに行くと、(おはよう!) ああ、朝か学校何処にあるのかな〜、体が覚えてるよね。
学校に着いたら、直ぐに先生が飛んで来て、(大丈夫なのか?もう、授業受けれるのか?無理はするなよ。辛くなったら帰って良いからな。)
えっ!どうやら事故にあったらしい、全然覚えてない。それで今は高校生なのか?
何事も無かったように授業を受けて帰る時、プリントを渡された。進路相談の日程表だった。家に帰って、お母さんに渡した。
(もう、そんな時期なんだね)(先生に、これ渡しといてね) プリントに進路相談の日にちが書かれていた。ふ〜ん10月10日、体育の日か。今は体育の日と言っても運動会しないけどね。
進路相談の日が来た。お母さんに、(帰らないでよ) と念を押された。
お母さんが学校に来たので一緒に呼ばれるまで待っていた。(高槻さん、どうぞ)
先生と面談なんて何時ぶりだろうか? (翔平君の成績が凄く良いので大学に行った方が良いと思います。ここと、ここなんかも入れると思いますよ)(僕は何をしたいのか分からないから大学に行くつもりは無いです。) (そんな、勿体ない) (そうよ考えてみたら?) お母さんは大学に行って欲しいのかな?
そして何日かたったある日先生から、(特待生になったから試験は受けなくても良くなったよ) (向こうの学校側からの課題で感想文のようなものを書いて提出すれば良いみたいよ) (えっ!大学に行く事になったんですか?) (お母さんから聞いてない?) (はい、聞いていません) (まあ、向こうの学校から来た課題をやってみてよ。受かるかどうかは分からないんだしね) (はい、分かりました)
暫くして、向こうの学校から課題が来た。東大?早稲田?京大?そんなん受かるわけないでしょ。は、は、は、課題は、本を読んで、感想文を書くだけ、とっても簡単なものだった。
それから1ヶ月が過ぎ、クラスの皆は大変そうだった。
合格通知が来た。えっ!東大合格?あり得ない〜〜〜。
春が来て桜が咲き始めた。もうそんな季節か、なんて、のんびりしていたら、大学の入学案内が来て4月3日に学校に来るようにとあった。
お母さんに手紙を渡したら、(わぁ〜どうしよう、服がないわ、買いに行かなくっちゃ) 服なんかどうでも良いのにな。
入学式当日、記念撮影があって、講堂に集まって、校長の話やら何やらあって、大学はサークルがある様で、帰り際に先輩達が並んでパンフレットを渡してた。(うちのサークルは楽しいですよ)(うちのサークルに入ったら、女子と仲良くなれますよ) 女子と仲良くなる為にサークルに入るんかい。やっと入り口にたどり着いた。
あ〜しんど、明日から大学生か、何を専攻して良いか分からないな。取り敢えず明日学校に行ってから考えるか。
次の日学校に行くと、掲示板に何が何処の棟の何階にあるか書いてあた。そこに行けば講義が受けられるのか、何にしょうかな〜、取り敢えず、国文科かな。数学は苦手だし、理科系は無理だな12棟の3階かな、えーっと12棟はっと、何か遠いな。
歩いても歩いても中々着かない。あっ!あった。汚い校舎だな〜。古いのかな〜中に入ってみたら、意外と綺麗だった。
国文科って何の勉強するんかな? 良くテレビなんかで見る、ひな壇になってて椅子が並んでいる。ちらほら座っている人がいる。
何処に座っても良さそうだな。(隣、良いですか?)と声を掛けられた。まあ〜びっくり、私とそっくり、今は男だから違うだろうけど、生まれ変わる前の私にそっくり。びっくりし過ぎて、声が出なかった。
もう一度聞かれた。(隣、空いて居ますか?) (空いて居るので、どうぞ) (では、お邪魔します) 私の心臓がドキドキで崩壊しそうだ。彼女に心臓の鼓動が聞こえてしまいそうだ。
勇気を出して、(どうして国文科にしたんですか?僕はよく分からなくて、国文科にしたけど) (そうなんですね、私は文学が好きなので、国文科を受講する事にしたので、どんな授業になるのか楽しみなんです) なんて可愛い。
勇気を出して名前を聞いてみた。高橋蘭子さん、蘭子さん、良い名前だな〜。また会えるかな。
講義が終わって帰ろうとしてたら、蘭子さんが(ラインの交換しませんか?)と言ってきた。(勿論良いですよ)思いがけず連絡ゲット。
これからラインで話が出来るぞ。やった〜。
それから講義では何度か顔を合わせるも、話す事も出来ない、ラインも来ない。国文科は面白くないな。
色々考えた。経済学部に行ってみることにした。中々面白い。映画鑑賞サークルにも入った。
あっという間に4年生になって、就職活動。
50社受けても受からず。困ったな〜後大学からの就職先は一社しかない。受けるしか無い。申し込んで受ける事に。
11月10日に面接。面接会場に行ってみたら、凄い人数が居た。はぁー終わったな。もう緊張する事も無く面接に。明日からバイト先を探そう。
バイト先を探してると、ラインに最後に面接を受けた所から、[明日2時に当社に来て下さい] 何だろ?
次の日行ってみたら、講堂の様な所に案内された。沢山の人が座っている。(本日は当社に入社おめでとうございます) えっ!この会社に受かったの?そんな通知来てないよ。
家に帰って、通知が来てないか調べたら、かなり前のラインに、[当社に来られる事を、お待ちしております。後日、日程等ご連絡致します] と入っていた。
あ〜、バイト探してたから見てなかったんだ。ともかく受かったんだ良かった。
お母さんに(やっと受かったよ)(そう、良かったね、どんな会社?) (色々な部門が有るから何処に配属されるかまだ分からない) (そっか〜、まあ良かったね、頑張りなさいよ)
お父さんにも報告しよう。お父さんが帰って来たから、受かったことを報告すると、嬉しそうに、(良かったな) と言ってくれた。
妹と4人でなんだか豪華な食事をした。明日から会社だ、遅刻しない様にしないとな。目覚ましを掛けて置いた。
次の日、お母さんにお弁当を渡された。お父さんには、(頑張って来いよ)と言われた。何だか照れ臭い。
会社に着くと、もう何人か出社して来ていた。(おはようございます。高槻翔平と申します、今日からよろしくお願いします) (こちらこそよろしくね) (ところで配属先は何処?) (いえ、まだ聞いて居ません) (あっ!そうなの?ちょっと待ってね) (貴方は、おもちゃ部門ね)(おもちゃ部門ですか?)(何処に行けば良いのでしょうか?) (3階の105号室ね) (ありがとうございます)
3階の105号室。エレベーターがあるんだ。105号室にノックして入ると、皆、忙しそうに動いている。
どうしょう誰に声掛ければ良いんだ。うろうろしてると、(君は誰?) と声を掛けられた。(今日、配属になった高槻翔平です、よろしくお願いします) (ああ、高槻君ね、ここが君の席。分からないことがあったら、隣の人に聞いて)
隣の人に挨拶して、席に座った。隣の人に、(あの、僕は何をすれば良いのでしょうか?) (そうだな、これの入力を頼むよ) パソコンは出来るけど、仕事としてやったことがないので、聞いてみた。
(仕事としてパソコンは使った事が無いので教えて欲しいです) (そうか〜、1からか〜、参ったな〜)(誰かこの人にパソコンの使い方教えてやってくれないか?) (無理ですよ、手一杯です)(困ったな〜取り敢えず、パソコンいじっててくれないか、後で見に来るから) (分かりました、やってみます)何時間かパソコンをいじっていたら、隣の人が見に来た。
(おおっ!出来てるじゃないか、これで良いよ、こっちのも頼むな)良かった。どうなるかと思った。
気が付いたらお昼が過ぎていたので、隣の人に、(お昼ご飯は何処で食べれば良いですか?) (もうそんな時間か、一緒に行くか)
ついて行くと、ラーメン屋さんに。えっ!お弁当持ってきてるのに。誘われたからには仕方がないので食べる事に。仕事も終わって帰る時に、食堂を見つけた。隣に休憩室もあった。休憩室で食べれば良いのか。
家に帰って、お母さんにお弁当食べれなかった事を伝えると、(それはしょうが無いわよね、先輩に誘われたら断れないものね。良いわよ、出しといてくれればまたチンして食べるから) (だったら俺が今、チンして食べるよ) (えっ!良いのよ、ご飯出来てるし) (どっちも食べるから良いよ) (そお?)
お弁当をチンして食べて、夕飯も食べたら、お腹いっぱいで眠くなってきたから、さっさとお風呂に入って寝た。
次の日会社に行くと、今度は違う場所に連れて行かれた。おもちゃがいっぱい置いてある。皆がおもちゃで遊んでる。何してるんだろう?
(高槻君、これで遊んでみて感想教えて) はあ?仕方が無いのでロボットのおもちゃで遊んでみた。中々面白い、子供の頃が懐かしいな。
(どう?) (そうですね中々面白いですね、今流行りのロボットですか?) (いや、俺が考えたロボットだ) (えっ!考えたロボット?) (うちの部門は、おもちゃ製作部だよ。いずれ高槻君にも考えて貰うからな。こうやって作ったものを遊んで、どうか考えるんだよ。そうやって1つのおもちゃが出来上がるんだ)
(すごいですね、僕にも出来るんでしょうか?) (出来る様になるんだよ。ならなかったら違う部門に配属替えになるかな) (えっ!怖いですね)(仕事だからねそんなもんだよ)
それから何時間かそうやっておもちゃで遊んでたら、あっという間に帰る時間になってた。(御疲れ様でした)
こんな感じで時は過ぎて行った。結局、蘭子さんには会えないし連絡も無い。思い切って連絡してみた。
(今は何処の会社に就職したの?お休みは何曜日?) (直ぐに返事が来た) (明日休みかな) (明日、何処かに遊びに行かない?) (良いね、何処行く?) (水族館なんてどう?) (水族館良いね、行く)
そして、彼女と待ち合わせの時間15分前に着いてしまった。
あれ?彼女来てる?私より先に彼女は来て待っていた。(ごめん、待った?)(今来たとこ) 水族館に向かう。途中で、クレープ屋のバスがあったので、彼女に食べるか聞いてみた。
(わあ〜食べたい) 言い方が可愛いな〜 (買ってくるけど何が良い?) (良いよ私も見たいから行くよ) 一緒にクレープ屋で注文して、食べながら水族館に向った。
手がベタベタするな(トイレに行って来るね)トイレに行ってハンカチを濡らして彼女に渡した。
(えっ!ハンカチ濡らしてくれたの?ベタベタするからどうしょうかと思ってたのよねありがとう)
良かった喜んで貰えて。
水族館に着くと、まず初めに、大サンショウウオがデデーンとある。はっきり言って気持ち悪いんだよな。彼女は見入ってるようだった。魚系好きなのかな?
アーチ型になった所まで魚が泳いでる。下から見上げると幻想的で綺麗だった。そして彼女も綺麗だ。私と似ている彼女。私も翔平にこんなふうに見られてたのかな?
もう会えることのない翔平。今の自分が翔平に似ているから良いか。
そんな事を思いながら見ていると、彼女が(お昼になるけど何処かに入る?)
もうそんな時間なのか。何処が良いかな?考えていると、彼女が、(あそこに入りたい) 指指した先がメルヘンぽい。
嫌だな〜恥ずかしいな、でも言えない (あそこにする?じゃー行こう)
店に入ると更にメルヘンぽい、嫌だな〜何頼めば良いんだ。
僕はメニューを見て、やっぱりスイーツだ。昼飯なんだけどな。サンドイッチが有るからそれにするか。彼女もサンドイッチにしていた。可愛い外装だけで選んだな、と思った。
(ごめんね、食事出来ると思ったのに、スイーツだったね、大丈夫かな?) (大丈夫だよ、サンドイッチにしたから) (良かった、私もサンドイッチにしたの)
お昼ご飯を食べて、外のエリアに行てっみた。ペンギンが居る。日向ぼっこしてるのかあまり動かない。
(ねえー下に行ってみない?)彼女に言われて下に行くと、ペンギン達が楽しそうに泳いでいた。
へーこんなふうになってるのか。昔の水族館と随分違うな。
水族館には白熊も居る。あれ?水族館だよな?何で白熊?、不思議に思っていると、隣で説明している。(白熊はお魚が大好き。お魚と仲良くしたくてここに居るんだよ)
みると幼稚園の遠足かなんかで、先生が説明していた。
お魚食べる白熊なのに仲良くなれるわけ無いだろ笑。結局、何で白熊が居るのか分からない。
アザラシやトド等、色々居て楽しかった。
水族館を出たら、遊歩道があったから2人で話をしながら歩いていると、湖に鴨が沢山いて、行進している様で可愛くて、鴨の真似をしたら、蘭子さんが大笑いしてくれた。
楽しいひと時ももう終わるな。蘭子さんとずっと一緒に居たいな。考えてみたら付き合って欲しいと言ってないな。私は歩きながら今、言ってみようかなって思ってしまった。夕焼けが綺麗で蘭子さんの横顔が輝いていた。
(蘭子さん、僕と付き合ってくれませんか?) うわ~勢いで言ってしまった。(はい、嬉しいです)やった〜。これで何時でも会えるな。
夕食何処で食べるか聞いてみた。(何処が良いかな〜。お昼の時みたいなのだと嫌だから、ゆっくり見て入ろうよ) (そうだね) いつの間にか手を繋いで食事出来る所を見て回ってた。
イタリアンレストランに入った。蘭子さんは迷ってるようで中々決まらない。
(何で迷ってるの?) (トマトとナスのスパゲッティも良いし、チーズたっぷりビザも、後、と言い掛けたので、全部頼んで僕とシェアすれば良いよ。
(えっ!良いの?) (良いよ、今の中で僕の食べたい物も入っていたし) (ありがとう。じゃー全部頼むね) 注文した物が来たので取り皿を何枚かお願いした。分けて食べていると、次から次から持って来る。
えっ!こんなに頼んだんだ、流石に食べれるのか?
話をしなが食べているといつの間にか無くなっていた。びっくりだ。あんなにあったのに。蘭子さん、結構食べるんだ。
食事の後、デザートが来た。えっ!これも?食べれるのか?ケーキ3個、ムース2個、小さいドーナツ何個か。
(蘭子さん、こんなに食べれるの?) (スイーツは別腹だよ)
女の人はよくこう言うけど、私はそんな事無かったな。黙って見ていると、みるみる無くなっていった。
私はケーキ1個とコーヒーでお腹がはち切れそうだ。(ごちそうさまでした) 満足そうな彼女。可笑しくなってきた。本当に可愛い人だな、益々好きになって来た。
そして、彼女を家まで送って行った。
今日は楽しかったな。休みの日で1番楽しかったな。また明日から仕事頑張るぞ。
暫く仕事は忙しく、帰る時間は夜の10時か11時。帰って直ぐにシャワーして、ベッドにゴロン、朝までそのまま寝てしまう。
どれぐらい立ったのかな、休みの日はほぼ寝ている。休みの日、朝起きると、もうお昼を過ぎていた。家には誰も居ない、何か食べるものが無いかと冷蔵庫を開けたけど、何もなかった。
仕方が無いからコンビニで弁当を買ってこよう。スゥエットにサンダル履いてコンビニに。コンビニに入ったら、あれ?蘭子さんが居る。
(翔平さん、今日は、お買い物?) (昼飯無かったから買いに来たんだ) (そうなの?私も今からお昼食べるから、一緒に食べに行かない?) (えっ!俺こんな格好だよ) (良いよ、そこのファミレスならどう?) (それなら良いか)
ファミレスで何を食べるか考えていると、(迷ってるならシェアする?)(今日はそんなに食べれないから1品で良いよ) (そうね)何か残念そう。私は今起きたばかりだから食べれないよ。
(蘭子さんは何処に行く所だったの?) (姉の所に渡すものがあって、この近くに住んでるの) (お姉さん居るんだ、弟さんが居るのは聞いてたけど) (10歳離れた姉が居るのよ、歳が離れてるから余り話題にならなかったかな。
姉は結婚して、子供が、双子の男の子が居るの。双子ちゃん可愛いけど、育てるのは大変そうなのよね。だから時々手伝いに行ってるのよ) (そうなんだね) (今から、一緒に、姉の家に行く?) (いやいや、流石にこの格好で会いには行け無いよ) (そうね、また機会があれば会ってね) (そうだね)
私は蘭子さんの事、全然知らなかったな。もっと知りたいな。蘭子さんと別れて、家に帰ると、お母さんが、(起きたんだね、何にも無くてごめんね、買い物に行ってきたから今から作るよ) (良いよ、知り合いに会って食べて来たから) (そうなの?良かった。最近休みの日は殆ど寝てるから大丈夫なのかと心配だったのよね) (大丈夫だよ、寝溜めしてるからさ、仕事、ちょっと忙しくってさ) (それなら良いんだけどね。お父さんも心配してたよ) (分った。俺から言っとくよ)
仕事も一段落して、定時で帰れるようになった。そろそろ蘭子さんを誘おうかと思っていると、蘭子さんからのラインに、(お姉さんの所に遊びに行くんだけど行かない?)と (良いよ、ちょっと会ってみたいから行く)
携帯を閉じて、お姉さん、蘭子さんに似て小柄なのかな〜小柄だと双子ちゃん育てるの大変だろうな。
次の日、待ち合わせて、お姉さんの所に遊びに行ったら、お姉さんが出て来て、(あらーイケメンじゃ無いの) がははは〜と豪快な笑い。
小柄では無かったな笑。肝っ玉母さんだな。
翔平に、お姉さんが、(そんなに緊張しなくても、取って食べたりしないから) がははは〜。何か楽しいお姉さんだな。
家の中に入ると、双子ちゃんが蘭子さんに、(遊んで〜)っと飛んで来て、蘭子さんの周りを回り始めた。可愛い。お姉さんが双子ちゃんに、(こらこら、こっちのお兄さんに挨拶しな) (こんにちは、僕まさし、僕たかし、お兄さんは?)(翔平だよ。よろしくね) (お兄さん、蘭ちゃんの何?)
