４８１．【副読】★解説★二章 暴虐の狂詩曲（ラプソディー）スキル紹介編
本作は【堕肉の果て】二章『暴虐の狂詩曲』の副読になります。
人物、スキル、アイテムなどの解説版となりますので更に理解を深め、お楽しみ頂ければ嬉しいです。
本編のネタバレ要素もありますので、まだ本編を未読の方はそちらから読んで頂く方が楽しんで頂けると思います。
今回紹介させて頂くスキルは、堕肉の果て 二章 ～暴虐の狂詩曲～で登場人物たちが新たに獲得したスキルです。
その他のスキルについては、【副読】★解説★ 堕肉の果て 一章 ～悪魔たちの円舞曲～ スキル紹介編 をご覧下さい。
■茶糖コユキのスキル
【 鎌鼬 】
遠隔操作と聖魔飛刃を合わせた技。
切断力をマシマシにした極小の刃を、自動制御で竜巻状に回転する二本のかぎ棒から一定方向に放ち続けるといった割かし恐めのスキル。
【 昆虫食 】
顎肉の小刻みな振動にあわせた超高速咀嚼。
コユキVSペナンガラン戦の時、襲い来るオオスズメバチの神経毒を消化酵素で無効化するために、『刺される前に食べる！』という選択をした結果、覚醒したスキル。
【 豚車 】
『弾喰らい』のタマちゃんと相撲勝負をした際、決め技となった『下手出し投げ』にコユキが名付けたもの。
【 聖女剣術 秘技の一、改、シャイン、マスカット 】
かぎ棒による両袈裟からの切り降ろしの斬撃。
コユキが昭和生まれのネーミングセンスで、かっこいい（？）スキル名を付けた！
対バアル戦に於いて、バアルから奪った魔力を溜め込んだ善悪がその魔力をコユキに流し込むことで、アンチマジックフィールドを展開したバアルに、ダメージを与えることができた。
バアルが味方となった今では使用不可能な技だが……
■幸福善悪（ゼンアク）のスキル
【 旧 変成器 】
【 現 持続可能魔力 】
アスタが伝えたスキル名、【変成器】を気に入らなかった善悪は、スキルに新たな名を付ける事にした。
その名も【持続可能魔力 】…… 最近良く聞く、流行ってる、なんかかっこいいとの理由でつけたもの。
命あるもの、人や動物、植物や昆虫、細菌やウィルス、海や空や大地に至るまで全ての命ある物から生命力、魔力、聖魔力を吸収して望む効果で影響を与え続けられるという凄いスキル。
【 魔力リバース 】
トシ子とアスタロトにしごかれた善悪が手に入れた元気な玉のパクリ、いや類似スキルの魔力チャージをたった一人で改良したスキル。
チャージした魔力を他者に渡すことができる。
■リエのスキル
【 ロードランナー 】
下半身に聖魔力を込め、普通に走り出して徐々に加速して行き、最終的には時速四十キロ程度で走り続ける事が出来る。
リエ曰く、『そんなに気楽に使用する事は無い、車を使ったほうが楽だからね』らしい。
緊急事態の時だけ使用する。
【 愛娘サーチ 】
一般的にあまり知られていないようだが、小さな子供を持つ母親なら誰でも獲得しているスキル。（※あくまでもリエ個人の感想です）
効果としては半径二キロ以内にいる娘の位置が分かるというシンプルな物。
因みに男の子の場合は『愛息サーチ』と呼ぶ。
■リョウコのスキル
【 ギリースーツ 】
周辺の植物、植え込みなんかの見た目そのままに擬態して、生物反応を『植物』にしてしまう能力。
旦那の陸上自衛隊隊長との親和性が非常に高い、はっきり言って上位互換、レンジャー的な能力。
スキル発動の条件は厳しく、植物に擬態するためには、大地に地肌を触れていなければイケない。
アヴァドンとスキルを教えあうことで、植物に命令できるようになった。
【 愛息サーチ 】
※リエ欄参照
■ツミコのスキル
【 機械の支配者 】
鉄製の機械であれば故障していようが、大破していようが、燃料切れだろうが、思いのままにコントロールする事が出来る能力。
因みにツミコの愛車はハマーだが、実際のところは軍用車『ハンビー』そのもの。
H1に始まるハマーの民間転移用の仕様を悉く取り除いた車体で、一般人にはとっても運転しにくい!!
■トシコのスキル
【 農業家 】
土を自在に操るスキルの総称。
トシコ独自の工夫と戦略もあり、攻撃系スキルでも防御系スキルでもなんでもござれ！ のスゴイスキルなのだ。（以下参照）
【 土槍 】
周辺の土を槍に変え攻撃するスキル。
【 土壁 】
周辺の土を壁（盾）に変える防御スキル。
【 土埃 】
土煙を起こし相手（敵）の視界を遮るスキル。
【 土塊の手】
地面から土製の手を生やし、相手（敵）の足等を掴み動きを封じるスキル。
【 石牢 】
超硬い土（もはや石では？）で、相手（敵）の周囲を囲み閉じ込めるスキル。
【 解放 】
『土槍』等と併せて使うスキル。
『解放』と言葉を発することで縦横無尽に攻撃しまくることができる。
【 ガイアフルリリース 】
トシコを中心に十二体の土人形達が放射状に広がり滅茶苦茶に暴れまくる。
■アスタロト（アスタ）のスキル
【 氷炎の支配者 】
物理化学の原則である分子運動を激烈にさせたり止めることもできる。
寒かったり、熱かったりたまらないね!!
