30歳職歴なしニート、月収30万円を所望する
※このお話はフィクションです。現実世界の人物・出来事等の関連はございません。私自身に現実に存在する組織・国家等を貶める意図はございません。アメリカ、インド、オーストラリアの皆さん、申し訳ない…
俺は中国人30歳職業YouTuber兼ミスターHS大学のガン・リュウミン。何故タイトルをニートにしたかというと、私はYouTubeアカウントを持っているので本来なら無職ではないにも関わらず、低IQのお前らは何故か収入がないという理由だけでニート扱いしてくるので高IQで寛大な俺様はお前らの低い知能に合わせてタイトルをこのようにした。
俺は当初弁護士か外交官を目指していた。
なのだが、1つめの弁護士は顧客とのコミュニケーションが大事で、自分みたいなエリートが底辺共とコミュニケーションを取らなければならない事が耐えられないと思ったので選択肢から外した。2つ目の外交官は偉大なる中華帝国の血を引く俺様が外国様(笑)の期限を伺ってコミュニケーションを取るなど耐えられずにまたもや選択肢から外した。そもそも最近は例のウイルス騒動もあって外国の蛮族共が俺ら中華帝国に反抗的な態度を取ってきて不愉快な気分である。特にアメリカなんかは建国からまだ250年も経っていない青二才国家のくせに中華5000年の歴史を誇る我々に対して敵対的な態度を取るなど、無礼千万である。日本も最近はアメリカだけでなく、インド、オーストラリアといった国土面積も人口もGDPも我が国に負けている底辺国家と歩調を合わせて我々に対するアンチ活動をしている。全く、このエリート高IQの私が小日本に居座ってお前らのご機嫌取りをしてやっているというのに、失礼な奴らだ。
話は戻るが、俺の経歴について語っていこう。
俺は大学卒業後、一度も就職というものをしていない。なぜなら、100社受けて1社しか受からず、その1社もゴミのような会社だったので内定を蹴ったからである。
そういうわけで現在に至るのだ。どこの会社も頭ハッピーセットな無能しかいないからか適切に俺の能力を判断してくれる人はおらず、ことごとく落選した。大企業に勤めているだけでいい気になるなよ、コミュ力が少し高いだけの脳無し底辺共。HS大学という名門高学歴大学出身のエリート高IQの俺様を落とした事をいつか後悔させてやる。ちなみにYouTube活動を始めたのは2年ほど前からである。それが初めての就職って言っていいのかもしれない。
今回は俺が就職するにあたって最低限の求める条件を書いていこうと思う。なお、これらの全てに当てはまっていない企業は論外である。そんな底辺企業で働く価値はない。また面接官が歳下で、そいつがもし私に対して偉そうな口を叩いてきたらその時点でその会社俺から、「御社のご活躍をお祈りさせていただきます。」という形で縁を切らせてもらおうと思う。
また、これとは関係ないが、30歳にもなって学歴と年齢以外何も誇るものがないからこういうのでマウントを取っているとかほざいたインターネット上の底辺アンチも即ブロックする。
さて条件についてだが、
①歳下は常に敬語を使え
入社後も俺様より歳下であれば上司であっても敬語を使え。歳上に敬語を使えないなど、論外である。研修で教わらなかったのだろうか。
②初任給は月換算30万円以上
俺様みたいな高学歴高IQに働いてもらうのだからこれくらい当然である。これでも少ないくらいである。
③月の残業時間は10時間未満
俺様みたいなエリート(n度目)に、月10時間以上残業をさせて疲労させるなど論外である。企業コンプライアンスを見直せ。
④注意をしない
俺様に対して注意をしてきた者は上司であろうとパワハラとみなして労働基準監督署に通報する。
⑤従業員1000人以上、東証1部上場
従業員1000人すらも集められないようなFラン企業は論外である。また、東証1部上場すらもしていないのにエリートの俺様を雇おうなど、暴論にも程がある。
⑥YouTube活動に理解を示す
今の時代に副業禁止などと言っている時代遅れの老害企業は滅びろ。もっとも俺様の場合、会社員が副業であるが。
かなり妥協してこれである。
俺はHS大学卒という高学歴に加え、日々のYouTube活動で培われた高い動画編集技術と1000人以上のYouTube登録者を確保している。月収30万円でもお得な人材だ。興味を持った企業の人事は俺に連絡しろ。ブラック企業は失せろ。
