4-17 色々と慣れ始めた
本日もよろしくお願いします。
休憩を挟んでから、命子たちは16層に降りた。
16層からは敵が4体だ。
一先ず、これまで通りに全員が1人で戦ってみる。
命子が戦ったのは、魔本×2、バネ風船、ダンボールさん。
剣を構えて慎重に距離を詰めると、必然的に魔法攻撃の的になる。魔本2体なら猶更だ。
これには、先ほど訓練したスピーディな戦闘が中々に役に立った。
命子は、2体の魔本が放った2発の水弾を走りながら回避しつつ、助走からの刺突で開戦する。
攻撃モーションを始めるバネ風船へ飛び込むように踏み込み、強烈な突きをバネ風船の眉間に突き込んだ。
それと同時にジャンプ攻撃を繰り出すダンボールさんに、魔導書アタックで対応する。
ダンボールさんはダンボール部分に攻撃してもほとんどダメージを負わないため、一先ずノックバックさせるだけに留める。
疾走で得たエネルギーを踏み込みで殺し切らず、命子は、光になって消えるバネ風船を置き去りにして魔本へ駆けだした。
3メートルと離れていない場所で、2体の魔本が水弾を放ってくる。
命子は、片方の水弾を真横に避け、もう片方の水弾をコロンと転がって避けた。
そのまま攻撃範囲に入った魔本に斬撃を浴びせ、一体ずつ片付けていく。
身体の小さな命子がこうして敵と戦うと、ちょこまかしていてとても一生懸命に見えた。
残るダンボールさんもジャンプ攻撃してきた瞬間に中身を突き刺して、倒した。
魔法を使えばもっと簡単に倒せたが、魔法の練度はかなり高いので、こんな戦闘だ。
魔物が光に還る中で剣を納めた命子は、チラッチラッと仲間を見る。
凄く褒めてほしそうだ。
「さすが」
紫蓮がハイタッチする。
命子より背の高い紫蓮がちょっと高めのハイタッチを要求してきたものだから、命子はぴょーんと跳んでハイタッチ。
紫蓮としては軽いボケのつもりだったが、上機嫌な命子は気づかない。
「お見事ですわ」
「良い動きデシタ!」
「だろだろー!? にゅふふふっ!」
ささらとルルも命子を称賛する。
命子は【剣の術理】を持っているので、おかしい部分があれば自分で違和感を覚える。
命子がニコニコしているということは、つまりはささらとルルの目にも良い動きに見えるのだ。
その後もささらとルル、紫蓮の順番で1人ずつ戦闘を繰り広げる。
ささらとルルはスピーディに敵を倒し、紫蓮は魔導書と2節棍で慎重に倒していく。
紫蓮は生産職もやるだけあって、やはり純粋な戦闘力が一歩劣っていた。
さらに、扱いにくい武器を使っているのも要因に挙がる。
紫蓮は武器を替えたいな、と思い始めていた。
ある程度戦闘に慣れたらサクサク進む。
「紫蓮ちゃん、ペースは速くない?」
「大丈夫」
命子たちは【スタミナアップ 中】などでかなり体力があるが、紫蓮はそこまでではない。
15層までのランニングでも度々休憩を入れていたけれど、無茶させているのではないかと心配になる。
けれど、紫蓮は荷物の割り振りも少ないので、凄くキツイということもなかった。
レベルが上がって以降に、嫌がらずにしっかりと体力作りをした成果というのもある。
だから、地球さんがレベルアップする少し前に行われた中学のマラソン大会に比べれば、なんてことはなかった。マラソン大会を憎んでいた子は、もういないのだ。
18層まで降りた命子たちは、今日はこの階層でキャンプをしようということになった。
本日最後の探索の途中で、命子たちは宝箱を発見した。
「宝箱さんだ!」
前回は縁の無かった宝箱さんとの出会いに、命子はぴょーんと跳びあがった。