お姉さんが、(こらこら余計な事聞くな。ごめんね) (全然、大丈夫ですよ) (優しいお兄ちゃんだね。お兄ちゃんに迷惑かけちゃ駄目だからね。分った?) (はーい)双子ちゃんは蘭子さんの手を取っておもちゃの所に連れて行た。
私も行こうかと思ったら、お姉さんに呼び止められた。(こっちに来てお茶でもどう?コーヒー?紅茶?緑茶?) (コーヒーお願いします)
お姉さんにコーヒーを淹れてもらって飲んでいると、お姉さんが、(蘭子、最近明るくなったんだよね。翔平君のおかげかな。前はよく泣いてたよ、職場での人間関係が余り良くなくてね。辞めたいって言った事があったのよ)
(それは随分前に聞いた事有ります。でも詳しい事は聞いて無いですね) (そうなのよね、あの子あんまり言わないのよね、だからどうなったのか分からないままなんだよね。今は明るいから解決したのかな?) (そうですね、僕も敢えて聞いて無いですね。それとなく聞いてみようかな) (そうしてくれる?、何も言わ無いから心配で)
お姉さんも彼女の事心配してるんだな。良い姉妹だな。こんなに豪快なお姉さんだから、こんな話、想像出来なかったな。
蘭子さん達は楽しそうに遊んでる。もう夕方だからお暇しょうかな。(蘭子さん、そろそろ帰ろうか?) (えっ!もうそんな時間)双子ちゃん達に、帰る事を伝えると、(え〜〜まだ良いでしょー) 双子ちゃん達が駄々をこねてる。お姉さんが、(こら〜またそんな駄々こねて、蘭子が困ってるでしょ) 双子ちゃん達は渋々蘭子さんにバイバイした。なんと微笑ましい。私、何か悪い事しちゃったかな?。
お姉さんの家を後にして、私は蘭子さんに尋ねた(お姉さんに聞いたんだけど、職場の人間関係で悩んでるって、もう解決したの?) (う〜ん解決はして無いかな) (えっ!大丈夫なの?) (うん、もう気にしないことにしたの。私の事どう思って、辛く当たるのか分からないから、考えるのバカバカしくなったんだよね)
(凄いね、中々そんなふうには思えないけどな) (初めは、もう嫌だ何で私にばっかりに嫌な事言ってくるの?って思ってたんだけど、同僚が、その人の私生活教えてくれて、旦那さんが失踪して子供2人抱えて大変な事になってるみたい、だから当たりやすい人に当たるんじゃないかって。そう言われると、まあ〜良いかって思うようになったのよ。
それから暫く当たられてたんだけどね、最近、何にも言わなくなったんだよね。だから解決したのかどうか分からないのよね) (そうなんだ、また嫌な事言われるようになるかもしれないんだね。僕には何も出来ないけど話ぐらい聞くからね。お姉さんも心配してたから、今の状況は言ってあげたほうが良いかな)(ありがとう。言ってみる)
彼女を送って家に帰るとお父さんとお母さんと良美が3人で顔を突き合わせて何やら話していた。
(ただいま〜) (あっ!お帰り。今ご飯の用意するね) 良美が、(お兄ちゃん、今の会社どうやって選んだの?) (選んで無いよ、何処の企業にも入れなくて最後に残ってた所が通っただけだよ)
(えっ!そうなの?じゃー仕事が自分に合ってるか分からなかったってこと?) (まあそうだな。入ってから、部門も決まったし、何するかも全く分からなかったよ) (ふ~ん、それで仕事は楽しいの?)
(今の所楽しいかな。自分に合ってたのかもな。やってみないと分からない事って有るからな) (そっかー) (何だ、どうかしたのか?) (もうすぐ進学か、就職か決めないといけないからさ) (そうか〜もう高校2年の夏だもんな。ゆっくり考えれば良いさ。良美は何がしたいんだ?)
(う〜ん、服を作るのが好きだから、その関係の事したいかな) (だったら専門学校に行けば良いんじゃないか?) (えっ!そうか〜服飾専門学校、あったな、調べてみる) (お兄ちゃん、ありがとう) さっき3人で話してたのはこの事か。もうそんな時期なんだな〜。また暑い夏がやって来るな。
仕事休み何時から何時までだろう。蘭子さんと何処か旅行に行きたいな。そんな事を考えていたら、お母さんに(さっさとお風呂入ってくれないと、私が入れないのよ)と言われたので、お風呂に入って、さっさと寝た。
仕事休みは8月10日から1週間だった。おー結構長いな、混んでない時に旅行に行けたら良いな。ラインで蘭子さんにその事を言ったら、返事が来て、(ごめんなさい、休みの日はお姉さんの家で双子の面倒を見る事になってるのよね) (そうなんだ〜) (迷惑じゃ無かったら、一緒に行く?) (そうだね、行ける日があったら連絡するよ) (分った、じゃーまたね)
8月になって休みがある筈なのに、何故か仕事する事に。こんな時期に忙しくなるなんてついてないな〜。職場はクーラーがきいてて快適だけど、なんだかな〜と思っていると、上司が(皆、悪いな急に仕事が入って、この埋め合わせは必ずするからな)そうなのか、しょがないか。
休憩時間に、蘭子さんに仕事が入った事を話したら、(大変だね。頑張ってね。暑いから体に気を付けてね) と帰って来た。この一言で疲れがいっぺんに吹っ飛んだ。私って単純。男って単純な生き物なのかな?。男の人生も面白いな。
休憩が終わって、仕事し始めたが中々進まない。今日は残業だな。皆と夕飯食べながら、何時になったら終わるかな〜と話していたら、蘭子さんが(皆さん、御疲れ様です。これでも食べて頑張ってくださいね)っと、お菓子やらジュースやらが入ったふくろを3袋置いていってくれた。
(さっきの娘、誰?) (知らない) (総務課の高橋さん) (何で翔平知ってんの?怪しいな〜) (大学の同級生、偶然同じ会社だったのを最近知ったんです) (そうなのか。今日、俺達が仕事してる事、お前が言ったのか?) (ああ、聞かれたから言いましたよ) (何だよ、付き合ってんじゃ無いかよ) (まあ〜そうなんだけど、最近付き合う事になったんですよね) (あんな可愛い子。翔平のくせに。あ〜あ、良いよな〜俺も彼女欲しいよ) (お前、彼女居ただろ?) (もうとっくの昔に別れたよ) (そうなのか笑。ご愁傷さま) (ひでーな、ちょっとは慰めてくれよ) (どうせお前が悪いんだよな) (なんでだよ)
部長が、(お前達もう休憩はおしまいだぞ) ((あっ!すみません)) 仕事に戻って、結局10時過ぎまでかかった。
家に帰って蘭子さんにラインするつもりが朝まで寝てしまった。蘭子さんは良く気が付くな。私だっら気が付かなかっただろうな。そんな事を考えながら出社した。
休憩時間に、蘭子さんにラインで昨日のお礼をした。(ありがとう。皆喜んでたよ。良く気がつくね、尊敬するよ) (そんな事無いよ) (姉の家の帰りに思い立っただけだから) (それでも助かったよ、ほんとにありがとな) ちよとした話なのに、疲れがいっぺんに吹っ飛んだよ。蘭子さんパワーだな。
仕事も一段落して明日から1週間休みだ。蘭子さんにラインした。明日から1週間休みになったからどっか遊びにいかないか? 中々返事が来ない。次の日も連絡が来ない。
とうしようかな。散歩でもするか。池の周りをぶらぶら歩いていたら、前から見たことのある人が歩いてきた。1人は蘭子さん、もう1人は男の人。えっ!誰?
蘭子さんが私に気がついて、(翔平さん、何処かに行くの?連絡出来なくてごめんね。弟の悠馬が実家に帰って来てたから。今からお昼ご飯食べに行くけど行かない?)
(でも、何か話があるなら悪いから良いよ) (無いよ。ご飯食べたら送っていくだけだから) (じゃー行こうかな)
ファミレスに入って注文してから、蘭子さんはトイレに行ってしまった。
(悠馬くんは、今大学生?) (そうです。4年生になるんですよね。就活するのにこっちに戻って来ました) (そうなんだ。僕も就職には苦労したよ。50社も受けて落ちたからね。最後の一枠で拾って貰ったんだよね) (姉と一緒ですね) (そうなんだよ。同じ大学で同じ所受けたんだよね。偶然にも2人共受かったんだよね。それで付き合う事になったんだよ) (そうだったんですね。会えて良かったです。聞いてはいたんですけど、どんな人だろうと思っていたから)
蘭子さんがトイレから帰って来た。まだ頼んだ物は来ない。(悠馬くんはこっちで仕事探してるの?) (そうなんです。向こうでは就職先があまり無くて、だったらこっちで探そうかなって思って。
2人の会社では一般募集して無いんですよね。) (それは僕は知らないな〜。人事部なら分かるかもな。聞いてみるよ) (えっ!良いんですか?)(聞く位お安い御用だよ) (翔平さんありがとう。人事部には気が付かなかったな、悠馬ごめんね) (良いよ。でも少しは期待持てそうかな)
注文していた物が運ばれて来て、びっくり、この姉弟は大食いなのか。
悠馬くんを駅まで送って、蘭子さんを家まで送って行く時、(明日、映画観に行かないか?) (あっ!行きたい!何観る?) (ボクシングの映画なんだけど、ずっと観たくて) (あっ!知ってる私も観たいと思ってたんだよね) (じゃーそれにしょう。また明日)
家に帰って、映画の時間調べて、蘭子さんに待ち合わせ時間の連絡をした。
次の日、前は緊張して待ち合わせ時間より早く行ってたけど、今は時間通り行くようになった。蘭子さんも待ってる感じは無く、今来た感じだ。それだけ親しくなったって事だな。
映画館でチケット買って、ポップコーンを買う時に、(何味にする?俺はキャラメル味かな) (私もキャラメル味が1番好き) (じゃージャンボサイズで、後ジュースは?俺はコーラ)(私はグレーブフルーツジュース)
買って席に着くと、直ぐに暗くなって、広告が流れ出した。(あっ!私、この映画も観たいんだよね) (まだ公開して無いから、公開したら観に来よう) 彼女とは趣味も合うな。
映画が終わって、何処に食べに行くかうろうろしてたら、おしゃれなレストランを見つけたので入った。やっぱり、1つに絞れない様なのでシェアした。しかし良く食べるな〜。まぁ〜美味しそうに食べてるから良いか、こっちまで食べてしまった。ふう〜お腹がはち切れそうだ。
レストランを出て暫く歩いていたら、クレープ屋のバスが、流石に食べるとは言わないよな。(あっ!クレープ屋さんがあるね、美味しそう〜)
えっ!嘘でしょ。いくら別腹とはいえもう無理でしょ? 彼女はクレープを何にするか選び始めた。(翔平さん、何にする?) (いや俺は良いや。お腹いっぱいで入らないから、蘭子さん食べたら良いよ)(そう〜何か悪いね) と言いながら買って食べて、話しながら散歩した。
前世の私には無理だな、どんなお腹してるんだろう笑。
ショッピングモールを見て回った。服とか、鞄、靴、見てみたけど、結局2人共何も買わなかった。
(今日、居酒屋に行かないか?お酒は飲める?) (うん、あんまり飲めないけど居酒屋には行ってみたいな。今の職場の人と飲みに行った事ないのよね。たまに食事に行くぐらいかな)(女の人同士ではあんまり行かないのかな?) (翔平さんは良く行くの?) (仕事帰りに時々行くかな。居酒屋だとざっくばらんに話せるんだよね) (そうなのね)
私は女だけど飲みに行かないなんて事無かったな。私はお酒好きだから仕事帰りに、良く先輩達と行ったかな。彼女の職場やっぱり雰囲気良くないのかな?
居酒屋に着いた。わりと空いてて良かった。先ずはビールからと言いそうになった。お酒余り飲まない人には酷だよね。
(蘭子さん何飲む?) (う〜ん、何がおすすめ?) (あんまり飲めないなら、カシスソーダかな) (えっ!ジュース?) (いや、お酒だけどジュースみたいな感じかな) (ああ〜それなら飲めるかも。それにする)
定員さんに、生ビールとカシスソーダを取り敢えず頼んだ。(後は好きなもの頼べば良いよ) (分った) 彼女が選んでいる間に、枝豆と唐揚げを頼んだ。
楽しく飲んで食べて、帰る時のお勘定で、真っ青になった。お金足りるかな〜居酒屋2人で、3万は無いよね。私も随分飲んだけど、酒代では無いな。ほんとに凄く食べるな。1回でも食べに行ったら、誘えなくなるレベルだな。私は大丈夫だけどね。
彼女を送って家に帰ると、お母さんが、(良美が、今日ショッピングモールで翔平が女の人と歩いてたって言ってたんだけど、彼女?) (ああ〜最近付き合う事になったんだ。大学の同級生だよ。同じ職場、部所は違うけどね) (そう〜今度家に連れてきなさいよ) (そうだな。聞いてみるよ) お父さんが、(俺も会いたいから、俺が休みの時にしてくれよ) (私も遠くからしか見て無いから会ってみたいな) (彼女の都合を聞いてみるよ)
ラインで蘭子さんに、(今日、妹が2人で歩いてる所を見てたらしく、両親に一度家に来て貰ったらと言われたけど、来る?) (あっ!翔平さんの家族に会ってみたいから、行きたい) (何時が良いかな?) (今度の土曜日とかどうかな?) (分かった、聞いてみるね。また連絡するよ)
家族に、(今度の土曜日来れるみたいだけど、どうかな?) (私は、良いよ。お父さんは?) (俺も休みだから良いよ) (じゃー今度の土曜日で) (ちょっと待ってよー何で私には聞かないのよ〜) (えっ!良美はどっちでも良いからさ) (何よ〜絶対家に居るもんね) 皆で大笑い。うちの家族は良いな。前世の家族も良かったし、私はついてるね。事故さえ無ければだけどね。
会社に出勤して、前に一般募集して無いか聞いてみると言ってたので、人事部に行って聞いてみた。
(有りますよ。応募しますか?) (はい、僕ではないんですが、知り合いがうちの会社で一般募集して無いかと聞かれたので) (では、これが書類になります)A4サイズの封筒を渡された。
それを蘭子さんに渡した。(ありがとう。悠馬が喜ぶわ)
土曜日に蘭子さんを迎えに行って、私の家に。
お母さんが(いらっしゃい、どうぞ)と蘭子さんを迎えてくれた。
来る時、蘭子さんと一緒に駅前のケーキ屋で、家族が好きなケーキを買って来た手提げ袋を、お母さんに渡して、(つまらない物ですが、食べて下さい)と渡してた。
お父さんは何時もの席に座っている。良美は蘭子さんが座る前の席に座る。お母さんは、貰ったケーキと紅茶の準備してる。お母さんが座る席は、私の前。
良美とお母さんのお茶の準備が終わった。お母さんが私の前に座った。良美が、(私、ここのケーキ大好きなんですよ。ありがとうございます) (ケーキは、翔平さんが選んだんですよ) (そうなんだ、それで皆の好きなケーキが入ってたんですね)(蘭子さんとお兄ちゃん、同じケーキだけど良かったの?) (俺はこれが1番好きなんだよな) (私もなの) (気が合うんだね)
早速、お母さんが、(蘭子さんのご家族は何人なの?)と聞き初めた。(私を入れて5人です。父、母、歳の離れた姉、弟と私です) (そう。上のお姉さんも一緒に住んでいるの?) (姉は、結婚して子供が2人です。双子なんですけどね) (双子ちゃん、それは大変だね)
(そうなんです。なので、休みの日に、双子ちゃんの面倒を見に良く行ってるんです。高槻さんの家の近くに住んでるんでます) (あら?そうなのね) (翔平は蘭子さんのお姉さんに会った事があるの?) (この間、家にお邪魔させて貰ったかな) (聞いてないわね〜) (そんな事いちいち言わないよ)
それからもお母さんの質問は続く。お父さんが、(これからも、気兼ね無く遊びにおいでね)これで、質問攻めはやっと終わった。(夕飯食べて行く?)(いえ、これから姉の家に寄る予定なんです) (そう、残念ね。またいらっしゃいね) (ありがとうございます。お邪魔しました)
蘭子さんをお姉さんの家の近くまで送って行った。(うちの家族ちょっとうるさかったでしょ?)(そんな事無いよ、優しいお母さん、お父さんとはあまり話出来なかったけど、やっぱり、優しい感じがしたよ。妹さんは、可愛いね) (妹、可愛いいんだ。口悪いけどな〜) (ふふ、仲いい兄妹だね)
その後、家に帰ると、皆で何やら話してる。(何かあったのか?) (何時結婚するのかなっと思って)(まだつい最近付き合ったばかりだよ) (そんなの関係ないわよ。気が合うなら、さっさと結婚しなさいよ。こういうのは、勢いなんだから。逃げられちゃうよ) (嫌な事言うな〜)(あんな可愛い子、そうそう居ないわよ) (お兄ちゃんには、勿体ないぐらい、いい人よね) (分ったよ、考えとく。) (考えとくんだ〜) (なんだよ〜) (別に)
うるさい良美を、無視して、(お父さんは、蘭子さんと、あんまり話して無かったみたいだけど、どうだった?) (いや、可愛い子だな〜っと思ったよ) (可愛い子、お父さんそれは無いんじゃない?)とお母さん。(何か他に無いの?) お父さんは黙ってしまった。女の話にはついていけないんだな笑。
(夕飯まで時間有るから、部屋に居るよ)部屋に戻って、結婚か〜。蘭子さんとなら、良いかもな。眠くなって、うつらうつらしていると、翔平さんと結婚してたらどうなってたのかな?子供が生まれて、楽しい家族になってたのかな?気が付いたら、寝てたみたい、何か幸せな夢を見てた様な。(ご飯出来たよ)下から声がした。夕飯を食べに降りた。
今日も休みだけど、何しょうなか。本屋にでも行くかな。朝なのに、本屋には人が溢れていた。サイン会?誰のだろう?若槻隆。知らないな〜。有名なんだよな、サイン会だし。面白いのかな〜。ちょっと読んでみるかな。ペラペラとめくって読んでたら、定員さんに、(サイン会は、こちらになります)と言われた。
仕方が無いので並んだ。私より若いのかな?順番が来て、本にサインをしてくれた。(ありがとうございます)あれ?結局買う事になったのか。まだちやんと読んでないのにな〜。他の本を見てたけど、面白そうなのは無かったので、帰る事に。
気になる喫茶店を見つけたので入った。レトロな感じで、中々良いな。コーヒーも美味しい。良い場所見つけたな。買った本を読みながらコーヒーを飲んだ。中々面白い本だった。悪い買い物じゃなくて良かった。落ち着きたい時は、この店に来よう。
家に帰ると、お母さんが、(今からお昼ご飯にするから待っててね) (良いよ、ゆっくりで、さっき喫茶店でコーヒー飲んで来たから) (そうなの?お母さん、最近パートに行き出したから、お昼ご飯遅くなってしまうのよね) (えっ!パート?聞いてないよ?) (あれ?言ってなかったっけ、近くのスーパーで働いているのよ) (何の仕事?) (野菜売り場に居るよ。野菜を切ってラップしてだしたり、果物をカットして出したりしてるのよ) (へーそうなんだ。何で、働きに行く事にしたの?)
