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あなたが魔法の異世界をおくる。  作者: 島野虎太郎
セカンドライフ
9/18

data8.生長

どもども!新年初めましての投稿です。

え?随分遅かったな?そりゃ、全部ポケモンのせいです。

そんなこんなで8話、始まります。

あらすじ

 サラムによる第三試験に挑む樹理。知恵を絞り、隙をつく事に成功するも、そこで悪魔ヴェロキラが出現。サラムにより撃退され、樹理たちはサラムとともに食事をすることになった…。なんで…?と思いながらも、僕らはBAR…と書かれている看板のある、日本で言う居酒屋にいた。


 賑やかな店内では丸テーブルを囲んで大人たちはどんちゃん騒ぎをしていたりと、楽しそうに見える。

酒屋の店主「ほいよ!エールと麦茶ね!あと…クラーケンの唐揚げと…オニオンサラダと…グリーンビーンズね!」


サラム「ありがとね!よし、そんじゃ…未来のある若

者たち!カンパーイ!」


その他「カンパーイ!」


ラッド「……いややっぱおかしいよな…?」


樹理「だよな。」


リノハ「私もそう思います。」 

 それぞれ同じような気持ちを言い合う。


サラム「そんなこと言わずに!それにジュリ君には聞きたいことがあるし!」


樹理「は、はぁ…。」

 なんとも言えないが断る理由も無かったので渋々答えることにした。


樹理「……それで質問とは?」


サラム「あぁ、そうそう。君に私が放ったブュルート。あれってどうやって避けたの?」


樹理「あれですが?あれは穴です。」


サラム「穴を…?」


樹理「僕がサラムさんの後ろにいた時ありましたよね?あれはドゴルを使って穴を開けておいた所から後ろに潜り込んだんです。その後ブュルードを穴で避けました。サラムさんには後ろから来ていたのが印象に残っていたはずなので、ボルガで位置調整してサラムさんの後ろ側に穴が来るようにし、ブュルードを避けたあと、ピリザで前の方の視界を潰して死角をつくり、ドゴルを後ろから出してフェイントをかけ、前から行きました。そして一度のフェイントではまた防がれるので、二度目に『カイヒ』によるフェイントを入れました。時間稼ぎをして少し魔力を回復したのでここまで呪文を使えたからですね。…でも、今回は魔族が来たのはありますが…やっぱりサラムさんには勝てる気はしませんね。」


サラム「ほほーん…なるほどねぇ…。随分とジュリ君は頭が切れるみたいだ。」


ラッド「別に……そんなんなら俺の頭でも思いつきますよ!」


リノハ「いや、樹理さんの場合は闘いの中でそこまで思いつき、さらにフェイントを加えれるのが凄いんです!わかりますよね!ね…!」


ラッド「お…おお。そ、そうなんだな。うん。」

 リノハの気迫にラッドは押されていた。


樹理「(何か過大評価されてるけど…これ半分ナ●ト何だけどな…。読んでてよかったな…。ありがとうナ●ト。)」


サラム「んまぁ〜、凄い!そういうこと!流石!天才!」


樹理「いやぁ…そんな、ありがとうございます。」

 そんな会話を交わしていると、店内に入ってくる二人の人物が見えた。


リノハ「あ、ガードンさん!それにルリナ!」

 僕にとって見知った二人だったようだ。


ガードン「おぅ!また会ったな!」


ルリナ「やほやほ〜、おひさー………うぇ!リナァード・サラム!?」


ガードン「あ!?国公騎士さんじゃねぇか!なんでさらっと仲良くなれてんだよ!」

 どうやら…というかやはり国公騎士だから名前は広い。


ガードン「それはそうとあんたは?」


ラッド「えっとー、は、初めまして。名前はトロナガル・ラッドと言うんだ。よろしく。」


ガードン「ラッドか。俺はガードンという。よろしくな。」


ルリナ「よろしく頼むよ。ラッド。私はルリナ・ベルンドラドだ。」


サラム「へぇ~…君たちの友達かい。それなら一緒に座ろうじゃないか!ほら、座って座って!」


二人は急かされるようにテーブルについた。


樹理「あ、それはそうと、サラムさんに質問したいんですけど…あの複合魔法って、どういうことなんですか?」


サラム「あ~、複合魔法か、それについてはこれから詳しく説明しよう!ということでだ!」

  〜サラム先生の!!