みんな見てみて、宝箱、宝箱だよ! と目視できているのに3人に指で示して教えてあげる。
「紫蓮ちゃんは宝箱さんと会ったことあるんだよね?」
「我は3回会った。1回はこの仮面が入ってた。あとは短剣と食べ物」
「へぇ、食べ物なんて入ってるんだね」
「食べ物はハズレだと思う」
そんなことを話しながら宝箱へ向かうが、命子だけは飼い主の持つ紐をグイグイ引っ張る犬の如し。
そうして駆け寄ってもおかしくない射程圏内に入ると、命子は我慢できずに走り出した。
ささらとルルは苦笑いだ。
「命子さん。そう言えば、こういう時はどうするんでしたかしら?」
ささらが、蓋を開けようとする命子の肩を掴み、制止する。
命子はコテンと首を傾げた。
何言ってんだこの子、といった表情。酷い。
ささらは頬を引くつかせて、ヒントを出した。
「藤堂さん」
ささらは自衛隊のおっちゃんの名前を口にする。
「え、おっちゃん? え? ……はっ!?」
宝箱+藤堂からささらが何を言いたいのか気づいた。
「藤堂方式!」
「正解ですわ」
ささらは、よしよしと命子の頭を撫でる。
みんなに離れてもらい、命子は宝箱の前に寝転がった。
そうして、蓋の部分を剣の鞘で弾き上げた。
やはり罠などはなく、素直に宝箱は開く。
「なんか違うんだよなぁ」
宝箱を開けた気分になれない命子。
たぶん、暗い箱の中に光が差し込む瞬間を特等席で見れないのがいけないのだろう。
とはいえ、冒険者としてやっていくなら、こういったことも守らなければならない。
命子は、レッドなキツネの御揚げに染み込んだ汁をチューと吸って、カラカラになった御揚げをまたスープに戻すのが好きだった幼女時代を思い出す。母に、めっと怒られたのだ。
一番おいしい食べ方だけど、やってはいけないのだ。
人間、どんなに好きでも我慢しなくてはいけないこともある、と学んだ幼女時代である。世知辛い。
さて、命子の思い出はともかく。
宝箱の中身は、糸の束だった。毛糸のような巻き方だ。
「ぴゃっ。これ欲しい」
紫蓮が食いついた。
「生産の素材?」
「分からないけど如何にも怪しい」
「なるほど、良い答えだ」
ふわふわした答えだが、素材鑑定スキルは持ってないし、素材大辞典があるわけでもなし。
見た目に頼るのはそう間違ってもいない。
というわけで、この素材は紫蓮に全部あげた。
紫蓮は、これで縫い物をしたいようだ。
レシピによれば秘術とも呼べる様々な縫い方があるようだが、それは普通の糸で行うと負荷に耐え切れずに切れてしまう。合成強化を施した糸なら少しは違うが、やはりダンジョン素材で行うのが良い。
宝箱さんとの出会いと別れを経て、命子たちはその日のキャンプ場所へ到達した。
18層のゲートが見える付近だ。
テキパキとキャンプの準備を始める。
命子とルルはおトイレの設置、紫蓮はテント張り、ささらは料理だ。
今回の探索には、キャンプバーナーを持ってきていた。
多少は荷物になるものの、前回のように炭を持ってくるよりはマシなサイズだ。
小さなフライパンに油を引き、調合シーズニングを塗したカラコロニワトリの肉を焼く。
調合シーズニングはスーパーに売っているカードサイズの小さな袋詰めの商品だ。色々な料理を手軽に作れるのだが、この商品の存在は命子たちのクラスメイトが教えてくれた。
大きくないフライパンなので一度に焼けるのは2枚だけだ。
焼けたらアルミホイルに包み、余熱で中まで火を入れる。
一番に作業を終えた紫蓮が、みんなの分の飲み物を淹れる。
今回も粉ジュースに頼ったドリンク事情だ。
命子とルルもおトイレを完成させてキャンプ場に戻った。
「良い匂いデス!」