(友達に誘われたのよ。一緒に働くはずだったんだけど、何故か、友達は受からなかったんだよね。友達が受からなかったからといって、辞めますも無いでしょ。だから、行ってるのよ。) (そうなんだ。日曜日も仕事なんだね) (スーパーだもの、土曜も日曜も無いのよ。年末年始だって、どうなんだろか?だけど、正月だけは休ませて貰うかな。
実家に、行かないとね。じいちゃん、ばあちゃんが寂しがるからね) (そう言えば、正月だけだね、じいちゃん、ばあちゃんの家に行くのは) (お母さんは時々行ってるよ。あんた達は、学校や、仕事が有るからね) (そうだね。正月だけでも行かないとね)
(今、本屋に行ったら、サイン会やってて、サイン貰って来たよ。この本読む?中々面白かったよ)(読めるかな〜、最近、本読んで無いからな〜)(読まないなら、蘭子さんに貸しちゃうよ) (良いよ、先に蘭子さんに読んでもらいなさいよ。後で読めたら読むよ) (分った)
まだ夕飯まで時間があるな。久しぶりに、ゲームでもしょうかな。対戦ゲームか〜、逆転裁判か〜農場物語か〜どれもな〜。携帯アプリゲームにするかな。久しぶりにすると面白いな、またハマりそうだ。下からお母さんが、(ご飯出来たよ)もうそんな時間になってたのか。
下に降りると、良美が、席に付いてた。良美が(お兄ちゃんに、専門学校の話聞いて調べてみたら、デザイナーになる人が入るみたいなんだよね。私は、そこ迄になりたい分けじゃないんだけどな〜どうしょうか迷ってて) (専門学校行ったからって、デザイナーになる必要無いんじゃないかな。勉強してみて違うなって思ったら、そっからまた考えれば良いさ)
お母さんが、(ほらね、お母さんとおんなじ事言ってるでしょ。) (でも、違うなって思って、学校辞めて、また違う学校行く事になったら、お金が掛かるでしょ) (そんな事、考えなくって良いのよ。やりたい事やれば良いのよ。お金なんて、どうとでもなるもんよ) (そうだよ、俺も働いてるしな) (そんな、迷惑掛けれないよ) (迷惑なんて思ってないよ。お母さん達だって、あんた達に迷惑掛ける事になるかもしれなんだから、お互い様だよ) (分った、この専門学校、申し込んでみる)
(俺なんか、大学行くつもり無かったのに、いつの間にか行く事になってたんだからな) (そうなの?、でも東大ってかなり勉強しないと入れないんでしょ?) (それが、試験受けて無いんだよな〜)(え~~!何で?) (特待生になったから、大学からの課題をすれば良かったんだよな) (それが難しかったんじゃ無いの?) (いや、ただ、本読んで感想文書くだけだったよ) (お母さん、お兄ちゃん、頭良かったんだよね。) (うん、成績良いから何処でも入れるって言われたよ) (だよね~)
(そう言えば、俺、大学行くとは言ってないのに、何で行く事になったんだ?) (先生が、受けるだけ受けてみらって言ったら、翔平、はい、って言ってたよね) (俺?そんな事言った覚えが無いよ) (面談の時に、はっきり、はい、って言ってたよ)
(まあ〜良いんだけどね。ただ、東大出だったから、就職難かしったんだと思うんだけどな) (そんな事あるの?)(分からないけど、良く聞くからさ、頭良すぎて使い難い、とかね) (へーそうなんだね。まあ〜何にしても、就職出来たんだから良かったんじゃない) (そうだな)
良美が(2人の話し聞いてると、これからが大変なんだなっと思った) (まあ〜大変だと思うか、楽しいと思うかは、良美次第だな) (そうそう、自分の人生だもの、楽しまなくっちゃね)
(お母さんは何時も思うけど、前向きだな。私も見習なくっちゃね) お父さんが帰って来た。(何か、楽しそうだな) ((ふふふ))
次の日、職場に行ったら、隣の先輩が、(年末年始は、どっか行くのか?)と聞いてきた。(正月は、毎年、父の実家に皆が集まって、ご飯を食べます)
(お前んとこも、そんな感じなんだな) (えっ!先輩の所は違うんですか?) (俺の所も、挨拶には行くけどそれだけかな) (そうなんですね) (そっかー、どっか行かないかなっと思ったんだけどな)(何かすいません) (まあ〜、彼女と会うとか言ったら、阻止する所だったんだけどな。は、は、は)もう何も言えなかった。
もうすぐ、年末年始か、この前まで暑かったのにな。また、忘年会の季節だな。何もやらされないと良いんだけどな。去年は、最悪だったな、何の被り物か分からないけど、被らされて、踊らされて、あれだけは絶対に嫌だ。
何日かして、先輩が、(参ったよ、今度の忘年会の幹事やらされるよ) (そうなんですか。先輩は、幹事とか得意そうですよね) (おれは、人が好きだからな、だけど、幹事は嫌だな。人の世話してたら、飲めないだろ) (それはそうですね) (翔平、何か出し物やってくれよ。) (いやー勘弁して下さいよ。去年、最悪だったんですから) (あれ、面白かったぞ。被り物被ってるんだから良いだろ?) (そう言う問題じゃ無いんですよ) (駄目か、誰か居ないかな〜。)
(営業部の人なら得意そうですよね) (もう、聞いたよ、断られたよ、仕事の無いときぐらいゆっくりさせてくれ、だってさ) (それは、みんなそうですよね) (そうなんだけどな、営業部の気持ちは解るからな) (へーそうなんですね) (俺、営業部、志望だったんだよな。何故か、製造部) (へー先輩も、希望した部所じゃなかったんですね。それなのに、あんな凄いおもちゃ開発出来るんですね)
(凄いか?俺は兄妹が多いからさ、おもちゃには多分、詳しいと思うよ) (何人兄妹なんですか?) (6人、長男俺で後は、男2人、女3人)(賑やかですね) (賑やかなんでもんじゃないさ。毎日、戦争だよ) (へー、想像出来ないですね)
(翔平のとこは、何人兄妹だ) (うちは2人、妹が居ます) (可愛いか?) (いや〜どうかな、生意気だし、口悪いし) (顔の事聞いてるんだよ) (先輩〜うちの妹狙わないでくださいね。笑) (なんだよ〜良いじゃないか〜)は、は、は。
それから、蘭子さんとも中々会えなくて、連絡してみた。(中々、会えないね。今、仕事忙しい?)返事が来ないな〜テレビを観てると、蘭子さんからラインが入った。(もうすぐ年末だから、仕事が立て込んでて、中々帰れなくって) (そうなのか。総務は年末になると忙しくなるんだね) (去年はそんな事無かったんだけど、人が何人か辞めたから、バタバタしてて) (辞めた人が居るんか)
(私に辛く当たってきた人も、もうすぐ辞めるから、それの引き継ぎもあって) (引き継ぎは、大変だな。仕事が落ち着いたら、また、どっかに行こう)(そうね、見たい映画もあるし、また連絡するね)
何時会えるかな〜ちょっと寂しいな。仕事帰りに、先輩が、(ちょっと雰囲気の良いバー見つけたんだけど、行かないか?)と言ってきた。
(良いですね。行きます) (この前、先輩に連れてってもらったんだけど、中々良い感じなんだよな。バーに、1人で入ったこと無いからな) (そうなんですか、俺は良く行きますよ) (お前ほんとに酒好きだな)
あれ?ここは何時も行ってるバーだ。入ると、マスターが、(何時もの物で良いですか?) (そうですね、はい。)
先輩が、(えっ!来た事あるのか?) (そうですね、良く来ますね)
先輩に呆れらた顔で見られた。(たまには、俺も飲みに誘ってくれよ) (いや、俺、何時も1人で飲みに来るんですよ)
(えっ!仕事帰りにか?) (そうです) (1人で飲んで楽しいのか?)(はい、お酒が好きなんで) (お前みたいな奴に会ったの初めてだな。俺は、人と話すのが好きだから飲みに行くんだけどな)
(先輩、ほんとに人が好きなんですね) (俺は、お前もそうだと思ってたよ。誰とでも直ぐに仲良くなるだろ?)
(そんな事無いですよ。まあ〜嫌いだと思う人に会った事が無いだけですね) (嫌いになったことが無い?やっぱりお前変わってるな) (大概、1人か2人は嫌だっなって思うやつは居るからな。俺は、人は好きだけど嫌なやつは居るぞ)
(そうなんですか?俺、鈍感なんかもしれないな、人の事気にならないんですよ。皆の愚痴聞いてると、大抵、人と比較して落ち込んだり、自分と違う意見が気に入らないとかなんですよね。俺はそれが全くないんですよ。人は人、自分は自分なんで、自分の事、受け入れて貰いたいとか思わないんですよね。だから、1人でも全然気にならないんですよ)
(お前、良い性格してるな。普通は気になるけどな) (そうみたいですね)
(お前はこの会社に入って、何がしたいって思ったんだ) (何にも、何社受けても受からなかったんですよね。この会社が、最後の学校からの募集だったんです。だから、希望も何も無いまま、今の仕事してます。でも、良かったのかもと、思っています。仕事は楽しいし、上司も先輩方も、良い人ばかりなんで。)
(お前なら、何処の部所に行っても大丈夫そうだな) (この会社、色んな部所に配属されるんですか?) (みたいだな。誰が何処の部所が適任か見るみたいだな) (ある意味、良いですね) (そうだな、嫌な上司とずっとは嫌だからな) (そうですね) (お前は関係ないだろ笑) (そんなの、分からないじゃ無いですか、今までは恵まれてただけだと思うし) (まあな。ところでさ、彼女とはどうやって知り合ったんだ)
(大学の同級生ですよ) (同じ、講義受けてたのか?) (そうなんです。初めて会った日に、ライン交換したんですよ、でも会うことはあっても、彼女は何時も沢山の友達と一緒だったから、声掛けれなくて、ラインも来ないし、段々、講義も面白くなくって、違う学科に変えたから、全く会わなくなってたんですよね。
就職して、連絡してみようかなって思って、ラインしたら、直ぐに返事が来て会うことになったんですよ。
でも付き合うには至らなかったんですよね) (なんでだ?) (う〜ん、分からないですね。何度か誘って、遊びに行ってるうちに、この子と気が合うから付き合いたいなって、思ったんですよ) (そんなもんなんか。俺は、大学の時から、ずっと付き合ってた娘が居たんだけど、付き合って5年かな、結婚して欲しいと言われたんだけど、決断出来なかったんだよな)
(何でですか?)(今の仕事が嫌な分けでは無いけど、営業職にこだわってたから、この会社辞めるかもしれないと思うと、結婚は出来なかった)
(そうなんですね。うちの家族に、気が合うならさっさと結婚しなさいよ。
逃げられてしまうと言われたんですよ。結婚は勢いだからねって。
でも、俺もまだ決断出来ないかな。彼女から、結婚して欲しいと言われた分けじゃないし、まだ考え中ですよ) (そんなに簡単に結婚は決められないよな)
先輩と色んな話をして、考えさせられたな。もっと色んな人に、結婚について聞いてみよう。
忘年会の日がやって来た。結局、何かやってくれと頼まれた。倉庫に、アンパンマンの被り物と服が合ったので、それを着て、アンパンマンの歌を歌うことになった。
順番が来て、音楽流してもらって、踊って歌ったら、大ウケした。こんなので良かったんなら、やって良かったな。先輩に、(あんなに嫌がってたのに、ノリノリだったな)と笑われた。
ああ〜、今年も終わりだな。除夜の鐘打ちに行こうかなと思って、蘭子さんに連絡した。(ごめんね、風邪引いて、ちょっと熱もあるから行けない)(そっか、仕事大変だったもんな。お大事に)
明日から、じいちゃん、ばあちゃんの家に行って、皆に会うから、今日は早目に寝るかな。でも、結局、除夜の鐘が鳴り終わるまで起きてた。朝、起きると、(おめでとう。今年も元気で、楽しい1年にしよう)
毎年、恒例の挨拶だ。おせちと雑煮を食べて、じいちゃん、ばあちゃんの家に行った。
もう従兄弟たちは来ていた。皆に挨拶して、従兄弟達に、早速聞いてみた。(明兄は、結婚する予定とかあるの?) (ああ〜、来年する予定) (そうなんだ。結婚式とか、大変だよね) (しないよ、結婚式なんてお金の無駄遣いだな。大体、金貯めて無いし) (えっ!両親や彼女や彼女の両親は、それで良いの?) (親はお金無いなら出すと言ってくれたけど、彼女と話をして、結婚式する必要無いから、止めることになった)
(なんだ、翔平、結婚するのか?) (考えてる人は居るけど、決断出来無くて) (そうか、まあ、ゆっくり考えれば良いさ。一生の問題だしな。結婚して、合わなくて、離婚する事も有るけどな)
(和兄は?) (俺は、結婚する気無いな。俺の好きな事に、共感してくれる人が居たらするかもな。) (趣味?) (そう、俺、昔から、ガンダムが好きで、そのグッツを買うために働いてる様なもんだしな。部屋の壁1面に、ガンダムグッツが飾ってある。
友達の奥さんが、友達が大事にしてた、フィギュアをメディカルに売られたって話を聞いて、絶対に、結婚しないって思った) (なるほど~) 聞いて見ないと分からない事ってあるな。
明日は、母親のばあちゃんに挨拶に行く。1人で暮らしてるから、心配だと、何度もうちで一緒に暮らさないかと言ってるみたいだけど、1人で大丈夫だと言ってるらしい。
(おばあちゃん、明けましておめでとうございます) (おめでとう、良く来たね。さあ〜上がって)おばあちゃんは、昔から、穏やかで優しい。(おばあちゃん、中々来れなくってごめんね) (良いんだよ、毎年、こうやって、皆で来てくれるから、嬉しいよ) (翔ちゃんは、結婚したんかね) (まだです。したいなって思う人は居るけど、まだ、付き合ったばかりだから) (そうか、良く見て、気が合うか確かめてからが良いね)
おっ!初めての、言葉だ。(おばあちゃんは、おじいちゃんと、どうして結婚したの?) (昔はね、大体はお見合い結婚だっんだよ) (その場で決めるの?) (そうだね。よっぽど嫌じゃ無かったらね。おじいちゃんは、豪快な人でね、良く笑うんよ。この人やったら、毎日楽しいかなって思ったよ。ほんとに、毎日楽しかったな) (そうなんだ)
(お母さんの、子供の頃ってどんな感じだったの?) (人見知りが激しくてね。幼稚園なんか、行きたくな〜いと毎日の様に、泣いてたよ)
それ、私が翔平に生まれ変わった時と同じだ。親子なのか。今のお母さんからは想像出来ないな。
(お爺さんがね、人見知りは悪い事では無いから、嫌がるかも知れないけど、色んな所に連れてって、色んな人に合わせれば良いのさと、良く言ってたよ。そして、全く人見知りしなくなったんだよね)
おじいちゃんの影響で、お母さんは、何時も明るく、ポジティブなのか。色々聞いてみると、色んな事が分かるな。もっと色んな人と話しがしたいな。
お父さんのおじいちゃん、おばあちゃんにも、お父さんの子供の頃の話聞けば良かったな。また、機会が合ったら聞いてみよう。
蘭子さんの、家族とも話しがしてみたいな。
正月休みも終わって、明日から仕事だ。蘭子さんとはラインもしてない事に気が付いて、直ぐにラインした。(風邪は、もう良くなった?休みがあったら教えて、映画、観に行こう)蘭子さんからの返事が無い、既読も付いてない。
次の日、総務課に、(高橋さん、来てますか?)と尋ねたら、(今日、辞令があって、経理課に行く事になったから、経理課に行ってる。もうすぐ帰ってくるけどね) (それなら、良いです)
初仕事に、移動なんてあるんか。先輩に聞いてみた。(今日みたいに、初出勤に、移動が出る事なんてあるんですか?) (あるんじゃないか、どうしても、人が居ない部所に、何処かの部所から引っ張って来るなんて事、あるみたいだな) (そうなんですか)
確か、総務課何人も辞めて、引き継ぎ大変だと言ってたよな。それよりも、更に経理課は人が居ないのか。
それから3日して、蘭子さんから連絡が来た。(ごめんね、連絡出来なくって。親戚の挨拶やら何やらで、あっという間に、休みが終わって、仕事に行ったら、経理課に移動の内示が貼ってあって、もう、何が何だか分からないうちに、今日やっと落ち着いたの)
(総務課で聞いたよ。そんな事あるんだなって思った。大変だったね) (そうなの、やった事無い仕事だから、参ったよ。ただ、エクセルだけは出来たから何とかなった) (エクセル出来るの?何処かで習ったの?) (バイトしてる時に教えて貰ったんだよね)
(えっ!何のバイトしてたの?) (スーパーの品出し。商品の入荷とか、色々やらされたかな。大学生の時だったからか、若いから出来るよねって。若くてもやった事無いのは出来なんだけどね)
(スーパーの仕事で、パートやバイトでも、仕入れさせるんだな)私は、経済学部だったから、そういう勉強してたけど、勉強して無くても出来るのか。
(暫くは、遊びに行けそうにないね) (うん、行ける様になったら、連絡するね) (じゃーまた)案外、経理課合ってるかも。
暫くして隣の先輩が、営業部に配属になった。念願が叶ったんだな。(先輩、おめでとうございます) (ありがとう。たまには飲みに行こうな) (はい、大抵、あのバーに居ますよ) (分った、時間があったら行くよ)そして、先輩は嬉しそうに営業部に行ってしまった。
後輩が先輩の席に座っていた。見たこと無いな〜。と思ってたら、今日、この部所に配属になったらしい。
