13-34 VS薔薇騎士ソフィア
遅れてすみません。
本日もよろしくお願いします。
地球さんがレベルアップして以降、対人で組手をする機会は世界的に減っていた。
攻撃性魔力のような事象が早々に確認されたため、相手へ想定外のダメージを与えてしまうかもしれないと恐れたのだ。
組手をする機会は、空手や剣道、柔道など武術がとても盛んだった日本が、意外にも最も顕著に減少したと言われている。
この1番の原因は国民性だと多くの学者は考えているが、2番目の原因に羊谷命子を挙げる学者も多かった。
命子が人々をダンジョンに導いたことで、組手をしたい武術家の修練相手が魔物へと早々に変わったため、対人組手が一気に廃れたという主張だ。要するに、ダンジョン周りの法整備が一番早かったのが日本という話である。
逆に、ダンジョン関連の法整備が遅れた国ほど、対人組手の復活は早かったと言われている。日本で凄い戦士が続々と誕生する光景を見て、自分たちも安全な棒で戦っちゃおうという人がいたのだ。
例外もあり、ダンジョンの法整備が日本並みに早かったキスミアは、組手もかなり早くから行なっていた。修行場にダンジョン防具を持ち寄って行なっていたわけだが、これは完全に国民性である。日本で同じことをすると良い顔をされないが、これもまた国民性。
しかし、地球さんがレベルアップして1年と少しが経った現在、日本を含めて世界的に対人組手に復活の兆しがあった。自分たちが得た力のコントロールに慣れ、強力な防具が増えたのが大きな理由だ。
当然、フォーチューブでも対人組手の動画が多く投稿され始めていた。
正しい組手の仕方、組手用のオススメ武具の紹介、どっちが強いかの力比べ、と。
そしていま、そのブームにガソリンをぶち込むような戦いが生放送で始まろうとしていた。
「偉大なる猫神フニャルーのお膝元、夏の日差しを受けた芝生の上にはネコ、ネコ、ネコ! 転がりネコに、のびのびネコ! この平和な光景の中で、世紀の対決が行なわれるといったい誰が想像できたでしょうか。日向ぼっこするネコたちの憩いの場、『肉球アチアチ公園』から生放送でお届けしております。実況は羊谷命子と」
「有鴨紫蓮」
「イヨなのじゃ!」
「雪子・フォーサイスでーす」
「主審はサーベル老師、副審は馬場さんとアルフレッドさんが務めます。ギャラリーの誘導整理はルルとメリスがしております」
命子の実況に合わせて、ルルパパがカメラで面々を映していく。
ルルとメリスは、ネコたちを誘導してギャラリーにしていた。この場には他にも萌々子やアリア、命子たちの家族もいるが割愛。
:ウチの英雄クッソ喋るやんwww
:こういうのって台本作ってるのかな?
:どんだけ喋るねんwww
:ネコちゃんが観戦者……カワヨ!
「さて、ここで武具とルールについて説明です。紫蓮ちゃんお願いします」
紫蓮が「うむ」と説明を始めた。
「今回2人が装備している防具は各々が育てたダンジョン防具。あのレベルになるとちょっとやそっとの衝撃ではダメージにならないので安全。それに対して武器の方はキスミア軍からの貸し出し。各国で模擬戦用の武器の開発が進められているけど、キスミアの模擬戦用の武器はかなり優秀」
「でもお高いんでしょう?」
「まあ腕のいい職人が作るし、相応に値が張るのは間違いない。妖精店でダンジョン武器を買う方が安い」
日本の自衛隊も模擬戦用の武器を開発しており、命子と萌々子が模擬戦に使っていたのもそれだ。しかし、模擬戦が復活したのが遅かったためか、性能は他国の方が一歩進んでいた。
キスミアが開発した模擬戦用の武器は魔物が落とす木材を削り出して作られた特製の木刀だった。ある程度の攻撃力は宿っているが、防具をつけていれば大したダメージにはならない。この武器の優れた点は、打ち合いをしても簡単には折れない点にある。
命子が引き継ぎ、ルールの説明に入った。
「防具が強く、武器が弱い都合、捨て身戦法が取れてしまいます。なので、武器に実際の破壊力があるものと見なします。致命打で1本、有効打の類は無し、先に1本取った方が勝ちとなります。お互いに手甲や脚甲などをつけているので、そういった部位でのガードは有りで、殴る蹴るも有りです。また魔法や武技の類は一切使用不可です。身体能力をコントロールするパッシブスキルと武術だけで戦ってもらいます。勝敗は主審の判断に任せます」
:なるほどなるほど。
:1本勝負なのか。瞬きできねえ!