「お嬢様、本日は鶏肉の香草焼きになりますわ」
「シェフの気まぐぅれシーズニングデスね! シェフを呼べデス!」
「ここにおりますわ」
「見事な御手前の予感デース! 大儀でありマス!」
「イヤですわ、ルルさんたらもう。ふふふっ」
2人の会話に、命子はゴクリと喉を鳴らした。
全力でふわふわしてやがる。ふわふわしすぎてどこかに飛んでいっちゃいそうだ。脳みそが。
怖くなった命子はルルのお膝に突撃した。
それにすぐさま反応したルルは、うにゃにゃにゃとテンションバカ高で命子の頭を撫で繰り回した。脳みそが飛んでいっちゃうのが怖いなら、己から渦中に飛び込むスタンス。化け物を殺すなら、己も化け物になる覚悟が必要な感じ。
「みんなが頑張ったので、5階層も進むことができました。つーわけで乾杯!」
「乾杯!」
全員分のご飯ができたので、食事にする。
本日のメニューは。
エイトイレブンのふわふわな食パン。
シェフの気まぐれシーズニングのカラコロニワトリ焼き。
根菜マンと缶詰野菜の炒め物~シーズニングを塗して~。
各種ドリンク。
お好みでイチゴジャムかマスタード。
「ささらさん、凄く美味しい」
紫蓮がもむもむしながら評価する。
それにドヤ顔で答えたのはルルだった。
「見たか、これがシーズニングの力デス!」
「もうルルさん、ワタクシの腕ですわ!」
ルルの調合シーズニング推しに、ささらがペシィとルルの太ももを引っ叩いた。
それがスイッチになってルルのテンションが上がるも、お皿を持っているので、むふぅと息を吐くだけに留まる。
「紫蓮さん、おかわりが必要でしたら言ってくださいな。すぐに作れますから」
「うん」
「それにしてもこのスパイス、ホント美味しいね。荷物にもならないし、重宝しそう」
命子は、教えてくれたクラスメイトに感謝すると共に、ささらママに良い感じの商品だったと報告することにした。自宅でも使いそうな予感。
そんな風にして食事を終えると、早々に寝ることにする。
今回はペアを変え、前半は紫蓮とささら、後半は命子とルルだ。
命子はエアクッションの敷布団に寝転がり、目を瞑る。
すぐに、ふと思いついたことを口にした。
「ルルー。あのね、私、寝てる時に自分の膝と膝、くるぶしとくるぶしがくっつくのが気持ち悪いんだ。ホネホネしてて、何かを挟み込みたくなるの」
「そんなの考えたこともなかったデス」
本当にどうでもいいことを告白して、命子は満足した。
その1分後。
「……メーコがあんなこと言ったから、すんごく気になってきマシた」
「ふぇええ、クソウケる」
「なんか……なんか……にゃーんっ、責任取るデス!」
ルルに抱き枕にされた。
一方、ささらと紫蓮は、緩やかな時間を過ごしていた。
前回の探索でエアクッションが非常に役に立ったため、今回は数を増やしている。
探せば結構色々なタイプの物があり、命子たちはちょっとエアクッションに詳しくなってしまった。
今回導入したのは、座椅子になるエアクッションだ。
前回はダンジョンの壁に背を預けていたのだが、それだと割と背中に負担が掛かったのだ。このエアクッションは自立はしないので、やはりダンジョンの壁を使用することになるが、前回とは大分違う。
紫蓮は、小型の音楽再生プレイヤーでアニソンを流す。
紫蓮自慢の名曲シリーズだ。
テントの中で命子たちが寝ているので、もちろん小音量だ。
音楽を流すのは、なにも舐めプというわけではない。
ダンジョンの作り出す静寂は、とても寂しさを募らせる。
さらに人によってはオイフォンが聞こえる。静かなところにいるとシーンとかジーとか聞こえる生理的な耳鳴りだ。