(高槻君、吉田君の事、面倒を見てやれよ)と部長に言われた。私が面倒なんて見れるわけないでしょ。しかし、成り行きで面倒を見る事になった。
自分より下の人とあまり話をした事が無いから、何話て良いか分からないな〜後輩の机の上に、電車のおもちゃがあった。
(吉田君、電車好きなの?) (そうなんです、電車の話ししたら嫌がられるんですよね) (そうなんか?俺、電車好きだけどな) (多分、僕の好きは、引きたくなる位の好きだと思います) (へーそうなんだ) (電車の追っかけとか?) (そうですね。後、電車のおもちゃ、いっぱい持ってます)
(俺の従兄弟が、ガンダムのフギュアいっぱい持ってて、彼女に、振られたとか言ってたな) (まあ〜そんな感じです) (でも、俺は、良い趣味だと思うけどね。
俺みたいに、お酒が好きで、1人で飲みに行くよりは、良いんじゃないか?)(お酒が好きなんですか?) (僕も、好きなんです。1人で飲みに行きますよ) (おーそうなんか、俺は人に珍しいと言われてたんだけどな) (確かに、僕も良く言われます、好きな事を否定されたみたいで、嫌なんであんまり人には言わないんですけどね)
(へー、俺、全然気にならないんだよな。良い性格してるって、言われたけどな。人は人、俺は俺だからな)
(凄いな〜、中々そんなふうに思え無いですよ。直ぐへこむし) (へこんでも、好きな事は、止め無いでしょ。へこむの無駄じゃないかな)わははは〜
(先輩、最高。今度、一緒に飲みに行きましょうよ) (ああ、良いね。仕事の帰りに行くか) (今日は、用事が有るから、行けないけど、また誘うな)
(はい、楽しみにしてます)何か親しくなれたな。やっぱり趣味の話題が1番良いな。
家に帰る前に、映画館に寄ってみた。もうすぐ、終わるんだよな。観たいんだよな。もう、今日は終わったかな?あれ、まだやってる。ナイトショーだ。おー、何時もより、安いな。もう、蘭子さんとは観に来れないから、観るかな。
チケット買って入った。まだ時間があるのか、何か買って来よう。今日は夕飯まだだから、ホットドッグにするかな。コーラとホットドッグを持って入ったら、蘭子さんが居た。
えっ!(翔平さん見かけたから、追いかけたら、映画館に入って行ったから、この映画見るんじゃ無いかと思って) (良く席が分かったね。) (感かな。笑) (何か食べる物買って来ようか?) (もう、買ってあるのよ) (翔平さんに会えなくても、この映画観たかったから、もうすぐ終わるもんね)(そうなんだよ、この映画に誘うつもりだったんだけど、もう終わるから、観たかった映画だしと思って、入ったんだ) (良かった、会えて)
買ってきた物が一緒だった。飲み物は違ったけど。やっぱり、気が合うな。映画を見て、遅くなったから、蘭子さんを送って、家に帰った。
良美が(遅かったね、仕事?)(いや、映画観てきた)(1人で?) (最初は1人だったけど、偶然、蘭子さんに会って、一緒に、観てきた) (そうなんだ。ほんとに、気が合うね。おやすみ) (おやすみ)
そうなんだよな〜気が合うんだよな〜。結婚考えてみるかな〜。
それから、ひと月経った。蘭子さんからラインが来た。(悠馬、うちの会社受かったって。どの部所かは分からないけど、製造部門、希望だしたんだって。翔平さんと一緒に働く事になるかもね)
(そうなんだ、良かったね。おめでとう) (ありがとう、悠馬がこっちに帰って来たら、翔平さんにお礼したいからっと言ってたから、また会ってあげてね) (そんなの良いのに。会うことは、全然良いけどね)
そして、入社式の日、俺は駆り出されて、受付に居た。(翔平さん)と声を掛けられた。あっ!悠馬くんだ。(悠馬くん、入社おめでとう) (ありがとうございます。また、ゆっくり話がしたいです) (うん、連絡くれれば、会いに行くよ。頑張ってね)(ありがとうございます) ああ〜びっくりした。
入社式も終わって、仕事に戻ると、(今日は、帰って良いよ)えっ!(良いんですか?)やった〜。
まだ、昼前だからな、飲みに行くのはあれだな、天文台にでも行くかな。昔は良く行ったな〜。図書館の横に天文台が有る。
入って、見ていた筈なのに、どうやら寝ていたみたいだ。隣の図書館に行くかな。図書館でうろうろしてたら、(何か、お探しですか?)と聞かれたので、(ファンタジーな本を読んで見たくって、ハリー・ポッターは、持ってるんですよね) (そうですか。こちらにある本だと思います)
(あーわりと読んでるな〜) (そうなんですね) (では、こちらなんかどうですか?) (ミステリーぽいな) (そうなんですよ、ミステリーなんてすが、人間模様があって良いんですよね。私は、それが好きで良く読んでます) (それなら、読んでみようかな) (何日まで借りれますか?)(今日から1週間ですね) (分かりました、借りていきます)
家に帰って読むより、喫茶店で読む方が良いな。お気に入りの店で、借りた本を読んだ。中々面白いな。誰が犯人とか分からなくても、別に良いな。犯人は直ぐに分かったし。こんな感じの本もあるんだな。
家に帰って、今日会った事を話したら(蘭子さんの弟さんと同じ会社になるんだね。部所はもう決まったの?) (いや、まだ分からないな) (一緒だとやり辛いかな?) (分からん、俺、あんまりそういうの気にしないからな) (なんだ、お母さんと一緒か、親子だね〜笑) (お母さんの影響は、大きいからな) (どう言う意味よ?)
(だって、おじいちゃんとお母さんって、考え方似てるよな) (そおー?初めて言われたよ。なに?おばあちゃんと何話したのよ) (お母さんの、子供の頃の話、意外だったよ、お母さんが人見知りだったなんて、今からは想像出来ないな)
(おばあちゃん、余計な事を、良美には言わないでよね) (何で?人見知りは悪い事じゃ無いって、おじいちゃんが言ってたみたいだよ) (おばあちゃん、何話したんだろ、聞いてみよう) 本の話をしたかったんだけどな。まあ〜良いか。
夜、蘭子さんからラインで、(悠馬、営業だって、がっかりしてたよ)(そうなんか、営業に、俺の先輩が居るよ。先輩も製造なんて希望してないのにって言ってた、やっと去年、希望してた営業部に行けたんだよね)
(そうなんだ) (悠馬くんは何の学校に行ってたの?)(そう言えば、聞いた事無いな) (まあ〜この会社、学校関係ないみたいだからさ、何処の部所に配属になるか全く予想出来ないんだってさ)
(俺は、何処かの部所に行きたいとか希望無かったからな、教えて貰った事やってるだけかな) (そうなの?製造って物を作る所でしょ?言われたままなんて出来無いよね) (出来なければ、部所替えになるって言われたな)
(変わってないって事は、出来てるんだね。翔平さんに合った部所だったんだね) (かもね、でも、出来たら色んな部所に行ってみたいよ。楽しいかもしれないしね) (ほんとに翔平さんは、ポジティブだね) (良く言われる、母親譲りだからな) (お母さんも、ポジティブなのね)
(それはそうと、今度の休みに、何処か行かない?) (行きたいね)(何処が良いかな〜希望はある?) (う〜ん。海?川?山?遊園地、行きたい所色々あり過ぎて決められないな〜) (じゃーディズニーシーは?) (わー行きたい。でも、チケット取れないよね) (俺の知り合いに、ディズニーランドで働いてる人居るから聞いてみるよ)
(翔平さん、色んな友達が居るね)(友達では無いな、バーで知り合った人だからな〜)(1人でバーに行って、知り合ったの?) (そうー隣の人に話掛けられて、話してたら、気が合って、前は、何度か会ってたかな。こっちに仕事に来てると言ってたな。今は会わなくなったけど、名刺貰ってるから、連絡してみるよ) (分かった。連絡待ってるね)
蘭子さんとのラインの後、直ぐに電話を掛けてみた。(おー久しぶりだな〜、元気だったか?最近、そっち方面の仕事無くってな、あのバーにも行ってなぃだよ。翔平はまだ行ってるのか?) (はい。相変わらず、1人で飲んでます。今日電話したのは、ディズニーシーを今からだと予約取れませんかね?)
(う〜ん難しいかもな。俺の名前出せば入れるけどな) (いやー流石にそれは) (お金は後で支払って貰うよ。予約した様なもんなんだし、別に構わないよ) (そうですか。では、お言葉に甘えて、お世話になります) (何人来るんだ?) (彼女と2人です)(おーそうか。分かった。受付に言っとくから、俺の名刺見せたら通れる様にしとくな。何時来るんだ?) (来週の土曜日なんですが) (了解!詳しい事は、受付に言っとくよ) (ありがとうございます)
電話を切って、早速蘭子さんにラインしたら、(何か、早いね、こんなに直ぐに返事が来るなんて思わなかったわ) (さっきのラインの後直ぐに連絡して、連絡付いたからね。忙しい人だから、早く連絡し無いと、何時連絡取れるか分からないからね) (そうなんだね。でも良かった〜楽しみ〜。ディズニーランドには言った事が有るけど、シーには行ったこと無いから、凄い楽しみ) (そうなんだ。俺も楽しみだな。じゃーまた。)
後日、ディズニーシーの受付で、名刺を見せたら、即入れた。フリーパス貰った。至れり尽くせりだな。今度会ったらちゃんとお礼しなくっちゃな。
(凄い混んでるな。土曜日だからか。) (良かった、お弁当持って来て) (えっ!作ってきてくれたの?) (ディズニーランド行った時、ランチ食べるのに、何処にも入れなかったんだよね) (そうなんだ。俺覚えてないな〜。車で寝てて、皆に怒られたかな) (寝てたの?じゃーあんまりアトラクション乗れなかったのね)
(多分、パレードは見たよ。あれは良かったな。今回もお昼ご飯食べたら眠くなるかもだから、起こしてね) (了解!) フリーパスのお陰で、あまり並ばなくって良かった。
お昼になったから、車に移動。やっぱり、食べたら眠くなるな。(蘭子さん、ちょっとだけ寝るね)(私も、寝てしまうかも) (1時間で起きれるように目覚まし設定しとくかな) (そうだね)目覚ましが鳴った。
2人共寝てた様で、ボーッとしてる。今から、何乗ろうか) (お土産も見たいから、うろうろする?) (そうだね) お土産屋に何軒か回った。持って歩くのたいへんだから、一旦車に置きに行こうか?) (そうね、もう、買い忘れた物無いと思うし) 車に荷物を置きに行ってたら、パレードが始まってた。もうそんな時間なのか。
やっぱり、パレードは良かった。帰る時に、2人で写真を撮った。もっと沢山撮っとけば良かったな。蘭子さんを、送って、家に着いた。
遅くなったから、皆、寝てると思ったら、お父さんも、お母さんも起きてて、何やら話しをしてた。
(ただいま〜。まだ、起きてたんだね) (何処に遊びに言ってたの?) (ディズニーシー) (蘭子さんと?良いね。楽しかった?) (お母さん達も、明日出掛けるからね) (良美も?) (良美は行かない) (何処行くの?)(久しぶりにお父さんと、ドライブ) (へー良いね) (じゃー、お先に、おやすみ) (おやすみ)
次の日、朝起きたら、お父さんさん達は居なかった)
今日は何するかな〜。良美が(あれ?お母さんは?) (お父さんと、ドライブだって) (何でお兄ちゃんだけ知ってるの?) (昨日遅くに帰って来たら、2人まだ起きてたから、聞いたんだよ) (そうなんだ) (良美は今日、どっか行くのか?) (う〜ん、予定無いから、ぶらぶらするかな) (それなら、おれと出掛けるか?) (お兄ちゃんと?何処行くの?) (商店街でイベントやってるらしいから、見に行こうかと)
(ああ〜良いね。行く。着替えて来るから待ってて) 良美と出掛けるのなんて何年ぶりだろか。(お待たせ)
2人で、商店街に行ったら、結構人が集まってた。
(何かあるのかな〜) (あそこにチラシが有るよ)(へーのど自慢大会、ダンス、大食い大会。色々やってんだね) (広場の方に行ってみるか)
何やら、大食い大会演ってるみたいだな。あれ?悠馬くんじゃないか?周りを見ると、蘭子さんが居る。
(蘭子さんの弟さんが、出てるよ) (えっ!そうなんだ。何処に座ってる?) (一番端)(あれ?蘭子さんじゃ無い?) (応援しに来てるんだな) (声、掛けようよ)良美が、蘭子さんに声を掛けた。
(こんにちは) (あれ?出場するの?) (しないわよ。暇だったから、お兄ちゃんと見に来たのよね。そしたら、蘭子さんの弟さんが出てるって言うから見たら、蘭子さんが見えたのよ) (そうなのね。もうすぐ始まるのよ。始まったみたいね)
悠馬くん、流石だな、1位になりそうだな。商品何なんだろな。でも、上には上が居た。2位だった。2位は何も貰えないのかな?悠馬くんが戻って来た。
(残念だったね) (見に来てたんですね。1位にはなれなかったな。賞金、50万だったのにな) (50万?そんなに。2位は?) (2万です) (うわ~ほんとに残念だったね)
その後、のど自慢大会やダンス何かを見て帰るった。お母さん達は、まだ帰ってなかった。(お母さん達、何時に帰って来るの?) (聞いてないな〜何処にドライブに行ったかも聞いてないよ) (ちょっと電話してみる)
(あっ!お母さん、今何処?) (家の近く、もう着くよ) (ただいま〜)良美が、(何処に行ってたの?)(ばあちゃん達と一緒に、花を見てきた) (どんな花?)(色々、バラとか、百合とか、蘭とか、凄く広い敷地でね、色んな花が咲いてたよ。)
(ばあちゃん達も楽しそうだったよ) (言ってくれれば、行ったのに。
今日、暇でお兄ちゃんと、商店街のイベントに行ったんだよ) (どっちのおばあちゃんと行ったの?) (どっちもだよ)(行きたかったな〜色々、話聞きたかったのにな〜) (えっ!もう余計な事聞かなくって良いよ) (何々?余計な事って?) (何でも無いのよ。また、機会があったら行こうね)
それから、ひと月して、お母さんの、おばあちゃんが亡くなった。老衰だった。綺麗な死に顔だった。お母さんが、(苦しまずに、行けて良かったね、お母さん)と言っていた。
(この家には、もう来れないんだな) (そんな事無いわよ。この家は残しておくから) (えっ!そうなの?)(ここは環境も良いし住みやすいのよね。だから、お父さんが定年なったら、ここに引っ越そうかって言ってるのよね。まだ先だけどね) (そうなんだ)
お通夜も、お葬式も終わって、帰ろうかと思ったけど、この辺りを、ちょっと散歩してみたくなった。確かに、田舎だけど、良い所だよな。一度、蘭子さんと来てみようかな。
暫く歩いていると、(お兄ちゃん、帰るって)と良美が呼びに来た。
明日も休み貰ってるし、どうするかな。何だか、人と話がしたくなった。皆、仕事してるしな。大学の友達に連絡してみた。何軒か掛けて、1人捕まえた。
駅で待ち合わせして、喫茶店に入った。(久しぶりだな、元気だったか?今日は、仕事休み?俺は親戚に不幸が会って、休みなんだ) (そうなのか。俺の仕事は、不規則だからな。昨日まで、夜勤だった) (寝てないんじゃないか?) (ちょっとは寝たよ。何時もこんな感じ。俺の趣味、山登りだから、夜勤明けとか結構行ってる。) (危ないな〜)(寝てしまうと、ずっと寝てしまうからな。やりたい事しないと、仕事したくないよな)
(まあ〜そうだな。ところで、安田は、結婚考えてる?) (考えて無いな。不規則な仕事だしな。中々、彼女も出来ないよ) (山登りは、1人で行ってるのか?) (そうだよ。人と合わせれないからな) (そっかー、山登りで知り合うとか無いのか?) (話はするし、ライン交換もするよ。そこ止まりだな) (そんなもんなんだな) (また、連絡くれよ、空いてたら、会おう。) (分かった。じゃーまたな)また、1つ勉強になったな。
まだ、時間が有るから、図書館に行くかな。図書館で、本を見ていたら、また同じ人に声掛けられた。(この前の本、どうでした?) (面白かったです。ミステリーでも、あんな感じのが有るんですね) (あの本の作者が、シリーズ物出してるんですよ) (そうなんですか)(こちらに有りますよ)
ほー、1冊ずつ借りてみるかな。10巻、有るな。暫く楽しめそうだ。何時もの喫茶店で、借りた本を読んでると、(翔平さん、今日、休みなんですか?) 悠馬くんに声掛けられて、びっくりした。(悠馬くんは?) (僕は、営業なんで、ちょっと休憩に喫茶店に入っんです。ここの喫茶店、良いですよね、最近見つけて、時々来てるんですよ)
(俺も、本を読む時来てるかな) (そうなんですね)(今日、親戚に不幸が会って、休みになったから、図書館で本を借りて、読んでたんだ) (何、読んでるんですか?それ、面白いですよね。僕も読んでました。今、何巻まで出てるのかな?) (図書館には、10巻あったよ) (そうなんですね。今度借りに行こうかな。仕事、忙しくて行けないかな)
(今、仕事忙しいの?) (今と言うか、入社してから、ずっとです) (そうなんだ。やっぱり営業は忙しいんだな。先輩は営業に行きたいとずっと言ってて、やっと去年、配属になったんだよな。人が好きなんだって) (もしかして、山田さん?)