       分かりやすい魔法解説!!〜


 急すぎる解説。何だか少しデジャヴを感じていた。


サラム「それじゃ、ジュリ君!複合魔法についてはなんとなくは分かっているはずだ!」


樹理「はい!分かっていますサラム先生!」


サラム「よし、ノリがいいね。ではでは、複合魔法はなにか。まぁ、名前の通りで魔法同士を組み合わせた魔法さ。私が放ったフブュルードは戦いの中で言ったようにフュルトとカチト、つまりは風と氷の複合魔法で吹雪を創り出すんだ。他にも様々なバリエーションがあるよ。ただ、注意点…と言えるかわからないけど、氷と火は出来なかったりするんだ。氷が溶けちゃって、逆に弱くなるよ。」


樹理「(…なるほど、メドローアが出来ないのか。普通に考えればそりゃそうだけど……。)」


サラム「これで複合魔法の解説は以上!と、言うことで…とはならないよ。次は上位魔法さ!どういうことか分かるかい?」


樹理「……えっと、普通の魔法より上……進化したもののようなことですよね。」


サラム「大雑把だけど合ってるよ。例として言えばボルガの上位魔法はリボルガ、その上位魔法がリボガオンさ。上位魔法を使うためには、Lvを上げると使えるようになったり、魔法をいくら使ったかだったり、精霊の力で……と、様々な方法がある。上位になるほど威力は強くなるんだ。そうだね、ジュリ君の場合……私との戦いでドゴルを多用してた気がするからドゴルが上がってたり………あ、ウッドもかな?」


樹理「へぇ~…あ、少し見てみますね。」


そういってステータス画面を開くと驚愕の声を上げた。何故か…理由は様々だった。

タカノジュリ(♂)

Lv 16

HP 146

MP 86

こうげきりょく 44

しゅびりょく 67

すばやさ 38

かしこさ 185

うんのよさ 160

スキル

完全記憶能力

完全記憶処理能力

ギフテット

スキル想像

バランス

ニゲアシ

カイヒ

レイセイ

ソクドクジュツ

羅ニか鹵ヤク淺

カ痲ナ壽ヶ之

特技

ジッケン

呪文

ボルガ 

ピリザ

ドゴル

マドゴル

ウッド

ヒール


リノハ「……なんだか色々変わってますね。どこからツッコめば良いのでしょう…。」


ラッド「とりあえず、ジュリのレベルがだいぶ上がって…上がりすぎじゃないか?ステータスも上がってるな。微量だけど。」


ガードン「あとは…『ソクドクジュツ』か!」


ルリナ「お!『マドゴル』!上位魔法だ!」

 その場に沈黙が広がり、そして皆が同じような言葉を放った。


『…スキルが増えてる「じゃん」「じゃねえか」!?』


ガードン「……やっぱり、俺の言ったことは間違ってないと。」


リノハ「……みたいですね。」


ルリナ「凄いな!流石といったところだ!」


ラッド「お前頭おかしいな。」


サラム「わー………ギルマスに報告しなきゃね…。」


樹理「嘘ぉー……てかラッドそれは悪口だろ!」

 三者三様の反応をしているその時、BARの外から店主の声が響いた。


店主「おーい!手紙が届いてるぞー!えーっと…リナァード・サラ………ウぇ!国公騎士!?」


サラム「んぁ、ちょっと!今行くー!…あ、ちょっと待っててね。」


樹理「あ、まだ聞きたいことあったのに…どうしたんですかね?」


ラッド「知らねぇのか?あ」


ルリナ「あれはだね!「話に割り込むなよ!」郵便だよ。リトルドラゴンって言っ」

ギャオオオオオアア!!


