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加藤良介 エッセイ集

キムタク先生のある台詞についての連想

作者: 加藤 良介

このエッセイには不正確な点がございます。その辺りを生温かく見守っていただくようお願いいたします。

 今回は、大昔のTVドラマで聴いたセリフについて考察していきたいと思います。

 私はそのドラマを視聴していたわけではなく、何かの拍子にTVに映ったときに、偶然聞いたセリフです。

 ですので勘違いや、前後の文章が欠落しているから意味が通じていないという事も大いにあり得ると思うのですが、それにしても意味のよく分からないセリフで、何年もたっているのに、喉に刺さった小骨のような感覚に襲われております。

 今回の考察は私の大昔の記憶を掘り起こしただけですので、記憶に間違いがあるかもしれませんが、その辺りは平にご容赦を。


 さて、本題に移りましょう。

 その作品は、大人気俳優であらせられるキムタク先生が、パイロットをしている作品でしたので、恐らく2003年放送の「GOOD LUCK!!」の事と思われます。

 その作品の中で、キムタク先生が、「俺、ダレダレ(すみません、覚えていません。確か部長みたいな役職命で固有名詞ではなかったと思います)に、頭下げてまで飛ぶ気ねぇから」みたいな趣旨の発言をなさりました。

 当時の私は(今も)キムタク先生のトレンディーなおドラマを視聴できるほど徳が高くなかったので、チャンネルをすぐに変えてしまいましたが、このセリフが頭の中にこびり付きました。

 今、考えたら続きを見るべきでしたね。

 流石に今から、あの頃のトレンディーなおドラマを視聴して、問題のシーンを探せというのもあまりにご無体。何卒お許しを。

 とにかく、この一瞬だけ聞いたセリフが頭にこびり付いたのです。(間違っていたら、本当にごめんなさい)m(__)m

 どうして、キムタク先生が演じる主人公はこんな事を言ったのでしょう。

 セリフから察するに、何かトラブルがあって、誰かに詫びを入れないとパイロットでいられなくなるシーンだとは思うのですが、どうしてもわかりません。

 当時の私が咄嗟に思ったのは、「キムタク先生が演じるキャラの頭はパイロットっていう職業より重いんだな」って事でした。

 これは、主人公の頭が重いのか、パイロットと言う職が軽いのか分かりませんが、私の考えるパイロットという職種からは考えられない価値観でした。

 私なら、頭下げます。

 腹は立っても迷いません。

 前振りを見ていないので何とも言えませんが、パイロットと言う職を引き換えにしてでも守りたいプライドと言うものは何なのでしょうか。

 家族の命でも掛かっていたのかな。(。´・ω・)?

 頭を下げることによって、先祖代々に渡って育まれていたものが失われるのかな。

 でも、会社でそんな事起こらないでしょう。


 一つの台詞だけ切り取ってあーだこーだ言うのはフェアではありませんが、何かがおかしいように思います。

 ネットで検索してみましたが、私と同じ感想を抱いたような書き込みは発見できませんでした。

 実は以前、このセリフに対する疑問を「GOOD LUCK!!」が大好きだと公言していた職場の姐さんにぶつけてみたことがあるのですが、その方は特に引っかからなかったらしく、私の疑問への返答はいただけませんでした。

 という事は、このセリフはおかしくないという事ですよ。

 まっとうな言い分だったのです。頭を下げるぐらいだったらパイロット辞めるか、もしくは別の航空会社に転職するほどの事態だったという事です。

 それはどんな理由なんでしょう。

 気になります。(ドラマ見ろよ)