(そう。山田さん。山田さんと一緒に仕事してるの?) (僕の教育係りです。ほんとに、この先輩、人が好きなんだなって思ってたんですよ) (でしょ。俺も山田さんに仕事教えて貰ったんだ。兄妹が多いからかも知れないね。面倒見良いし) (兄妹、多いんですか?) (6人兄妹の長男だって) (なるほど。何か分かったような気がします。翔平さん、僕、仕事しに戻りますね。良い話聞けました。ありがとうございました。では、また。)
悠馬が帰ってから、ふと、思いついて、何時ものバーに行った。(こんにちは。) (いらっしゃい。今日は早いですね) (ちょっとお聞きしたい事がありまして) (何でしょうか?) (こちらのお酒を郵送して貰える事って出来ますか?) (出来ますよ)
(そうですか、良かった。お世話になった方に、贈りたいんですよね) (分かりました、どのお酒にしますか?) (こちらに、来られたことがある方なので、ご存知だと、お酒は何が良いか分からないですかね?) (お名前、よろしいですか?)(こちらの方です) 名刺をマスターに見せた。
(ああ〜、木下さんね。僕の昔からの知り合いなんですよ) (そうなんですか)(この店を、立ち上げる時にお世話になったんですよ) (そうなんですね。メッセージを添えたいんですけど) (これに書いてもらえれば、一緒に送りますよ)
ディズニーシーのお礼を書いて、マスターに渡した。(このお店は、何年になるんですか?) (もう、30年かな。) (結構、長く営業されてたんですね)
あれ?私、生まれ変わる前に、このお店に来てたよね。やっぱり、翔平の生まれ変わり?婚約者を、亡くすって事?
(あのーこちらに、高橋順子さんって方、来られてますか?) (ええ。来られてますよ。もう長い付き合いになりますね。この店を始めて直ぐのお客様ですよ。ご存知なんですか?) (いえ、友達が、お店で飲んでたら、高橋順子さんに、声を掛けられて、楽しい話をしたって言ってたんで、どんな方なのかなっと思ったんです)
(そうなんですね。最近は、あまりお見えにならないですね。)
(いらっしゃい。噂をすればですよ) (えっ!) (お久しぶりですね) (そうなのよ、病気して、入院してたのよ) (えっ!どんな病気ですか?) (心臓なんだけどね。名前が長くって、覚えられないのよね~2回手術したのよ。手術してから、1年たったから、もう大丈夫でしょうって言われたから、早速、飲みに来たのよ)
(ええ〜。ほんとに大丈夫ですか?) (大丈夫じゃなくても、好きなお酒は止めれないわよ笑) (しょうが無い人ですね)
順子は生きてる。やっぱり、翔平の生まれ変わりじゃ無かったな。お酒好きは一緒だけどね。ちょっと、生前のお母さんの顔に似てるな。
隣の席に、順子さんが座ったので、何となく話をしてみた。(順子さんは、今は、何をされてるんですか?) (何にもして無いわよ。専業主婦、子供達、2人共独立して、家庭を持ってるのよ。
今は、旦那と2人暮らし。まだ、旦那は定年じゃ無いから、定年になったら、田舎暮らししたいねって言ってるのよ) (うちの、両親と一緒ですね。この前、母のお母さんが、老衰で亡くなったんですけど、実家をそのまま置いておいて、定年したら、実家で暮らすんですって)
(実家は、田舎なのね) (そうなんです。とっても良いところですね) (それは良いわね) (僕は、将来の事も、今も、何がしたいのか分からないんですよね) (そうなのね。私もそうだったよ)
(そうなんですか?不安とか、無かったですか?僕も、人から、目標が無いと不安じゃ無いかと言われるんですけど、全然無いんですよね。目標は持ってた方が良いんですかね?マスターは、お店を出したいと思ってたんですよね?)
(僕は、カクテルに興味があって、アメリカに行ってたんだよ。店を出すつもりなんてなかったな。) (えっ!どうしてお店を持つことになったんですか?) (この店のオーナーに誘われたからかな)
(元々、この店はあったんてすか?) (造りはそのままかな。僕は、この店でバイトしてたんだよ。オーナーに言われて、カクテル作ったのが始まりかな。)
(聞いてみないと分からない事ってほんとにいっぱいあるな〜。) (そうだね。僕も、店始めて、色んなお客様の話を聞いて、考えさせられる事があったね) 楽しく話をしてたら、遅くなってしまった。マスターにお酒を郵送してもらう事を、もう一度お願いして、店を出た。
次の日、蘭子さんに、悠馬くんと喫茶店で会った事を話た。(悠馬から、聞いたよ。翔平さんの先輩が、悠馬の教育係なんだっね、) (そうなんだよ。だから、ちょっとは安心かな) (良い人だったんだね) (そうだね。兄妹が多いからか、面倒見が良いんだよな) (そうなのね。悠馬、大変そうだったから、心配してたんだ。
それで話は変わるけど、うちの両親が、会いたいみたいなんだけど、何時か来れそう?) (今のところ仕事は忙しく無いから、今週の土曜日でも、日曜日でも良いよ) (じやー聞いてから、また連絡するね) どんな、両親だろう?。蘭子さんの連絡が来た。今週の土曜日の、1時か。何故か、緊張しない私。
土曜日になった。お母さんに、(今日、蘭子さんの家に呼ばれてるから、行ってくるね) (そうなんだ。良い人だったら良いね。蘭子さんのご両親だから、良い人だよね)
待ち合わせ場所に行く前に、ケーキを買って持って行った。(蘭子さんに、ケーキ持って来たけど、どれが良いかわならなかったから、適当に選んだよ) (そんなの良いのに)
そして、家に入ったら、3人で出迎えてくれた。悠馬くんも居たんだ。
(今日は、お招きありがとうございます。これ、つまらない物ですが、良かったら食べてください)(まあ〜ありがとう。早速、お茶を入れるわね。コーヒー、紅茶、緑茶、何が良い?) (コーヒーでお願いします) 蘭子さんのお姉さんと同じ聞き方するね。親子だな。
蘭子さんのお父さんに、(悠馬がお世話になった様で、ありがとうな) (お世話だなんて、一般募集してるか聞いただけですよ) (聞いてくれなかったら知らなかったからな、有り難いよ)
お母さんと蘭子さんが、ケーキとコーヒーを持ってきた。蘭子さんのお母さんに、(蘭子から、色々聞いてて、1度会ってみたいと思っていたのよ。迷惑だったかしら?) (いえ、僕もお会いしたいと思って居ましたから) (それは、良かったわ。悠馬もお世話になったしね) (それは、今話してたとこだよ) (そうなのね。優しそうな人で、良かったわ。今はお仕事何をされてるの?)
(僕は、おもちゃを作る部所に居るんですよ) (おもちゃを作ってるの?凄いわね。専門学校に行ってたのかしら?) (いえ。蘭子さんと同じ大学で、選考は経済学部です) (全然、違うのね。いずれは企業しょうと思っているの?)
(全く思ってないです。部所も、自分で決めた分けでは無いんですよね) (そうなの?悠馬も希望してる部所に入れなかったのよね) (ここの会社は、色々回されるみたいですね。僕はまだ、同じ職場ですけどね。) (合っていたって事ね)(そうなんですかね、他の部所にも行ってみたいんですけどね。)
(翔平さんの、やりたい事って何かしら?目標とも言うわね) (今の所無いですね) (そうなんだ、蘭子も無いよね。目標は、持った方が良いけどね)
(良く言われます。だから色々な部所に行ってみたいんですよね。
経済学部の同僚に、一緒に企業しないかと持ちかけられたんですが、全く興味が無かったから断りました。やりたいと思わないのに、中途半端な事はしない方が良いと思ったんですよね)
お父さんが、(俺も、そう思うな。変に首突っ込んで、大変な事になってる人、知ってるからな) (ああ、今、失踪してる人ね) やっぱり、話すると、色々な情報が入って来て良いな。
帰り際に、蘭子さんが(ディズニーシーの事でお世話になった人にお礼がしたいんだけど。) (もう、したよ。お酒の好きな人だから、お酒を送ったよ、メッセージ付きで) (そうなの?ありがとう。ずっと気になってたのよね) (大丈夫、きっと気に入ってくれるさ)
数日して、木下さんから連絡が来た。(俺の好きな酒、送ってくれてありがとな、有り難く頂くよ。)
何か月か過ぎて、蘭子さんに、ドライブに行かないかと誘った。(行きたい。何処に行く?) (母方の祖母の家に行こうかと思って) (この前、亡くなられた、お婆さん?) (そう、良い所なんだ、1度一緒に行きたいと思ってたんだ。ばあちゃんは亡くなったんだけど、良い所だからさ) (分かった、じゃーそこに行こうよ) (何時、行けそう?) (今週の土曜日で、どう?) (じゃー今週の土曜日で)
土曜日に蘭子さんを迎えに行って、ばあちゃんの家に向った。家は、鍵が掛かってて入れなかった。
蘭子さんが、(良い所ね。自然がいっぱい、美味しい空気だし) (そうなんだよ、うちの両親が、こっちに、引っ越ししたくなる気持ち解るんだよな)(仕事場が近かったら、住みたいよね)
蘭子さんに、結婚について聞いてみた。(従兄弟たちに、結婚について聞いてみたんだ。1人は、来年、結婚する予定なんだねど、結婚式はしないんだって、結婚式にお金をかけるのがもったいないんだって、もう一人は、ガンダムが好きで、趣味を理解してくれる人が居たら、結婚するって言ってた)
(そうなんだ。私は、気が合う人と結婚したいかな)(俺もそうだな。気が合わないと、きっと、何処かで、駄目になりそうだもんな)
海岸を、歩いていたら、(おー翔平、久しぶりだな。元気か?) 誰だっけ? (お前、俺の事忘れてるだろ。駄菓子屋の隆だよ。もう、随分前に、駄菓子屋はやってないけどな) (ああ〜思いだした。何かごめん)
(ばあちゃん、亡くなったんだってな) (そう、老衰だった。綺麗な死に顔だったよ) (苦しまずに、行けたんだな。またこっちに来たら寄れよ、駄菓子屋は無いけど、家は有るからな笑) (またな〜) (幼馴染?) (どうなんだろ、こっちに来た時に遊ぶぐらいだったからな〜)
もう、夕方か、そろそろ帰るかな。車で、帰ってると、夕日が、海に映って、綺麗だったから、車を停めて、写真を撮った。
(蘭子さん、僕と、結婚してくれませんか?)
あれ?、言ってしまった。暫くして、蘭子さんから、(よろしくお願いします)と小さな返事が帰って来た。
それから、家に帰って、家族3人が揃っていたから、(俺、蘭子さんと結婚するよ) (あら、そうなの、、、、。えっ!何時?)3人とも、びっくりしてる。
私もびっくりしてるよ。今日、言うつもり無かったのに。(今日、言ったから、まだ何も決まって無いよ) (今日、プロポーズしたの?) 良美の金切り声で言われた。お父さんが、(良く考えたのか?) (うん、もっと早くに、結婚しょうか、どうしょうか、迷ってたんだ。この前、蘭子さんの両親に会って、話してて、この家族なら良いと思ったんだ)
(そうか、ちゃんと考えて出した結論なら良い) 流石はお父さんだな。女2人は、やたらとニヤニヤしてる。なんなんだ。
それから、蘭子さんと、結婚式、どうするか、話し合った。双方の両親に話を聞くのと、2人がどうしたいかを、話し合った結果、結婚式はしない事になった。
家族写真だけ撮ることになった。早い方が良いだろうと、今年中に結婚する事に。今年中って、後、ふたつきしか無いんだけどな。住む所も考えないといけないのに。
職場の近くのマンションを予約した。こんな時期に無いと思ってたんだけどな。知り合いに頼んだから良かったのかな。
バタバタと結婚する日がやって来た。しまった〜指輪がない〜。慌てて、友達に相談した。
ジュエリーショップで働いてる子に、聞いてみた。(エンゲージリングって、どれぐらいで出来る?) (あれば、今日でも渡せるよ。指輪のサイズは?)