 郵便とリトルドラゴンについてルリナが説明しようとした瞬間、リトルドラゴン……と思われるけたたましい鳴き声が聞こえた


樹理「うわっ!うるさ!」


リノハ「……これは…なんかただ事じゃなさそうな……?ちょっと外に行きましょうか。」


 僕らは急いでBARを出ると、そこでは馬ほどの体を持ち、それに見合った翼を持つ竜が暴れていた。


リトルドラゴン「アギャャャアア!!」


サラム「あ!来た!なんか暴れてんだけどなんでー!?」


リノハ「……珍しいですね。基本的にはおとなしいはずですが……。」


ガードン「ま!暴れたとしたら止めるしかねぇよな!」


ラッド「強そうだな…。ワクワク…」


樹理「ちょ~い!待て待て!」

 剣と斧をだして早速やろうとしてる人が二人ほどいるがまずは酒屋の店主に話を急いで聞くのが先だろう。


樹理「すいません!何があったんですか?」


店主「お客さん!急にこいつが暴れ出してな……というかなんかおかしいというか……。」


ルリナ「あ!そういえば誰も乗ってないじゃないか!」


樹理「本当は誰かいるのか?」


リノハ「はい。そのはずですが…どうやらいませんね。」


ラッド「て事は?」


ガードン「もしかして?」


 なんでこの二人は初対面でここまで息が合うのかわからないが、僕は少しため息をついて「よし、止めよう」というと二人は早速剣と斧を抜いてすっ飛んで行こうとしたのでまた止めた。


