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200字小説・300字小説

【200字】どこ向いてんねん

作者: 柿原 凛

 行列のできるラーメン屋の前で友達と待ち合わせ。


 でもいつまで経っても友達は来ない。


 しびれを切らし、俺は電話してみることにした。



「今どこや?」


「わり、もうちょい! お前は今どこ?」


「見上げたら青い空。みんな右向け右で並んでる。左には長蛇の列や。ガックリ来て下向くしかなかったわ」


「お前結局どこ向いてんねん」


「常に前向きやで」


「なんでやねん、今振り返って俺見つけたやろ」


 ういっす。

 さて、最後尾に並びますかね。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 凄いです。読み終わって思わず感嘆の溜め息が。「お前結局どこ向いてんねん」で自分は「下?」って思ったのですが、「俺」の返しに「おぉー」ってなって、最後の1行でちゃんとストンと話がまとまってい…
[一言] 面白かったですー まさか、前向きと振り返るまであるとは……! お見事!という感じの面白さに笑ってしまいました。ありがとうございました。
[良い点] 「常に前向きやで」 言ってみたーい! そして最後尾に並び直す…カッコいいぜ。にやり☆
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