知らないよ〜蘭子さんに連絡して、指輪のサイズを聞いた。9号か、(今から、店に行っても大丈夫かな?) (良いよ、まだ私居るから)
店に着いた。入ると、直ぐに出て来てくれて、指輪を勧めてくれた。
(これは、婚約指輪、これが結婚指輪) 婚約指輪もまだだった〜 (彼女が、9号で、俺は、測ったこと無いから分からないんだ) (大丈夫よ、今から測るね) (婚約指輪と結婚指輪を、お願いします) (分かりました、直ぐに、包むね) 綺麗に包装されていた。
早速、蘭子さんを呼び出した。(これ、遅くなって、ごめんね。婚約指輪と、結婚指輪)
(えっ!ありがとう!見て良い?) (家に帰ってから見て欲しいな) (分かった) 嬉しそうに、蘭子さんは帰って行った。
明後日は、家族写真を撮る日だ。何か、忙しいな。
今日は、家族写真を撮りに行く。私と蘭子さんはみんなより先に行って、衣装を着た。蘭子さんの花嫁衣装綺麗だな。
みんなが、集まった。蘭子さんをみんなが褒めてる。私と、蘭子さんを中心にみんながならんで、撮影した。写真が出来るのが楽しみだなっと思っていたら、(こちらの写真でよろしいでしょうか?) と言われた。直ぐに出来るんだな。何枚かお願いして、後日取りに来ることにした。写真撮っただけなのに、疲れたな〜。
みんなでご飯を食べて帰る事に。お母さんは、蘭子さん家族の食べっぷりに、目を丸くしてた。
次の日、上司に結婚の報告をした。(高槻君も、結婚式挙げなかったのか?) (そうです、お金が無くって) (最近は、結婚式を挙げない人が多いな。うちの、親戚の子供も挙げなかったよ。お金の問題なんだな) (どうでしょうか?私達はお金、無さ過ぎたんですよね) (お前は、酒代のせいじゃないのか) (はい、多分、笑)
暫く経って、職場の人達に、結婚おめでとう、と言われた。結婚祝いするからと、飲みに連れて行かれた。
(高槻も、所帯持ったか。これからが大変だぞ) (えっ!何故ですか?) (他人と暮らすんだぞ、今まで見えなかった事が見えるようになるんだよな)
(そうそう、こんなはずじゃ無かったって、思うようになりますよね) 後輩にも言われた。
(子供が出来ると尚更だな。女じゃ無くなって、母親になるからな、身なりも変わるしな、言葉使いもな) (ほんとに、そうですよね) 所帯持ってる人は、みんな頷いてる。(最初が肝心だからな、嫁さんに舐められるなよ)
この話で、かなり盛り上がってる。私にはまだ分からないよね。
家に帰ると、蘭子さんが、テーブルにうつぶせで寝ていた。風邪を引くよと起こして、ベッドに運んだ。
そう言えば、今日飲みに行く事言ったかな?朝起きたら、蘭子さんが、(昨日帰って来るの待ってたんだけど、寝てしまったみたいね。ごめんね)(待って無くて良いよ。こっちこそごめんね。連絡するの忘れてたよ。
昨日は、結婚のお祝いだと飲みに連れて行かれたんだ。)(そうだったのね、仕事で遅くなってると思ってた)(ごめんね。今度から必ず連絡するから、もし、連絡無くても、寝てくれて良いからね)(分かった) (お弁当、作ってくれたんだね、ありがとう、行ってきます)
一緒の職場だけど、何故か、時間帯が違うんだよな。
何か月か経ったある日、蘭子さんに、(子供が出来たの。3か月だって)と写真を見せられたが、何が写ってるのか分からなかった。でも嬉しい。
早速、お父さん達に、連絡した。直ぐ、返事が来て、(おめでとう、今度、遊びに行くね) (いや、まだ産まれてないよ) (分ってるわよ〜、蘭子さんと話がしたいのよ) 後日、お母さん達がやって来た。
(蘭子さん、おめでとう。つわりは大丈夫?) (はい、今の所何も無いです。仕事も行ってますし)(そう、良かったわ。私の時は、つわりが酷くてね、何も食べれなかったのよ。もし、つわりが酷くなるようだったら、柑橘系が良いわよ。すっきりして) (ありがとうございます。用意しておきます)
何だか、2人は楽しそうに話をしていた。お父さんに、(子供が出来た時、お父さんはどうしてたの?) (いつも通りだよ。子供が生まれて来ないと何も出来無いからな。母さんの要望に応えてただけだな) (そうなんだよね。産まれて来るのはまだ先だからな〜)
お父さん達が帰った後、蘭子さんに、何かして欲しい事無いか聞いてみた) (みかんとかあったら買っときたいかな。)(分かった買ってくるよ、缶詰でも、ゼリーとかでも良いのかな?) (多分、お母さんが、つわりが酷くなったら、柑橘系が良いと教えてくれたから) (そうなんだ)
1人でスーパーに買い物行って、みかんを探しでいたら、声を掛けられた。(翔平君、スーパーで買い物なんて珍しいね) (そんな事無いよ、たまに買いに来るよ) (何買いに来たの?)(奥さんが、妊娠中で、つわりに良い、柑橘系を買いに来たんだ) (えっ!翔平君、結婚したの?) (最近ね)(そうなんだ。柑橘系か、グレープフルーツなんて良いかもよ。これなら、食べれると思うよ)
(ありがとう。何個か買っていくよ。
ところで、ここで働いてるの?) (そうよ、もう何年にもなるよ、ベテランの域に入ったかな) (うちのお母さんも、ここで働いてるんだけどね。) (どこの部門?) (野菜の陳列だと言ってたかな?) (そうなんだ、知らなかったな。今度、聞いてみるかな)
買い物して、家に帰った。蘭子さんが、横になってたから、びっくりした。(蘭子さん、大丈夫?)(大丈夫よ。ちょっと眠くなっただけだから)
(ベッドで寝なよ) (うん、そうする)
よたよたと寝室に入って行った。ほんとに大丈夫かな?
そして、男の子が産まれた。可愛くってたまらない。毎日早く帰って来て、蒼に頬ずりした。子供の名前が、思い付かなくて、一文字にしようと、蒼になった。
蒼と書いて、そうと読む。ちょっとしやれてないかな。2年経って、女のが産まれた。
快と書いて、こころと読む。やっぱり一文字にした。
2人は、私にとっての宝物。可愛くってしょうが無い。うちの両親と、彼女の両親に可愛がられて、すくすく育った。
今は、蒼が、小学生3年生、快が、小学生1年生に。
会社に行くと、内示が出ていた。沖縄支部、経理課。はあ〜?沖縄?訳が分からなかったので、部長に聞いた。(俺も、びっくりしてるんだ。社長が、後で来るように行ってたから、行って聞いて来いよ)
社長室に入った。(高槻君、悪いが、沖縄支部が大変な事になっててな、経済学部出身の高槻君に行って、立て直して貰いたいんだ。是非、君にお願いしたい)
社長室を出て、職場に戻ると、部長が、(社長は何と言ってるんだ?) (沖縄支部が、大変な事になってるから、経済学部出身の僕に立て直して欲しいと言われました。行くしか無いですよね)
(沖縄支部、確かに、駄目かも知れないと聞いた事あるな。頑張れよ)
家に帰って、蘭子さんと子供達に話した。子供達は、(沖縄って何処?。) 蘭子さんは、(子供達を育てるには良い環境かもだけど、私達が住むのはどうなんだろう?) (俺、単身赴任でも良いよ。何年かは、分からないけど)
(蘭子さんと、子供達が話し合ってる。蘭子さんが、(ついて行く事にしたから) (大丈夫なのか?)3人を見た。((行って見ないと、分からないでしょ))3人の声が揃った。
そして、沖縄に引っ越しする事に。2人の両親に話をしたら、うちの親は、(へー、良いわね、遊びに行くわね)だって。
蘭子さんの両親も同じ事言われたらしい。確かに、遊びに行くには良い所だよな。私は、沖縄に良く来る台風が不安でしょうが無い。
暫く、仕事の引き継ぎをして、蘭子さんは、退職する事に。不安だらけだ。
引っ越しの日、職場のみんなが手伝いに来てくれた。荷物は、先に送ってあるから、何もする事は無いんだけどな。でも、嬉しいよ。
沖縄に着いたら、タクシーに乗った。空港から、かなり離れてるのか、いっこうに着かない。(お客さん、着きましたよ。)
えっ!何処に家があるんだ?見渡す限り、草原と海。ぼーぜんとしてると、声を掛けられた。(高槻さんですか?) (はい) (伺って居ます。こちらに乗って下さい。家まで、お送りします)
ワゴン車に乗って、家に案内して貰った。ここ?この家大丈夫なのか?今にも倒れそうなんだけど。
(荷物は昨日届いたので、家の中に運んでおきました。) (ありがとうございます) 家の中に入ると、意外としっかりした作りだった。
みんなで、片付けて居ると、誰かが入ってきた。(こんにちは、隣の吉田です。これからよろしくお願いします。) (こちらこそです。すみません、今着いて、荷物の片付けをしていたので、挨拶にも行けなくて) (良いんですよ、近所の人、みんな知ってますから)えっ!みんな知ってる?会った事無いのに?(私達、今日始めて来たんですけど)
(そうですね。ここは田舎だから、誰が来るのか直ぐに噂になるんですよ。この近くの会社に通われるんですよね?) (まだ、行ってないんですよね。近いんですか?) (そうですね、自転車で10分位の所ですね)自転車で10分は、歩いたら何分かかるのかな?明日は、早めに出た方が良いかな?(それで、お近づきの印に、これ貰って下さい)と野菜がいっぱい入った籠を渡された。
蘭子さんが、(小学校は、何処にありますか?) (転入手続きしないとですね。役場が有るから、明日案内しますね) 吉田さんだったよね。忘れないようにしないとね。
1日があっという間で、凄く疲れたな。お風呂に入って早く寝よう。みんなにお風呂に入る様に言ったが、既に寝てしまっていた。私だけでも、入ろう。
??何だ、どうやってお風呂沸かすんだ?分からなかったので、仕方なく寝る事にした。
次の日、少し早めに家を出た。会社に着いたら、もうみんな来ていた。
(今日、こちらの配属になりました、高槻翔平と言います、よろしくお願いします) (部長の椅子はこちらになります) 部長??私? 経理部長高槻と名前が置かれていた。信じられない、部長なんて出来る分けが無い。戸惑いながら、席に着いた。
(分からない事があったら、聞いて下さい) (僕は、何も聞かされて無いから、全く、全然、分からないので、1から教えてくれると有り難いです)(そうなんですか?) (どうしよう?、俺が、教えるのか?。仕方ないな〜)と1人の若い男の子が、教えてくれる事になった。
やる事は、生まれ変わる前の仕事とほぼ同じだな、ひたすら数字とにらめっこして、入力。お昼になった様で、みんな出て行ってしまった。
私は、お弁当を食べる場所を探しに出た。会社の屋上に、花壇があって、ベンチがあったので、そこで食べた。雨が降る日は、天幕が張ってある場所にベンチがあるから、あそこで食べれば良いか。
仕事に戻って、ひたすら入力する。仕事が一段落したら、帰る時間になっていた。
仕事を教えてくれてた子が、(この後、時間ありますか?歓迎会したいんですが)と言ってきた。流石に初日は辛いから、後日にして貰った。
家に帰ると、何やら壁に張ってある。[1週間から10日分の食料、足が長いテーブル、椅子、板と釘、懐中電灯、飲水、簡易トイレ] 防災グッズか?蘭子かさんに、壁に貼ってあるのは何か聞いた。
(それね、今日隣の吉田さんに、台風の時に必要な物を教えて貰ったの。後、買い物場所とか、色々教えて貰ったのよ) (そうなんだ、防災グッズかと思ったよ。確か、防災リュクあったよな) (あるけど、買い足した方が良さそう、やっぱり台風が来たらかなり大変みたいだから)
(この、足の長いテーブルと椅子って何?) (家具やに行って見たら解るよって言われた。
水が浸水してきた時、上に乗るんだって、それでも駄目ならタンスの上に乗ったりするんだって、2階があれば別に良いみたいだけどね) (なるほど。今度の休みに見に行くか)
次の日、会社に行くと、(部長、何時空いてますか?) (仕事帰りなら何時でも行けるけど、僕は足がないから遠くには行け無いよ) (それは、僕達も一緒ですよ。
この会社に、飲む所があるんです、移動する必要無いんですよね) (ここにあるのか?) (じゃー今日でも良いですか?) (良いよ)
蘭子さんに、今日、歓迎会があるから遅くなるし、ご飯も要らないからと連絡した。
この会社に飲むとこなんてあったかな〜。昨日、色々見て回ったんだけどな。地下とかあるのかもしれないな。
仕事が終わって、呼ばれたので、付いて行った。やっぱり地下だった。おしゃれな店だった。前に行ってたバーを少し広くした感じかな。
(部長は何飲みますか?) メニューを渡された。
少し考えて、ビールにした。おつまみがビールと一緒に来た。
これって、ゴーヤ?恐る恐る食べてみた。ほー、美味しい。(部長は、このおつまみ何か聞かないんですね。前の部長が来た時は、何だこれって、言ってましたよ)
(ゴーヤの揚げたやつかな?でも、味がちょっと、前に食べたのと違ってて、美味しいよ) (凄い、解るんですね。ここにしか無いおつまみなんですよ)
(へー。じゃー、ここにしか無いお酒飲みたいかな) (マスター考案のお酒飲みますか?) (良いね、飲みたいな)
マスターに出して貰ったお酒、不思議な味がした、爽やかなんだけど、コクがあって美味しい。何で出来てるのかな?まさかと思うけど、野菜のクズとか、ゴミを出さない事を考えて作ったとか?ブツブツ言いながら飲んでたら、マスターに(美味しく無かったですか?)と聞かれた。
(いや、凄く美味しいんですが、不思議な味だったんで、もしかして、野菜のクズを原料にして作ってるのかな?って考えてたもので)
マスターが、びっくりした顔をして、(何で分ったんですか?) (当たってたんですか?凄い事考えましたね。出来たら良いねを実現したんですね)
マスターは、(ありがとうございます。長年の夢が叶ったんですよ) (もう、売り出して居るんですか?) (いやー、中々難しいですね)
(このお酒は、うちの会社で売り出しましょう)
みんな一同に、え~~~。
(明日、生産方法と、材料費、値段の相談をしたいんですが、何時頃、会えますか?) (何時でも大丈夫ですね) (では、明日連絡しますね)
名刺を貰って、帰ろうとしたら、(部長、今日は歓迎会なんですよ。飲みましょうよ) (そうだったね。飲もう) 楽しく飲んで、家に帰った。帰る時、自転車欲しいな。意外ときついな。もう、歳だな。
次の日、マスターと打ち合わせをして、データーをまとめて、本社に送った。本社から、良い返事が貰えたので、次の日にマスターに伝えて、市役所に行って申請したり、売り場を確保したりした。
こうやって、あっという間に夏になろうとしていた。梅雨に入ると、台風情報が入る様になって来た。休みの日に買い出しに行って、脚の長いテーブルと椅子を買ってきた。ついでに自転車も。
一応揃ってる筈。何時台風が来ても大丈夫かな。暫くは何事も無く過ごしてた。遂に、明日台風がやってくるとの事。
窓を板で貼り付けた。近所の人が心配して見に来てくれた。(扉は、まだ板打ち付けて無いの?) (最後に家の中から打ち付け無いと入れないですよね) (いや、ここから入れるのよ)っと少し穴が空いてる所を指指してた。
入ってみると、意外と広い。水が入って来ないように、こうやって塞いで置くんだよ。そしたら簡単に出入り出来るからね。)へーそうなんだ。上手く出来てるなっと感心した。
近所の人の力も借りて何とか、全部塞げた。
近所の人に、(台風が去るまで絶対出たら駄目だからね。自殺行為だからね)っと念を押された。
仕事も、学校も、休みになるんだな。
そして、その夜、風が強く吹き始めた。朝になると、雨風の音が激しくなる。怖くて、4人固まって震えてた。テレビが付くからまだましか。隣の
吉田さんが、(ここは、停電になる事は無いからね。電柱無かったでしょ)と言ってたけど、確かに、電柱見たこと無いな。水も止まらないから、トイレも大丈夫だった。
台風は、去ったみたいだけど、次の台風が来てる。出ても良いんだろうか?雨も、風もまだ強そうだ。
次の日、穴を塞いでる所から、声がする、行ってみると、隣の吉田さんが、(取り敢えずもう出ても良いよ) 蘭子さんに、取り敢えず、出ても良いみたいだよと行ったら、子供達が大喜びで、穴からさっさと出ていった。慌てて追いかけて外に出たら、近所の人達が集まっていた。
(初めての台風だつただろうから心配でね。みんな、集まって来たんだよ。涙が出るほど嬉しかった。都会では、無いことだな。人との繋がりを凄く感じた。みんなにお礼を言って、帰って貰った。自分達だって大変だっただろうに、ほんとにありがたいねっと蘭子さんと頷きあった。
次の日、会社に行くと、みんなが、(部長大丈夫でしたか?初めてのの台風だから心配してたんですよ。) (昨日は、みんな出勤してたの?) (はい、もう大丈夫そうだったんで、みんな出勤時間は違いましたけどね) (そうなんだね。また、台風発生してるから、気を付けないとな)
(俺達は、生まれた時から、ここに住んでるんで慣れてますから、困った事があったら教えて下さい、出来る限りの事はしますから) (ありがとう、近所の人達も沢山助けてくれたんだよ。有り難いね。
(前に居た所では、こんな関係無かったな。みんなわりと知らんぷりだったな) (そうなんですね。寂しいですね) (マスターどうしてるかな?) (元気ですよ) (もう会ったの?) (来る途中で会いました。お酒、好評だそうですよ) (それは良かった)
(部長は仕事が早いですね。思いついたら直ぐに行動されるんですね。尊敬します) (昔から、悪い癖だね、出来るかどうか分からないけど、やりたくなったらやってみたくなる性分なんだな) (そんなの風になりたいです)
(僕は、人の事気になら無いからな、誰に何と言われても、やってしまうんだよ。だから、失敗したのかどうかも分からないんだよな。挫折とか知らないんだよな。良いのか、悪いのかだな) (え~~。良い性格してますよ。中々そんなふうになれないんですよ)
(良く言われる、良い性格してるねって、褒め言葉として取ってるけど、良いのかな〜)(部長、面白いですね。また、飲みに行きましょうよ。色々、話が聞きたいです) また、みんなで飲みに行こう)(僕と2人は駄目ですか?) (いや、そんな事は無いよ) (相談したい事もあるし) (下のお店だと、同僚に聞かれないか?) (別に聞かれても良いですよ。聞かれたら不味い事とか何も無いですから) (それなら、良いよ) (良かった〜、早速ですが、今日の帰りとか) (ごめん、流石に今日は、帰らないとな) (はは、そうですよね)
(2人で何の話してるんですか?) (いや、仕事の話だよ)
家に帰ると、蘭子さんが、(また台風来そうだから、買い出し行ってきたよ) (ありがとう、気になってたんだ。一応定時で終われたから今から行こうかと思ってたんだ。子供達は?)