命子たちは全員がオイフォンが聞こえる性質で、何かしらの音が欲しくなってしまう。
このダンジョンの静けさをそこそこ重大なこととして、すでにささらママへ報告している。
これを回避する術として、見張りに支障がない程度に音楽や落語を推奨した。
恐らく、多数のパーティと合同でキャンプしている今の冒険者たちでは、気づいていないだろう。
ささらはスマホを使い、そこそこ慣れた手つきでヘッドカメラの動画を確認し始める。
前半はランニングしたりしているので、揺れが激しい動画だ。軽く酔いそう。
戦闘シーンになるとかなりの速さで動いているため、ぎゅんぎゅん映像が変わってしまう。
撮影者が見学の時は良い絵が取れているのが幸いか。
「うーん」
「ダメでした?」
「揺れが激しすぎますわね」
「そうですか」
相槌を打つ紫蓮に、ささらはスマホから視線を上げて、言った。
「紫蓮さん。ワタクシにも命子さんと同じような接し方で構いませんわよ?」
気長に待とうとも思っているささらだが、一度くらいは提案しておいても良いかな、と思って言ってみた。言っておかなければ律義にずっと丁寧に接するかもしれないし。
紫蓮は、少しばつが悪そうに頷いた。
「……うん。実は、我、ちょっと探り探りの段階が長い子」
「ワタクシも同年代や年上の方だとそうですわ。一緒ですわね」
「うん」
「でも、お互いに命子さんとはすぐに打ち解けられましたわね」
「羊谷命子は、我とお話が凄く合う気がする。……ぴゃわっ、わわわ、我、ささらさんともお話が合う気がするけど」
自分の発言に、これだと今話しているささらに失礼な気がして、紫蓮は慌てて付け加えた。
そんな紫蓮の慌てぶりに、ささらはふふっと笑った。
「良いんですのよ。お話が合うだけが友達ではありませんわ。お話が合わなくても、一緒にいて落ち着けたり、支え合えたりする関係もあるはずですわ。ですから、ゆっくりワタクシたちの付き合い方を探していきましょう?」
「ぴゃわー……」
これが大人の余裕。
自分も同じだと言っておきながら、さらりと優しいことを言ってリードしてくる。
ささらの微笑みに、紫蓮は無表情な顔で身体だけもじもじさせた。
何か話題はないかな、と考える紫蓮は、1つお礼が言いたかったことを思い出す。
「……あのあの。我の母にお家の紹介してくれてありがとう」
「そういえば、母が言っていましたわね。マンション契約などの話ですのでワタクシはあまり関わっていないんですが……。引っ越すことにするんですの?」
「今回、父も一緒に来て紹介してもらってる。どうなるかは親次第。我は引っ越したい」
「紫蓮さんが近くに住むようになったら素敵ですわね」
「す、素敵? そ、そう?」
自分が近くに住むことが素敵、なんて言われたのは初めてで、紫蓮は激しくもじもじした。
これは父を引っ叩いてでもこの町に引っ越さなければならないかもしれない。そんな野望が紫蓮の中で燃える。
たまに魔物が現れては、順番に倒していく。
2人がこの場を離れるのはまずいので、片方ずつの出動だ。
暇な時間に、紫蓮は自分の手帳に生産のアイデアを書いて過ごした。
スマホにダウンロードしてある自衛隊が公開している各ダンジョンの敵のドロップを参照しつつ、これとこれを組み合わせたら良いかもしれないなどと、想像をしている。
ささらは、キスミア旅行のハンドブックを読んでいる。
日常会話の基礎や、やってはいけないことを学んでいるのだ。
紫蓮は少し没頭気味だが、ささらは通路への注意を怠らない。
お互いに無理には話さず、心の距離を測っている。