ラッド「なんで止めんだよ!」


樹理「少し待てよ。リトルドラゴンが郵便に使われてるんだったら少なくとも傷はない方がいいだろ。無力化したほうがいい。」


ラッド「それもそうだな。だとしてどうやって無力化するんだ?」


樹理「それは…ゴニョゴニョ…というわけで。」


リノハ「確かに!それなら簡単に無力化できますね!」


樹理「ですよね!というわけでラッド!力を貸してくれ。」


ラッド「はいよ。勿論だ!」


サラム「……でもそれってさ……。」と口に手を当てて呟いた。


樹理「…?どうかしました?」


サラム「いやぁ、何でもないさ。うん。」

 心做しかサラムの口角が上がっているように見えたのは気のせいだろう。


樹理「そうですか。じゃあ行くぞラッド!」


ラッド「おっけ!」

 まずはラッドにリトルドラゴンの意識をむける。


ラッド「おーい!こっちだ!」

 リトルドラゴンがラッドの方向に振り向き、睨みつけた。


ラッド「よし、見たな!キラナ!」

 リトルドラゴンが怯む。これは言わば閃光玉戦法。原作の某モンスター狩りゲームでもやっていたやつだ。そしてそこに俺は呪文を発動。


樹理「マドゴル!」

 一気にリトルドラゴンを閉じ込めた。どうやらドゴルより強度と壁が一回でつくれる数が増えた。スピードはドゴルより少し遅い気がするのでそこはデメリットだ。


ラッド「よっしゃ!やったぜ。」


樹理「上手く行ったな!」

 喜んだのも束の間。


リトルドラゴン「グガァァァア!」

 リトルドラゴンの声が聞こえたと思うとマドコルの壁が裂かれ、崩れた。


ラッド「うっそだろおい!」


サラム「やっぱりか…リトルドラゴンもあくまでドラゴンだからね…。マドゴルなら切り裂くこともできるよ。」


 あまりにも冷静に言うものだから「最初から言ってください!」とツッコむしかなかった。と考えているとリトルドラゴンは飛び立とうとしていた。


ガードン「おい!飛んでっちまうぞ!」


樹理「あっ!待てぇ!ドゴル!」


サラム「おっ!ナイス判断!」

 とっさに発動したドゴルでリトルドラゴンの上に乗る…が、振り落とされそうになる。


樹理「うわっ!うおおっ!振り落とされる!」


ガードン「ハハハハッ!大変なことになってるぜ!」


リノハ「ちょ、ちょっと大丈夫なんですか!?」


ルリナ「私の魔法で縛りつければ…!」


サラム「心配はないと思うよ。ラッドも行ってるし。」


 気づけば俺は上空の遥か彼方へと飛んでいた。


樹理「うぉあ、ちょ、高、高い!下見れない!見たくない!だ、誰かー!?助けてくれ!あ…ヤベ。」

 助けを求めているとウィンドを使ったラッドが飛んできた。


ラッド「樹理!ちょっと目ぇ瞑ってろ!キラナ!」

 ラッドのキラナでリトルドラゴンは目が眩み、飛行が不安定になる。無論、そんな中で乗っていられるわけもなく、

樹理「あっ落ちる。」

無惨にも自由落下を始めることとなった。


ラッド「...やべ。」


 そんな様子を地上から静観しているサラム。

サラム「あれ使うか。」


リノハ「あれ?」


サラム「そう、あれ。……忘れてはないからね?よし、『シールチェーン』!」

 サラムの両手から鎖が飛び出し、、リトルドラゴンへと巻き付き、リトルドラゴンは地面に引かれる。


樹理「うわぁぁぁあ!」

落ちながらも考えが思いつく、ウッドを発動し、木をクッションにする。


樹理「よしっ!ウッド!」

 ポスッとなんとも言えない音がなる。結果は不発だった。

ルリナ「あ、魔力切れ…。一日に魔法を使いすぎると回復しなくなるんですよね…。」


樹理「うっ、うわああァァァ!」

 こうなるのならまほうのせいすいは飲んでおくべきだったと後悔していた。その間にも地面が近づいてくる。


サラム「リノハ!ウィンド使える?」


リノハ「使えます!」


サラム「それじゃジュリ君をお願い!私はリトルドラゴンを抑えておくよ!」

 そう指示するとサラムはさらにシールチェーンを増やし抑え込み、リノハはふわりと受け止めた。


樹理「ありがとう…ごめんリノハ……うっぷ。」


リノハ「だ、大丈夫ですか?お水持ってきますね…。」

 そんなこんなでリトルドラゴンは抑えられ、引き取られていった。乗っていたはずの配達員も街の路地で倒れているのを発見された。

理由は急に意識がなくなった…という話らしい。

 俗に言う居眠り運転でもしたのだろうか…と疑問を持ちながらも引き取られるのを見送った。


ガードン「しかし…まさかお前が高いところ苦手とは思わなかったよ。」


ラッド「しかも…フッw」


樹理「何笑ってんだよ!昔から飛行機とかが苦手なんだよ!」


ルリナ「……飛行機?何それ?」

 ルリナの言動に違和感を覚えたがすぐ納得できた。この世界には飛べるモンスター…先程のリトルドラゴンのようなものがいる。なら飛行機に乗らずにドラゴンに乗ればいいから、飛行機なんてつくる必要はない…つまりそこまでの発展の必要がない。そう考えれば無いのは当たり前だった。が、まずい。だって


リノハ「それってなんですか?というか樹理さん、記憶を少しでも思い出してます…?」

 こうなる。僕は少し忘れかけていたが記憶喪失という程で通している。全く持って覚えてないと言ったのも仇になった…。(第二話参照)


樹理「あ…ああ、そうなんだ。ちょ、ちょっとだけだけどさ。飛行機っていうのはこう…鉄でできてて空を飛ぶ乗り物なんだけど…。」


ルリナ「何だそれ!とても面白そうじゃないか!」


ガードン「でもよぉ、それって意味あんのか?」


樹理「うーん…いや、まぁ?」

 おそらく今のような環境…この世界では飛行中にモンスターと激突して墜落もあり得る。


サラム「ま、そんなことより私はジュリ君が記憶喪失ということは初めて知ったけどね。それは後々聞くとして…とりあえず手紙を………。」

 読み進めるほどサラムの顔は徐々に険しくなっていった。


リノハ「……?どうかしました?」


サラム「いや…だいぶ大事になってきたなと…。」


ラッド「大事ってなんですか?」


サラム「緊急招集だよ…。」


----------


 翌日、僕らは城塞都市ランドルグの北、ヴァルド城に来ていた。そういえばの話にはなるが、城塞都市ランドルグはあくまでランドルグの南の都市である。ランドルグは4つに分けられ北はガズルザ、東はザハクラ、西はグロウガとなっている。そんな国の中央部に位置するヴァルド城。そこには国公騎士が集結していた。