そういえば、茶糖家のヒロフミが凍らされたり、焼かれたりしていたような……??
高温と低温の操作で大気を操作できることから、雷撃も起こすことができる。
【 反射 】
自身に対するあらゆる攻撃を全て攻撃してきた相手に反射するスキル。
バアルが真似したけれど、オリジナルはやっぱり強い！
【 魅了 】
アスタと初めて会った時、あのコユキも魅了によって惑わされてしまった。
トシコなんて一目見たときからメロメロになってしまう始末。
しかし、アスタの場合魅了を使わなくても充分魅力的なのだ。
※３５０話を参照
■バアルのスキル
【 魂の牧童 】
全ての死者の魂を集め、操作、使役することができるおっかないスキル。
でも、善悪が言うように、スキル名の響きは超カッコイイ。
【 因果混沌領域 】
アンチマジックフィールドのこと。
因（スキルを発動すること）果（スキル発動の結果）の『果』を変化させてしまう為、スキルがまったく役に立たなくなる。
【 領域初期化 】
アンチマジックフィールドを解除する為のスキル。（スキル発動の為には発声が必要）
【 黙れ 】
発声が必要なスキルは一切使用できなくなる。
コユキの場合、アヴォイダンスやデスニードルなど、肉移動や肉振動による技がある為、さほどダメージは無いのだが他のメンバーは困っちゃうスキル。
【 複数反射 】
アスタのスキル『反射』を模倣したスキル。
魔法ではなく魔法と同じ効果を得られるように構築された魔術。
攻撃は九割程度反射し、一割は残ってしまうが、バアルお得意の因果操作で、残った一割の効力を、任意の他者や空間等に移す、または放出することができる。
バアルって器用なんだなぁ……
しかし、オリジナル（アスタ）のように完璧な反射（全反射）はできない。
■ルキフェルのスキル
【 中性子星 】
詳細は不明だが何やら特異な能力を有しているのかも…… アスタ曰く、『捻りも何も無い名前』らしい。
■昼夜のスキル
【 観察 】と【 経験 】
なんとびっくり!! 『観察者』と同じ（たぶん）スキルを持っていた昼夜。
チョット先の出来事を予見したり、目の前にいる人物の過去の体験を追体験できる、チート中のチートスキル。
■スプラタ・マンユの合わせ技
【 同化同調 】からの【 断罪の大鎌 】
長兄オルクスに他兄弟たちが魔力を送り、その魔力をひとつに集約し、オルクスの持つ武器、サイスに流し込む。
すると！ サイスは断罪の大鎌に姿を変える。
このサイスで相手を切った時、スプラタ・マンユに対して敵意、害意がある者は滅され、敵意や害意が無い者ならば、一切のダメージを与えない、というもの。
主を失ったスプラタ・マンユ達が生き抜く為に必要としたスキル。
■モラクスのスキル
【 強襲変形限界突破 】
通常より小さい魔力の球体（小指の先ほどの極小）だが、万を超える数を操ることができる。
もともとのスキルを進化させたもの。
■オルクスとモラクスの合わせ技
【 白黒旋風 】
オルクスとモラクスが右腕を九十度に曲げて互いにクロスさせ、同時に『風よ』を発動させ、合わせた右肘を中心に、自分達の巻き起こした風によってクルクルと高速で回転し、激しい竜巻を発生させるスキル。
幸福寺の本堂で発動させたら、壊滅状態になってしまった。
■アヴァドンのスキル
【 支配者＋ 蹂躙 】
もともとは、動物を支配するスキルだったが、リョウコとスキルを教えあった結果、植物（菌類も含む）まで操れるようになった進化系のスキル。
■シヴァのスキル
【 魔力崩壊、粉砕 】
一撃、というか手を触れただけで、触れた相手を粉砕させるスキル。
【 帰還再生 】
破壊されたものを元に戻すスキル。
シヴァが引き千切った自身の腕を元に戻し、再び封印したスキル。
■ウトゥックのラビスのスキル
【 転移 】
持っている小さなナイフで転移させたい対象を切りつけ、任意の場所へ転移させるスキル。
■ゼパルのスキル
『情』のスキル
人や物の姿を自由自在に変身させることができる。
■カイムのスキル
『答』のスキル
燃え盛る炎の中で全ての答えを告げることができるスキル。
なんか凄い！ ただし…… 自分の身を燃え盛る炎の中に置き、自分が燃えないと答えが出ない。
また生物と会話したり、使役したりもできる。
■ベレトのスキル
『騙』のスキル
他者の興味、目的、関心を強引に別のものに移し変えることができる。
■ガープのスキル
『病』のスキル
『ハゲフラッシュ!』の掛け声と共に、他者をあらゆる病に陥らせ、絶望を抱かせてしまう…… というけっこうエグイ能力。
お読みいただきありがとうございます。
感謝！ 感激！ 感動！ です(*'v'*)
まだまだ文章、構成力共に拙い作品ですが、
皆様のご意見、お力をお借りすることでいつか上手に書けるようになりたいと願っています。
これからもよろしくお願い致します。
拙作に目を通して頂き誠にありがとうございました。
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