:俺の必殺剣スラッシュソード乱れ撃ちはルール違反なのか。
:命子スタイルの武術家には不利すぎるルールだな。
「それでは闘姫たちの入場です。ミュージックスタート!」
「「ドゥッドゥ・パン。ドゥッドゥ・パン」」
ハイテンションな命子の隣で、眠たげな眼の紫蓮と古代巫女なイヨがボイスパーカッションを始めた。ミュージックらしい。
「東サイドから入場したのは東洋の美少女騎士。陽気なリズムも跳ねのけて緊張を隠しきれないシャイガール! 我らが笹笠ささらーっ! ヘイッ! さ・さ・ら! ヘイッ! さ・さ・ら! フゥッ!」
:さ・さ・ら! へい! さ・さ・ら! ふぅっ!
:SA・SA・RA! SA・SA・RA!
:ふぅっ!
:陽気なリズムは跳ねのけるなwww
:めっちゃ緊張しとるwww
:紫蓮ちゃんとイヨちゃんのボイパとかクソレアじゃんwww
「西サイドは西洋の薔薇騎士。よく知らない人なので、さすがの命子ちゃんも弄りの言葉は出てこない! エギリスからお越しのソフィア・フォーサイスさん! ヘイッ! フォーサイス! ヘイッ! フォーサイス! フゥッ!」
:そこはソフィアやろwww
:なんで苗字でコールするんだよwww
:命子ちゃん面白すぎるだろwww
:どっちも超美人!
:はえー、やっぱり貴族令嬢だけあって自信が凄そう。
「奇しくもお互いに島国の騎士で師匠も同じ。見逃せない戦いです! なお、実況すると言いましたが、あれは嘘でーす! フゥフゥ!」
:嘘なんかーい!
:この2人の戦いは実況なしじゃキツイと思う!
:動きが速すぎて実況が追い付かないしなー。
:命子ちゃんのスピード感に俺はすでに追い付けねえよ!
旧時代の武術家の戦いでも、マンガのように細かな実況を挟む余裕なんてほとんどない。『待て』が入って選手が開始位置まで戻る合間にするくらいだ。
それが新時代の戦いともなれば、1文を口にしている間に何合も切り結び、下手をすれば決着までついている。
実況は終わった後にスロー再生でするのが一番だった。
「……こんなんでいいですかね!?」
すっかり喋り終えた命子がそう問うと、ルルパパは笑いながら指で丸を作った。
「命子さんはとてもよく喋りますね」
雪子に言われた。
「ちょっとだけですよ? 本当は大人しくてエターナルスマイルが似合う子なんです」
よくわからないことをほざく命子の顔を、紫蓮が抉り込むような角度で覗き込んだ。命子はそんな紫蓮の顔をムギュッと手で押し返した。
:どないなスマイルやねんwww
:くらえ、永遠の笑みっ!
:アルカイックスマイルのことか?
