2111.ポリシー
流石にミロンが助け舟を出す、見かねるに余りある意地悪さだからだ。
「助けてあげましょうよぉ、可哀想じゃ無いですかぁ」
『む? 余計な口出しは無用なのだっ! これは言わば師匠としての弟子への指導っ! ウチの教育方針っ、なのだっ!』
「えー、そうなんですかぁ?」
「なあ、俺達って早まったのかな?」
明かされたレイブ一味の教育方針、それはスパルタともパワハラともモラハラとも呼ばれる代物だった。
詳しくリサーチしないままに一味に加入してしまったミロブロの心に僅かな懐疑と不信が生じた。
『グガァ、ギレスラァ』
『むっ、どうしたカタボラ? どっか痛いのか? ん? んん?』
『じゃなくてエバンガを助けてよぉ、可哀想だよぉ』
見た目通りに気が優しいカタボラらしい懇願、すかさずミロブロが打ち消しに入る。
「駄目ですよ、カタボラ君、ちゃん?」
「そうそう! 教育方針だからね、ねっ?」
そうだぞ、怒られるからな! 普通ならな…… だが……
『ガハハ! 助けるに決まっているではないかぁっ! 何だ? まさか本気だとでも思っていたのかぁ?』
「え?」
「えぇっ?」
『マジで?』(クグモリ中)
だよな……
『グガガァッ! そんな事ないよ、ギレスラはいつも優しいもんっ!』
『むふふ、そうかな?』
『優し過ぎる位っ! ガアァッ!』
同じ現象に向き合った場合でも、受ける印象や感想は様々、千差万別って奴だ…… これは洋の東西、時代の古今を問わない不文律だ、仕方ない。
カタボラ曰く、優し過ぎるギレスラは下半身だけ露出中のエバンガ、その臀部に近付くと、頑張った感じの重低音、所謂それっぽい声音で話し掛ける、ケツに。
『ほれ馬鹿! グズグズせずにグルるのだ大鹿っ! お前なんぞどーでも良いがカタボラが心配するではないかっ! おいっどうするんだ? 幼児体験とか? トラウマとかになってしまったらぁっ! 無価値なお前に出来る事は可及的速やかに痩せて、痩せて、痩せて、痩せて、痩せて、痩せこける事だけじゃないか? あっ? 早くしろよ…… 殺すぞ、マジで……』
ケツは震えた、しかも話し返した。
『は、はいぃっ! グルグルグルグル――――』(クグモリ中)
『良ぉーしっ!』
「「…………」」
又グルグル? ちょっと依存し過ぎじゃね? これがミロブロの偽らざる気持ちではあったがすぐ横で大きく頷くレオニードも小声でグルっていた。
これからはもうちょっと真剣にグルろう、そう思っている間にも大鹿、エバンガは見る見る見た目をシェイプアップさせていく。
今まで何をやっていたのか? 寧ろグルグル初体験なのか? それ位の勢いで痩せ始めたエバンガに鬼教官っぽいギレスラは吐き捨てる様に呟く。
『ちっ! 判り易く萎みやがったのだ…… まあ、良い、お楽しみはまだまだこれからなのだ…… クフフフフ』
お読みいただきありがとうございます。
感謝! 感激! 感動! です(*'v'*)
まだまだ文章、構成力共に拙い作品ですが、
皆様のご意見、お力をお借りすることでいつか上手に書けるようになりたいと願っています。
これからもよろしくお願い致します。
拙作に目を通して頂き誠にありがとうございました。
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