炎で焼かれると君は思ったのかい?
「誰ですか?あなた」
「僕は大木です」
他でもない、僕だ、僕以外の名前はない。
けれど、人はそれを大木と読むので、大木を自己の唯一性のようにして言った。
はぁ、僕は僕自身を決めるのに、なぜ、人間の尺度で考えないといけないのか、さながら、疑問であった。
「じゃあ、あなたに聞きます、あなたはどうして?人間やってますか?」
我ながら、変な質問だと思う。思ってるけど、聞かない方がもっとモヤモヤするんだと思う。地べたに座ってるアリンコたちなんてどうでもいいと思う。そんな風な答えが帰ってくるんだろうと思った。そう、どうでもいい。僕はただ、伐られたくない、おもいでここまで、来たんだ、究極の利己主義と言わずして何になるの?僕は僕でいられるのかな?
「邪魔だどけ、」
火炎放射器を持った、ガスマスク姿の男たち、
「君たちは消防車なの……カナ?」
「言わずに射て!」
僕は避ける、けれど、火がついちゃった。
「あぁ、残念だなぁ、でもね……」
僕は策を練っていた
「何、」
「目の前のことばかりで見失っていたんじゃないの」
アスファルトに根っこを張っていた、
「僕は簡単には死なないよ」
人間どもめ、どうやって倒そうか、
とは考えないよ、
「辞めて!」
「締め付けてるだけだよ、なめられないように」
君が言うなら、僕は辞めるよ、
君には感謝してるからね、
はぁ、何で、君は僕を止めるの
「あなたは優しいはずよ」
「優しくないよ、僕はだって、僕は生きてちゃならない植物だから」
とある星から来た使者、それが僕、
だけど、その星はまた滅んだ、だから帰る場所なんてない、よくわからないんだ、僕は
「いない方がいいよね僕は」
「いや、あなたはあなた自身で決めるべきよ」
「ちょっとご飯だよ、ほら、辞めなさい、喧嘩は」
「お腹空いたな……」
ぼくは星をみて、家をみた。
「君んちにお世話になっていいかい」
「あっ、いいけど、だけど!条件がある!」
「何?」
「侵略しないで、困らせないで、人を殺さないでエトセトラ、エトセトラ」
そのうち気づいたら朝になった。
君は寿司を彼らに奢った。
彼らってさっきのガスマスクの人たちね。
だけど、その一人がアレルギーだけど、先輩と後輩の厳しい序列社会だったから、前時代的な遠慮さで、意思を伝えなくて、最終的に病院送りになっちゃった。
残念だけど、僕がいなくても社会は理不尽だなと思った。息苦しいよ、本当に。