ささらの言うところの、お互いの付き合い方、というヤツを模索しているのだが、存外、無理にお喋りしなくても良いこの関係は、2人にとって落ち着く時間だった。
そうして、交代の時間になった。
テントに引っ込んだささらと紫蓮の代わりに、命子とルルが見張りを始める。
ネムネムした顔の2人は、言葉少なに水分補給やら体操やらをして、眠気を払っていく。
着席してから、すぐに会話が始まる。
「どうデス、メーコ。キャンプは慣れマシたか?」
「まあ体力作りはしたからね。割と平気かな」
紫蓮から渡された音楽プレーヤーを弄って、アニソンを流し始める。
あっ、この曲は! などとアニメをよく見る2人がアニソンを楽しむ。ささらにはないスキルであった。
紫蓮、無念。本当は命子と一緒に聞こうと思ってこれを作ってきたのだが、それは内緒である。
「メーコ、お菓子食べるデス?」
「くれくれーっ」
2人はチョコのお菓子をもむもむする。
時計を見れば時刻は深夜だ。甘い背徳感である。
「ルルは日本に慣れた?」
「慣れマシたよ。でも、夏はちょっとダメデース」
「夏はなぁ」
「あ、そうデス。メーコに聞きたかったことがあるデス」
「ほう、全ての智を持つ我に質問とな?」
「最近気づいたデスけど、ニッポンの女の人はちっちゃい子からバッチャまで、みんな、何かあると『ヤダ』って言うんデス。全然嫌そうじゃない時にもデス。シャーラもイヤですわ、なんて笑いながら言うんデスよ。なんでデス?」
「ヤダもう、ルルったら変な質問してぇ!」
命子の反応に、ルルは目をまん丸にして、それデース、と喜んだ。
「これはそう……遺伝子なアレかな?」
「壮大な話デシた……」
「まずはそうだな……普通にイヤな時に使うね。例えば、お気に入りの服にコーヒーぶっ掛けられたら、ヤダ嘘でしょ!? てみんな言うんだよ」
「あっそれ、学校でメグがバナナオレをぶっ掛けられた時に言ってマシた!」
「メグちゃんはそういう顔しているよね」
2人はバナナオレをぶっ掛けられそうな顔をしている級友に想いを馳せて、うんうんと頷いた。
「でも、それはキスミアの女の子も言いマス。実際に嫌デスし」
「そりゃそっか」
これはあくまで私の考えだけど、と命子は前置きして続けた。
「日本の女子の多くは、とりあえず、笑顔でヤダって言っておけば楽しい雰囲気を作れるんだよ。会話のリズムを取っている感じかな。もちろん、そうじゃない子もたくさんいるけどね。
褒められた時に使っている場合は、照れ隠しだよ。日本の女の子はドヤ顔を決められない子が多くいるから、ヤダッて笑いながら肩を引っ叩くの。内心では嬉しいんだけどね。
これは恐るべきことに、ルルが言ったみたいに、幼女からおばあちゃんまで幅広く当てはまるよ」
「シャーラも褒めると打ってくるデス」
「完全に照れ隠しだね」
はー、とルルはタメになったとばかりに頷いた。
「でも、メーコは照れ隠しせずにドヤドヤしてマスよ?」
「ヤダッ、私そんなことしてないわ!」
命子はポカァッとルルの肩を叩いた。実際にはドヤドヤしているのに。
ほら、それデス! とルルは喜ぶ。
「あらヤダわ、魔物が来ちゃった!」
通路の奥からやってきた魔物を見つけ、命子は満面の笑顔でシュタッと立ち上がった。
「全然嫌そうじゃないのに、また言ったデス!」
「これは喜びのヤダ」
「奥が深いデース……ヤダー! んふふぅ、ヤダー!」
日本語を不思議に思うルルに付き合いつつ、見張りの時間は過ぎていった。
読んでくださりありがとうございます。
ブクマ、評価、感想、大変励みになっています。
誤字報告も助かっています。ありがとうございます。