 人数はざっと数えて15人ほどいる。そんな所に昨日「みんな明日来てくれよ!」とサラムに言われた。一体どういうことだ…と少し疑問は持ちながらも向かうことに。

 他にも野次馬のような人や奇抜な人だったり、高貴そうな人だったりと様々な人がいるが、会話をする人はいなかった。


リノハ「……すごく、重たい雰囲気ですね。」


ラッド「あぁ、そうだな。国のお偉いさん方と国公騎士…一体全体なんで集まってるんだ?」


樹理「……多分、悪魔だ。昨日聞けなかったけど、あの悪魔はおかしいって簡単にわかった。異様な感覚がしていた。」


リノハ「正直、私にも太刀打ちできるか怪しい部分はありましたしね…。」


ガードン「悪魔ねぇ……昨日は確かに話題になってたからな。」


ルリナ「そうだね。悪魔は滅多に出てこないはず。」


樹理「出てこない?」


ルリナ「そうさ。悪魔にも悪魔の居住範囲のような場所はある。ほとんどそこから悪魔は出てこない…。出て来るとしても血の気の多いやつだったり…。ま、昔には戦争があったんだ。人間と悪魔のさ。すごい戦いだったらしいけど…その戦った理由が分かってないんだ…。」


樹理「分かってない…?どういうこと?」


 一拍置いて話を続ける。

ルリナ「その時の文献が殆ど無い。何故かね。まるで消されたみたくだよ。』


樹理「そ、それじゃあ…おかしくないか?すごい戦いなら大量に文献があったり情報がないわけじゃない。それに、その時の時代背景で分かるはずだろ!?そういうのはないのか?」


ルリナ「無い。そしてここからが大事だ。それに違和感を持つものはいない。誰一人たりともだ。君を除いてね。本来そこまで知られている戦争なら、そこの文献がないかと探すものはいるはずだろ?君が抱く疑問は真っ当な考え方だ。それが『普通』だ。』


樹理「………それが本当なら、どうして…どうしてルリナは『疑問』に思ってる?」


ルリナ「……ノーコメントにしておくよ。僕は何も言わない。」


樹理「は?どういうことだよ?」



ルリナ「…え?何をだい?」


樹理「……な、何をって戦争のことで話して…。」


ルリナ「そんな話はしていないが...?」


ラッド「おい!ジュリ!なんか始まるみたいだぞ!静かにしようぜ!」と声をかけられる。


樹理「あ、あぁ、分かった。」

 違和感を感ぜざる負えない状況だったかその場では何も言う事が言えずに終わってしまっていた。違和感…一番のとしては話をしていないとルリナが言い張ったこと、そして【僕】といったことだ。

……今はまだ追求するべきではないような気がした。 そう思う中、ついに始まった。

 この国の王はナーバス王というらしい。国王が中央を歩き、玉座におもむろに座ると国公騎士は跪いた。


ナーバス「……皆の者、面をあげよ。……今回、皆を招集したのは悪魔の出現によるものだ。Hランク昇格試験中、第3試験場にて出現し、それをリナァード・サラムが撃退した。ということだ。またこのように悪魔が各地に出現する可能性はある。警戒を怠ることの無いようにしてほしい。以上だ。後でサラムは来てくれ。そして何か、他にあるものはいるか?」


サラム「ナーバス王、よろしいでしょうか。」

 声色を少しだけ変えていたサラムには昨日のようなふざ…くだけた感じはなかった。


ナーバス「リナァード・サラム、なんだ?」


サラム「一人…紹介しておきたい人物がいまして。」


ナーバス「ほう…誰だ?」


ガードン「……。」


樹理「一体誰のことdうわぁぁッ!?」

 ウィンドで巻き上げられた僕は気付けばサラムの横にいた。


サラム「こちら、タカノ・ジュリ君です!」


樹理「!??!!?!?!!?」

 理解が追いつかなかったのは当たり前のことだ。なお他の方々は、


リノハ「そうでしょうね。」

ラッド「そうなる気がしたわ。」

ガードン「だろうな。」

ルリナ「当たり前だろう!」

とのことだった。


樹理「アッ……エッ……嘘でしょ…?」

 周囲の視線が集まるど真ん中。僕は王と相対することとなった。

次回へ続く!


ご閲覧頂きありがとうございます!今回も思ったより話が進まない……テンポが悪いのは課題になりますね…。もしよかったらコメントやいいねお願いします!そんじゃまた次回でのーう!

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