あー、どうしよ。
ちょっと元彼登場
それから、数日経って23日。ある事件?が起きた。
それは私がケーキを外で販売しているとき……
「あ、ここのケーキおいしいらしいよ、クリスマスケーキここにしようよぉ。」
「あー、そうだな。桃香が言うんだったらおいしそうだしな。」
「やったぁっ!」
そんな話をしているカップルがこちらに来た。
「いらっしゃいm・・・」
私は固まってしまった。相手もそうだろう。
だって、つい先日私を振った彼氏がそこにいた。
「どうしたんですかぁ?」
桃香と呼ばれた女の子が私に話しかけた。
「・・・あ、いえ、すいません。カップルですか?」
「あ、・・・ああ、そうなんですよ。今日はデートです。」
「いいですね。じゃあ、こちらのケーキなどいかがでしょうか?」
あー、どうしよ。大丈夫だよね……私、笑えてるかな……
「あ、啓クン、これかわいぃ」
「ああ、そうだね。これにしようか。」
「では、1800円です。」
「はい。」
「ありがとうございました。」
「ねぇ、啓クン。明日が楽しみぃっ!」
「ああ、そうだね。」
ああ、よかった。何もなかったかのように終わった。
だが、私はしばらくそこに立ちつくしていた。
そこに、休憩を言いに来てくれた蒼さんが来た。
「おい、紅葉。顔色わりぃぞ。」
「あ、いえ、大丈夫で「いや、泣いていたら大丈夫じゃねぇだろ。」・・・え、」
私はいつの間にか泣いていたらしい。
蒼さんに言われるまで気づかなかった。
「ここじゃ場所があれだから中は入れ。」
「はい・・・」
中に入ったら、蒼さんがホットミルクを出してくれた。
「何かあったか?」
「ええ、と・・・」
さっきの出来事をすべて話した。
「そうか、おまえつらかったろ、よく頑張ったな。」
というと、抱きしめて頭を撫でてくれた。
その途端、私は泣いてしまった。
「う、あ、ぐ、ヒック、うぁ、ああ」
静かに時間は過ぎていった。
涙がおさまってホットミルクを飲んでると買い出しに行っていた柊木が帰ってきた。
「「あ、おかえり。」」
あ、声、蒼さんとはもった。
「あ、今声はもりましたな。」
「おーそうだよ、悪いか。」
といって蒼さんは柊木にヘッドロックをくらわしていた。
「ふふ、」
そんなほほえましい光景に私は笑った。
「「紅葉/ちゃんが笑ってる・・」」
「え、なんか言った?」
「「いいや、なんも?!」」
「二人とも声、はもってる。」
「「はぁ?!はもってねぇっ!!」
「ほら今も。」
私は耐えられなくて笑ってしまった。
「あーもういいわ。おら、てめぇら仕事始めるぞー。」
「「はーい」」
そういって今日も終わりに近づいていった。
話がグダグダ過ぎてわからなくなってきた。
けれど、ここまで読んでくださった皆様ありがとうございました。