:暴れてるところしか見たことない件。
:命子ちゃんのあえてピエロを演じるところ好き。
「では、この辺りで前座は引っ込みましょう。老師ぃ、オッケーでーす!」
命子が呼びかけると、老師はコクリと頷いた。
「聞いての通り、1本勝負じゃ」
『ソフィア、一本勝負じゃ』
老師は日本語とエギリス英語で両者に言う。ソフィアは日本語も多少できるが、重要なことなので英語で確認。
芝生広場にあるむき出しの地面の上で向かい合う2人。
「負けない」
「わ、わたくしも負けませんわ」
外国美女に睨まれて、ささらはあわわ。
「構え」
老師の言葉で2人は構えを取る。
この戦いでささらは盾を持たず、木刀を片手に正眼の構え。
一方のソフィアは最初から盾を持たない剣士である。薔薇騎士と言われているが、この人物は剣士なのである。同じく片手持ちで正眼の構え。
ささらの目が黄金色に輝き、ソフィアの目は青く輝いた。
魔力をコントロールして身体能力を上げるパッシブスキルをさらに強めることで、2人の髪が輝き始めた。
「始めい!」
その瞬間、ささらの雰囲気がガラリと変わった。
両者はその場から動かず、にらみ合う。
いつの間にか集まっていた人間とネコのギャラリーが、ゴクリと喉を鳴らして手や肉球に汗をかく。
:2人の間の景色が歪んで見えるんだが。
:なにこれ、手が震える。
:何もしてないのに土埃が立つってマジ?
物凄い数の視聴者がいるのに、動画のコメントがほとんど流れなくなった。命子たちもコメントを拾うために視線を切ることはもうない。
「こ、これは先に動いた方が」
命子が余計なことを言い終わる前にソフィアが鋭く踏み込んだ。
一瞬で間合いを詰め、2人はすれ違う。
玄人でもほとんどの者が見えないレベルの速度で突きが放たれ、回避が終わっていた。
すれ違った時にはお互いに振り返っており、ささらは下段から斬り上げ、ソフィアは上段から斬り下ろした。
2つの斬撃がお互いの体のスレスレを通過する。
次の瞬間にはお互いの立ち位置が90度回り、今度はソフィアが斬り上げ、ささらが斬り下ろしの技を放っていた。お互いが後退するように大股を開いて繰り出した斬撃で、放たれた場所にはやはりお互いの体はなかった。
ふくらはぎで交差する長い足。
ソフィアがささらの足を払うべくギュンと体を回し、ささらもその回転に逆らわずに体を回す。
1回転を終えた時には、上半身を反らして手甲でお互いの攻撃を逸らしている2人の姿があった。その中央では2人の武器を持つ方の手首が交差している。
どちらからともなく交差する手首を弾き、その反動で飛ぶように距離を取る。
しかし、距離を取ったからといって会話が始まるわけでもなく、着地と同時に再び前へと踏み込み、ぶつかり合った。
そのスピードは動画視聴者や生で見ているギャラリーをガンガン篩にかけていく。素人からすると過程が見えず、攻撃が終わった後のわずかな間しか見えていなかった。
すでに命子にもおふざけはなく、龍眼をペカーッと光らせ、その戦いを真剣な眼差しで見つめる。
2人の足さばきで土埃が舞い上がり、剣風がそれを吹き飛ばす。
何十合も斬り結び、お互いに致命打を受けず与えず、実力は拮抗していた。
武器が当たれば壊れると理解している2人は、決して木刀を重ねない。武器が壊れたら負けというルールはないが、まるで木刀が折れてしまった方が負けだというように2本の木刀は空中を斬り続けた。
これには副審を務める馬場もあわあわである。
馬場的にはとっくの昔に止めるレベルの戦いだが、老師とアルフレッドは全然そんな素振りではなかった。胃が痛い。
:剣の軌道が全然見えない件www
:これ約束組手じゃないんだよね? どうしてこんなに回避し続けられるんだ?
:世界最高峰ヤバすんぎwww
:ふぇえええ!? ネコが2足立ちで拝み始めた!
:ネコちゃんが2人の闘気に共鳴している!