(近所の子供達と遊びに行ってる、もうすぐ帰って来ると思うよ)直ぐ、2人は帰って来た。
(今日、学校どうだった?) (皆がね、心配してくれてたよ) (そうか、お父さんも、職場の人が心配してくれていたよ) (ここの人達は、親切で、あったかいね) (ほんとにな、感謝しないとな。今度、実家に帰った時、いっぱいお土産を買って来よう) (そうね、何のお返しも出来ないもんね)
そして、また台風がやって来た。前より怖く無かった。慣れるもんなのかな。
台風が開けて、会社に行ったら、もうみんな来てた。
流石に早いな。(部長、本社から連絡があって、明日にでも社長室に来て欲しいとの事です)
何だろ。次の日、本社に向った。社長室に入ると、社長が、(高槻君、良く沖縄支部を立て直してくれたな。本社に帰ってくるか?) (いえ、今の職場、気に入ったのでこのままで良いです) (そうか。みんな、帰りたがるんだけどな) (美味しいお酒と、親切な人が多いので、住みやすいですね)(そうか。分かった、ではこのままで、手続きして置くよ) (ありがとうございます)
沖縄に帰る前に実家に寄ってお土産渡して、沖縄へのお土産をたくさん買って送った。
久しぶりに、バーに寄ってみた。(ご無沙汰しています) (沖縄から戻られたんてすか?) (いえ、こちらに用事が合って来ました。これ良かったら、沖縄産のお酒です。不思議な味がしますよ。飲んでみて下さい。
今、うちの会社で売り出しているですよ) (へーそうなんですね、早速飲んでみます。う〜ん、ほんとうに不思議な味ですね。でも美味しいです。カクテルにしたらどうなるかやってみます。飲みますか?) (飲みたいですね)
カクテルを作ってくれたので、飲んでみた、う〜ん、これも良いけど、もう少し、女性受けに甘めではどうですか?) (分かりました。やってみます) (凄く良いですね、これは、女性じゃなくても、良いと思います。良かったら作り方を教えて貰えませんか?うちの職場に、バーでは無いんですが、お酒好きのマスターがいて、色々考案してくれるんですよ、その人に作ってもらえば、何時でも飲めるかなっと思って)
(ほんとに翔平さんは、お酒が好きですね。良いですよ、後でレシピお渡ししますね) (ありがとう。やったー、同じ物が出来ると良いな〜)
そして、沖縄に帰った。蘭子さんに、近所の人にお土産を渡してもらう事をお願いして、仕事に向かった。自転車を買った事で、早く出勤出来る様になった。
仕事が始まる前に、地下に行って、マスターに声を掛けた。もう、マスターも来ていた。
(おはようございます。早いですね) (昨日、本社に行って来て、何時も飲んでた店に行ったんだよ。ここのお酒を渡して、カクテルを作って貰っら美味しくて。レシピ書いて貰ったんだ。良かったらこれで作ってくれないかな?)
レシピを渡した。(分かりました、やってみますね。帰りに寄って見て下さい) (ありがとうございます。楽しみにしています)
その事を、社員に、言ったら飲みに行きたい。と全員が口を揃えて言った。みんなも、お酒好きだな。
仕事が、終わって、みんなで店に行った。マスターは、目を丸くして、(翔平さんの分しか作ってないですよ) (ちょっとずつ分けるよ。あるかな〜。)
(じゃんけんしようよ。部長以外で) 真剣そのものである。勝負が決まったようだ。まず、先に私が少し飲んだ。
(流石はマスターだ、ちゃんと、僕が向こうで飲んだのと同じ味になってるよ。これからこれが飲める様になるんだな。このカクテルの名前、何にする?) (そうですね、翔平さんの名前を取って、翔ってどうですか?) みんなが賛同したので、この名前に決まった。
マスターが、(ちょっと待っててくださいよ)っとカクテルを、造り始めた。ちょっとずつ飲んでた人達が、もっと飲みたいよ。これは美味しいと言い出した。(お前達はじゃんけんに勝ったから良いよな〜)
マスターがみんなに、カクテルを差し出した。(これは、今作ってくれたんですか?ありがとうございます。みんな、今飲んでたやつ、マスターがみんなに作ってくれたよ。) (マスター、ありがとう、) みんな、嬉しそうに飲んでた。
今日は、楽しくて、充実した1日だったな。
家に帰って、蘭子さんに、話したら、(私も飲みたい) (今度、作って貰ってくるよ) (ほんとに、やったー、外で飲むと、どうなるか怖いから、家で飲めるなら良いな)
はっ!と閃いた。カクテルを売り出す事は出来るのかな?明日、マスターと相談だな。
次の日、マスターに朝から会いに行った。
(マスター、あのカクテル商品化しませんか?) (それは無理だと思います。まず、僕が1人でお酒を作っているから、限界が有ります。カクテルにするには、もっと量が少なくなります) (そうか〜、先ずは、お酒を量産する事だな。マスター、このお酒は特許を取ってますか?)
(いや、取ってないですね) (分かりました。先ず、特許を取りましょう) (こんなんで、特許って取れるんですか?) (お酒を作ってる所はみんな特許取ってますよ。真似されたら困るんで?特許のことは、僕に任せて下さい)
仕事場に戻ると、(部長、今日は遅い出勤ですね。何かあったんですか?) (マスターの所にいってたんだ) (朝から飲んでたんですか?) (そんな分け無いだろ、仕事の話だよ。カクテルを商品化出来ないかと思ってね) (部長の、考えにはついて行けませんよ)
(始動する事が出来たら、また忙しくなるから頼むね) (分かりました) 早速、酒蔵が何処に有るか調べて行く事に、何軒か行ったけど、全部断られた。最後の1軒も駄目だった。
どうしょうか考えてると(部長にお客さんです)誰だろう?(私共は、EISAと言う会社なんですが。噂で、カクテルを作る人を探してるとか) (カクテルもですが、カクテルを作るお酒を増産したいので、聞いて回っているんですが、全て断られました。)
(そのお酒は特種なんですか?) (そうなんです、うちで作って、少しですが売っています。翔て言います) (あっ!飲んだ事有ります、不思議な味ですよね。実は、うちで作ってるお酒の味にちょっと似てるんですよね) (それは、興味深いですね)(今度、うちで飲んでみませんか?) (それなら、うちからも持っていきますよ。カクテルと一緒に) (それは嬉しいですね。何時が良いですか?) (今週の金曜日ではどうですか?出来れば、2時頃)(良いですね。それでは、その時に) と帰っていった。
その話をマスターにしに行った。(分かりました。では用意して、伺います。) (それと、特許申請の書類です、分からない事があったら言って下さい)と書類を渡して、職場に戻った。
この事を、みんなに話して、来て貰う人にお願いした。後は、する事が沢山有るので、手分けしてやって貰った。(今週は、忙しくなるから覚悟しといてね) (わかりました。頑張るぞ) 気合十分である。
特許申請も無事終わり、EISAに向かった。
会議室に通されて待っていると、小学生3人が入ってきた。後から、この間会社に来た山内さんが入ってきた。
(今日はお忙しい中ありがとうございます。早速ですが、こちらが、私共が作ったお酒です。そしてこちらが、このお酒で作ったカクテルです。1度飲んで見て下さい)
お酒を渡され、飲んでみた、びっくり、うちのお酒と似ている。カクテルは、全然違った。美味しいけど、インパクトが無い。(うちで作ったお酒とカクテルも飲んで見て下さい) 子供達以外は飲んで、びっくりしている。
(これは、美味しいですね。お酒も、うちと似てるけどちょっと違いますね) (このお酒はうちのマスターが作ったんですよ) (何の原料か教えて貰えますか?) (先に、そちらの原料を教えて欲しいです)
(このお酒を考えたのは、この子達です。SDGs、何か出来ないかを、学校のみんなで、意見を出し合って考えたそうです。この子達が、このお酒を考えたんですよ。野菜を捨てないで全部食べれないか!、から考えたそうです。私とマスターが顔を見合わせた。
(びっくりしました、同じ製法なんですよ) (え~~~。なのになんで味が違うんですかね)
(入ってる物が違うのかもしれませんね)
双方、書き出した。マスターが、(そちらにはゴーヤのツルが入って居ませんね) (ゴーヤのツルですか?) (僕はゴーヤを作っているんです。ツルは肥料になるのかもしれませんが、僕は分からなかったので、お酒の材料にしてみたんです。色々試して、失敗しながらやっと出来て、自分の店に出してみたんです。わりと好評だっので出すようになったんです。だから、自分の家で作ってるので量産は出来ないんですよね。
高槻さんが商品化して下さらなかったら、世には出て居ませんでしたね) (そうなんですね。カクテルもですか?) (カクテルは高槻さんが飲みに行ってたマスターに、このお酒でカクテルを作って貰ったそうで、僕はそのレシピ通り作っただけなんですよ) (高槻さん、凄い方だったんですね) (いや、僕は、ただただお酒が好きなんですよ) みんな何とも言えない顔をしていた。
ここから、深い話になって、小学生達は帰っていった。商品化に向けての話し合いが終わりそうにない。もう、1度会社に戻った方が良いな。
山内さんに言って、帰る事に。打ち合わせはまた後日する事になった。
会社に戻ると、まだみんな仕事をしていた。
私は、悪いなっと思って、みんなに、ご飯をご馳走しょうと思って、言ったら、(もう食べましたし、もうすぐ終わるので帰りますよ。部長も帰れる時に帰って下さいよ)っと皆から言われた。申し訳無いと思いつつも、帰る事に。
家に帰ると、快と蘭子さんが、深刻な顔をして話てた。
(ただいま〜。何かあったのか?) (快の進路の事で話してたの。快、大学に行きたいんだって)
(何処の?) (東京の大学) (何がやりたいんだ?)(デザイン画を描きたくって、これなんだけど、入賞したの) (良い作画だね。良いんじゃ無いか、やりたいと思う事をやれば、出来なくても、また考えれば良いさ) 良美にもおんなじ事言ったな。
(でも、お金掛かるよ) (そんな事、なんとでもなるさ) (奨学金とか使ったら、返すの大変だし) (今から、先の事考えてもしょうが無いだろ?やりたい事やってから考えれば良いんだよ)
(お母さ〜ん、お父さんさんあんな事言ってるよ)(お父さんだもの笑) (どう言う事?)(ポジティブなのよ) (ポジティブって、そんな人居るの?)(ここに居るよ。いちいち気にしない。しんどいだろ) (お父さんと話してたら、悩んでた私がバカみたい)
蒼が帰って来た。(何かあったのか?)今話してた事を言ったら、大笑いされた。(お父さんだもんな) 快は訳がわかんないと、部屋に戻ってしまった。
(蒼、最近忙しいのか?) (そうだね、付き合いもあるし) (そうか、今度上手いカクテル持って帰ってくるからな、一緒に飲もうな) (私も仲間に入れてよ )(分かった、出来たら持ってくるよ)
カクテルの販売に関しての、話し合いが何度も行われ、やっと始動し始めた。
私も、もうすぐ定年だな。老後は何をするかな?マスターに、ゴウヤの作り方教えて貰うかな。
息子の蒼からラインが入った。(相談したい事があるんだけど、何時なら家に居るかな?) (今は仕事忙しく無いから、何時でもいいぞ)
次の日、蒼が帰って来た、私と、蘭子さんと3人で、お茶を飲みながら話しを聞いた。(俺、結婚しようと思って、彼女は、東京からこっちに仕事で来てて知り合って、付き合う事になったんだ。結婚するとしても、彼女はここでは暮らせないと言われたんだ。それで、会社に、東京の支社に異動願いだしたんだ。来月、移動する事が決まって、東京に引っ越しするんだけど、お父さん達、俺と一緒に来ないか?。結婚して、家を建ててから呼ぶつもりだったんだけど、快が、東京方面で、仕事が決まったから、引っ越しする事なったらしいんだ。)
(この土地から、俺達が居なくなったら、お父さん達の事が、心配で、台風なんか来たら、いくら町の人が親切でも、やっぱり心配なんだよな。)
蘭子さんを見て、どうするか聞いてみた。(母さんはどうしたい?、俺はどっちでも良いよ。なんとでもなるだろうし) (私は、死ぬまでここで暮らしたいかな)
(ところで、蒼は何処に引っ越すんだ) (千葉県辺りかな?) (それなら、俺の知り合いが、不動産やってるから聞いてみるか?) (えっ!良いの?。後、ひと月で引っ越さないと駄目だったから、困ってたんだ) (じゃー、条件を紙に書き出してくれ)
紙を見て、速攻、電話した。(おー、久しぶりだな、元気だったか?今も不動産屋やってるのか?)(おー久しぶり、やってる) (ちょっと相談なんだけど)と、紙に書いてある条件を読み上げて、(こんな物件あるかな〜。来月、引っ越したいだけど)
(お前、こっちに帰ってくるのか?) (いや、息子が転勤になってな、急なんだよ) (そうか、分かった。調べてみるよ) 電話を切って、(調べるってさ) (お父さんは、相変わらず行動するのが早いな。知り合いも多いし)
(大学時代の、映画鑑賞サークルのメンバーなんだ) (まだ付き合ってるんだ) (そう言えばそうだな)
知り合いから電話が掛かってきた。(何軒かあったから、内見に来るか?何時来れる?) (内見見に何時来れるかって?) (今度の土曜日なら行けるかな) (今度の土曜日に見に行くよ) (息子さんだけが来るのか?) (いや、俺も行くよ) (分かった、今度の土曜日、うちの会社に来てくれ)(分かった。よろしく頼むな)
(土曜日、俺もいくから)、(私も行く) (母さん何しに来るんだ?) (だって、見たいじゃない。)
そして、土曜日、3人で出かけた。友達の不動産屋は、でかかった。前はもっと小さかったのにな。儲かってるんだな。
(今日は、高槻です。今日はよろしくお願いします。息子の蒼です。妻です) (よろしくな、なんだよ畏まるなよ) 何軒か、内見して、安くて良い所があった。(ここにします。) (分かりました。早速手続きしますね。これが、鍵です。もう誰も住んでいないので、何時でも入れます。敷金、家賃は、こちらの振り込みでお願いします。月々の家賃は、銀行引き落としでお願いします。以上ですね)
(ありがとう。助かったよ) (俺達が引っ越しする時も頼むな) (帰ってくるのか?)(まだ、定年になって無いから分からないな) (そうか、また連絡してくれ、何時でも力になるからな) (ありがとう) 持つべき者は友達だな。
蒼と別れて、懐かしい町を、2人で見て回った。そう言えば、母さん達と、連絡して無かったな。行ってみるか。(お父さん、お母さん、居るか?)(何だ翔平、今日帰ってくるって言ってたか?) (いや、息子が今度こっちに引っ越して来るから、家を見に来たんだよ。)
(そうなの?蒼ちゃん、大きくなったでしょね。) (もうすぐ、結婚するよ)
そうかい、おめでたいね) (蒼ちゃんは来てないの?) (さっきまで一緒だってけど、引っ越しの準備があるから帰ったよ) (そう、残念ね)(近くに住むことになるから、何時でも会えるよ。言っとくよ) (そう、楽しみにしてるね) (お母さん達は、大丈夫なのか?) (大丈夫だよ。80歳になっても、お父さんとやりたい事やってるよ)
(やりたい事って何?) (お父さんが小説書いて、私が絵を描いてるのよ。この間、絵本を作ってね。投稿したら、誰かが動画にしてくれたんだよ。見てみる?) (見たい。へー、テレビに繋げれるのか。優しくて、ほんわかした良い作品だね。絵本にすれば良いのに) (どうやって絵本に出来るんだ) (そうだな、知らないな)(私は、知ってるけど。今も出来るのか分からないかな。ちょっと待って下さいね) 蘭子さんが何処かに電話してる。(今も、やってるみたいだから、この絵本を送りたいんですけど) (ここに有るわよ)
(コピーしたいからちょっと借りて良いですか? )(コピー機ならここに有るよ)(何でもあるな〜) コピーして送ってくると、出ていった。
(翔平、今日は何時までこっちに居るの?) (用事も終わったから、もうすぐ帰るよ) (そうなのね。こっちには、もう帰ってこないの?)
