1、気持ち悪い子
1999年4月5日 僕は家でこっそり生まれた。
親の顔を見ることなく毛布に包まれて病院の前に置かれた。
そう捨てられたんだ。
それから2年がたって僕は2歳。
IQテストを受けたんだ。そしたら200超。
周りは凄いって言うんじゃなくて「気持ち悪い。」だった。
もちろん里親なんて現れない。僕の里子としての優先順位は低かったんだ。
毎日居場所がない僕にあざ笑う大人たち。友達なんて出来ない。
そう僕はこの時からわかってた。生まれちゃダメだったんだって。
生まれて4年がたった。
僕は4歳
養子縁組が決まったらしい。
どうせ今回もトライアルで終わりだろう。そう思ってた。
でも今回は笑顔で僕のことを迎えてくれた。
あぁ‥‥この人たちは僕の味方かもしれない。
いい子にしないと‥‥
でも僕は4歳。子供心ながら寂しかったのだろう気を引くためにやんちゃだったみたい。
そんな僕でも特別養子縁組を組んでくれることになった。
僕はこの親を信じようって思った。
養子にこの家に来たけどお兄ちゃんができた!
お兄ちゃんは実の子らしい。
お兄ちゃんとは10差ってこともあってか優しかった。
お父さんは海外を拠点として仕事をしてるから年に何回しか会えなかった。
お母さんも東京が拠点だから週1でしか帰ってこなかった。
親がいない間はおばあちゃんとお兄ちゃんの3人だった。
正直お兄ちゃんがいたから寂しくなかった。