 見ていないのに考察するのは、考察ではなく妄想ですが、とにかく考えてみました。



 ①整備不良の飛行機で飛べと言われた。


 そりゃ、断るわ。

 自分だけでなく、お客様やその他多くの命にかかわります。

 私だって断固拒否しますし、頭も下げません。

 内部告発待ったなし。

 キムタク先生が完全無欠に正しい。



 ②その人が何かしらの重大な犯罪にかかわっている人物で、その人に詫びを入れると犯罪を黙認したことになる。


 例えば、飛行機で覚せい剤を密輸しているとかですかね。

 うーん。ちと苦しいか。

 それこそ、別の上司に相談するなり、警察に行くなりすればいい事ですしね。

 頭下げる下げないの話にはならないか。 



 ③何かしらの派閥抗争中で、その人に頭を下げると、別の実力者に睨まれるから。


 あり得るっちゃ、あり得ますけど、それならあんな物言いにはならないでしょうね。

 もっとこう、苦しそうと言いますか、煮え切らない葛藤なようなものが生まれるはずです。

 めっちゃ軽いノリのセリフでしたからね。

 あの軽さが、ミステリーをより深めてくれます。



 ④絶対神聖不可侵な俺様に向かって謝罪を要求するなんて、神をも恐れぬ所業だから。


 うーん。

 昨今の駄目ななろう主人公じゃあるまいし、こんな主人公おらんやろ。

 おったとしても、視聴者がこの主人公にライド出来ないでしょうね。

 視聴者の感情が乗れない主人公の作品が、大人気になれるはずもありません。

 ただ、これならセリフの軽さが説明できてしまうんですよね。

 困ったな。 



 ⑤操縦技能以外にもたくさんの技能を持っていたから。


 例えば、医師免許とか弁護士資格とか、とにかくパイロットという職種が、沢山の高技能な職種の中から選んだ一つにすぎない場合は、ご尊顔を優先するでしょう。

 パイロット辞めても医者になるならモーマンタイ。

 漫画が売れなかったら医者になればいい、手塚先生の例もあることですし。

 もしくは、他の航空会社からも引く手あまたであれば、むかつく人間に頭を下げるぐらいなら移籍すればいいですしね。

 しかし、こんな人物を主人公にしてドラマが成り立つのかという疑問もあります。

 作品の軸がブレブレになる気がいたしますね。



 ⑥パイロットの意味が違う


 飛行操縦者という意味ではなく水先案内人とか。

 アホか。\(;一_一)/

 苦し紛れに、しょうもない事を口走ったことを謝罪いたします。



 ⑦その人にはなんの権限も無く、頭を下げなくても事態を打開できるから。


 おお、これなら納得ですね。

 たまに、実力も無いのに自分を大きく見せたがる上司と言うものは存在いたします。キムタク先生の冷静な判断力もアピールできますし、相手側のお間抜け感も際立ちますよね。

 この判断力があれば、操縦している飛行機が突然失速しても、反射的に操縦桿を引いたりしないでしょう。(これをすると大体墜落します)

 


 ⑧内心ビビっているけど、女の子の前で恰好つけたかったから。


 強がり説ですね。

 残念ながら、このセリフをキムタク先生が誰に向かって言ったかまでは覚えておりません。

 もしかしたら、男性に言ったのかもしれません。

 しかしなからがこれなら、キムタク先生可愛いな。

 少しバカっぽい(厨二臭い)けど、好感度はアップいたします。

 「くそー。俺はビビってなんかいないからな。ドキドキ」



 ⑨実は航空会社に勤めていないフリーランスのパイロットだった。


 個人事業主説

 頭下げてまで、気に入らねぇ客は取らねぇぜ。俺っちはよ。てな感じかな。

 しかし、フライト時間が一万時間を超えるようなベテランパイロットならいざ知らず、若造のフリーランスのパイロットなんているんかいな。

 設定に無理がありますなぁ。



 無理くり考えてこれぐらいでしょうか。

 何年も前のちらっとだけ見たドラマのワンフレーズからも随分と想像できるものです。

 私としては①か⑦か⑧が最有力ですね。

 これならドラマの進行にも問題が少ない気がします。

 ①はちょっと話が変わるかな?


 そう言えば、軍オタの私は当時こうも思いました。


 かつてアフリカの星と言われたドイツの撃墜王ハンス・ヨアヒム・マルセイユ大尉は、大空への憧れから人を殺すのも辞さない戦闘機乗りとなりました。

 苦しみを抱えてもパイロットでありたかったマルセイユ大尉のウィングマークに比べて、キムタク先生のウィングマークは随分軽いのですね。

 その軽さなら空も飛べるはず。

 平和でいいなぁ

 以上です。



                  終わり

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

冒頭にも書きましたが、私の勝手な記憶違いの可能性もございます。

真実をご存じの方がいらっしゃいましたら、何卒ご教授頂けますようお願い申し上げます。


ネットで「GOOD LUCK!!」台詞で検索いたしますと、更に凄い台詞が出てまいりました。


客    「一か八かでも飛べよ」

キムタク 「一か八かで客を死なせるわけにはいかねぇんだよ」

キムタクのセリフには問題ありませんが、冷静に考えて、こんな客おる。

(。´・ω・)?

私は言わないなぁ。

なんだろう。湾岸戦争か何かに巻きこまれているのかしら。

このままだとイラク軍に拘束されてどうなるか分からないから、一か八か飛べって事なのかな。

分からん。

ワンチャン脚本家の頭が沸いている疑惑が出てまいりました。

更に謎が深まるTVドラマですね。興味深い。( ̄▽ ̄)//

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