2人の戦いを見たキスミア猫たちが、2足立ちして合わせた前足を激しく上下に振り始めた。動画視聴者からすればそれは凄い光景だったが、地元のキスミア人にとっては慣れたもの。完全にスルーされた。
2分が経過した。
お互いが高速で技を繰り出す新時代のタイマン勝負にしては非常に長い。
煌めく2つの髪の中心で、まるでダンスを踊るように連撃が繰り出され続ける。それは殺伐としているはずなのに、見る者を魅了する美しさがあった。
そんな戦いにも、ついに決着の時が訪れた。
目にも止まらぬ速度で木刀を切り上げるささらだったが、その斬撃は明らかにソフィアがいる場所から大きくズレていた。
同じ師匠を持つ2人だが、ささらは純粋な剣術を、ソフィアは幻歩法を学んだ。
そう、ソフィアが絶妙なタイミングで幻歩法を繰り出したのだ。
ギラリと瞳を光らせるソフィアがささらの攻撃に合わせて攻撃モーションに入った。
だが、勝利をもぎ取ろうと輝くその瞳が、驚愕に包まれる。
致命的な隙を作り出したはずなのに、ささらは攻撃モーションをキャンセルし、まるで幻歩法を使うのを読んでいたかのように、ソフィアの懐へ素早く跳んだのだ。
左手でソフィアの右手に手刀を落とし、そのまま勢い余ってソフィアの腰を抱く形になった。
ささらの黄金の瞳と、ソフィアの驚愕の眼差しが息の吹きかかる近さで交わる。そんな2人の間、ソフィアの首筋にささらの木刀が添えられていた。
2人の髪がダンスの終わりを告げるように背中へと静かに落ちる。それと同時に老師が告げた。
「勝負ありじゃな」
老師の宣言で、ささらの黄金の瞳から鋭さが消え、いつものちょっとキツめなものへと変わった。
体を離し、ささらはキリリとしながら深々と頭を下げた。
その顔にいつもの笑みはない。年上で姉弟子で他国の軍人さんに勝っちゃって若干の気まずさを抱いており、どんな顔をすればいいかわからなかった。
「お手合わせ、ありがとうございました」
「え、う……」
対するソフィアは顔を赤くして言葉を詰まらせていた。
立ち去るささらに、ルルとメリスが駆け寄ってチヤホヤし始めた。いつもの光景である。
ささらの後ろ姿を見送るソフィアに老師が声をかけた。
『なぜ負けたかわかるかの?』
『え、あ、う……ま、魔法が使えなかったからだもん』
ソフィアが口を尖らせて言うが、老師はため息を吐いた。
『それは一理あるが、それを言ったらささら嬢ちゃんだって使っておらん。ガードフォースが有効なルールならいくらでも戦術を組み替えられる。魔法が使えた場合、有利になるのはお主だけではない』
『んぐぅ……下手なタイミングで幻歩法を使ったから……』
『そうではない。お主の敗因はささら嬢ちゃんを格下に見る心を捨て切れなかったことじゃ。数合打ち合って実力が伯仲だと理解しても、ワシの技を使えば勝てると踏んだな?』
老師の指摘に、ソフィアはシュンとした。
『あの子はワシの技を何度も見ておる。さらに最近では刹那眼を手に入れた。ならば、お主はワシの技なんぞ見切られて当然だと考えて、さらなる手を用意しておくべきだった』
ダメ出しを喰らい、ソフィアは不貞腐れたように言った。
『だってあの技で勝ちたかったんだもん』
『はぁ、アホじゃのう。古い技法に囚われていないで、自分の技を研ぎ澄ませい。お主はもう立派な剣士なのじゃから』
そう言いつつ、老師は少し嬉しそうに笑った。
一方、命子たち後方腕組み勢は、ソフィアに礼をするささらを見て、うんうんと頷いていた。
正直、負けちゃうかもなーくらいに思っていたが、普通に勝って内心でビックリ。老師やアルフレッドとは違い、命子たちはソフィアの実力をほとんど知らなかったのだ。
ギャラリーに混じるささらの両親は娘のヤバさにあわあわだ。命子ママたちの方がはしゃいでいる。
:すげぇええええええええええ!