(もうすぐ定年だから、そっから考えるよ。ところで、良美はどうしてるんだ) (時々、顔を見せに来るよ。あの子も何だか忙しいみたいだね) (そうなんだ。企業したんだろ?) (そう、最初は上手くいかなかったみたいでね、大変だったみたいだけど、今は、軌道に乗ったみたいだね) (そうか、それは良かった)
(お母さん居る?)(噂をすれば、良美だ) (あれ?お兄ちゃん、帰って来たの?) (違うよ、用があって来たんだよ) (何の用?お金を借りに?) (そんな事するかよ。息子の引っ越し先を見に来たんだよ)(相変わらず、過保護だねー)
(お母さん、良美に何とか言ってやってくれよ。お前も、変わらんな〜) 4人で大笑いしてると、蘭子さんが帰って来た。(まあ〜お久しぶりです。お元気ですか?) (この通り元気です) (元気だけが取り柄だからな) (お兄ちゃんは黙ってて)
蘭子さんが、お母さんに、(この絵本なら、売れると思うけど、どうしますか?って言われたんですけど、どうしますか?) (えっ!お父さんどうする?) (考える事無いよ) (また、お前は) (お兄ちゃんは、黙ってなよ) (良美こそ黙ってろよ) (まあ。やってみるかな。お金が、どれぐらいかかるのかね。)
(自己出版では無いから、かから無いと思います。ただ著作権の問題が有るんですよね。有ると、無いでは、随分違って来るんですよ) (著作権とは、何?) (自分が書いたという証明です) (それはどうやって証明すれば良いの?) (その手続きは私がやりますよ) (えっ!良いの?) (はい、何度かやった事があるので、全然良いです)
(お願いしようかね、お父さん。) (そうだな、蘭子さんが負担でないのなら、お願いしようかな) (分かりました、では、それで進めますね)
良美が、(何か仕事の話してるみたいだね) 4人揃って、何とも言えない顔になってしまった。
そして、私達は、家に帰った。明日も休みで良かった。もう歳だな。もう、明日で定年か、こっちに来てからも、楽しかったな。
次の日、(部長、定年おめでとうございます。) (ありがとう。) (寂しくなります。こちらに来られる時は必ず寄って下さいよ) 皆、涙目で、送ってくれた。マスターにもあいさつに行って、(ゴーヤの作り方教えて貰いに来るかもしれないてすよ) (何時でもいらして下さい)
そして、家に帰って、蘭子さんに、沢山の花束と、贈り物を渡した。
(蘭子さん、前に死ぬまで、ここに住みたいって言ってたよね。今も変わらない?) (うーん。実家の近くに、住んでも良いかな〜。この間、翔平さんの実家に行った時、ここに帰って来るなら良いかなって思った) (それは良いね)
直ぐに、家を探そう) 友達に連絡した。(久しぶり、またお願いしたいんだけど。今度、俺達が、そっちに帰ろうかと思って、家を探したいんだ。)
(帰ってくるのか、それは嬉しいな。探しとくけど、賃貸か?) (そうだな、いずれ息子と住むことになるかもしれないから、買うと面倒だよな) (それはそうだな。家建てるなら、是非うちで。) (言っとくよ)
直ぐに、返事が来た。(何時来れる?) (もう何時でも行けるよ) (そうか。じゃー、明日の2時でどうだ。(良いね。じゃー明日) 蘭子さんに言うと、
(良かった。私も向こうに用事があって行く所だったんだ。お父さん達の、絵本が、本屋に並んだんだって。) (それは、買いに行かなきゃな)
お母さんに電話して、絵本が本屋に、明日並ぶんだってさ。) (知ってる、連絡もらった、サイン会するとか言われたけど、流石に、断ったよ) (何で?)(もう、行くのもきついよ。歩くのがさ、きつくなって来たよ。) そうか〜、そうだよな、俺達だって、きついもんな
(お母さん、明日、そっちに帰るから) (そう。何時に?4時頃になると思う、また連絡するよ)
電話を切って、実家の近くに住む事にして良かった。母さん達、もう歳だもんな。何かあったら直ぐに行ける場所に居た方が良いよな。
次の日、不動産屋で、鍵を貰って、何軒か見て回った。蘭子さん、ここにする?ここなら、駅から近いし、スーパーも、病院も、近いから、良いと思う) (そうね、私もそう思う。)
契約して、本屋に行って、絵本を何冊か買って、実家に帰った。(お帰り。どうだった?) (これだよ、絵本、良いね) (本屋で聞いたら、結構売れてるってさ、今日発売なのにね) (嬉しいね。良美にも買って渡そう。) (良美のも買ってあるよ。後何人かにも、何冊か買って来た) (そうなの?重くないの?) (重いかな。でも直ぐ軽くなるよ)
(これから、蘭子さんのお姉さんの家に寄って、蘭子さんのお母さん達にも会ってくるよ。)(それで、もう帰るのか。)寂しそうに言われた。
そう言えば、お母さんに、こっちに帰って来る事言ってなかったな。
(お母さん、もうすぐ、こっちに帰って来るからね、その為に、今日は、帰って来たんだよ) (えっ!こっちに住むの?) (そう、こっから近いから、何時でも来れるよ。) (そうか〜。嬉しいな) (引っ越して来たら、連絡するよ)
蘭子さんのお姉さんの家に行った。とっても静かだ。何かあったのかな?
(今日は。翔平です) (あら〜、蘭子と翔平さん、どうしたの?) (こっちに来たんで寄りました。これ、食べて下さい。沖縄のお菓子です。何か、静かですね)(双子達は、独立したからね)(そうなんですか、近くに住んで居るんですか?
(いや、2人共遠いよ。沖縄程じゃないけどね。名古屋と、岡山かな。) (そうですか、寂しいですね。僕達は、もうすぐこっちに引っ越しするんで、また、遊びに来ますね。) (帰ってくるの?。それは嬉しいな) (こっちに引っ越しして来たら連絡しますね。ここから近いんですよ) お姉さんは、とっても嬉しそうだった。絵本を渡して、蘭子さんの家に向かった。
(今日は。翔平です。ご無沙汰しています。)
(まあ〜、いらっしゃい。どうしたの?) (こっちに用事があって、帰って来たんです。お元気ですか?。悠馬くんは、どうしてますか?) (悠馬ね、もうすぐ帰ってくると思うけどね。あっ!帰って来た。) (今日は、どうしたんですか?)
事情を説明したら、(何だ、こっちに戻って来たのかと思ったよ)(もうすぐ、戻るけどね。その為に、今日は来たんだよ)(えっ!何時戻って来るんですか?) (今日、家を見て、契約したから、どれぐらい、かかるか分からないね)
(悠馬、離婚したんだってね。何があったの?) (その話は、姉ちゃんが、こっちに来た時にゆっくり話すよ。) (そう。分かった)
悠馬くんも、大変だったんだな。(夕飯食べて行くでしょ?) (いや、飛行機の時間があるから、もうそろそろお暇しますね) (そうなのね。バタバタだね)(お母さん、また、連絡するね)
沖縄に帰る前に、お世話になった人達にお土産を買って送った。送るのは良いけど、誰が受け取るんだ。と思ってると、自分達が帰るずっと後に、送られてくるんだな。
引っ越しする前の日に、 蘭子さんが、(布団も送ったの?今日どうやって寝るの?)(このまま寝れば良いよ)(嫌よ、体が痛くなるでしょ。今から、向こうに行こうよ。) (今から?向こうに行っても、布団は無いよ。) (良いよ、実家に行くから)
1晩なのに、そんなに布団必要かな?。仕方が無いので、直ぐ行く事にした。
(翔平さん、どうする?私は実家に帰るけど、) (俺は良いよ、1晩だし。)
しかし、風呂に入れない。昔行ってた銭湯に行くかな。銭湯は無かった。潰れたのか。バーのマスターに会いに行くかな。やってて良かった。
あれ?喫茶店になってる。(翔平さん、お久しぶりです、こちらに帰って来られたんですか?) (良かった〜。喫茶店になってるから、マスター居ないのかと思いましたよ) (僕は、引退して、店を譲ったんです。そのままの名前になってたから入ったら、喫茶店になってて驚いてるんですよ。)
(そうなんですね。僕も、びっくりです。まあ〜もうあんまり飲めなくなったんで良いんですけどね。) (そうですね。飲めなくなりますね。ところで翔平さんは、どうしたんですか?)
(今日、引っ越して来たんですが、お風呂に入れないから、銭湯に行ってみたら、無くなってました。なので、マスターに会いに来たんです。) (嬉しいですね。今晩、うちに泊まりませんか?)
(いやーそれは、申し訳無いですよ) (良いですよ、1人暮らしで、誰に遠慮する事も無いですから) (そうですか、では、お言葉に甘えてお邪魔します)
マスターの部屋はモダンで綺麗だった。(マスター、つかぬことをお聞きしますが、結婚はされてるんですか?) (してたんですがね、何年か前に離婚したんですよ) (子供さんは?) (子供達は、奥さんについて行ったんで、会ってないですね。独立して、1人で暮らしてるとは聞きましたけど。
1人で寂しくないかと良く聞かれるんですが、全然寂しくないですね。子供はいずれ離れていきますしね。僕はやりたい事をやって一生を、楽しく過ごしますよ) (それは同感です。私も、まだやりたい事見つけて居ませんが、何かをしようとは思っています。マスターは、今、何を、してるんですか?)
(学生時代に、小説を書いていたんですよ。またやり始めたんですよ。小説書くには、資料や写真など必要で、あっちこっち行ってますよ) (旅行みたいな感じですか?) (そうですね。楽しいですよ。翔平さんも一緒にやりませんか?) (僕は、大学の時、国文科だったんですが合わなくて止めたんですよね) (そうですか。残念です。)
話してるうちに夜が明けた。まだ、蘭子さんは帰って来てなかった。朝食を食べに、お気に入りだった喫茶店に行った。良かった、変わり無かった。
朝食を食べてると、(久しぶりですね)っと声を掛けられた。誰だか分からない。(また、僕の事忘れてるでしょ。)結局、誰だか分からないまま、彼は帰って行った。
家に帰ると、荷物が届いてた。蘭子さん帰ってたんだ。(翔平さん、何処に行ってたの?)
昨日合った事や、今朝の事を話した。(そうだったのね、結局、寝てないのね。大丈夫?) (大丈夫だよ。)
もう、歳なんだからねっと、言われた。荷物が片付いて、引っ越しの挨拶に出かけた。マンションだからなのか、人が居ない。仕事行ってるのかな?。また、明日来れば良いか。
それから2年程して、息子の蒼から、連絡があった。(明日とか、会えないかな?) (良いよ何時でも) (明日、行くね)
次の日、蒼がやって来た。3人で、お茶を飲みながら、話しをした。(二世帯住宅建てたんだけど、お父さん達、一緒に住まないか?) 蘭子さんを見た。(私は、良いけど、翔平さんは?) (俺も、良いよ) (何時、引っ越して来る?) (何時でも良いよ)
早速、引っ越しする事に。何だか、この前引っ越したばかりなんだけどな〜。引っ越しも無事終わった。わりと大きい家だな、高かったんだろうな。
蒼に、(こんなに広い家、高かったんだろう?) (お父さんの、知り合いの人に頼んだから、安くして貰ったよ。) あいつに頼んだんだ。言うの忘れてたな。でも良かった。
私達の部屋は、キッチンも、トイレも、お風呂も付いてる。バリアフリーになってて、至れり尽くせりだ。
孫が、2人、大きくなったな、何年ぶりだろう?何歳と何歳なんだ?犬、2匹、猫、4匹、猫は、2匹しか見たことが無い。大所帯だな。孫の欄は、中学3年生、下の華は、中学2年生。大変な時期だな。
それから暫く、何をして良いか分からないから、ぶらぶらしてた。蘭子さんは、なんだか忙しそうだ。
息子の蒼に、蘭と一緒に犬の散歩に行ってくれないかと頼まれた。孫達は、何となく素っ気ない。随分会ってないもんな。何の話もする事無く、犬と散歩した。
広い広場の様な所に出た。ベンチがあったので座った。暫くして、蘭も隣に座った。犬は楽しそうに走り回っる。
蘭に、(学校では部活に入ってるのか?)と聞いてみた。(入ってない。) (そうか、じいちゃんは、昔、おもちゃを作ってたんだ。) (おもちゃ作れるの?)(牛乳パックが有れば、いくつか作れるな。)
(僕の学校に来て作ってくれない?) (構わないけど、どうして?)(学校で、施設にあげる物を考えてるんだ。老人ホームとか、幼稚園とか、養護施設とかに、何か作って持って行きたいんだ。) (そうなのか。蘭は、何か作るのか?)
(俺、絵を描く事位しか出来ないからさ、しかも漫画だし。) (絵が描けるなら、牛乳パックに絵を描けば良いんじゃ無いか、それをおもちゃにすれば、カッコいいのが出来るかもな。) (そうかな〜。じいちゃん、俺の描いた絵を見てくれる?) (良いよ。楽しみだな〜)
(犬の様子が変だな。) (しまった、犬に水飲ませるの忘れてた。) 犬を連れて水道の所に行った。
犬は大喜びで水を飲んでた。
散歩から帰った。犬より私が疲れたな。部屋でゴロリと横になった。寝てしまったようで、蘭子さんに起こされた。(翔平さん、布団に入って寝ないと風邪引きますよ。)
布団に入ったのか、入ってないのか、記憶に無い。朝起きて、蒼にあった。(お父さん、蘭の学校で、おもちゃ作ってくれるんだって。) そんな事言ってたな。(蘭が、待ってるよ)
蘭に付いて学校に行った。体育館?椅子やテーブルが何脚か出ていた。(じいちゃん、ここで、牛乳パックのおもちゃ作ってね。) 作っていると、生徒達が何人か見に来た。
(これ、凄いよ。手とか動くよ。) (この車も、動く) (どうやって作ってるの?) わらわらと生徒が寄って来た。(お爺さん、これどうやって作るのか教えて下さい) 教えながら作ってると、おもちゃを作る教室みたいになってた。ある程度、作ったから帰る事に。先生に、(ありがとうございました。)と言われた。
家に帰って、寝転んでると、蘭が、入って来て、(じいちゃん、今日は、ありがとう。みんな喜んでたよ。楽しかったって。また、学校に来て教えてね。) (行けたら、行くよ。蘭は、将来何になりたいんだ?)
(無理だと思うけど、漫画家になりたい。) (そうだった、蘭が描いた漫画見せてくれるんだろ?) (うん、持ってくるね)
そして、漫画を見せて貰った。(なかなか、面白いな、絵も良いし、漫画雑誌に投稿してみれば良いんじゃ無いか?) (投稿したんだけど、駄目だった。) (そうなのか。じゃー絵の勉強すれば良いんじゃ無いかな)(そんな、学校無いよ)(美術とか芸術とか、あった筈だけどな。調べてみれば、良いんじゃ無いか?) (そうか〜調べてみるし、お父さんにも聞いてみるよ) (それが良いな。やりたい事、やらないと後悔するからな)
そして、何日か経ったある日、蒼が、(お父さん、蘭と話してくれたんだね。蘭は、何がしたいのか全然言ってくれなかたんだよ。心配してたんだけど、お父さんと話して、やりたい事が見つかったんだって。) (そうなのか〜それは良かったな)
蘭も無事高校入学して、今度は快が、受験生に。蘭子さんに相談してるみたいだな。
もう、定年して何年経ったかな〜。まだやりたい事が見つからない。
蘭子さんは何だか忙しそうだ。1枚のハガキが入ってた。(高槻さん、今度、コーラスの発表会があるので、見に来ませんか?)前のおもちゃ製作部にいた時のメンバーだ。暇つぶしに行ってみるかな。
会場に入ったら、以外に広い。もっと狭い会場だと思ってた。??、蘭子さん?コーラスのメンバーに蘭子さんの姿があった。全部のコーラスが終わって、帰ろうとしたら、蘭子さんが、(来てたのね。こっでみんなに会っていって) と連れて行かれた。
(翔平さん、来てくれたんですね。お元気そうで良かったです。僕達と一緒にコーラスやりませんか?ちょっと人数が足りないんですよね。) (いや〜僕は、音痴だからな〜) (そんなの関係ありませんよ。楽しいですよ。是非一緒にやりましょうよ。) その場で返事をし無いで、蘭子さんと帰った。
それで蘭子さんは忙しかったのか。蘭子さんが、(一緒にコーラスしない?)と言って来た。(やろうかな、暇だし) (良かった〜。これから、楽しいわよ〜。) 蘭子さんは、大はしゃぎだ。
それから、毎日の様に、コーラスの練習をしに通った。
今度、発表会がある。緊張するな〜。そして、発表会の当日がやって来た。緊張しながら、舞台にたった。久しぶりに感動したな。
それから、何年か経った頃、蘭子さんに病気がある事が解った。手術を2回もしたが、余命半年と言われた。私は、蘭子さんが居なくなる想像が出来なかった。
病院に行っても、本当に病気なのかと思う位、蘭子さんは明るい。でも日に日に、痩せ衰えて来た。退院して、横で寝ている蘭子さんに、もっと生きてよね。もっとずつと。涙が止まらなかった。
次の朝、蘭子さんは、ほほ笑みながら息を引き取った。綺麗な寝顔だった。病院の先生は、(老衰みたいですね)と言って帰って行った。
お通夜も、お葬式も終わった。沢山の人が別れに来てくれた。私は、まだ蘭子さんが居ない事が信じられなかった。毎日、何をしてても楽しくない。コーラスの練習に行っても、蘭子さんは居ない。
何年経っただろうか?私は、見覚えのある所に来ていた。1面真っ白で、雲の上に居るような場所。(こちらに、来なさい)何処からか、声が聞こえた。前にもあったな。声のする方に行くと、綺麗な女の人が立っていた。全く、生まれ変わる前と一緒じゃ無いか。
(貴方は、こちらの扉に入っ下さい) 扉に入ろうかと、ドアに手をかけたけど、隣が気になった。えっ!蘭子さん。私よりずっと先に亡くなった筈なのに、なんで?蘭子さんは、扉の中へと入って行った。追いかけようとしたが、体が動かない。仕方が無いから、自分の前の扉に入った。(おめでとうございます)誰かが産まれたのかな?
終わり。
この小説は、私の願望を書きました。主人公が、人は人、自分は自分、誰とでも仲良くなれる、人を嫌いになった事が無い、こんなふうになりたいなっと思ったんです。私の第3の人生でした。書いてて、楽しかったです。読んで貰って、私と一緒に、第何かの人生を、楽しみませんか?




