2117.いってらっしゃい
泣き叫ぶ鹿を無視してカメムシの足は粛々と進む…… 鹿は既に鹿では無く美味しいジビエ肉、そんな認識が行き渡っていたのである。
巨大で立派なケツメド、所謂、肛門まで辿り着いたキトラは、その周辺に盛り上がって露呈した内痔静脈叢とその更に外側に位置する外肛門括約筋に手を伸ばし、サワサワと擦り上げながら言葉を発する。
『どれどれ? ん…… ほっほう! これは…… 流石は『草原の王者』エレカボールの依り代じゃわい! 中々に発達した善き筋肉じゃぁ~! これは内肛門括約筋、それに肛門拳筋が侵入を拒む事一入じゃろうてぇ…… だがの…… そこを越えて直腸に至れば最早抵抗も無しっ! 精々抗ってみせよっ! 鹿の王よっ! クヘヘヘヘ』
『ヒッ、ヒイイィィッ!』(ややクグモリ気味」)
…………いや、ほら、悪魔だから! 嫌悪感と忌避感、そんな隙間や肛門に入り込める勇気を持っている、それが超越種でありながらやたらと下に見られる彼等の凄さだったりもするのだ、仕方が無い。
『では、お邪魔するぞい』
『ヒッ、ヒイィッ、ヒエェェェッ! ヤダヤダヤダヤダアァッーァッ!』(割とクリア)
いってらっしゃい……
ウズラカメムシの頭部は先が細く尖り少し手前胸側に湾曲している。
その鼻先がゆっくりとエバンガさんの肛門へと差し込まれていく、見逃せない瞬間だ。
『ヒッ! あ、ああああぁぁっ、アッ!』(酷くクグモリ中)
『む? 何じゃ?』
身動き出来ない、所謂カベアナに嵌った鹿の未来は新たな世界待ったなし! そう思われた瞬間(軽く入っているし)、怪訝そうな声音を発したキトラの真意とは?
エバンガの新たな旅立ちを見送る為に、ギレスラ、ミロン、ブロル、カタボラにレオニード、そしてバッタは直立と最敬礼でピシッとしたまま息を飲む事となった。
何故なら、エバンガの臀部周辺、隙間が出来た辺りから不自然で神々しいピンクのオーラが漏れ溢れ光り輝き捲ったからなのである。
刹那、カメムシはその鋭利な鼻先を肛門から押し出され、無様に尻餅を着いて無念の唸りを発するのである。
『なんとっ! こ、これはっ!』
お読みいただきありがとうございます。
感謝! 感激! 感動! です(*'v'*)
まだまだ文章、構成力共に拙い作品ですが、
皆様のご意見、お力をお借りすることでいつか上手に書けるようになりたいと願っています。
これからもよろしくお願い致します。
拙作に目を通して頂き誠にありがとうございました。
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