:最強クラスの軍人に勝つとかささらちゃんヤバすぎ!
:刹那眼か!? 刹那眼が勝因か!?
:未だ手が震えてるwww
:正直、何が何だかわからなかったけど凄いことだけはわかった!
:俺も目隠し修行したい!
:やっぱり命子ちゃんたちはささらちゃんが勝つってわかってたんだな。
動画のコメントも凄まじい速さで流れていく。もはや命子たちは見てすらいないが、大変な盛り上がりである。
命子たちの下へ、ルルたちにチヤホヤされながらささらが帰ってきた。
「よくあんなのに勝てたね」
「我だったら余裕で負けてた」
「私もー。動きは見えたけど体が追い付かないと思う」
「妾も無理なのじゃ。弓矢の距離から始まっても勝てんじゃろうな」
ソフィアは決して弱いわけではなかった。
ささらは己の勝因を口にした。
「刹那眼が幻歩法のタイミングを教えてくれたんですの。最後の瞬間に攻撃の挙動が明らかに変わったと言いましょうか。刹那眼がなければ引っかかって負けていましたわ」
「なるほどなー。あの冒険のハプニングは無駄ではなかったか」
「無駄ではありませんでしたわねー」
そんなことを話す命子たちの下へ、老師がやってきた。
「天空航路で見た時よりも一段強くなったの」
「魔鼠雪原で色々ありましたので」
「武術家なら皆一度は手を出す修練じゃな。大抵の者はわずかな時間で止めてしまうものだが、ささら嬢ちゃんには得るものが多かったようじゃの」
小学校の頃に目を瞑って電気の紐を避ける修行をやっていた命子と紫蓮は、うむうむと頷いた。誰しもが通る道なのだと。
「ところで、その心眼というアイテム。今度ワシにも貸してくれんかの?」
「老師は貪欲なんだよな。でも、ちょっとその話はあとでしましょう。いろいろありますんで」
心眼のレシピはキスミアのものなので、生放送をやっている時にあれこれ言うのはあまりよろしくない。
「まあ貴重なアイテムじゃろうしな。承知した」
「それよりも勝負も終わったし、ホテルでお茶でもしばきましょう。エギリスのこととか聞きたいですし」
「ふむ、そうじゃの。ここにいるとアルフレッドが戦いたいとか言い出すかもしれんし」
「妹じゃあるまいし、私はそんなこと言いませんよ」
老師の冗談に返すアルフレッドだったが、2人の勝負の最中に目をギラギラさせていたのを老師と雪子は見逃さなかった。命子たちは2人の勝負に夢中で気づかなかったが。
「命子様、動画を終わるのじゃ!」
「ハッ、そだった!」
イヨに言われて、命子はハッとした。
「というわけで、ささらとソフィアさんの模擬戦でした。魔物との戦いと違って色々なルールがある戦いだったので、実際にどちらが強いかは比べられるものではないですが、今日のところはささらが勝利しました。この動画はアーカイブとして残ると思うので、どんな動きがあったのか研究してもらえると嬉しいです」
命子はそんなフォローをしつつ、動画の締めを行なった。
「それじゃあ皆の衆、またなのじゃー!」
:またなのじゃー!
:なのじゃー!
:最高の時間だった!
:動画1億回見返す!
:はー、今日は興奮して眠れないわー。
この戦いを境に、フォーチューブの模擬戦動画の視聴率がギュンと伸び、多くの模擬戦動画が投稿されるようになるのだった。
読んでくださりありがとうございます。
ブクマ、評価、感想、大変励みになっています。
誤字報告も助かっています、ありがとうございます。