そう思って彼はインターネットで求人を探すのだが…
「何、だと…」
何故だか知らないが俺の望むような初任給30万円の会社は求人票を探しても一向に見当たらない。一応一部あるが、どの会社も実務経験だの高度な資格だの年齢だの色々な条件を付けてきやがるのだ。
「ふざけるな。俺みたいな高IQがたかだか年齢だの実務経験だのそんなのが欠けている程度で入社できないなど納得ができない。大体実務経験がなんだ。たまたま要領と人当たりがいいだけの新卒から入った低IQ如き、俺の能力なら1ヶ月もあれば余裕で超えてやれるのに。」
そう思ったが、応募資格を満たしていないのでは仕方がない。彼は結局日本での就職を諦め、祖国・中国での就職を試みた。
「北京や上海だったら経済的にも発展してるだろうし、日本みたいなオワコンと違って初任給も月2万元(大体30万円)の求人なんて腐る程あるだろう。こんな少子高齢化の衰退国家なんてとっとと見限って中国で就職してやる。」
なお、中国も少子高齢化は進んでいる。
だがしかし…
「嘘、だろ…」
上海ですら色々な求人を探してもどこも月6000元、8000元といった求人しかない。彼は非常に憤りを感じた。
「俺みたいな高IQを月1万元未満で雇おうなど、お前ら頭おかしいだろ!習近平この現状どうにかしろ!」
仕方なく日本で会社の面接を受ける事にした。
「取り敢えず、給料だけは良さそうなごみ収集の会社でも受けてやるか。正直言って俺みたいな高IQエリートが受けるような仕事ではないが…」
ここからは、
面…面接官
ガ…ガンリュウミン
と思って読み進めてください。
面接当日
面「お、HS大学出身ですか。さぞかしいい大学を卒業されたのですね。」
ガ「(やっぱごみ収集なんて中卒や高卒やFラン大卒の底辺がやるような仕事なんだろうな。俺が入ってやったら絶対チヤホヤされるだろう。)」
ガ「いやぁ、それほどでも〜。私ほどの高IQなら簡単に入れましたよ。」
面「ちなみに大学を卒業されてから8年間の空白期間がありますが、この期間は何をされていたんですか?」
ガ「なんで8年間なんですか?私は2年前からYouTubeで動画配信をしていたので、空白期間は6年間です。」
面「(唖然としながら…)あ、そうですか…。ちなみにお金はいくら程稼がれていたのかとYouTube始めるまでの6年間は何をされていましたか?」
ガ「まだ1円も稼げていませんが、私の実力を持ってすれば1ヶ月で収益化は余裕で達成できるんですけどねえ。そうなってないという事は多分アンチがGoogleに働きかけるなどして妨害工作を行なっていたんだと思います。あとYouTubeを始めるまでの6年間は資格の勉強などをしていました。今でも資格の勉強はしていて、私のYouTubeチャンネルで『勉強クエスト』という名のタイトルで100本以上動画投稿をしています。これも私的にはいい動画だと思うのですが、低評価も多く、思うように視聴時間が稼げていないのは多分これもアンチの嫌がらせによるものだと思います。」
面「つまり、2年間動画投稿やってきて1円も稼げていないのに、それを職業だと言いたいんですか?」
ガ「ふざけるな。侮辱するな。1円も売り上げを出せていない底辺自営業者ですら自営業名乗ってるんだから、俺が職業YouTuber名乗ってもいいだろ!お前みたいな中卒だか高卒でしかも俺より歳下の底辺野郎がこの高学歴高IQのミスターHS大学ガンリュウミンに上から目線で物申すな!」
面「は、はあ…」
ガ「こんな会社入る価値もない!大体何が初任給20万だ!俺みたいな高IQを雇うのにその金額は舐めていないのか!?大体、今日はわざわざ片道1時間かけてお前らの会社まで来てやったのにその態度はなんだ?お前らが俺の家まで来い!今日の面接はこれで終わりだ!」
面「分かりました。選考結果は追って伝えますので、お待ちください。」
ガ「まあ、どうしても入って欲しいなら入ってやらない事もないな。結果楽しみに待ってるぞ。」
そうしてガンリュウミンは面接会場を後にしたのであった。
後日メールで…
「この度は弊社にお越しいただき、誠にありがとうございました。厳正なる審査の結果、申し訳ありませんが、採用を見送りさせていただきます。
ガンリュウミン様の今後の活躍をお祈り申し上げます。」
「◯ね!あの若造!」